ホーム スポーツ 山本由伸は完全試合を達成した?2026年ホワイトソックス戦の真相と45人連続アウトを徹底解説

山本由伸は完全試合を達成した?2026年ホワイトソックス戦の真相と45人連続アウトを徹底解説

如月 拓 如月 拓 • 更新: • 公開: • 読了約 13 分
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山本由伸は、メジャーリーグで完全試合を達成したのか。2026年10月28日時点の答えは、MLBでは未達成だ。ただし、6月13日(日本時間14日)のシカゴ・ホワイトソックス戦では、八回2死まで一人の走者も許さない完璧な投球を披露。ムーキー・ベッツの失策で完全試合の可能性が消え、九回にはトリスタン・ピーターズの本塁打でノーヒットノーランも逃した。

それでも、この登板で記録したのは、8回1/3、109球、7奪三振。前回登板から続く45打者連続アウトというMLB史上2位タイの記録も生まれた。山本は日本時代にノーヒットノーランを2度達成しており、今回の投球はその実績を踏まえても際立つ内容だった。試合の経緯から完全試合とノーヒットノーランの違い、2026年の成績まで整理する。

【結論】山本由伸は完全試合を達成したのか?2026年最新情報

山本由伸完全試合

山本由伸は、ロサンゼルス・ドジャースの先発投手として2026年6月のホワイトソックス戦で歴史的な快投を見せた。しかし、公式記録上の完全試合は成立していない。

完全試合とは、投手が相手打線の全打者を一度も出塁させずに試合を終えること。通常の9イニング制なら、相手の27打者をすべてアウトにする必要がある。安打を打たれないだけでは不十分で、四球や死球、失策による出塁も許されない。

山本は八回2死までホワイトソックスの打者を完璧に抑えていたが、遊撃手ムーキー・ベッツの失策によって打者走者の出塁を許した。失策は安打ではないものの、完全試合の条件からは外れる。その後も無安打投球を続けたが、九回先頭のトリスタン・ピーターズに本塁打を浴び、ノーヒットノーランも達成できなかった。

つまり、この登板で逃した記録は二つある。八回の失策で完全試合が消え、九回の本塁打でノーヒットノーランも消えた。一方、ドジャースは7対1で勝利しており、山本は勝利投手となった。

【試合の全経緯】八回2死から何が起きた?失策と本塁打を時系列で解説

2026年6月13日、シカゴのレート・フィールドで行われたホワイトソックス戦。山本は序盤から相手打線に的を絞らせず、アウトを積み重ねた。試合が進むにつれて、完全試合という歴史的な快挙が現実味を帯びていった。

試合の分岐点は八回2死。チェイス・マイドロスのゴロをベッツが捕球し損ね、打者走者が一塁に到達した。ここで完全試合は成立しなくなったものの、打球は安打ではなく失策と判定されたため、ノーヒットノーランの可能性は残った。

山本は気持ちを切り替えて投球を続け、九回のマウンドにも上がった。しかし、先頭打者のピーターズに本塁打を浴び、無安打の記録も途切れた。最後の打者エドガー・ケロを中飛に打ち取ったところで登板を終えた。MLB公式の試合報道によると、投球数は109球で、この登板では7三振を奪っている。

時点 出来事 記録上の意味
試合序盤〜八回2死 ホワイトソックス打線を一人も出塁させずに抑える 完全試合を継続
八回2死 ムーキー・ベッツの失策でチェイス・マイドロスが出塁 完全試合が消滅。ノーヒットノーランは継続
九回先頭 トリスタン・ピーターズが本塁打 ノーヒットノーランも消滅
九回 エドガー・ケロを中飛に打ち取る 8回1/3、109球、7奪三振で降板
試合終了 ドジャースが7対1で勝利 山本は好投でチームの勝利に貢献

この試合の要点は、完全試合とノーヒットノーランが別々の場面で途切れたことだ。ベッツの失策がなければ、その時点では完全試合が継続していた。しかし、仮にその失策を回避していたとしても、後続の打者を必ず抑えられたとは限らない。記録が途切れた事実と、達成できたはずだという仮定は区別する必要がある。

