元NHKアナウンサーで、長年にわたり大相撲を見つめ続けてきた相撲ジャーナリストの杉山邦博さん。2026年7月の大相撲名古屋場所では、95歳で会場に足を運び、土俵を見つめる姿が中継に映し出されました。その後も、同年8月に配信されたAERA DIGITALの記事で名古屋場所の取組を振り返り、力士たちの技術や精神面について独自の見解を示しています。
1930年10月19日生まれとするプロフィールに基づけば、2026年10月現在は96歳です。NHKを退職した後も、相撲ジャーナリストとしての取材活動や日本福祉大学での役職、著書を通じた発信を続けています。杉山邦博さんの現在の仕事、経歴、健康維持のための生活習慣、近年の活動を整理します。
【2026年最新】杉山邦博の現在は?95歳で名古屋場所を取材し、今も相撲を伝える

杉山邦博さんの現在を知るうえで、最も具体的な手がかりとなるのが、2026年7月の大相撲名古屋場所での活動です。7月14日、十両の取組が行われていた際、東の花道脇で背筋を伸ばして土俵を見つめる姿がABEMAの中継に映りました。95歳で現地に足を運ぶ姿は、スポーツメディアでも取り上げられています。
話題になったのは、単に高齢で会場を訪れたということだけではありません。杉山さんは、長年の経験を生かして大相撲の取組を観察し、力士の成長や相撲の変化を伝え続けている人物です。
日本福祉大学が2026年8月6日に掲載したお知らせによると、杉山さんは同年8月2日配信のAERA DIGITALの記事で、7月26日に千秋楽を迎えた名古屋場所を振り返っています。優勝決定戦を制した安青錦の立ち合いの気迫や左下手を生かす精神力、準優勝の熱海富士の攻めの相撲などについて分析しました。
別の記事では、藤ノ川の鋭い出足や投げ、琴栄峰の前に出る相撲、高安や朝乃山らベテラン力士の粘り強さにも言及。琴桜には四つ相撲の基本を徹底することへの期待を寄せています。こうした具体的な評価からも、杉山さんが単なる相撲ファンではなく、取組の内容を技術面から読み解く専門家として活動していることが分かります。
つまり、2026年の近況を象徴するのは、長年の現場経験を土台とした取材と解説です。現在の仕事を理解するには、現地観戦の姿だけでなく、その後に発表された分析記事まで確認することが大切です。
【杉山邦博のプロフィール・経歴】NHK時代から現在までを年表で整理
杉山邦博さんは、1930年に福岡県で生まれました。早稲田大学第一文学部を卒業して1953年にNHKへ入局し、スポーツ実況アナウンサーとしてキャリアをスタートさせています。なかでも大相撲中継は代表的な仕事で、45年間にわたり担当した実績があります。
相撲実況の第一人者として知られる一方、プロ野球やオリンピックなど、幅広いスポーツの現場を経験してきたことも特徴です。主な経歴を時系列でまとめました。
| 時期 | 主な出来事・活動 | ポイント |
|---|---|---|
| 1930年 | 福岡県生まれ | 後に「相撲の杉山」と呼ばれる実況アナウンサーへ |
| 1953年 | 早稲田大学第一文学部を卒業し、NHKに入局 | スポーツ実況の道へ進む |
| 1954年2月 | 名古屋準本場所のラジオ放送で相撲実況デビュー | 現場で実況技術を磨く |
| NHK在職中 | 大相撲、プロ野球、東京・メキシコオリンピックなどを実況 | 大相撲中継は45年間担当 |
| 1987年 | NHKを定年退職し、同年にNHK専門員となる | 放送局での勤務から、評論・取材活動へ軸足を移す |
| 1989年 | 日本福祉大学の客員教授に就任 | スポーツ実況の経験を教育の場にも生かす |
| 2013年 | 日本福祉大学生涯学習センター名誉センター長に | 大学との関わりを継続 |
| 2025年7月 | 『杉山アナのアンチ巨人、大鵬、卵焼き』を刊行 | 昭和のスポーツと大相撲の記憶を伝える |
| 2026年7〜8月 | 名古屋場所の現地取材とAERA DIGITALでの解説 | 最新の取材活動が報道される |
出典:日本福祉大学、公益財団法人長寿科学振興財団の健康長寿ネット、講師プロフィール、大空出版の刊行情報。
