卓球男子日本代表のエース、張本智和選手は、2026年10月現在、男子シングルスの世界ランキング3位につけています。8月のWTTチャンピオンズ横浜で大会連覇を達成し、10月25日にはウズベキスタンで開催されたアジア卓球選手権の男子シングルスでも優勝。2024年アスタナ大会に続く2大会連続の頂点に立ち、世界トップクラスの実力を改めて証明しました。
一方、2026年1月の全日本卓球選手権では男子シングルス3位。国際大会での華々しい優勝と、国内最高峰の大会で味わった悔しさの両方が、現在の張本選手を理解するうえで要点です。年齢や身長、所属先、オリンピックの成績、得意とする戦型から今後の注目点まで、2026年10月28日時点の最新情報を整理します。
【2026年10月最新】張本智和の現在は?世界ランキング3位とアジア連覇

2026年10月28日現在、張本智和選手は男子シングルスの世界ランキング3位です。日本卓球協会が掲載した10月26日発表のランキングによると、張本選手の獲得要点は6413。日本勢では世界1位の松島輝空選手に続く上位につけています。
2026年のランキング推移で注目したいのは、5月に自己最高タイとなる世界2位へ浮上したことです。国際卓球連盟(ITTF)の5月25日発表のランキングで約3年半ぶりに2位となり、その後もトップ3圏内を維持しています。10月時点では3位ですが、世界の第一線で安定して戦い続けていることが数字から読み取れます。
世界ランキングは、特定の大会の優勝だけで決まるものではありません。国際大会の結果に応じてポイントが変動するため、順位を維持するには、継続的な好成績が大切です。世界2位から3位への変動だけで調子の低下を判断するのではなく、複数の大会での成績と対戦相手を合わせて見ることが大切です。
直近の大きな成果は、10月19日から25日までウズベキスタンのタシケントで開催された第29回ITTF-ATTUアジア卓球選手権大会2026です。日本卓球協会の大会結果によると、張本選手は男子シングルス決勝で中国の李天陽選手にゲームカウント3対2で逆転勝利。2024年のアスタナ大会に続き、男子シングルスで2大会連続の優勝を果たしました。
世界ランキング3位という数字に加え、アジアの強豪が集まる大会で連覇を成し遂げたことは、張本選手の現在地を示す重要な材料です。世界ランキングと主要大会の優勝実績がそろっている点は、2026年の活躍を評価するうえで見逃せません。
【最新の試合結果】アジア選手権とWTT横浜で見せた勝負強さ
2026年10月時点で、張本選手の直近の主要国際大会はアジア卓球選手権です。決勝では中国の李天陽選手に第1、第2ゲームを連取されましたが、そこから3ゲームを連続で奪い、1対11、9対11、11対7、11対8、11対7のスコアで逆転しました。
この試合で特に注目したいのは、序盤に大きくリードを許しても、試合を立て直して勝ち切った点です。卓球はゲームごとに展開が変わりやすく、相手の球質や戦術に対応する修正力が勝敗を左右します。2ゲームを落とした段階から流れを取り戻した結果は、張本選手の対応力と競り合いでの強さを示しています。
また、8月4日から9日まで横浜BUNTAIで開催されたWTTチャンピオンズ横浜2026でも、男子シングルスで優勝しました。日本卓球協会の公式大会結果によると、決勝では韓国のオ・ジュンソン選手をゲームカウント4対1で撃破。第1ゲームを7対11で落としたものの、第2ゲーム以降を11対7、11対4、11対8、11対7で奪い、優勝を決めています。
張本選手は2025年のWTTチャンピオンズ横浜でも男子シングルスを制しており、2026年大会で連覇を達成しました。2025年は決勝で中国の王楚欽選手を4対2で破り、2026年は韓国のオ・ジュンソン選手を退けています。異なる相手との決勝を2年連続で制したことは、横浜大会での実績を一過性のものにしない強みです。
加えて、2026年の横浜大会では妹の張本美和選手も女子シングルスで優勝し、兄妹そろってタイトルを獲得しました。テレビ東京卓球NEWSなどの大会報道では、WTTチャンピオンズ史上初の兄妹アベック優勝として紹介されています。
2026年の主な結果を整理すると、1月の全日本選手権で3位、8月のWTTチャンピオンズ横浜で優勝、10月のアジア卓球選手権で優勝という流れになります。国内大会での順位だけでは測れない国際舞台での強さが、現在の張本選手の特徴です。
【プロフィール・経歴】張本智和の年齢・身長・所属・戦型を解説
張本智和選手は2003年6月27日生まれ。2026年10月28日時点で23歳です。日本オリンピック委員会(JOC)や日本卓球協会の選手プロフィール、Tリーグ公式サイトなどで、競技歴や所属に関する情報が紹介されています。
身長は176cm。プレーでは、右手でラケットを持ち、シェークハンドグリップで攻撃的なドライブを主体に戦うスタイルが特徴です。Tリーグ公式プロフィールでは戦型を「右シェークドライブ型」としています。