【未遂の理由】ムーキー・ベッツの失策とピーターズの本塁打を検証

今回の完全試合未遂を理解するには、八回の守備と九回の被本塁打を分けて考える必要がある。

第一の分岐点は、ベッツの失策だった。遊撃手のベッツはマイドロスのゴロを処理できず、山本にとってこの日初めての走者を許した。MLBの試合報道で、ベッツは通常のゴロを捕り損ねたことを認め、言い訳はしないという趣旨のコメントを残している。これは投手の失投による出塁ではなく、守備記録上の失策によるものだった。

ただし、失策をすべて守備選手個人の責任だけで説明するのも適切ではない。完全試合は、投手の投球内容に加え、野手がアウトを確実に取ることによって成立する記録だ。打球処理のわずかな乱れでも、記録の成立条件が変わってしまう。

第二の分岐点は、九回先頭のピーターズの本塁打だった。八回の失策は安打ではなかったため、山本はノーヒットノーランを続けることができた。しかし、九回に実際の安打を許したことで、無安打のまま試合を終える可能性もなくなった。最終的な被安打は1だった。

ここで押さえたいのは、完全試合未遂が「あと一歩だった」という感覚だけで語られるべきではないことだ。八回の失策は完全試合の条件に関わり、九回の本塁打はノーヒットノーランの条件に関わる。それぞれ異なる記録を、異なるプレーが終わらせたのである。

【45打者連続アウト】MLB記録で山本由伸の投球を評価する

この登板が歴史的だった理由は、完全試合に迫ったことだけではない。山本は前回のロサンゼルス・エンゼルス戦で最後の22打者を連続してアウトにしていた。その流れをホワイトソックス戦に持ち込み、今回の試合でも失策が出るまで23打者を連続して退けた。

合計すると45打者連続アウト。MLB公式報道が引用するエライアス・スポーツ・ビューローの記録によれば、これは2014年のユスメイロ・ペティが記録した46打者連続アウトに次ぐ歴代2位タイで、2009年のマーク・バーリーと並ぶ数字だった。

この記録は、45人全員から三振を奪ったという意味ではない。三振、内野ゴロ、外野フライなど、どのような形であっても、打者を連続してアウトにしたことを示している。投手の支配力を評価するうえで重要なのは、打者に出塁を許さず、アウトを積み重ねた点だ。

また、完全試合の達成には投球の精度だけでなく、守備の確実性も欠かせない。MLB公式の歴代完全試合一覧では、完全試合は極めてまれな記録として扱われ、直近の達成例は2023年6月28日のドミンゴ・ヘルマンまでさかのぼる。山本の登板は、記録の希少性と達成の難しさを改めて示した。

【ノーヒットノーランとの違い】MLB完全試合の歴代達成者と日本の実績

完全試合とノーヒットノーランは混同されやすいが、記録の条件は明確に異なる。

完全試合は、相手打者を一人も出塁させずに試合を終えること。四球、死球、失策による出塁も許されない。一方、ノーヒットノーランは、相手に安打を許さずに試合を終えることを指す。四球や失策で走者を出しても、安打がなければノーヒットノーランは継続できる。

したがって、八回の失策で山本の完全試合は消えたが、ノーヒットノーランは続いていた。九回の本塁打によって初めて、ノーヒットノーランも達成できなくなった。両者の違いを把握しておくと、この試合の記録上の意味が理解しやすい。

MLBの完全試合の歴史では、ドン・ラーセン、サンディ・コーファックス、ランディ・ジョンソン、マーク・バーリー、マット・ケイン、フェリックス・ヘルナンデスらが達成者として知られる。2023年にはドミンゴ・ヘルマンが達成し、MLBの公式歴代一覧に掲載される完全試合は24度となっている。

一方、日本のプロ野球でも、完全試合はノーヒットノーランよりさらに厳しい条件を持つ記録だ。日本野球機構(NPB)の公式記録では、ノーヒットノーランは91人による103度、そのうち完全試合は16人による16度と整理されている。

