2026年の大相撲で存在感を高めている音羽山部屋。第71代横綱・鶴竜が師匠を務める相撲部屋で、2026年3月場所で幕内優勝を果たした大関・霧島や、同年11月場所に新十両へ昇進する竜鳳が所属しています。東京都墨田区向島に拠点を置き、日本相撲協会に所属する部屋として、力士の育成と大相撲の伝統継承に取り組んでいます。
音羽山部屋を調べる際には、現在の師匠や力士一覧、所在地、設立の経緯に加え、時津風一門との関係や歴代の歩みも気になるところです。特に2026年は、霧島の大関復帰と部屋創設後初の生え抜き関取となる竜鳳の誕生が大きな節目となりました。日本相撲協会の公式情報や報道をもとに、部屋の基本情報から現在の実績、評判を読み解くポイントまで整理します。
【基本情報】音羽山部屋とは?日本相撲協会と時津風一門での位置づけ

音羽山部屋は、日本相撲協会に所属する大相撲の相撲部屋です。師匠は元横綱・鶴竜の音羽山力三郎で、2023年12月27日に陸奥部屋からの独立と新設が協会理事会で承認されました。
所在地は東京都墨田区向島2丁目17番11号。相撲部屋が多く集まる東京の下町に拠点を構え、所属力士の稽古や生活を支えています。相撲部屋は単に力士が集まって稽古をする施設ではなく、師匠の指導のもとで力士を育成し、共同生活を通じて相撲の技術や礼儀を身につける場でもあります。
音羽山部屋は、報道や相撲部屋の専門資料では時津風一門に属する部屋として紹介されています。一門とは、歴史的なつながりなどを背景に複数の相撲部屋が形成するまとまりです。日本相撲協会そのものへの所属と、一門内での位置づけは、区別して理解すると分かりやすくなります。
部屋の概要を整理すると、次のとおりです。
- 部屋名:音羽山部屋(おとわやまべや)
- 所属団体:公益財団法人日本相撲協会
- 一門:時津風一門
- 師匠:音羽山力三郎(元横綱・鶴竜)
- 所在地:東京都墨田区向島2丁目17番11号
- 新設承認日:2023年12月27日
- 2026年の主な所属関取:大関・霧島、十両・竜鳳
なお、2023年に新設が承認された日と、現在の施設で部屋開きを行った日は異なります。この違いを押さえることが、音羽山部屋の歴史を正確に理解する第一歩です。
【2026年最新】音羽山部屋の力士一覧と注目の所属力士
2026年10月28日時点で確認できる日本相撲協会の部屋紹介では、11月場所の番付に基づき、音羽山部屋の力士が掲載されています。関取から幕下、序二段まで幅広い番付の力士が所属しており、現在の部屋の規模や育成状況を把握できます。
2026年11月場所の番付における力士一覧は以下のとおりです。11月場所は11月8日に初日を迎える予定で、掲載番付と場所中の成績は分けて見る必要があります。
- 大関:霧島鐵力(きりしま・てつお)
- 十両:竜鳳和真(りゅうほう・かずま)
- 幕下:光星竜(こうせいりゅう)、象竜(しょうりゅう)、鶴英山(かくえいざん)
- 序二段:鶴峰(かくほう)、鶴翔(かくしょう)、白竜(はくりゅう)、瀬戸ノ竜(せとのりゅう)、讃岐竜(さぬきりゅう)、鋼(はがね)
ここでは、2026年の音羽山部屋を語るうえで欠かせない2人に注目します。
大関・霧島は2026年3月場所で3度目の幕内優勝を達成しました。場所中は関脇として土俵に上がり、12勝3敗で優勝。日本相撲協会は同年3月25日に大関昇進を発表し、霧島は2026年5月場所から大関に復帰しました。11月場所でも東大関として番付に名を連ねています。
もう一人の注目力士が、2026年11月場所に新十両として昇進する竜鳳です。京都府出身の19歳で、2025年7月に初土俵を踏みました。日本相撲協会の番付編成会議で2026年9月30日に新十両昇進が決まり、音羽山部屋では霧島に続く2人目の関取となります。
竜鳳は、部屋の創設後に入門した力士として初めて関取に昇進しました。部屋を立ち上げた師匠が育ててきた弟子から関取が誕生した点は、音羽山部屋の育成の歩みを考えるうえで重要な節目です。
なお、関取とは幕内と十両の力士を指す呼称です。幕下以下の力士とは待遇などが異なり、十両昇進は力士にとって大きな目標の一つです。音羽山部屋に大関と十両の2人が在籍することは、上位で活躍する力士と若手育成の両面を考える材料になります。
【師匠は元横綱・鶴竜】音羽山力三郎の経歴と指導方針
音羽山部屋の師匠は、モンゴル出身の元横綱・鶴竜です。引退後に年寄・音羽山を襲名し、部屋の創設者として後進の育成に取り組んでいます。
日本相撲協会の公式プロフィールによると、鶴竜は2001年11月場所に初土俵を踏み、2014年春場所後に第71代横綱へ昇進しました。現役時代には幕内最高優勝6回を記録。2021年3月場所限りで現役を引退し、その後は陸奥部屋の部屋付き親方として指導に携わりました。
