2026年の千葉ロッテマリーンズでは、9月30日の中村奨吾選手の退団発表をはじめ、10月4日、7日、24日、25日に来季契約に関する発表が相次ぎました。10月28日時点で、来季契約を結ばない旨の通告や支配下契約を行わない旨の通知を受けた選手は計11人。中村選手の退団も含めると、今季の契約をめぐって去就が明らかになった選手は12人に上ります。
注目されるのは、2018年ドラフト2位の東妻勇輔投手、2022年ドラフト1位の菊地吏玖投手、現役ドラフトで加入した愛斗選手、育成から支配下登録を勝ち取った森遼大朗投手らの動向です。一條力真投手は現役引退を表明する一方、複数の選手は現役続行を希望しています。球団公式発表を軸に、対象選手の一覧、通告の経緯、成績から読み取れる背景、退団・自由契約・引退の違いまで整理します。
【2026年最新】ロッテの戦力外通告は誰?対象選手と人数を整理

千葉ロッテマリーンズの2026年の契約動向を確認するうえで、まず区別したいのが「来季契約を結ばない旨の通告」と「支配下契約を行わない旨の通知」、そして「退団」です。報道ではまとめて戦力外と表現されることがありますが、球団公式発表の文言は選手によって異なります。
球団は10月4日に5選手、10月7日に3選手、10月24日に2投手、10月25日に1選手について発表しました。これらを合計すると11人です。また、9月30日には中村奨吾選手について来季契約を結ばない旨を通知し、話し合いの結果、退団することを発表しています。
したがって、2026年のロッテの動向を一覧にする場合、戦力外通告などの対象11人と、中村選手の退団1人を分けて把握するのが適切です。なお、森投手と早坂投手については、球団発表が「支配下契約は行わない旨を通知」という内容であり、選手契約全体の非更新と同じ意味に扱わないことが重要です。
以下は、千葉ロッテマリーンズの公式発表と、日刊スポーツ、スポーツ報知、パ・リーグ関連の報道をもとに整理した一覧です。
【日付順一覧】支配下・育成の区分と戦力外選手のその後
2026年の対象選手を発表日順に並べると、9月末から10月下旬にかけて契約に関する動きが集中していることが分かります。育成選手として契約していた選手と、支配下登録されていた選手では、通知の内容や今後の選択肢にも違いがあります。
| 発表日 | 選手名 | 守備位置 | 発表時の区分 | 発表された内容・その後 |
|---|---|---|---|---|
| 9月30日 | 中村奨吾 | 内野手 | 支配下 | 来季契約を結ばない旨を通知。話し合いの結果、退団。現役続行を希望。 |
| 10月4日 | 一條力真 | 投手 | 支配下 | 来季契約なし。現役引退。 |
| 10月4日 | 本前郁也 | 投手 | 育成 | 来季契約なし。現役続行。 |
| 10月4日 | 永島田輝斗 | 投手 | 育成 | 来季契約なし。球団発表時点で今後は未定。 |
| 10月4日 | 勝又琉偉 | 内野手 | 育成 | 来季契約なし。現役続行。 |
| 10月4日 | 髙野光海 | 外野手 | 育成 | 来季契約なし。球団発表時点で今後は未定。 |
| 10月7日 | 東妻勇輔 | 投手 | 支配下 | 来季契約なし。現役続行を希望。 |
| 10月7日 | 菊地吏玖 | 投手 | 支配下 | 来季契約なし。現役続行を希望。 |
| 10月7日 | 石垣勝海 | 内野手 | 支配下 | 来季契約なし。現役続行を希望。 |
| 10月24日 | 森遼大朗 | 投手 | 支配下 | 来季の支配下契約なし。育成契約の打診に関する報道がある。 |
| 10月24日 | 早坂響 | 投手 | 支配下 | 来季の支配下契約なし。今後の契約形態は別途確認が必要。 |
| 10月25日 | 愛斗 | 外野手 | 支配下 | 来季契約なし。現役続行を希望。 |
※「発表時の区分」は通告・通知時点の区分です。森投手と早坂投手については、球団が公表したのは来季の支配下契約を行わないという内容です。育成契約への移行や他球団への移籍など、その後の正式な決定とは区別しています。
この一覧で押さえておきたいのは、現役引退が明らかになっているのは一條投手であり、ほかの選手全員が引退するわけではないという点です。東妻投手、菊地投手、石垣選手、愛斗選手は現役続行を希望しており、所属先が変わってもプレーを続ける可能性があります。
