2026年の「今年の漢字」は何になるのか。公式発表を前に、候補として浮かぶのは「暑」「災」「高」「金」「戦」など、今年の社会を象徴する一字です。2026年は、ミラノ・コルティナ冬季五輪での日本選手の活躍、厳しい暑さや自然災害、国際情勢の緊張、経済や暮らしをめぐる変化など、幅広いニュースが重なりました。
公益財団法人日本漢字能力検定協会の公式案内によると、2026年の「今年の漢字」は10月15日にWeb応募が始まり、発表日は12月14日(月)に決まっています。10月28日現在、発表されているのは募集要項や過去の結果であり、2026年の選出漢字はまだ確定していません。
【2026年最新予想】今年の漢字候補ランキング!本命は「暑」か「災」か

2026年の今年の漢字候補を考えるうえで注目したいのは、全国的なニュースの広がり、日常生活への影響、そして複数の出来事を一字で表現できるかという3点です。以下は、日本漢字能力検定協会が公表した2026年の主な出来事と歴代の選出傾向を参考にした、この記事独自の予想ランキングです。公式の得票ランキングや世論調査ではありません。
- 1位予想「暑」:記録的な暑さや気候への関心を象徴する一字。2026年7月には、国内で「酷暑日」が初めて観測されたことが、協会の年表に記載されています。
- 2位予想「災」:地震や豪雨、台風など、災害への備えと地域の安全を表す一字。2026年の出来事を振り返る際に、幅広い人が連想しやすい候補です。
- 3位予想「高」:気温の高さに加え、株価や金利など、経済指標の動きを重ねて表現できる一字。暮らしの実感と経済ニュースの両面から考えられます。
- 4位予想「金」:冬季五輪でのメダル獲得や金融市場の動きなどを象徴する候補。過去にも繰り返し選ばれており、2026年も注目されます。
- 5位予想「戦」:中東情勢の緊張や国際的な軍事衝突に加え、スポーツの熱戦も表せる一字。国内外のニュースを幅広く包み込めます。
- 6位予想「変」:政治、経済、国際情勢などの変化をまとめて表現する候補。特定のニュースに限定されない一方、意味が広く、決め手に欠ける可能性もあります。
本命を「暑」とした理由は、気候が全国の生活に直結し、ニュースとしても共有されやすいからです。ただし、災害の規模や年末までの社会的関心によっては「災」が上回る可能性もあります。「高」は複数の話題に結びつけやすいものの、過去の候補との重複を含め、どの意味が強く受け止められるかが焦点になります。
なお、2026年の正式な得票状況は発表前には分かりません。ここで示した順位は、応募者の投票結果を先取りしたものではなく、公開されている出来事をもとにした予想です。
【候補の理由を深掘り】2026年の社会動向から有力な一字を検証
「暑」:気候の変化が暮らしに直結2026年の候補を考えるうえで、暑さは外せないテーマです。日本漢字能力検定協会が10月15日に公表した募集開始のプレスリリースでは、7月の出来事として、国内で「酷暑日」が初観測されたことが挙げられています。
暑さを表す漢字は、単に気温が高いという意味にとどまりません。熱中症への警戒、屋外活動への影響、農作物や電力需要への懸念など、生活の複数の側面を連想させます。2026年の一年を振り返ったとき、暑さがどれほど長く、広く記憶されたかが選出を左右するポイントです。
「災」:地震・豪雨・台風への関心協会の2026年の主な出来事には、6月の台風6号に伴う初の「レベル5氾濫特別警報」、7月の熊本県熊本地方での震度7の地震、8月の千葉県での記録的豪雨と大規模冠水が掲載されています。
こうした出来事をまとめる一字として「災」は有力です。過去にも自然災害が社会を大きく揺るがした年に選ばれており、2018年と2004年の選出実績があります。災害の記憶だけでなく、防災、減災、地域の支え合いという意味を含められる点も特徴です。
「高」:気温・市場・金利をつなぐ言葉2026年は、経済指標にも目立つ動きがありました。協会の年表では、4月の日経平均株価が月間で8,221円上昇し、約16%の上げ幅を記録したこと、8月に長期金利が一時2.945%まで上昇し、約30年ぶりの高水準となったことが紹介されています。
「高」は、こうした経済の動きに加えて、暑さや価格の高さなどにもつながる表現です。一字の中に複数の話題をまとめられることは、候補としての強みです。一方、経済指標の上昇が必ずしも生活の豊かさを意味するわけではありません。物価や家計への影響など、異なる側面をどう受け止めるかも重要です。
「金」:冬季五輪の成果と経済の二面性2026年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪では、日本が過去最多の24メダルを獲得したと、協会の募集開始資料に記載されています。スポーツの成果を象徴する「金」は、今年も候補に挙がる理由があります。
