2024年12月20日から22日まで大阪府門真市の東和薬品RACTABドームで開催された第93回全日本フィギュアスケート選手権。男子シングルでは鍵山優真が合計297.73点で初優勝を飾り、女子シングルでは坂本花織が合計228.68点で4連覇を達成しました。加えて、男子ではショートプログラム(SP)14位だった壷井達也がフリーで巻き返して総合3位に入り、ジュニア世代の中田璃士も2位に食い込むなど、見どころの多い大会となりました。
2026年に大会結果を振り返るうえでも、総合順位だけでなく、SPとフリーの得点差、ペア・アイスダンスの成績、そして2025年世界選手権の代表選考をあわせて確認することが大切です。日本スケート連盟の公式リザルトを基に、男子・女子の上位選手から各種目の優勝者まで、得点と順位を整理します。
【全日本フィギュア2024の結果一覧】男子・女子の総合順位と得点を比較

全日本フィギュア2024のシングル競技では、男子は鍵山優真、女子は坂本花織がSP・フリーの両方で1位を獲得しました。両者とも最終滑走まで順位を守り切っただけでなく、フリーでも高得点を記録し、国内最高峰の大会で実力を示しています。
以下は、日本スケート連盟が公表した最終結果と各セグメントの公式得点を整理した一覧です。順位は総合順位、SP・フリーはそれぞれのセグメントの得点を表します。
| 種目 | 総合順位 | 選手名 | SP得点 | フリー得点 | 合計得点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 男子 | 1位 | 鍵山優真 | 92.05 | 205.68 | 297.73 |
| 男子 | 2位 | 中田璃士 | 90.31 | 173.68 | 263.99 |
| 男子 | 3位 | 壷井達也 | 73.94 | 173.37 | 247.31 |
| 男子 | 4位 | 織田信成 | 84.53 | 150.15 | 234.68 |
| 男子 | 5位 | 友野一希 | 89.72 | 144.23 | 233.95 |
| 男子 | 6位 | 三宅星南 | 75.16 | 158.33 | 233.49 |
| 男子 | 7位 | 佐藤駿 | 81.90 | 148.90 | 230.80 |
| 男子 | 8位 | 三浦佳生 | 88.87 | 141.22 | 230.09 |
| 男子 | 9位 | 島田高志郎 | 73.20 | 150.84 | 224.04 |
| 男子 | 10位 | 山本草太 | 80.10 | 136.99 | 217.09 |
| 女子 | 1位 | 坂本花織 | 78.92 | 149.76 | 228.68 |
| 女子 | 2位 | 島田麻央 | 75.58 | 143.42 | 219.00 |
| 女子 | 3位 | 樋口新葉 | 71.05 | 135.35 | 206.40 |
| 女子 | 4位 | 千葉百音 | 74.72 | 130.97 | 205.69 |
| 女子 | 5位 | 松生理乃 | 70.79 | 133.21 | 204.00 |
| 女子 | 6位 | 山下真瑚 | 65.13 | 135.12 | 200.25 |
| 女子 | 7位 | 渡辺倫果 | 65.96 | 132.59 | 198.55 |
| 女子 | 8位 | 住吉りをん | 69.58 | 127.95 | 197.53 |
| 女子 | 9位 | 三宅咲綺 | 68.54 | 128.01 | 196.55 |
| 女子 | 10位 | 和田薫子 | 66.70 | 128.93 | 195.63 |
男子は優勝した鍵山と2位の中田の差が33.74点。女子は坂本と2位の島田麻央の差が9.68点でした。両種目とも首位はSP・フリーで1位を重ねていますが、男子は総合得点で大きな差がつき、女子は2位争いも含めて上位選手の得点が比較的接近しました。
【全日本フィギュア2024男子結果】鍵山優真が297.73点で初優勝
男子シングルは、鍵山優真がSP92.05点、フリー205.68点、合計297.73点で初優勝しました。全日本選手権への出場を重ねてきた鍵山にとって、初めて国内王者のタイトルを手にした大会です。SPで首位に立つと、フリーでもトップの得点を記録し、総合順位を譲りませんでした。
日本スケート連盟の公式フリー結果によると、鍵山のフリーは技術点111.70点、演技構成点93.98点、減点0点の合計205.68点。技術面だけでなく、スケーティングや演技全体の評価を示す演技構成点でも高得点を獲得しています。