【東妻勇輔・菊地吏玖・石垣勝海】戦力外通告の背景を成績から読み解く
10月7日に発表された東妻勇輔投手、菊地吏玖投手、石垣勝海選手の3人は、それぞれ異なる経歴を持っています。球団は個々の契約判断について詳細な理由を公表していませんが、今季の出場状況やこれまでの実績は、選手の置かれていた状況を理解する手がかりになります。
東妻勇輔投手:智弁和歌山高、日本体育大を経て、2018年ドラフト2位で入団。救援投手として一軍で経験を重ね、2021年には自己最多の37試合に登板しました。一方、2026年は一軍登板が1試合にとどまり、防御率9.00と報じられています。これまでの登板実績と今季の起用状況には大きな差があり、今回の契約非更新を考える際の背景の一つです。
菊地吏玖投手:2022年ドラフト1位で入団した右腕です。2024年には一軍で20試合に登板し、1勝0敗、1セーブ、2ホールド、防御率2.25を記録しました。しかし、2026年は一軍登板2試合、防御率6.00という成績が報じられています。ドラフト1位という評価や過去の実績があっても、毎年の役割や一軍での結果が将来の契約を保証するわけではありません。
石垣勝海選手:中日から2024年オフの現役ドラフトで加入した内野手です。複数の内野ポジションを守れる選手として経験を積んできましたが、2026年は一軍8試合、打率.200、0本塁打、1打点という成績が報じられています。移籍によって新たな環境を得ても、出場機会を確保し、チーム内で明確な役割を築くことは簡単ではありません。
3選手に共通するのは、球団から来季契約を結ばない旨を通知された後も、現役続行を希望していることです。戦力外通告はプロ野球選手としてのキャリアの終了を意味するものではなく、他球団への移籍、独立リーグでのプレーなど、新しい環境を探す出発点にもなります。
ただし、成績だけを理由として断定するのは適切ではありません。契約判断には一軍での出場実績に加え、チーム編成、ポジションごとの競争、将来性、故障からの回復状況など複数の要素が関係します。個々の選手について球団が詳細な評価理由を公表していない以上、数字は背景を理解する材料として扱う必要があります。
【中村奨吾・愛斗・森遼大朗・早坂響】退団と支配下契約非更新の違い
2026年のロッテで特に注目されるのが、中村奨吾選手、愛斗選手、森遼大朗投手、早坂響投手の4人です。いずれも来季の所属や契約形態に関わる発表がありましたが、球団が公表した内容は同じではありません。
中村奨吾選手は9月30日に退団が発表されました。2014年ドラフト1位で入団し、ロッテ一筋で12年間プレーした内野手です。ベストナインを1度、ゴールデングラブ賞を3度獲得し、2018年から2023年まで6年連続で100安打以上を記録しました。
一方、2026年は一軍出場がなく、ファームでは73試合に出場して打率.206という成績が報じられています。球団は来季契約を結ばない旨を通知し、話し合いの結果、退団が決まったと発表しました。中村選手本人は現役続行を希望しており、球団公式コメントでも、再びグラウンドでプレーする姿を見せたいという意向を示しています。
愛斗選手は10月25日に来季契約を結ばない旨を通知されました。2023年の現役ドラフトで西武から加入し、外野守備や走塁を含めた貢献が期待されてきた選手です。2026年は41試合に出場し、打率.209、1本塁打、9打点。6月19日の楽天戦では移籍後初本塁打となる満塁本塁打を放ちました。現役続行を希望しており、今後は新たな所属先が決まるかが焦点となります。
森遼大朗投手は、育成から支配下登録に復帰した経歴が注目されています。2017年の育成ドラフト2位で入団し、右肘の手術などを経て育成契約となった後、2026年7月30日に支配下選手契約を結びました。しかし、10月24日には来季の支配下契約を行わない旨が通知されました。今季の一軍成績は1試合登板、2回2/3を投げて防御率10.13と報じられています。育成契約の打診に関する報道もありますが、支配下契約を結ばないことと、育成を含む契約の最終的な行方は分けて考える必要があります。
早坂響投手は、2023年ドラフト4位で入団した若手右腕です。2025年には一軍9試合に登板しましたが、2026年は一軍登板がなく、ファームでの登板も1試合にとどまったと報じられています。10月24日に森投手とともに来季の支配下契約を行わない旨が発表されました。若い選手であっても、プロの競争環境では毎年の成長や実戦での結果が大切です。
