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日本U-20対北朝鮮U-20はなぜ0-2?女子W杯2026の敗因と4月決勝を徹底解説

長友 宏 長友 宏 • 更新: • 公開: • 読了約 14 分
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2026年9月17日、ポーランドで開催されたFIFA U-20女子ワールドカップのラウンド16で、日本U-20女子代表(ヤングなでしこ)は北朝鮮U-20女子代表に0-2で敗れ、ベスト16で大会を終えた。前半は0-0で折り返したものの、後半65分のオウンゴールと69分の追加点によって、勝負はわずか4分間で大きく動いた。

注目すべきは、4月のU-20女子アジアカップ2026決勝では日本が北朝鮮を1-0で破って優勝していた点だ。同じ相手との対戦で、なぜ今回は結果が逆転したのか。日本U-20対北朝鮮U-20の最新試合結果、得点経過、スタメン、フォーメーション、戦術上の問題、歴代の主要対戦を整理し、両チームの明暗を分けた要因を詳しく解説する。

【試合結果】日本U-20対北朝鮮U-20は2-0で北朝鮮が勝利

日本u-20対北朝鮮u-20

日本サッカー協会(JFA)の公式試合記録によると、試合はポーランド・ウッチのStadion Miejski ŁKS Łódźで行われ、現地時間9月17日18時30分にキックオフ。U-20女子ワールドカップの決勝トーナメント1回戦にあたるラウンド16で、北朝鮮が2-0で日本を下した。

前半は両チームとも無得点。日本は守備を整えながらパスをつないで攻撃の機会をうかがったが、北朝鮮の圧力を受ける時間も長かった。後半に入ると北朝鮮が攻勢を強め、65分に先制。さらに69分に追加点を挙げ、そのまま逃げ切った。

この結果、日本は準々決勝進出を逃した。一方、北朝鮮はアジアのライバルを破ってベスト8入りを果たし、世界大会での勝負強さを改めて示した。FIFAの大会レポートも、北朝鮮が前半の拮抗した展開から後半に圧力を高め、短時間で2得点を奪った試合として紹介している。

【得点経過】65分のオウンゴールと69分の追加点が勝敗を決めた

日本U-20対北朝鮮U-20の試合ハイライトを振り返ると、勝負を決定づけたのは後半の連続失点だった。65分の失点はセットプレーから生まれた不運な形だったが、4分後には北朝鮮のパスワークによって守備を崩されている。2失点はそれぞれ異なる問題を浮き彫りにした。

65分:北朝鮮がオウンゴールで先制

北朝鮮の左コーナーキックから攻撃が続き、チェ・チョングムがゴール前へボールを送った。ボールはファーサイドのポストを直撃し、守備に戻っていた古田麻子に当たってゴールへ。記録上はオウンゴールとなり、北朝鮮が先制した。

この場面は、単純な個人ミスとして片づけられない。コーナーキックの最初のボールをクリアしても、相手にセカンドボールを拾われれば再び危険な状況が生まれる。北朝鮮は攻撃を継続し、日本はゴール前での対応を迫られた。最後まで守り切れなかったことが、試合の均衡を崩した。

69分:チェ・ヨンアが追加点

先制からわずか4分後、北朝鮮は中央でテンポよくパスをつなぎ、日本の守備を攻略。最後はチェ・ヨンアが右足でシュートを決め、スコアを2-0とした。FIFAの試合レポートでも、この追加点は北朝鮮の連係と攻撃の質を示す場面として扱われている。

1点を追う状況では、日本も攻撃に出なければならない。しかし、2点目を許したことで試合の難度はさらに上がった。北朝鮮はリードを生かして守備を整え、日本が前に出る展開にも対応。日本は最後まで得点を奪えなかった。

試合データ配信サービスの集計では、北朝鮮のシュート数は21本、日本は5本。枠内シュートも北朝鮮が10本、日本が1本だった。ボール保持率では日本が上回る集計もあるが、ゴールに直結する攻撃の回数と精度では北朝鮮が大きく上回った。

【スタメン・フォーメーション】日本は4-4-2で臨むも攻撃が停滞

JFAが公表した日本の先発メンバーは、GK岩崎有波、DF青木夕菜、朝生珠実、鈴木温子、佐野杏花、MF本田悠良、古田麻子、福島望愛、眞城美春、中村心乃葉、FW田子夏海の11人。監督は井尻明だった。

試合を伝えたサッカー専門メディアでは、日本は4-4-2を基本布陣として採用したと報じられている。福島望愛と田子夏海が前線を担い、中村心乃葉のサイドからの仕掛けや、本田悠良の縦パスなどを通じてチャンスを探る形だった。

