2021年の日本レコード大賞は、LiSAの「明け星」、NiziUの「Take a picture」、Awesome City Clubの「勿忘」など、話題性の高い楽曲がそろった混戦となりました。大賞候補の優秀作品賞10曲が発表された当時、どのアーティストが栄冠を手にするのか、多くの音楽ファンが注目していました。
2021年12月30日に発表された実際の結果は、Da-iCEの「CITRUS」が大賞、マカロニえんぴつが最優秀新人賞。配信での存在感、楽曲の完成度、ボーカルの表現力など、候補曲を比較すると見えてくるポイントがあります。2026年現在の視点から、公式記録に基づいて当時の予想と結果を検証します。
【結論】レコード大賞2021の予想は当たった?Da-iCE「CITRUS」が大賞に決定

第63回日本レコード大賞の大賞に選ばれたのは、Da-iCEの「CITRUS」です。主催する公益社団法人日本作曲家協会の公式記録によると、最終審査と音楽発表会は2021年12月30日に東京・初台の新国立劇場・中劇場で開催されました。
同年の優秀作品賞には10曲が選出され、その中から大賞が決定。LiSAの「明け星」やAwesome City Clubの「勿忘」など、音楽ファンの関心を集めていた楽曲を抑え、Da-iCEが初めて大賞を受賞しました。
ただし、当時の予想を振り返る際には、事前の有力候補と実際の受賞結果を区別する必要があります。2021年11月の各賞発表時には、LiSAの「明け星」が前年の大賞受賞曲「炎」に続く作品として注目され、映画『花束みたいな恋をした』に関連する「勿忘」も有力な話題曲でした。報道では、候補が出そろった段階から混戦模様と伝えられています。
当時の情報を基に予想を組み立てるなら、前年の受賞実績や作品の話題性に注目してLiSAを有力候補に置く見方も、配信での伸びや歌唱力を重視してDa-iCEを評価する見方も成り立ちました。結果を知った現在から見れば、「CITRUS」の勢いをどう評価するかが、予想を分けるポイントだったと考えられます。
【候補10曲を総点検】第63回日本レコード大賞の優秀作品賞と実際の結果
2021年11月18日に行われた審査会で発表された優秀作品賞は10曲です。この賞に選ばれた作品が大賞の審査対象となり、各アーティストにとって年末の大賞を争う舞台となりました。
下表では、日本作曲家協会の公式記録に掲載された10曲について、当時の注目材料と最終結果を整理しました。「注目材料」は当時の作品背景を振り返ったもので、公式の順位予想や審査員の評価順位を示すものではありません。
| 楽曲 | アーティスト | 当時の注目材料 | 最終結果 |
|---|---|---|---|
| 「明け星」 | LiSA | 「鬼滅の刃」無限列車編のテレビアニメ主題歌。前年の大賞受賞実績も注目点。 | 優秀作品賞 |
| 「君がそばにいるから」 | 純烈 | 歌謡曲・演歌のファン層に向けた存在感。 | 優秀作品賞 |
| 「ごめんねFingers crossed」 | 乃木坂46 | 人気アイドルグループのシングルとして注目。 | 優秀作品賞 |
| 「CITRUS」 | Da-iCE | ドラマ主題歌、ツインボーカル、音楽配信での伸び。 | 日本レコード大賞 |
| 「Take a picture」 | NiziU | 2021年のグループの活動を代表する楽曲の一つ。 | 優秀作品賞 |
| 「Dream on the street」 | DA PUMP | ダンスと歌唱を組み合わせたパフォーマンス。 | 優秀作品賞 |
| 「根も葉もRumor」 | AKB48 | ダンスパフォーマンスも注目されたシングル。 | 優秀作品賞 |
| 「Backwards」 | 三浦大知 | 歌唱力とダンス表現の両面から注目。 | 優秀作品賞 |
| 「Happy!」 | 氷川きよし | 幅広い層に知られる歌手としての存在感。 | 優秀作品賞 |
| 「勿忘」 | Awesome City Club | 映画『花束みたいな恋をした』に関連する楽曲として話題に。 | 優秀作品賞 |
この一覧から分かるのは、候補曲の魅力が一つのジャンルに限られていなかったことです。アニメ作品との結び付き、映画を通じた認知、アイドルグループの活動、歌唱やダンスの表現力など、異なる強みを持つ作品が同じ審査対象に並んでいました。
なお、優秀作品賞の受賞は大賞の受賞を意味しません。10曲が候補として選ばれ、その中から最終的な大賞が決まるという仕組みを押さえておくと、当時の予想と実際の結果を混同せずに振り返れます。