この4人の事例から分かるのは、球団を離れることと、選手が引退することは別だという点です。退団後に他球団で現役を続ける選手もいれば、育成契約など別の形でプレーを続ける可能性を探る選手もいます。選手のその後を知るには、最初の発表だけで判断せず、移籍先や契約更新に関する続報を確認することが大切です。
【一條力真は現役引退】戦力外通告・退団・自由契約・引退の違い
戦力外通告をめぐるニュースでは、「戦力外」「退団」「自由契約」「現役引退」という言葉が同じ記事の中で使われることがあります。しかし、これらは必ずしも同じ意味ではありません。選手の今後を正確に把握するためには、発表内容を分けて理解する必要があります。
戦力外通告は、球団が選手に対して来季以降の契約を結ばない意向を伝える際に使われる一般的な表現です。報道では「来季契約を結ばない旨を通知」といった球団の公式文言を、戦力外通告として扱う場合があります。
退団は、選手が球団を離れることを指します。中村奨吾選手のように、契約を結ばない旨の通知を受けた後、話し合いを経て退団が決まるケースがあります。退団後も他球団への移籍を目指して現役を続けることは可能です。
自由契約は、選手が特定球団との契約関係から外れ、規定や手続きに従って他球団との契約を目指せる状態を指します。戦力外通告の後に自由契約となるケースはありますが、通告を受けた日と自由契約の公示日が必ず一致するわけではありません。
現役引退は、選手本人が現役生活を終えることを決断した場合に使われます。2026年10月4日に現役引退が発表された一條力真投手が、このケースに当たります。球団から契約を結ばない旨を通知されたことだけを理由に、本人が引退したと判断することはできません。
また、ロッテでは2026年に角中勝也選手が7月20日、唐川侑己投手が9月4日に今季限りでの現役引退を発表しています。いずれも本人の引退決断によるもので、戦力外通告の対象選手と同じ分類で数えるべきではありません。
この違いを理解すると、ニュースの見出しだけで「ロッテを去る選手は全員引退する」「支配下契約を結ばない通知を受けた選手は必ず球団を離れる」と誤解することを防げます。特に森投手や早坂投手については、支配下契約の非更新と、今後の契約形態を分けて確認する必要があります。
【ロッテ戦力外通告の歴代】2024年・2025年と比較して分かること
ロッテの戦力外通告を長期的に見る場合、年ごとの人数だけで単純比較するのは注意が必要です。支配下選手への契約非更新、育成契約の満了、現役引退、自由契約など、集計対象によって人数が変わるためです。
球団公式発表によると、2024年10月には支配下選手6人と育成選手7人、計13選手に契約を行わない旨が通知されました。一方、2025年10月7日の公式発表では、田中楓基投手に来季契約を行わない旨を通知するとともに、本前郁也投手、森遼大朗投手、中村亮太投手、秋山正雲投手、勝又琉偉選手について育成契約満了が案内されています。
このように、過去の発表でも支配下選手と育成選手では契約上の扱いが異なります。育成契約の満了が必ずしも現役引退を意味しないことは、2025年に育成契約満了となった森投手や本前投手が、2026年に再び支配下登録を目指す機会を得たことからも分かります。
森投手は2026年7月に支配下登録へ復帰しましたが、同年10月には来季の支配下契約を結ばない旨の通知を受けました。この経緯は、育成から支配下への昇格がゴールではなく、一軍で継続して結果を残すことが次の課題になるというプロ野球の厳しさを示しています。
また、現役ドラフトで加入した石垣選手や愛斗選手のように、移籍によって新たなチャンスを得た選手であっても、翌年以降の契約が保証されるわけではありません。選手の評価は過去の実績だけでなく、その時点のチーム事情や競争環境によって変化します。
歴代の通告人数を調べる際は、ニュース記事の合計人数だけを見るのではなく、球団公式発表で「支配下」「育成」「退団」「引退」のどれに分類されているかを確認するのが確実です。発表時点が異なる記事を比較すると、追加発表分が含まれていない場合もあるため、日付と集計範囲をそろえることも欠かせません。
【プロの結論】ロッテ戦力外選手の現在と今後を見極めるポイント