実際、前半31分には本田の縦パスに抜け出した田子がシュートを放ったものの、相手GKに阻まれた。40分には中村が右サイドから中央へ切り込み、左足で狙ったが、ゴールを捉えられなかった。日本にも攻撃の糸口はあったが、得点には結びつかなかった。

北朝鮮も4-4-2を基本とする布陣で臨んだとする試合データがある。両チームが似た配置を採るなか、勝敗を分けたのは数字上のフォーメーションそのものよりも、前線からの圧力、セカンドボールへの反応、ゴール前での連係だった。

日本は68分に中村心乃葉に代えて松永未夢を投入。73分には青木夕菜に代えて原ひばりを送り、85分には複数の交代で攻撃の活性化を図った。しかし、交代によって流れを変える前に2失点を喫しており、終盤も北朝鮮の守備を破れなかった。

【敗因と戦術分析】ボール保持率よりも決定機の質に差が出た

日本U-20女子代表の敗因を考えるうえで重要なのは、単にオウンゴールが起きたことではない。試合全体を見ると、攻撃をシュートまでつなげる回数、セットプレー後の守備、相手が攻勢に転じた時間帯への対応という3つの課題が浮かび上がる。

1.ボールを持っても相手ゴールに迫れなかった

試合データでは、日本のボール保持率は53%、北朝鮮は47%と集計されている。しかし、シュート数は日本の5本に対して北朝鮮が21本。枠内シュートも1本対10本だった。

この数字が示すのは、ボールを保持することと、相手に脅威を与えることは別だという点だ。日本はパスをつないで前進を試みたものの、敵陣深くでボールを受け、ゴールに向かうプレーを繰り返すことができなかった。相手の守備ブロックを動かす横パスだけでなく、ライン間への縦パスやサイドの突破を連続させる必要があった。

2.セットプレー後の守備が不十分だった

65分の失点は、コーナーキックからの二次攻撃で起きた。最初のクリアで危機を終わらせられず、相手に再びクロスを許したことが直接のきっかけとなった。ゴールポストに当たったボールが守備選手に当たるという不運はあったが、そこに至るまでの連続した攻撃への対応も検証すべき点だ。

育成年代の国際大会では、セットプレーのこぼれ球や競り合いの後のボールを誰が回収するかが試合を左右する。クリアの方向、守備陣形の再構築、ゴール前でのカバーリングを一連の動作として整えることが求められる。

3.先制後の北朝鮮に対して守備の修正が間に合わなかった

65分の失点から69分の追加点までは4分しかない。日本は失点直後に試合を落ち着かせ、守備の距離感を修正する必要があったが、その間に北朝鮮の連係によって中央を攻略された。

先制されたチームが攻撃に意識を向けると、中盤と最終ラインの間にスペースが生まれやすい。北朝鮮はそこを突いて追加点につなげた。日本にとっては、失点直後の数分間をどう管理するかというゲームコントロールの課題も残った。

ただし、この一戦だけで日本の育成やチーム全体を否定するのは適切ではない。相手の強度が上がったときにも自分たちのプレーを維持できるか、そして決定機を得点に変えられるか。今回の敗戦は、世界の上位を目指すうえで改善すべき具体的なポイントを示した。

【4月のアジア杯決勝と比較】同じ相手でも結果が逆転した理由

2026年4月18日のAFC U-20女子アジアカップ決勝では、日本が北朝鮮を1-0で下した。JFAとアジアサッカー連盟(AFC)の公式記録によると、決勝点を挙げたのは佐野桃花。56分のゴールで日本が勝利し、大会通算7度目の優勝を達成した。

一方、9月のU-20女子W杯では北朝鮮が2-0で勝利。わずか5か月ほどの間に同じ顔合わせで結果が入れ替わった。この違いを理解するには、試合の大会形式と得点後の展開を分けて考える必要がある。

4月のアジア杯決勝では、北朝鮮がボールを保持して攻め込む時間が長かった。AFCの試合報告では、北朝鮮のボール保持率は61%、シュート数は17本、枠内シュートは5本とされている。それでも日本は守備を崩さず、佐野の1点を守り切った。

つまり、4月の日本は相手の攻撃を受けながらも失点を防ぎ、限られたチャンスを得点に変えた。9月のW杯では前半を無失点で終えたものの、後半にセットプレーから失点し、その後の守備の修正が間に合わなかった。試合の流れが変わった局面での対応力が、結果を分けたと考えられる。