この経歴で注目したいのは、NHKの退職が相撲との関わりの終わりではなかった点です。放送局に所属して実況を担当する立場から、現場で取材し、相撲を分析して伝える立場へと活動の形を変えてきました。
現在の肩書きを調べる際には、NHK時代の職歴と、退職後の取材・教育活動を分けて見ると、杉山さんの歩みを理解しやすくなります。
【元NHKアナウンサーから相撲ジャーナリストへ】杉山邦博の名調子と実況の実績
杉山邦博さんの名前が長く記憶されている理由の一つは、勝負の技術だけでなく、そこに至るまでの力士の思いや背景を伝える実況にあります。
公益財団法人長寿科学振興財団の健康長寿ネットによる人物インタビューでは、杉山さんが早稲田大学在学中にアナウンス研究会を立ち上げたことや、NHK入局後に相撲実況の訓練を重ねたことが紹介されています。決まり手や力士の組み手を即座に言葉にするため、実際に相撲を取りながら実況を学ぶ訓練も経験したといいます。
また、相撲以外の競技にも精通し、1968年のメキシコオリンピックでは10種目を実況しました。スポーツ全般にわたる経験が、取組だけでなく、選手や力士の背景まで伝える幅広い視点につながっています。
杉山さんの人情味を象徴するエピソードとして知られるのが、1981年の大関・貴ノ花の引退放送です。引退を伝える際に思わず絶句したことが報じられ、「泣きの杉山、泣かせの杉山」という異名につながりました。実況を単なる勝敗の説明ではなく、力士の歩みを伝える仕事として捉えていたことをうかがわせます。
ただし、現在の杉山さんはNHKの現役アナウンサーではありません。NHKを退職した後も、東京相撲記者クラブ会友としての立場などを通じて、相撲の取材や評論を続けている相撲ジャーナリストです。
ここで区別したいのが、「実況を45年間担当した」という実績と、「相撲報道に60年以上携わってきた」という経歴です。前者はNHK時代の中継担当、後者は退職後の取材や評論も含む長期的な活動を表しています。両者を同じ意味で扱わないことが、杉山さんのキャリアを正確に理解するポイントです。
【日本福祉大学の客員教授・名誉センター長】現在の肩書きと著書
杉山邦博さんは、相撲ジャーナリストとしての活動に加え、日本福祉大学との関わりも長く続けています。大学の公式プロフィールには、客員教授と生涯学習センター名誉センター長の肩書きが掲載されています。
客員教授への就任は1989年、生涯学習センター長を経て名誉センター長となったのは2013年と紹介されています。大学での肩書きは、NHKの実況アナウンサー時代とは異なる、経験や知識を次の世代に伝える活動の一面です。
ただし、大学の公式ページに肩書きが掲載されていることと、現在どの授業を担当しているかは別の情報です。2026年現在の活動を確認する場合は、肩書きだけでなく、大学が公表する最新のお知らせや本人の取材記事を併せて見る必要があります。
近年の発信を知るうえで注目したいのが、2025年7月29日に発売された著書『杉山アナのアンチ巨人、大鵬、卵焼き』です。相撲ジャーナリストの荒井太郎さんとともに、昭和のスポーツ文化や大相撲中継、横綱・大鵬らをめぐる記憶を語っています。刊行情報は大空出版の公式書籍ページや国立国会図書館の書誌情報でも確認できます。
この本の魅力は、過去の名勝負を振り返るだけでなく、テレビ放送の普及とともに大相撲やプロ野球が家庭に浸透していった時代を、現場を知る人物の視点から捉えている点です。長年の取材経験が、現在の力士への評価だけでなく、スポーツ文化の記録としても生かされています。
そのため、杉山邦博さんの現在の活動は、土俵の取材だけに限られません。現場での観察、記事での解説、大学での役職、著書を通じた記録という複数の形で、相撲の歴史と魅力を伝えています。
【杉山邦博の健康法・生活習慣】95歳で現場に通い続ける暮らし
95歳で名古屋場所を訪れた杉山さんの姿を見て、健康維持の方法が気になった人もいるでしょう。2025年11月29日掲載の介護ポストセブンのインタビューでは、日々の食事や睡眠、運動、趣味について本人が詳しく語っています。ここでは、その当時に紹介された習慣を整理します。