山本自身はオリックス時代の2022年6月18日に西武戦で、2023年9月9日にロッテ戦でノーヒットノーランを達成している。つまり、日本ではすでに2度のノーヒットノーランを記録した実績がある。ただし、これらは完全試合ではなく、MLBでの完全試合も2026年10月28日時点では未達成だ。

【2026年成績】山本由伸は現在どれほどの投手なのか

完全試合を達成できなかったからといって、2026年の山本の投球全体を過小評価するのは適切ではない。MLB公式の選手成績ページによると、2026年レギュラーシーズンの成績は次のとおりだ。

  • 登板・先発:28試合
  • 勝敗:14勝9敗
  • 防御率:2.53
  • 投球回:185回
  • 奪三振:182
  • WHIP:0.87

防御率2.53は、1試合9イニング当たりに換算した自責点が約2.53点であることを示す。WHIPは投球回当たりの被安打と与四球の合計を表す指標で、0.87という数字は走者を出す頻度が低いことを示している。山本の投球を評価する際は、単発の記録だけでなく、こうしたシーズン全体の数字も見る必要がある。

また、2026年のポストシーズン成績は、MLB公式ページ上で2試合、1勝0敗、防御率3.72、9回2/3、11奪三振と記録されている。レギュラーシーズンとポストシーズンは集計が別であり、数字を比較するときは対象期間をそろえることが大切だ。

ホワイトソックス戦は、完全試合やノーヒットノーランという記録こそ残らなかったものの、山本の高い投球能力を示した登板だった。109球で8回1/3を投げ、7三振を奪い、チームを7対1の勝利に導いた事実は、記録の成否とは分けて評価できる。

【山本由伸完全試合】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:山本由伸は2026年に完全試合を達成しましたか? A1:2026年10月28日時点では、MLBの完全試合は達成していない。6月のホワイトソックス戦では八回2死まで完全投球を続けたが、ムーキー・ベッツの失策で走者を許した。

Q2:なぜノーヒットノーランも達成できなかったのですか? A2:八回の失策は安打ではなかったため、ノーヒットノーランは続いていた。しかし、九回先頭のトリスタン・ピーターズに本塁打を浴び、無安打の記録も途切れた。

Q3:45人連続アウトはMLBの新記録ですか? A3:新記録ではなく、MLB歴代2位タイの記録。山本はエンゼルス戦の最後の22打者と、ホワイトソックス戦で失策が出るまでの23打者を連続してアウトにし、合計45打者連続アウトを記録した。

Q4:山本由伸は日本でノーヒットノーランを達成していますか? A4:達成している。オリックス時代の2022年6月18日の西武戦と、2023年9月9日のロッテ戦で、計2度のノーヒットノーランを記録した。いずれも完全試合ではない。

Q5:完全試合とノーヒットノーランの違いは何ですか? A5:完全試合は一人も出塁させずに試合を終えること。ノーヒットノーランは安打を許さずに試合を終えることだ。四球や失策による出塁があっても、安打を許さなければノーヒットノーランは継続できる。

山本由伸は、2026年6月のホワイトソックス戦で完全試合まであと4アウトというところまで迫った。八回2死でのムーキー・ベッツの失策が完全試合を終わらせ、九回先頭のトリスタン・ピーターズの本塁打がノーヒットノーランの可能性を消した。結果は8回1/3、109球、7奪三振、1安打1失点。ドジャースは7対1で勝利した。

この登板で残った45打者連続アウトは、MLB歴代2位タイの記録である。加えて、山本にはNPB時代のノーヒットノーラン2度という実績があり、2026年のレギュラーシーズンも14勝、防御率2.53と安定した成績を残している。

評価の基準は、完全試合を達成したかどうかだけではない。試合ごとの投球内容、シーズン成績、相手打線を抑え続ける力、そして記録が成立するために必要な守備との連携まで見ることで、投手としての実力をより正確に理解できる。山本由伸の完全試合は未達成だが、ホワイトソックス戦は、その快挙に限りなく近づいた登板として記憶される一戦となった。

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如月 拓

家計・住まい・制度の話題を担当。公的機関の公表資料と専門家の見解を照合し、推測と事実を分けて書きます。

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