所属先については、企業所属とリーグの所属クラブを分けて理解する必要があります。JOCや日本卓球協会のプロフィールではトヨタ自動車が所属先として掲載されており、Tリーグの2026-2027シーズン公式プロフィールでは岡山リベッツの選手として登録されています。両者は異なる区分の情報であり、矛盾するものではありません。
張本選手は幼少期から卓球の才能を発揮し、ジュニア世代の大会で実績を積み重ねてきました。2016年にはJOCエリートアカデミーに入校。国内外の大会で経験を重ね、早い段階からシニアのトップ選手と渡り合うようになりました。
2018年には全日本卓球選手権の男子シングルスで優勝し、14歳で日本一に輝きました。同年のジャパンオープンでも男子シングルスを制するなど、国内の快挙にとどまらず、国際大会でも存在感を示しています。若くして世界のトップ層に食い込んだことが、現在の張本選手につながる大きな転換点でした。
【主な戦績・歴代記録】全日本選手権から世界大会までの歩み
張本選手のキャリアを振り返ると、早熟な才能だけでなく、シニアの国際大会で実績を積み上げてきた点が際立ちます。日本卓球協会、JOC、Tリーグの公式プロフィールや各大会の公式結果をもとに、主要な節目をまとめました。
| 時期 | 大会・出来事 | 主な結果・意義 |
|---|---|---|
| 2016年 | JOCエリートアカデミー入校 | 競技力を高めながら国内外の大会で経験を蓄積。 |
| 2018年 | 全日本卓球選手権 | 男子シングルス優勝。14歳で日本一に輝く。 |
| 2018年 | ジャパンオープン | 男子シングルス優勝。国際大会でも実績を残す。 |
| 2020年東京大会 | オリンピック | 男子団体で銅メダル。男子シングルスは9位。 |
| 2024年 | アジア卓球選手権 | 男子シングルス優勝。2026年の連覇につながる。 |
| 2024年パリ大会 | オリンピック | 男子シングルス5位、男子団体4位、混合ダブルス9位。 |
| 2025年 | WTTチャンピオンズ横浜 | 決勝で王楚欽選手を破り、男子シングルス優勝。 |
| 2025年 | WTTファイナルズ香港 | 男子シングルス優勝。シーズン終盤の大きな成果。 |
| 2026年1月 | 全日本卓球選手権 | 男子シングルス3位。 |
| 2026年8月 | WTTチャンピオンズ横浜 | 男子シングルス優勝。大会2連覇を達成。 |
| 2026年10月 | アジア卓球選手権 | 男子シングルス優勝。2大会連続のタイトルを獲得。 |
この経歴で注目すべきなのは、ジュニア時代の快挙をシニアの実績につなげてきたことです。10代で全日本選手権を制した選手が、その後も世界ランキング上位を維持し、WTTの主要大会やアジア選手権で優勝を重ねています。
一方、2026年1月の全日本選手権では3位に終わりました。国際大会での優勝実績があっても、国内の一発勝負で必ず頂点に立てるわけではありません。対戦相手の研究、試合当日のコンディション、トーナメントの組み合わせなど、短期決戦ならではの要素も結果に影響します。
その後、8月のWTTチャンピオンズ横浜と10月のアジア卓球選手権で優勝していることから、2026年は国内大会での悔しさを抱えながらも、国際舞台で大きな結果を残したシーズンと整理できます。
【オリンピック成績】東京の銅メダルとパリ大会の経験
張本選手のオリンピック成績を確認すると、2020年東京大会と2024年パリ大会に出場しています。JOC公式プロフィールによると、東京大会では男子団体で銅メダルを獲得。男子シングルスでは9位でした。
2024年パリ大会では、男子シングルス5位、男子団体4位、混合ダブルス9位という結果でした。東京大会での団体銅メダルに続き、パリ大会でも複数種目で戦い、世界のトップ選手との対戦経験を積み重ねています。
オリンピックは、通常の国際ツアーとは異なる緊張感や注目度がある大会です。個人の技術だけでなく、短期間に複数の試合を戦う調整力や、団体戦でチームの一員として役割を果たす力も問われます。
パリ大会でメダルを獲得できなかったことは事実ですが、男子シングルス5位という成績は、上位進出を果たしたことも意味します。団体戦での銅メダル経験を持ち、個人戦でも上位に食い込める張本選手にとって、次の五輪へ向けた課題は、重要な局面で勝ち切る力をさらに高めることです。
2028年のロサンゼルス五輪を見据えると、今後は国際大会でのタイトル獲得に加え、強豪との直接対決でどれだけ安定した結果を残せるかが注目されます。ただし、代表入りや出場種目は今後の選考や競技結果によって決まるものであり、現時点で確定しているわけではありません。
【プロの結論】張本智和の強さと今後の活躍を見極めるポイント