2026年のロッテの契約動向で最も重要なのは、戦力外通告を「選手生活の終わり」と決めつけないことです。現役引退を決めた一條投手と、現役続行を希望する東妻投手、菊地投手、石垣選手、愛斗選手らでは、今後注目すべき情報が異なります。
戦力外選手のその後を追う際は、次の3点を確認すると、情報を整理しやすくなります。
- 本人の意向:現役続行を希望しているのか、引退を表明しているのか。球団の契約判断と本人の決断を混同しないことが基本です。
- 契約の種類:支配下契約の非更新なのか、育成契約の満了なのか、来季契約全体を結ばない通知なのか。発表文の違いを確認します。
- 正式な続報:他球団への移籍、育成契約、独立リーグへの加入、引退後の進路などは、発表が出た段階で確認します。現役続行の希望と、移籍先の決定は別の情報です。
球団側の視点では、限られた選手枠の中で一軍の戦力を整えながら、若手の育成やポジションごとの競争を進める必要があります。選手側には、一軍での出場機会を増やすこと、故障から復帰すること、役割を明確にすることなど、それぞれ異なる課題があります。戦力外通告は、その両者の判断が交わる局面です。
一方、ファンにとっては、長く応援してきた選手がチームを離れる寂しさがある一方で、別の場所で再起する姿を見届ける機会でもあります。過去の実績やドラフト順位だけで将来を決めつけず、選手本人の意思と正式発表を追うことが、戦力外選手の現在を正確に理解するための判断基準になります。
【戦力外通告ロッテ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年にロッテから戦力外通告を受けた選手は何人ですか?
A1:10月28日時点で、来季契約を結ばない旨の通告や来季の支配下契約を行わない旨の通知を受けた選手は11人です。中村奨吾選手の退団を含めると、契約をめぐって去就が発表された選手は計12人となります。なお、森遼大朗投手と早坂響投手は、球団発表の文言が支配下契約の非更新である点に注意が必要です。
Q2:東妻勇輔投手や菊地吏玖投手は現役を引退するのですか?
A2:10月7日の球団発表時点では、東妻投手、菊地投手、石垣勝海選手の3人はいずれも現役続行を希望しています。戦力外通告を受けたことと現役引退は同じではなく、他球団などでプレーを続ける可能性があります。
Q3:一條力真投手はなぜ引退することになったのですか?
A3:球団は10月4日に一條投手へ来季契約を行わない旨を通知し、現役引退についても公表しました。ただし、契約非更新に至った詳細な評価理由と、本人が引退を決断した個別の事情は、発表内容だけでは特定できません。球団の契約判断と本人の引退決断は分けて考える必要があります。
Q4:森遼大朗投手と早坂響投手もロッテを退団するのですか?
A4:10月24日の球団発表は、来季の支配下契約を行わないという内容です。育成契約など別の契約形態がどうなるかについては、支配下契約の非更新だけで退団が確定したと判断せず、正式な続報を確認する必要があります。
Q5:ロッテの戦力外選手は、その後どのような道に進みますか?
A5:他球団への移籍、育成契約、独立リーグでの現役続行、現役引退など、選択肢はさまざまです。2026年は一條投手が現役引退を表明し、東妻投手、菊地投手、石垣選手、愛斗選手らは現役続行を希望しています。希望を表明した段階と、移籍先などが正式決定した段階を分けて確認しましょう。
2026年10月28日時点で、千葉ロッテマリーンズでは11人に戦力外通告などの契約上の通知があり、中村奨吾選手の退団を含めると12人の去就が発表されています。10月4日の一條力真投手の現役引退、10月7日の東妻勇輔投手・菊地吏玖投手・石垣勝海選手への通告、10月24日の森遼大朗投手・早坂響投手への支配下契約非更新の通知、10月25日の愛斗選手への通告が主な動きです。
戦力外通告の理由を理解するには、一軍での成績や出場機会だけでなく、球団の編成事情や契約区分も考慮する必要があります。ただし、個々の選手について球団が公表していない判断理由を、成績だけから断定することはできません。
今後の動向を追う際は、本人が現役続行を希望しているか、育成契約などの選択肢があるか、移籍先が正式に発表されたかを順番に確認することが大切です。戦力外通告は選手のキャリアにとって大きな転機ですが、現役生活の終わりを意味するとは限りません。ロッテを離れる選手たちの次の挑戦にも注目が集まります。