ただし、「金」が表すのはメダルや成功だけではありません。2024年には、オリンピック・パラリンピックの日本人選手や大谷翔平選手らの活躍による「金(キン)」と、政治の裏金問題や物価高騰などの「金(かね)」という、明るい面と暗い面の両方が選出理由になりました。2026年も、スポーツと経済のどちらが強く印象に残るかが注目点です。
「戦」:国際情勢とスポーツの両方を表現協会の2026年の年表では、3月の米国・イスラエルとイラン間の軍事衝突に伴う中東情勢の悪化が挙げられています。「戦」は、国際情勢の緊張を直接的に表す一方、スポーツの熱戦や人々が直面する困難にも使われる漢字です。
過去には2001年に米国同時多発テロ事件などを背景に、2022年にはロシアによるウクライナ侵攻や物価高などを背景に選ばれています。2026年の国際情勢が年末までどれほど強い印象を残すかによって、候補としての存在感が変わりそうです。
【歴代一覧】2025年の「熊」と2024年の「金」から選出傾向を読む
今年の漢字は1995年に始まり、2026年で32回目を迎えます。公益財団法人日本漢字能力検定協会の歴代一覧を見ると、その年を象徴する出来事だけでなく、生活への不安、社会の変化、スポーツの感動など、さまざまなテーマが選ばれてきました。
最初に、2025年の「熊」は、全国各地でクマの出没や人的被害が相次ぎ、生活や経済活動にも影響が広がったことを背景に選ばれました。協会の公表データによると、総応募数189,122票のうち、「熊」は23,346票で1位。「米」は23,166票で2位となり、差はわずか180票でした。米の価格高騰や供給不足への関心も、当時の世相を反映していました。
2024年の「金」は、スポーツの成果と政治・経済をめぐる問題の両方を表す一字でした。このように、単一のニュースだけでなく、複数の出来事を同時に説明できる漢字が選ばれるケースもあります。
以下は、日本漢字能力検定協会が公表している歴代の第1位の一覧です。
| 年 | 今年の漢字 |
|---|---|
| 2025年 | 熊 |
| 2024年 | 金 |
| 2023年 | 税 |
| 2022年 | 戦 |
| 2021年 | 金 |
| 2020年 | 密 |
| 2019年 | 令 |
| 2018年 | 災 |
| 2017年 | 北 |
| 2016年 | 金 |
| 2015年 | 安 |
| 2014年 | 税 |
| 2013年 | 輪 |
| 2012年 | 金 |
| 2011年 | 絆 |
| 2010年 | 暑 |
| 2009年 | 新 |
| 2008年 | 変 |
| 2007年 | 偽 |
| 2006年 | 命 |
| 2005年 | 愛 |
| 2004年 | 災 |
| 2003年 | 虎 |
| 2002年 | 帰 |
| 2001年 | 戦 |
| 2000年 | 金 |
| 1999年 | 末 |
| 1998年 | 毒 |
| 1997年 | 倒 |
| 1996年 | 食 |
| 1995年 | 震 |
歴代の結果から読み取れるのは、同じ漢字が再び選ばれることも珍しくないという点です。「金」は2000年、2012年、2016年、2021年、2024年の計5回選出されています。「災」「税」「戦」も複数回選ばれています。過去に登場した字だからといって、2026年の候補から外れるわけではありません。
もう一つの要点は、世相を表す漢字が必ずしも明るい話題だけを反映するわけではないことです。スポーツの活躍と生活不安、技術の進歩と社会の混乱など、相反する意味が一字に重なる場合もあります。2026年の候補を考えるときも、ニュースの数だけでなく、人々がどのような感情を抱いた一年だったかが判断材料になります。
【応募期間・発表日2026】公式スケジュールを確認
2026年の「今年の漢字」は、応募方法によって受付開始日と締め切りが異なります。日本漢字能力検定協会の公式案内で発表されている日程は、次のとおりです。
- Web応募:2026年10月15日(木)9時から12月9日(水)18時まで
- はがき・応募箱・団体応募:2026年11月2日(月)から受付開始
- はがき応募:2026年12月4日(金)必着
- 応募箱:2026年12月1日(火)頃が締め切りの目安。設置場所によって異なる
- 結果発表:2026年12月14日(月)、京都・清水寺
2026年10月28日現在、Web応募はすでに受付中です。はがきや応募箱、団体応募は11月2日から始まります。紙で応募する場合は、はがきの必着日や応募箱の設置場所ごとの締め切りに注意が必要です。
例年、発表は「漢字の日」である12月12日頃に行われますが、2026年の公式発表日は12月14日(月)です。発表場所は京都の清水寺で、選ばれた漢字が大きな和紙に揮毫(きごう)されます。年末の恒例行事として広く知られる一方、正式な日付については、その年の公式案内を確認することが大切です。
【選考の仕組み】今年の漢字は誰がどう決める?