【Da-iCE「CITRUS」の受賞理由】配信の勢いと歌唱力が示した強み
Da-iCEの「CITRUS」が大賞を受賞した背景を考えるうえで、まず押さえたいのが楽曲そのものの特徴と、2021年に広がった支持です。
「CITRUS」は日本テレビ系ドラマ『極主夫道』の主題歌として起用された楽曲です。Da-iCEは大野雄大と花村想太によるツインボーカルを特徴としており、2人の歌声が楽曲の印象を形作っています。日刊スポーツの2021年12月30日付報道では、同曲が9月にサブスクリプションサービスで累計1億回再生を突破し、受賞当時には1億5,000万回を超えていたと伝えられました。
こうした数字は、少なくとも楽曲が継続的に聴かれていたことを示す材料です。ドラマ主題歌として接点を持ったリスナーが、その後も配信サービスを通じて楽曲を聴くという広がりは、大賞候補としての存在感を考える際に見逃せません。
一方で、再生回数だけで大賞が決まるわけではありません。日本作曲家協会が公表する審査基準では、作曲・作詩・編曲を通じた芸術性、独創性、企画性に加え、優れた歌唱によって生かされ、大衆の強い支持を得て、その年度を反映・代表すると認められることが大賞の基準として示されています。
この基準に照らすと、「CITRUS」は配信での支持だけでなく、歌唱表現や楽曲の個性、2021年に広がった存在感を併せて評価できる作品でした。ただし、主催者が公表した記録には、審査員ごとの投票数や各評価項目の配点、受賞理由の詳細な採点内訳は掲載されていません。そのため、特定の要素だけが受賞を決定づけたと断定することはできません。
また、2021年はDa-iCEの結成10周年に当たる年でした。日刊スポーツの受賞当日報道でも、グループにとって節目の年の大きな実績として紹介されています。長年活動を続けてきたグループが、代表曲の一つを通じて幅広いリスナーに届いたことも、この受賞を振り返る際の重要な背景です。
【LiSA・NiziU・乃木坂46・Awesome City Club】有力候補とされた楽曲を比較
2021年のレコード大賞予想で、Da-iCE以外にも注目すべき候補がありました。中でもLiSAの「明け星」とAwesome City Clubの「勿忘」は、それぞれ異なる形で作品の知名度を高めていた楽曲です。
LiSA「明け星」は、テレビアニメ『鬼滅の刃』無限列車編のオープニングテーマです。LiSAは2020年に「炎」で大賞を受賞しており、翌年も同じ作品世界に関連する楽曲で優秀作品賞に選ばれました。前年度の受賞実績と、アニメ作品を通じて多くの人が楽曲に触れる機会があったことから、2021年の予想で名前が挙がりやすい条件を備えていました。
ただし、前年に大賞を受賞した歌手が翌年も受賞するとは限りません。「明け星」は優秀作品賞を受賞したものの、2021年の大賞は「CITRUS」でした。前年の実績は予想の材料にはなっても、翌年の結果を保証するものではないことが分かります。
Awesome City Club「勿忘」は、映画『花束みたいな恋をした』に関連する楽曲として話題になりました。映画をきっかけに作品を知る人が増えることは、楽曲が届く経路を広げる要素です。音楽単体の評価に加え、映画や映像作品との結び付きが候補曲の存在感を高めた点は、2021年の音楽シーンを振り返るうえで興味深いところです。
NiziU「Take a picture」は、グループの活動を代表する楽曲の一つとして優秀作品賞に選ばれました。一方、乃木坂46「ごめんねFingers crossed」も候補に入り、アイドルグループの楽曲が持つ幅広いファン層との接点を示しました。DA PUMP、AKB48、三浦大知らの作品も含め、候補は多様な音楽性を反映していました。
ここで注意したいのは、知名度やファンの多さだけを基準に大賞を予測することの難しさです。優秀作品賞の候補には、それぞれ異なる魅力と支持の形があります。大賞を予想する際には、話題性だけでなく、歌唱、作品の独創性、その年を代表する楽曲としての存在感など、複数の視点から比較する必要があります。
【新人賞の結果】マカロニえんぴつが最優秀新人賞を受賞
第63回日本レコード大賞では、最優秀新人賞にマカロニえんぴつが選ばれました。新人賞には、INI、TAEKO、マカロニえんぴつ、望月琉叶の4組が選出され、その中から最優秀新人賞が決定しています。