1.食事の時間を整える
インタビューでは、朝食を午前8時、昼食を午後1時、夕食を午後6時半から7時ごろに取り、1日3食を規則的に食べることを心がけていると紹介されています。魚を中心とした食事を好み、腹八分目を意識し、歯の状態に合わせてゆっくり食べることも大切にしているそうです。
2.プールで体を動かす
同じインタビューによると、以前は泳ぐことを楽しんでいましたが、取材時点ではプールでの水中歩行が中心になっていました。スポーツジムのプールには月7〜8回ほど通い、ある日には600メートルほど水中を歩いたと語っています。年齢や体の状態に合わせて運動の仕方を変えている点が特徴です。
3.睡眠と日常の移動を大切にする
就寝は午後10時半過ぎ、起床は午前6時半から7時ごろという生活リズムも紹介されました。また、自宅周辺を散歩し、外出時には電車を乗り継ぎ、近くのコンビニや薬局へは歩いて出かけるといいます。こうした生活の様子から、日常の中で体を動かす機会を確保していることが分かります。
4.仕事や人との交流を続ける
杉山さんは、年6回の本場所で取材を続け、現役やOBの記者らと交流する機会があることも、日々の張り合いとして挙げています。相撲の話を交わすことや、友人とのカラオケ、時代劇を楽しむ時間も暮らしの一部です。
もちろん、これらは杉山さん個人の生活習慣であり、誰にでも同じ健康効果があると保証するものではありません。大切なのは、年齢や体調に合わせて生活のリズムを整え、運動や人との交流を無理のない形で続けているという点です。
【杉山邦博現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:杉山邦博さんは2026年現在、何歳ですか?
A1:1930年10月19日生まれとするプロフィールに基づけば、2026年10月28日現在は96歳です。2026年7月の名古屋場所で現地取材をした際は95歳として報じられています。記事や報道の掲載時点によって年齢表記が異なる点に注意してください。
Q2:杉山邦博さんは現在も大相撲の取材を続けていますか?
A2:はい。2026年7月には名古屋場所の会場で取材する姿が中継に映り、同年8月にはAERA DIGITALで名古屋場所の力士や取組について解説しています。直近の活動を示す具体的な報道が確認できます。
Q3:杉山邦博さんは現在、日本福祉大学で何をしていますか?
A3:日本福祉大学の公式プロフィールには、客員教授と生涯学習センター名誉センター長の肩書きが掲載されています。ただし、現在の授業や講義の担当状況については、大学が公表する個別のお知らせなどで確認する必要があります。
Q4:杉山邦博さんの近年の著書は何ですか?
A4:2025年7月29日に発売された『杉山アナのアンチ巨人、大鵬、卵焼き』があります。荒井太郎さんとともに、昭和のスポーツ文化や大相撲中継、横綱・大鵬らについて語った一冊です。
杉山邦博さんは、NHKの現役アナウンサーではありませんが、相撲ジャーナリストとしての活動を続けています。2026年7月の名古屋場所での現地取材、同年8月のAERA DIGITALでの解説、日本福祉大学での肩書き、2025年に刊行された著書は、その近況を把握するうえで重要な情報です。
杉山さんの経歴を理解する際には、三つの点を押さえると分かりやすくなります。第一に、45年間の大相撲中継担当というNHK時代の実績。第二に、退職後も現場に足を運び、取材や評論を続けてきたこと。第三に、大学での役職や著書を通じ、スポーツの経験や歴史を次の世代へ伝えていることです。
また、95歳での現地取材が話題になったことと、現在の年齢や日々の活動状況は、掲載時点を分けて確認する必要があります。2026年10月現在の情報を調べるなら、年齢だけで判断するのではなく、最新の取材記事や大学の公式発表、出版社の刊行情報を組み合わせるのが確実です。
長年の実況経験を、現在の取材や解説へとつなげている杉山邦博さん。今後も大相撲の現場からどのような見方を伝えてくれるのか、本人の新たな発信と公表される活動に注目が集まります。