「今年の漢字」は、専門家や有識者が候補を絞り込んで決定する賞とは異なります。日本漢字能力検定協会が全国から応募を募り、最も多く応募された漢字一字を、その年の「今年の漢字」として発表する仕組みです。
応募された漢字には、その年の出来事や社会の動向、個人が感じたことなどが反映されます。協会は結果発表に加えて、過去の上位20位までの漢字も公表しています。1位だけでなく上位の候補を見ることで、同じ年に人々がどのような出来事を強く意識していたかを比較できます。
2025年の結果は、その仕組みを理解するうえで分かりやすい例です。「熊」は23,346票、「米」は23,166票で、差は180票でした。大差で決まる年もあれば、複数の社会問題が拮抗する年もあります。報道で大きく扱われた話題が、そのまま圧倒的な得票につながるとは限りません。
また、同一人物が複数回応募することは可能ですが、同じ漢字を重複して応募しても、同一の漢字は1票のみ有効とされています。1回の応募で選べる漢字は一字です。応募方法や記入事項については、協会の公式募集要項に従う必要があります。
清水寺での発表は、選ばれた一字を大書する儀式として知られています。発表場所が京都・清水寺である理由について、協会は本部が京都にあることや、清水寺が京都を代表する寺院で、国内外によく知られていることなどを挙げています。
【今年の漢字の応募方法】候補を選ぶときの判断基準
2026年の漢字を自分でも予想したい場合、ニュースのインパクトだけでなく、一年を通じた広がりや生活との関係を考えると、候補を整理しやすくなります。
1. 一つの出来事だけでなく、一年全体を振り返る大きなニュースが発生した直後は、その出来事に関連する漢字が強く印象に残ります。しかし、今年の漢字は一年の世相を振り返る企画です。年初から秋までの出来事を見直し、長く記憶に残ったテーマを考えると、より納得感のある一字を選びやすくなります。
2. 社会全体への影響を考える特定の地域や分野に限られた話題だけでなく、全国的に共有されたニュースや、暮らしに影響した出来事も判断材料になります。例えば「暑」なら気候と生活、「災」なら自然災害と防災、「高」なら気温や経済指標など、漢字から連想できるテーマの幅を比べてみましょう。
3. 漢字一字に自分の理由を結びつける応募では、2026年の世相を表す漢字一字と、その理由などの必要事項を記入します。理由を考えるときは、単に「ニュースでよく見たから」とするのではなく、どの出来事が印象に残ったのか、生活や社会にどのような影響があったのかを整理すると、選んだ一字の意味が明確になります。
応募はWeb、はがき、応募箱などの方法から選べます。Web応募は受付が始まっています。はがきや応募箱での応募を希望する場合は、11月2日以降の受付開始と、それぞれの締め切りを確認しましょう。応募者には抽選で賞品が用意されていますが、賞品の有無と、選出される漢字の決まり方は別の話です。
【今年の漢字候補】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の今年の漢字はもう決まっていますか? A1:2026年10月28日現在、正式な選出漢字は発表されていません。日本漢字能力検定協会の公式案内では、12月14日(月)に京都・清水寺で発表する予定です。
Q2:今年の漢字候補2026で最も有力なのは何ですか? A2:この記事では「暑」を本命、「災」を対抗候補として予想しています。2026年7月の酷暑日初観測や、地震・豪雨などの出来事が主な根拠です。ただし、これは独自の予想であり、公式の投票結果や確定順位ではありません。
Q3:今年の漢字の応募期間はいつまでですか? A3:Web応募は2026年12月9日(水)18時までです。はがきは12月4日(金)必着、応募箱は設置場所によって異なりますが、12月1日(火)頃が締め切りの目安です。
Q4:今年の漢字は専門家が選ぶのですか? A4:専門家が審査して選ぶ方式ではなく、全国から寄せられた応募のうち、最も多く応募された漢字一字が選ばれます。応募方法や重複応募の扱いは、公式募集要項で確認できます。
Q5:過去に選ばれた漢字が再び選ばれることはありますか? A5:あります。「金」は2000年、2012年、2016年、2021年、2024年の5回選ばれています。「災」「税」「戦」も複数回選出されています。過去に登場した漢字であっても、再び社会の関心を集めれば候補になり得ます。
2026年の今年の漢字候補として、この記事では「暑」「災」「高」「金」「戦」「変」を取り上げました。酷暑日が初めて観測されたこと、地震や豪雨などの災害、経済指標の動き、冬季五輪での日本選手の活躍、国際情勢の緊張など、候補を考える材料は多岐にわたります。
本命予想は「暑」、対抗は「災」です。ただし、これは公式のランキングではありません。最終的に選ばれる漢字は、年末までの出来事も含めて全国から寄せられた応募によって決まります。
応募期間はWebが12月9日18時まで、発表日は12月14日(月)です。歴代の「熊」「金」「税」などを振り返ると、今年の漢字は単なるニュースの見出しではなく、その年に人々が何を不安に感じ、何に希望を見いだしたかを映すものでもあります。2026年を象徴する一字を考えながら、一年の出来事を振り返ってみてはいかがでしょうか。