張本選手のプレーを理解するうえで欠かせないのが、右シェークドライブ型という戦型です。シェークハンドラケットを用い、フォアハンドとバックハンドの両面から攻撃を組み立てるスタイルで、速い打球や連続攻撃によって相手に時間を与えない展開を得意とします。
張本選手は前陣での素早い打ち合いに強く、バックハンドを軸にテンポの速いラリーを作りながら、相手の返球に合わせて攻撃を続けます。WTTチャンピオンズ横浜2026の決勝でも、第1ゲームを落とした後に攻め方を修正し、4ゲームを連取しました。アジア選手権の決勝でも、序盤の2ゲームを失った後に巻き返しています。
こうした結果から見える強みは、単に強打を打てることではありません。試合の途中で相手の球質や戦術に対応し、得点パターンを組み替えられることが、世界ランキング上位を維持するうえで大きな意味を持っています。
一方で、世界トップクラスの選手同士の対戦では、相手も張本選手の得意なバックハンドや速い展開を研究しています。得意なパターンに頼りすぎず、サーブやレシーブ、コースの使い分け、ラリーの緩急をどれだけ効果的に組み合わせられるかが、今後の勝敗を左右する要素になります。
今後の活躍を見極める際は、次の3点に注目すると、単なる勝敗以上の変化が見えてきます。
- 世界ランキングの推移:週ごとの順位だけでなく、ポイントの増減やトップ選手との距離を確認する。
- 強豪との直接対決:中国や欧州の上位選手との試合で、苦しい展開からどのように立て直すかを見る。
- 主要大会での再現性:WTT、アジア選手権、国内大会など、異なる大会形式でも安定して上位に進出できるかを確認する。
ここで注意したいのは、世界ランキングと大会の優勝回数を同じ指標として扱わないことです。ランキングは複数の大会の結果を反映する一方、優勝は特定の大会で勝ち上がったことを示します。2026年10月時点で張本選手が世界3位に位置し、アジア選手権とWTTチャンピオンズ横浜で優勝している事実は、両方の観点から評価できます。
また、「全日本選手権で3位だったから不調」「世界ランキング3位だから必ず優勝する」といった単純な判断も適切ではありません。卓球は相性や試合展開によって結果が変わる競技です。ランキング、直近の大会成績、対戦相手、試合内容を組み合わせて見ることが、張本選手の実力をより正確に理解する方法です。
2026年は、WTTチャンピオンズ横浜の連覇とアジア卓球選手権の2大会連続優勝という、国際舞台での大きな成果が並びました。今後は世界ランキング上位の維持に加え、主要大会での優勝をどれだけ継続できるか、そして2028年のロサンゼルス五輪へ向けてどのように競技力を高めていくかが焦点になります。
【卓球張本智和】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:張本智和の現在の世界ランキングは何位ですか?
A1:2026年10月26日発表のITTF男子シングルス世界ランキングで3位です。獲得要点は6413で、同年5月には自己最高タイの2位に浮上しています。
Q2:張本智和は2026年のアジア卓球選手権で優勝しましたか?
A2:はい。2026年10月25日の男子シングルス決勝で、中国の李天陽選手にゲームカウント3対2で逆転勝利しました。2024年のアスタナ大会に続く2大会連続優勝です。
Q3:張本智和の年齢、身長、所属先は?
A3:2003年6月27日生まれで、2026年10月28日時点では23歳です。身長は176cm。所属先はトヨタ自動車で、Tリーグでは岡山リベッツに所属しています。
Q4:張本智和の2026年全日本卓球選手権の成績は?
A4:男子シングルス3位です。国内大会では優勝を逃しましたが、その後のWTTチャンピオンズ横浜2026とアジア卓球選手権2026では男子シングルス優勝を果たしました。
Q5:張本智和はオリンピックでメダルを獲得していますか?
A5:2020年東京大会の男子団体で銅メダルを獲得しています。2024年パリ大会では男子シングルス5位、男子団体4位、混合ダブルス9位でした。
張本智和選手は2026年10月現在、世界ランキング3位につけ、アジア卓球選手権の男子シングルスで2大会連続優勝を達成しています。8月のWTTチャンピオンズ横浜でも大会連覇を果たしており、国際舞台での実績は充実しています。
2003年生まれの23歳で、トヨタ自動車に所属し、Tリーグでは岡山リベッツの選手として活動。14歳で全日本卓球選手権を制した経歴を持ち、東京五輪の団体銅メダルやパリ五輪の個人戦5位など、国内外で多くの経験を積み重ねてきました。
今後の評価では、世界ランキングの順位だけでなく、強豪との対戦内容、主要大会での優勝、試合中の修正力を合わせて見ることが重要です。2026年の連覇を次のシーズンにつなげ、世界トップの座にどこまで迫れるのか。2028年ロサンゼルス五輪を見据えた張本智和選手の挑戦から、引き続き目が離せません。