男子ショートプログラムの結果2024年12月20日に行われた男子SPでは、鍵山が92.05点で首位、中田璃士が90.31点で2位、友野一希が89.72点で3位に入りました。三浦佳生も88.87点で4位につけ、上位争いは高い得点水準で始まりました。
- 1位:鍵山優真 92.05点
- 2位:中田璃士 90.31点
- 3位:友野一希 89.72点
- 4位:三浦佳生 88.87点
- 5位:織田信成 84.53点
- 6位:佐藤駿 81.90点
- 7位:山本草太 80.10点
- 14位:壷井達也 73.94点
注目されたのは、ジュニア世代の中田が90点を超え、鍵山に続く2位でSPを終えたことです。一方、壷井は73.94点で14位と、表彰台から遠い位置でフリーを迎えることになりました。
男子フリーと最終順位12月21日の男子フリーでは、鍵山が205.68点を獲得して1位を維持。中田は173.68点でフリー2位、壷井は173.37点でフリー3位となりました。壷井はSPから11人を追い抜く形で、総合3位まで順位を上げています。
総合4位は234.68点の織田信成、5位は233.95点の友野一希。織田はSP5位からフリー6位で総合4位に入り、友野はSP3位からフリー8位となり、最終的に5位でした。SPの順位がそのまま総合順位になるとは限らないことを示した結果です。
SP14位から総合3位へ。壷井達也の躍進男子の結果で特に見逃せないのが、壷井達也の巻き返しです。SPでは73.94点で14位でしたが、フリーでは173.37点を記録し、セグメント3位。合計247.31点で表彰台に立ちました。
壷井のSPとフリーの得点差は99.43点です。単純に得点を比較するだけでは演技内容のすべてを評価できませんが、SPでの出遅れをフリーで挽回し、最終順位を大きく変えたことは数字からも明らかです。
また、2位の中田璃士は総合263.99点。ジュニア世代の選手がシニアの有力選手と競い合い、表彰台に入ったことも大会の大きな話題となりました。上位3人の顔ぶれは、実績あるトップ選手と次世代の選手が同じ舞台で競い合う男子シングルの層の厚さを映しています。
【全日本フィギュア2024女子結果】坂本花織が4連覇、合計228.68点
女子シングルでは、坂本花織がSP78.92点、フリー149.76点、合計228.68点で優勝しました。これで全日本選手権4連覇、通算5度目の優勝です。2014年から2017年にかけて4連覇した宮原知子以来の記録としても注目されました。
坂本はSPとフリーの両方で1位を獲得。日本スケート連盟の公式結果では、フリーの技術点が73.88点、演技構成点が75.88点、減点0点で、合計149.76点となっています。技術点と演技構成点の双方で高い得点をまとめ、最終日まで首位を守りました。
女子ショートプログラムの結果12月20日の女子SPでは、坂本が78.92点で首位。島田麻央が75.58点で2位、千葉百音が74.72点で3位につけました。4位の樋口新葉も71.05点を記録し、上位選手がフリーに向けて好位置を確保しました。
- 1位:坂本花織 78.92点
- 2位:島田麻央 75.58点
- 3位:千葉百音 74.72点
- 4位:樋口新葉 71.05点
- 5位:松生理乃 70.79点
- 6位:青木祐奈 70.07点
- 7位:住吉りをん 69.58点
- 8位:三宅咲綺 68.54点
- 9位:吉田陽菜 68.42点
- 10位:和田薫子 66.70点
SP2位の島田は、ジュニア世代ながらシニアの全日本選手権で優勝を争う位置につけました。千葉も3位でフリーに進み、坂本を追う構図が明確になりました。
女子フリーと最終順位12月22日の女子フリーでも坂本が149.76点で1位となり、総合228.68点で優勝。島田麻央はフリー143.42点、合計219.00点で2位、樋口新葉はフリー135.35点、合計206.40点で3位でした。
千葉百音はSP3位でしたが、フリーは130.97点でセグメント7位となり、総合205.69点の4位。樋口はSP4位からフリー3位へ順位を上げ、総合でも3位に入りました。女子はSPの順位だけで最終的な表彰台を判断できない展開となっています。
坂本花織の4連覇が示したもの坂本の結果で重要なのは、単に4年連続で優勝したことだけではありません。SPとフリーの双方で1位を取り、合計228.68点を積み上げた点です。短い演技時間の中で要素をまとめるSPと、より多くのジャンプやスピン、ステップを組み込むフリーの両方で高い評価を得ることが、総合優勝につながりました。