主要な対戦結果を時系列で整理すると、両チームの力関係が一方的ではないこともわかる。

時期・大会 試合結果 勝敗を分けたポイント
2024年 U-20女子アジアカップ決勝 北朝鮮 2-1 日本 北朝鮮が勝利し、日本の連続優勝を阻止
2024年 U-20女子ワールドカップ決勝 北朝鮮 1-0 日本 北朝鮮が決勝を制して世界王者に
2026年4月 U-20女子アジアカップ決勝 日本 1-0 北朝鮮 佐野桃花の56分のゴールで日本が優勝
2026年9月 U-20女子ワールドカップ・ラウンド16 北朝鮮 2-0 日本 65分のオウンゴール、69分のチェ・ヨンアの追加点

この対戦史から読み取れるのは、どちらか一方が常に優位というわけではないことだ。2024年のアジア杯とW杯では北朝鮮が勝利し、2026年4月は日本が勝利、同年9月は再び北朝鮮が勝利した。大会ごとの準備、試合中の修正、得点機会をものにする力が、直接対決の結果に反映されている。

【歴代対戦成績と大会のその後】北朝鮮は世界決勝まで進出

日本U-20対北朝鮮U-20の対戦成績を調べる際は、女子のU-20カテゴリーに絞り、アジア杯とワールドカップを区別することが大切だ。年代別代表は選手の入れ替わりが大きく、男子と女子、U-17とU-20、公式大会と親善試合を混ぜた数字では、今回の試合の意味を正確に捉えられない。

2024年のU-20女子ワールドカップ決勝では北朝鮮が1-0で日本を破り、2026年4月のアジア杯決勝では日本が1-0で北朝鮮を下した。そして9月のワールドカップでは北朝鮮が2-0で勝利。直近の主要大会だけを見ても、両国は互いに勝利を奪い合っている。

加えて、2026年大会全体の結果にも注目したい。FIFAの大会記録によると、北朝鮮は日本戦の後も勝ち進み、準々決勝でカナダを2-0、準決勝でコロンビアを3-0で破って決勝へ進出した。決勝ではスペインと0-0で引き分け、PK戦を3-4で落として準優勝となった。

北朝鮮は日本戦の勝利だけでなく、大会を通じて安定した守備と決定力を示した。日本戦での2得点も、偶然のオウンゴールだけで説明できるものではない。セットプレーから圧力をかけ続けたこと、追加点で連係の質を発揮したことが、その後の躍進ともつながっている。

日本にとっては、アジア杯優勝という実績を持って世界大会に臨みながら、ラウンド16で敗退したことになる。国内大会やアジア大会での成功を、世界大会の決勝トーナメントでも再現するには、相手の強度が上がった際の攻撃の質と、試合の流れが変わったときの対応をさらに磨く必要がある。

【日本U-20対北朝鮮U-20】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:日本U-20対北朝鮮U-20の2026年最新試合結果は?
A1:2026年9月17日のU-20女子ワールドカップ・ラウンド16で、北朝鮮が日本に2-0で勝利した。前半は0-0、後半に65分のオウンゴールと69分のチェ・ヨンアのゴールで決着した。

Q2:北朝鮮U-20女子代表の得点者は誰?
A2:1点目は65分のオウンゴールで、公式記録上は日本の古田麻子に当たってゴールに入った。69分には北朝鮮のチェ・ヨンアが追加点を挙げた。

Q3:日本U-20女子代表は2026年4月の決勝で北朝鮮に勝っていなかった?
A3:勝っている。4月18日のU-20女子アジアカップ決勝では、佐野桃花が56分に得点し、日本が1-0で北朝鮮を破って優勝した。9月のW杯では北朝鮮が2-0で勝ち、両チームの直近の主要大会での対戦成績は1勝1敗となった。

日本U-20対北朝鮮U-20の2026年最新対戦は、北朝鮮が2-0で勝利した。65分のオウンゴールが均衡を崩し、69分の追加点が試合の流れを決定づけた。日本はボールを保持する時間があってもシュート数と枠内シュート数で大きく下回り、攻撃を得点につなげられなかった。

4月のアジア杯決勝では日本が1-0で勝っていることからも、両チームの対戦は一方的なものではない。今回の敗戦から得るべき教訓は、単なる失点場面の反省にとどまらず、セットプレー後の守備、失点直後の試合管理、相手の圧力を受けた際のビルドアップ、決定機の創出という具体的な課題にある。

ヤングなでしこが世界の上位を目指すうえで必要なのは、ボール保持率だけに満足せず、相手ゴールに迫る攻撃の質を高めること。そして試合の流れが変わった瞬間にも、チーム全体で冷静に対応することだ。2026年の北朝鮮戦は、アジアで勝つ力と世界の舞台で勝ち切る力の違いを考えるうえで、重要な一戦となった。

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デジタルマーケター 長友 宏
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芸能ニュースの編集歴11年。所属事務所の公式リリース、番組公式サイト、配信サービスの告知だけを一次情報として照合し、発表日を明記して掲載します。

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