2023年末に独立して音羽山部屋を設立したことで、自らの考えを反映した育成環境を整える立場になりました。現役時代に培った技術や経験を、次の世代へどう伝えていくかが師匠としての役割です。
2025年6月22日に行われた部屋開きでは、音羽山親方が力士の育成について「強いだけではなく、人として成長させたい。愛され、尊敬される力士を育てたい」と語ったことが時事通信などで報じられています。
この発言から読み取れるのは、勝敗だけでなく、人としての成長や周囲から信頼される姿勢も重視しているということです。大相撲では土俵上の技術だけでなく、礼儀や規律、共同生活の中での振る舞いも問われます。師匠の方針を理解する際には、こうした相撲部屋の役割と合わせて考える必要があります。
また、音羽山部屋には年寄・陸奥一博も在籍しています。元大関・霧島として知られる親方で、2024年4月2日付の陸奥部屋閉鎖に伴って音羽山部屋へ移籍しました。現在は参与として協会に在籍しており、現役時代の師匠と弟子が、新たな部屋でそれぞれの立場から関わっている点も特徴です。
【設立の経緯と歴代】2023年の独立から2026年の新たな節目まで
音羽山部屋の歴史を理解するうえで重要なのが、2023年の独立と、2024年の陸奥部屋閉鎖に伴う転籍です。創設時から現在までの経緯を時系列で見ると、部屋の体制がどのように整えられたのかが分かります。
| 時期 | 出来事 | 音羽山部屋への影響 |
|---|---|---|
| 2021年3月 | 元横綱・鶴竜が現役を引退 | 引退後、部屋付き親方として後進の指導に携わる |
| 2023年12月27日 | 日本相撲協会が年寄・音羽山の襲名と部屋の新設を承認 | 陸奥部屋から独立し、音羽山部屋が発足 |
| 2024年4月2日 | 陸奥部屋が閉鎖され、所属員の転籍を実施 | 大関・霧島や年寄・陸奥らが音羽山部屋へ移籍 |
| 2025年6月22日 | 東京都墨田区向島で部屋開き | 部屋としての新たな歩みを対外的に示す節目となる |
| 2026年3月場所 | 霧島が12勝3敗で幕内優勝 | 霧島が同年5月場所から大関に復帰 |
| 2026年9月30日 | 竜鳳の新十両昇進が決定 | 部屋創設後に入門した力士から初の関取が誕生 |
日本相撲協会の2023年12月27日付発表では、音羽山親方の独立とともに、力士の鋼、竹内、床山の床鶴が陸奥部屋から転属することが承認されました。創設当初は少人数でのスタートでした。
大きな転機となったのは、2024年4月2日付での陸奥部屋の閉鎖です。陸奥親方が定年を迎えることに伴い、大関・霧島や年寄・陸奥、呼出し、床山などの関係者が音羽山部屋へ移籍しました。これにより、音羽山部屋は若手を中心とした新設部屋から、幕内上位で活躍する力士を抱える部屋へと体制を広げました。
その後、2025年6月に部屋開きを実施し、2026年には霧島の優勝と大関復帰、竜鳳の新十両昇進という成果が続きました。設立から数年で、部屋の運営基盤を整えながら競技面でも節目を迎えていることが分かります。
「音羽山部屋の歴代」を調べる場合は、部屋そのものの歴史と、年寄名跡「音羽山」の歴史を混同しないことも大切です。現在の音羽山部屋は2023年に新設が承認された部屋であり、現師匠は創設者の音羽山力三郎です。長い歴史を持つ部屋と同じ感覚で、複数世代の師匠や所属力士がいると考えるのは正確ではありません。
【所在地・公式情報】音羽山部屋の住所と確認方法
音羽山部屋の所在地は、東京都墨田区向島2丁目17番11号です。日本相撲協会の公式サイトに掲載されている住所で、部屋の公式サイトでも向島を拠点とする相撲部屋として紹介されています。
音羽山部屋について正確な情報を得たい場合は、目的に応じて確認先を使い分けるのがおすすめです。
- 日本相撲協会公式サイト:師匠のプロフィール、所属力士、番付、場所ごとの成績、協会の発表を確認する際の基本資料です。
- 音羽山部屋公式サイト:部屋の紹介、所属力士のプロフィール、後援会、新弟子募集など、部屋から発信される情報を確認できます。
- 大相撲の報道各社:部屋開き、力士の昇進、師匠の発言、稽古や本場所の動向など、発表の背景を知るのに役立ちます。
特に、力士一覧や番付を調べる際には、更新日と対象となる本場所を確認が必要です。例えば、2026年10月時点で公表されている11月場所の番付は、11月場所の取組結果とは異なります。新十両の竜鳳についても、昇進決定のニュースと、場所中の勝敗は分けて確認する必要があります。
また、所在地が公表されているからといって、稽古見学が常時自由にできるとは限りません。見学や訪問を希望する場合は、部屋の公式案内で最新の受付条件や注意事項を確認してから行動するのが適切です。