一方、島田は合計219.00点で2位となり、樋口はSPから1つ順位を上げて3位に入りました。優勝者の安定感に加え、若い世代の台頭と経験を積んだ選手の巻き返しが同時に見られた点も、女子シングルの見どころです。
【ペア・アイスダンス結果】三浦璃来&木原龍一組がペア優勝
全日本フィギュア2024では、シングルだけでなくペアとアイスダンスでも国内王者が決まりました。ペアは三浦璃来・木原龍一組が合計212.33点で優勝。アイスダンスは吉田唄菜・森田真沙也組が合計176.21点で初優勝を果たしました。
ペアの最終順位- 1位:三浦璃来・木原龍一組 212.33点(SP74.16点、フリー138.17点)
- 2位:長岡柚奈・森口澄士組 176.68点(SP61.82点、フリー114.86点)
- 3位:清水咲衣・本田ルーカス剛史組 136.72点(SP54.22点、フリー82.50点)
- 4位:柚木心結・トリスティン・テイラー組 126.81点(SP46.75点、フリー80.06点)
三浦・木原組はSPとフリーの両方で1位となり、合計212.33点で頂点に立ちました。日本を代表するペアとして国際大会でも実績を重ねてきた2人が、国内選手権でも優勝を果たしています。
アイスダンスの最終順位- 1位:吉田唄菜・森田真沙也組 176.21点(リズムダンス71.84点、フリーダンス104.37点)
- 2位:田中梓沙・西山真瑚組 168.92点(リズムダンス66.03点、フリーダンス102.89点)
- 3位:佐々木彩乃・池田喜充組 141.09点(リズムダンス55.53点、フリーダンス85.56点)
- 4位:久根下未暁・ルーシェ聖夜アレック組 100.19点(リズムダンス36.62点、フリーダンス63.57点)
アイスダンスでは吉田・森田組が両セグメントで1位となり、初優勝を飾りました。2位の田中・西山組との得点差は7.29点です。シングルとは異なり、ペアは2人で行うリフトやスロージャンプなど、アイスダンスはツイズルやステップ、リフトなど、それぞれの競技に特有の技術と表現が評価されます。
【世界選手権2025代表選考】全日本の優勝者と代表メンバーは?
全日本フィギュア2024は国内王者を決める大会であると同時に、2025年3月に米国ボストンで開催された世界選手権の日本代表選考に直結する重要な大会でした。日本スケート連盟は2024年12月22日、全日本選手権終了後に国際大会の派遣選手を発表しています。
世界選手権2025の代表選手2025年世界選手権の代表は次の通りです。ペアの清水咲衣・本田ルーカス剛史組については、出場に必要な国際スケート連盟の最低技術点を取得することが条件とされました。
- 男子:鍵山優真、佐藤駿、壷井達也
- 女子:坂本花織、千葉百音、樋口新葉
- ペア:三浦璃来・木原龍一組、長岡柚奈・森口澄士組、清水咲衣・本田ルーカス剛史組(最低技術点取得が条件)
- アイスダンス:吉田唄菜・森田真沙也組
この代表選考で誤解されやすいのが、全日本選手権で2位になれば自動的に世界選手権に出場できるわけではない、という点です。2025年世界選手権のシニア種目では、国際スケート連盟の年齢要件も関係しました。
男子2位の中田璃士と女子2位の島田麻央は、当時16歳で、年齢制限により世界選手権の代表選考対象外でした。そのため、男子は優勝した鍵山に加え、国際大会での競技力などを踏まえて佐藤と壷井が選出。女子は坂本が優勝者枠で内定し、千葉と樋口が代表に選ばれました。
全日本の順位と世界選手権代表は必ずしも一致しない男子の結果を見れば、総合2位の中田ではなく、3位の壷井が世界選手権代表に選ばれています。女子でも、総合2位の島田ではなく、3位の樋口と4位の千葉が代表に選ばれました。これは全日本の順位が軽視されたという意味ではなく、国際大会の年齢要件や選考基準、シーズンを通した国際的な競技力などをあわせて判断するためです。
つまり、全日本選手権の総合順位は大会の結果を示すものであり、国際大会の代表選考は別の条件も含む手続きです。大会結果と代表メンバーを調べる際は、この2つを区別すると混乱を防げます。
【プロの結論】全日本フィギュア2024の得点表・リザルト・プロトコルの見方
全日本フィギュア2024の得点を詳しく検証したい場合、日本スケート連盟の公式リザルト・プロトコルを確認するのが基本です。最終順位の一覧だけではわからない技術点、演技構成点、減点、各要素の評価まで調べられるため、選手の順位が変動した理由をより具体的に理解できます。
得点表で確認したい4つのポイント- 総合得点:SPとフリーの得点を合計した最終的な成績です。男子の鍵山優真は297.73点、女子の坂本花織は228.68点でした。