日本作曲家協会の実施要項では、新人賞は対象年度内に初めて顕著な活動をし、大衆に支持され、将来性が認められた歌手に贈る賞とされています。最優秀新人賞は、その新人賞の受賞者の中から最も優秀と認められた歌手に贈られるものです。
つまり、新人賞と最優秀新人賞は同じ意味ではありません。新人賞は候補となるアーティストを選ぶ段階であり、最優秀新人賞はその中から最終的に選ばれる賞です。この違いを理解しておくと、レコード大賞の各賞発表をより正確に読み解けます。
マカロニえんぴつの受賞は、2021年の音楽シーンでバンドの存在感が認められた出来事として記録されています。大賞の「CITRUS」とは別の部門ですが、その年の音楽活動を評価する賞として、最優秀新人賞にも注目する価値があります。
【審査基準と歴代受賞曲】2026年最新の公式記録で見るレコ大の仕組み
日本レコード大賞は、単純に売上やストリーミング再生数だけで順位を決める賞ではありません。公益社団法人日本作曲家協会の実施要項では、大賞の審査対象は優秀作品賞に選ばれた作品とされ、作品の芸術性、独創性、企画性、歌唱、大衆からの支持、年度を代表する作品としての評価が基準に挙げられています。
審査の流れを整理すると、まず各賞の審査で優秀作品賞10曲などが選出され、その後、年末の最終審査で大賞が決定します。2021年は11月18日の審査会で部門賞が発表され、12月30日にDa-iCEの「CITRUS」が大賞に選ばれました。
なお、公開されている実施要項には評価の基本方針が記載されていますが、各項目の数値配点や候補曲ごとの審査員投票数は示されていません。したがって、外部から大賞の決定過程を完全に数値化することはできません。候補曲の人気や配信実績は判断材料になり得ますが、それだけで受賞を予測するのは難しいのです。
歴代の受賞曲を見ても、年度ごとに異なる音楽シーンが反映されています。日本作曲家協会とTBSの歴代記録によると、2021年はDa-iCE「CITRUS」、2022年はSEKAI NO OWARI「Habit」、2023年はMrs. GREEN APPLE「ケセラセラ」、2024年はMrs. GREEN APPLE「ライラック」、2025年はMrs. GREEN APPLE「ダーリン」が大賞を受賞しました。
2026年10月28日時点では、2026年の大賞発表は年末の開催前です。そのため、現時点で確認できる最新の受賞曲は、第67回に当たる2025年の「ダーリン」です。2026年の受賞曲と混同せず、主催者や番組の公式記録で発表年を確認することが大切です。
【レコード大賞2021の予想】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:レコード大賞2021の大賞は誰が受賞しましたか?
A1:Da-iCEが「CITRUS」で大賞を受賞しました。第63回日本レコード大賞は2021年12月30日に開催され、同曲が最終的な大賞作品に選ばれています。
Q2:LiSAの「明け星」はレコード大賞を受賞しましたか?
A2:「明け星」は優秀作品賞を受賞しましたが、2021年の大賞には選ばれていません。大賞を受賞したのはDa-iCEの「CITRUS」です。
Q3:レコード大賞2021の最優秀新人賞は誰ですか?
A3:マカロニえんぴつです。新人賞に選ばれたINI、TAEKO、マカロニえんぴつ、望月琉叶の4組の中から、最優秀新人賞に選出されました。
第63回日本レコード大賞は、Da-iCEの「CITRUS」が大賞、マカロニえんぴつが最優秀新人賞という結果になりました。優秀作品賞にはLiSA「明け星」、NiziU「Take a picture」、乃木坂46「ごめんねFingers crossed」、Awesome City Club「勿忘」など10曲が並び、ジャンルや作品背景の異なる楽曲が競い合いました。
当時の予想を検証するときに重要なのは、話題性、配信での支持、歌唱力、作品の独創性、年度を代表する存在感を分けて考えることです。「CITRUS」の受賞は、配信での広がりやツインボーカルの魅力を持つ楽曲が、年末の大賞に結び付いた事例として振り返れます。
一方で、前年の受賞実績や大きなタイアップがあっても、翌年の大賞が確約されるわけではありません。レコード大賞を予想する際は、公式の優秀作品賞リストを出発点に、作品の特徴とその年の音楽シーンを比較することが、結果を読み解くための現実的な方法です。
2026年の最新動向を追う場合も、予想記事や話題性だけで判断せず、日本作曲家協会とTBSが公表する部門賞・歴代受賞者の記録を確認することで、候補と受賞結果を正確に区別できます。