【評判と実態】音羽山部屋を評価する際に知っておきたいこと
音羽山部屋の評判を考える際には、師匠の指導方針、所属力士の成績、部屋の運営状況という3つの観点に分けて見ると、情報を整理しやすくなります。
最初に、競技面では2026年3月場所で霧島が幕内優勝を果たし、同年5月場所から大関に復帰したことが大きな実績です。加えて、部屋創設後に入門した竜鳳が2026年11月場所から十両に昇進します。実績のある関取が在籍することと、部屋で育った若手が関取へ成長したことの両方が、現在の音羽山部屋を理解するうえで重要です。
指導方針については、2025年の部屋開きで音羽山親方が、力士を人としても成長させたいという考えを示しました。報道では、稽古で競争意識を持たせながら、部屋を家族のように安心して過ごせる場所にしたいという姿勢も伝えられています。こうした発言は師匠の考えを知る手がかりになりますが、発言だけで日々の指導のすべてを判断できるわけではありません。
また、音羽山部屋の実態を考えるには、相撲部屋の仕組みを理解することも欠かせません。部屋では師匠が力士を指導し、力士は稽古や本場所を通じて番付の上昇を目指します。一方で、行司は取組の進行や勝負判定を担い、呼出しは土俵上の呼び上げなどを担当し、床山は力士の髷を整えます。こうした職員も、相撲部屋と大相撲を支える存在です。
評判を調べる際に注意したいのは、SNSの断片的な投稿や、出所が分からない噂だけで部屋全体を評価しないことです。個人の感想と、協会の公式発表、実際の番付や成績、複数の報道で確認できる出来事は、情報としての性質が異なります。
現時点で公表されている情報からは、音羽山部屋について、師匠の経歴、所属力士の番付、設立の経緯、主要な競技実績を具体的に確認できます。一方、部屋全体の評判を数値で表す公的な評価指標があるわけではありません。評価を考えるなら、個々の力士の成績と育成の歩み、公式に確認できる運営情報を軸にするのが適切です。
【音羽山部屋】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:音羽山部屋の師匠は誰ですか?
A1:第71代横綱・鶴竜として活躍した音羽山力三郎です。現役引退後に年寄・音羽山を襲名し、2023年12月に部屋の新設が承認されました。
Q2:音羽山部屋には現在どのような力士が所属していますか?
A2:2026年11月場所の番付では、大関・霧島と十両・竜鳳をはじめ、幕下の光星竜、象竜、鶴英山、序二段の鶴峰、鶴翔、白竜、瀬戸ノ竜、讃岐竜、鋼が掲載されています。
Q3:音羽山部屋はいつ設立されましたか?
A3:日本相撲協会は2023年12月27日に部屋の新設を承認しました。現在の施設での部屋開きは2025年6月22日です。新設の承認日と部屋開きの日は異なります。
Q4:音羽山部屋の所在地はどこですか?
A4:東京都墨田区向島2丁目17番11号です。最新の住所や訪問・見学に関する案内は、日本相撲協会の公式サイトと音羽山部屋公式サイトで確認できます。
Q5:音羽山部屋は時津風一門ですか?
A5:はい。相撲部屋の専門資料や報道では、時津風一門に属する部屋として紹介されています。日本相撲協会への所属と、一門内での位置づけは別の情報として理解すると分かりやすくなります。
Q6:音羽山部屋の2026年の主な実績は何ですか?
A6:霧島が2026年3月場所で12勝3敗の成績を残して幕内優勝を果たし、5月場所から大関に復帰しました。また、竜鳳が同年9月30日に新十両昇進を決め、11月場所から関取として土俵に上がります。
音羽山部屋は、元横綱・鶴竜の音羽山力三郎が2023年に独立して創設した相撲部屋です。日本相撲協会に所属し、時津風一門に属する部屋として東京都墨田区向島を拠点に活動しています。
2026年は、霧島の幕内優勝と大関復帰に加え、竜鳳が部屋創設後初の生え抜き関取として十両に昇進する節目の年となりました。実績のある関取と、部屋で育った若手の成長を同時に追えることが、現在の音羽山部屋の大きな特徴です。
今後の動向を追う際は、日本相撲協会の公式番付で所属力士と地位を確認し、部屋の公式サイトで師匠や所属力士の情報を把握したうえで、信頼できる報道から背景を補う方法が役立ちます。番付や所属状況は本場所ごとに変わるため、古い一覧をそのまま現在の情報として扱わないことも大切です。
音羽山部屋の歩みは、横綱経験者が新たな部屋を立ち上げ、関取の活躍と若手育成を両立させていく過程でもあります。霧島の今後の土俵での活躍と、竜鳳をはじめとする若手力士の成長が、これからの音羽山部屋を知るうえで注目すべきポイントです。