- セグメント順位:SPとフリーそれぞれの順位を確認します。総合順位とセグメント順位が異なる場合、どちらの演技で巻き返しが起きたのかがわかります。
- 技術点(TES):ジャンプ、スピン、ステップなどの技術要素に対する基礎点や出来栄え評価を反映します。鍵山の男子フリーは111.70点でした。
- 演技構成点(PCS)と減点:演技の構成やスケーティングなどの評価と、規定に基づく減点を確認できます。鍵山の男子フリーは演技構成点93.98点、減点0点でした。
リザルトは順位や合計得点を素早く確認するための資料です。一方、プロトコルは各要素の基礎点、出来栄え点(GOE)、演技構成点、減点など、得点の内訳を詳しく確認するための資料です。
例えば、壷井達也がSP14位から総合3位に上がった理由を調べるなら、まず男子の最終結果でSP順位とフリー順位を比較し、次にフリーのプロトコルで各ジャンプやスピンなどの得点を確認するのが効率的です。坂本花織の4連覇を詳しく振り返る場合も、SPとフリーの公式結果を見たうえで、フリーの技術点と演技構成点を比較すると理解が深まります。
結果を調べる際に間違えやすい3つの点- SPの順位と総合順位を混同しない:壷井のように、フリーで大きく順位を上げる選手もいます。
- 得点の表記をそろえる:SP得点、フリー得点、合計得点は別の数値です。記事やSNSの数字を比較するときは、どの区分の点数なのかを確認してください。
- 大会順位と代表選考を分けて考える:全日本での順位だけで世界選手権代表がすべて決まるわけではありません。年齢要件や公式の選考基準も確認する必要があります。
2024年大会を正確に振り返るなら、最終結果だけを読むのではなく、SPとフリーの順位、得点の内訳、代表選考の条件まで順番に確認が必要です。数字を分けて読むことで、優勝争いだけでなく、壷井の巻き返しや若手選手の躍進、国際大会につながる選考の背景まで整理できます。
【全日本フィギュア2024結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:全日本フィギュア2024の男子優勝者と得点は? A1:鍵山優真がSP92.05点、フリー205.68点、合計297.73点で初優勝しました。2位は中田璃士の263.99点、3位は壷井達也の247.31点です。
Q2:坂本花織は全日本選手権で何連覇を達成した? A2:坂本花織は2024年大会で4連覇を達成しました。SP78.92点、フリー149.76点、合計228.68点で優勝し、全日本選手権では通算5度目のタイトルを獲得しました。
Q3:壷井達也はSP14位からどうやって総合3位に入った? A3:SPでは73.94点で14位でしたが、フリーで173.37点を記録してセグメント3位となり、合計247.31点で総合3位まで順位を上げました。
Q4:全日本フィギュア2024のペア優勝者とアイスダンス優勝者は? A4:ペアは三浦璃来・木原龍一組が合計212.33点で優勝。アイスダンスは吉田唄菜・森田真沙也組が合計176.21点で初優勝しました。
Q5:2025年世界選手権の日本代表は誰? A5:男子は鍵山優真、佐藤駿、壷井達也。女子は坂本花織、千葉百音、樋口新葉です。ペアは三浦璃来・木原龍一組、長岡柚奈・森口澄士組、清水咲衣・本田ルーカス剛史組(最低技術点取得が条件)、アイスダンスは吉田唄菜・森田真沙也組が選ばれました。
Q6:全日本フィギュア2024の公式得点表・プロトコルでは何がわかる? A6:最終結果では総合順位と合計得点を確認でき、SP・フリーの個別結果では各演技の得点と順位がわかります。プロトコルでは技術要素ごとの基礎点や出来栄え点、技術点、演技構成点、減点などを詳しく確認できます。
全日本フィギュア2024では、男子は鍵山優真が297.73点で初優勝、女子は坂本花織が228.68点で4連覇を達成しました。男子2位の中田璃士、SP14位から総合3位に入った壷井達也、女子2位の島田麻央と3位の樋口新葉など、各選手の結果にも注目が集まりました。
ペアでは三浦璃来・木原龍一組、アイスダンスでは吉田唄菜・森田真沙也組が優勝し、シングル以外でも日本の競技力を示しました。また、2025年世界選手権の代表選考では、全日本の最終順位だけでなく年齢要件や国際的な競技力なども考慮されました。
結果を調べる際は、総合順位、SP・フリーの得点、公式プロトコル、代表選考をそれぞれ分けて確認するのが確実です。2024年大会は、トップ選手の安定した演技と次世代の台頭、そして国際大会への選考が交差した大会として、記録と得点の両面から振り返る価値があります。