2026年の陸上日本選手権結果を振り返ると、男子100mの多田修平、男子200mの水久保漱至、男子110mハードルの泉谷駿介、女子1500mの田中希実ら、各種目で日本の頂点に立った選手たちの活躍が目を引きます。第110回日本陸上競技選手権大会は、6月12日(金)から14日(日)までの3日間、愛知県名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで開催されました。
今大会は、愛知・名古屋2026アジア競技大会の日本代表選考競技会を兼ねた大会です。男子100mの10秒17、男子200mの20秒14、女子1500mの4分11秒80など、決勝記録と順位は代表選考を読み解くうえでも重要なデータとなりました。ここでは、日本陸上競技連盟の公式結果と大会関連資料を基に、男女各種目の優勝者、注目レース、日別結果、TOP8リザルトPDFの確認方法まで整理します。
【第110回日本選手権】開催日・会場と2026年の結果を総整理

第110回日本陸上競技選手権大会は、日本陸上競技連盟が主催する国内最高峰の選手権大会です。2026年大会は愛知・名古屋2026アジア競技大会の代表選考を兼ね、短距離、中長距離、ハードル、跳躍、投てきの各種目で日本一を争いました。
開催日程は6月12日(金)から14日(日)まで。会場は愛知県名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムです。日本陸連の公式大会情報には競技日程、エントリーリスト、スタートリスト、速報、正式リザルトが掲載されています。
大会結果を確認するときは、単に優勝者の名前だけを見るのではなく、決勝記録、風速、順位、代表選考に関する注記を併せて確認することが大切です。短距離では追い風・向かい風が記録に影響し、同じ優勝タイムでも競技条件によって評価の仕方が変わります。
また、今大会の優勝者すべてがアジア大会代表に内定したわけではありません。日本陸連の大会結果で「アジア大会内定」と記載された選手と、単に日本選手権で優勝した選手は区別して見る必要があります。
【男子・女子100m決勝】順位と記録をチェック
陸上日本選手権結果のなかでも、検索需要が高いのが男女100m決勝の順位と記録です。2026年大会の男子100mでは多田修平が10秒17で優勝。女子100mは井戸アビゲイル風果が11秒44で制しました。
日本陸連公式サイトの決勝結果によると、男子は多田が5年ぶりの日本選手権優勝を飾り、女子は井戸が100mと200mの2冠につなげました。
男子100m決勝順位・記録
- 1位:多田修平(住友電工)10秒17(追い風0.1m)
- 2位:西岡尚輝(筑波大)10秒20
- 3位:桐生祥秀(日本生命)10秒24
男子100mは、多田が勝ち切った点が大きなトピックです。桐生祥秀は連覇を目指しましたが3位。優勝争いは10秒17から10秒24までの僅差となり、国内トップ選手が集まる日本選手権らしい競り合いになりました。
女子100m決勝順位・記録
- 1位:井戸アビゲイル風果(東邦銀行)11秒44(向かい風0.1m)
- 2位:御家瀬緑(住友電工)11秒50
- 3位:君嶋愛梨沙(土木管理総合)11秒52
女子100mは井戸が優勝し、御家瀬緑、君嶋愛梨沙が続きました。上位3人の差は0秒08。短距離の決勝では、着順だけでなく風速も併せて確認すると、記録の意味をより正確に捉えられます。
なお、ここに挙げたのは上位3人です。4位から8位までの順位、各選手の正式記録、レーンなどを照合したい場合は、日本陸連公式の「TOP8リザルト(PDF)」を参照してください。
【男女各種目の優勝者】決勝記録・アジア大会内定者一覧
第110回日本選手権の各種目の優勝者と記録をまとめました。短距離だけでなく、中長距離、ハードル、跳躍、投てきまで確認できる一覧です。代表選考に関する注記は、大会結果資料に記載された内容に基づいています。
| 性別 | 種目 | 優勝者 | 優勝記録 | 代表・記録の注目点 |
|---|---|---|---|---|
| 男子 | 100m | 多田修平 | 10秒17(+0.1) | アジア大会内定 |
| 男子 | 200m | 水久保漱至 | 20秒14(+0.6) | アジア大会内定 |
| 男子 | 400m | 中島佑気ジョセフ | 45秒60 | 決勝優勝 |
| 男子 | 800m | 萬野七樹 | 1分46秒45 | アジア大会内定 |
| 男子 | 1500m | 飯澤千翔 | 3分40秒11 | アジア大会内定・3連覇 |
| 男子 | 5000m | 森凪也 | 13分22秒41 | アジア大会内定 |
| 男子 | 110mハードル | 泉谷駿介 | 13秒17(+1.0) | アジア大会内定・2連覇 |
| 男子 | 400mハードル | 後藤大樹 | 48秒09 | アジア大会内定・日本高校新など |
| 男子 | 3000m障害 | 青木涼真 | 8分18秒63 | アジア大会内定・日本歴代2位 |
| 男子 | 走高跳 | 坂井宏和 | 2m20 | アジア大会内定 |
| 男子 | 棒高跳 | 柄澤智哉 | 5m50 | アジア大会内定 |
| 男子 | 走幅跳 | 橋岡優輝 | 7m89(+0.4) | アジア大会内定 |
| 男子 | 三段跳 | 宮尾真仁 | 16m64(-1.7) | アジア大会内定 |
| 男子 | 砲丸投 | 森下大地 | 18m69 | 決勝優勝 |
| 男子 | 円盤投 | 湯上剛輝 | 60m66 | 決勝優勝 |
| 男子 | ハンマー投 | 中川達斗 | 73m93 | アジア大会内定 |
| 男子 | やり投 | 﨑山雄太 | 82m05 | アジア大会内定 |
| 女子 | 100m | 井戸アビゲイル風果 | 11秒44(-0.1) | 100m・200mの2冠 |
| 女子 | 200m | 井戸アビゲイル風果 | 23秒19(+0.9) | アジア大会内定・2冠 |
| 女子 | 400m | 松本奈菜子 | 52秒94 | 日本選手権4度目の優勝 |
| 女子 | 800m | 久保凛 | 2分01秒54 | アジア大会内定 |
| 女子 | 1500m | 田中希実 | 4分11秒80 | アジア大会内定・7連覇 |
| 女子 | 5000m | 山本有真 | 14分59秒89 | アジア大会内定 |
| 女子 | 100mハードル | 中島ひとみ | 12秒77(+0.6) | アジア大会内定 |
| 女子 | 400mハードル | 青木穂花 | 55秒92 | アジア大会内定 |
| 女子 | 3000m障害 | 齋藤みう | 9分30秒30 | アジア大会内定・大会新 |
| 女子 | 走高跳 | 髙橋渚 | 1m86 | 決勝優勝 |
| 女子 | 棒高跳 | 諸田実咲 | 4m25 | アジア大会内定 |
| 女子 | 走幅跳 | 秦澄美鈴 | 6m39(+0.5) | 日本選手権2年ぶりの優勝 |
| 女子 | 三段跳 | 船田茜理 | 13m69(+0.8) | 決勝優勝 |
| 女子 | 砲丸投 | 坂ちはる | 16m07 | 決勝優勝 |
| 女子 | 円盤投 | 齋藤真希 | 55m56 | 決勝優勝 |
| 女子 | ハンマー投 | 村上来花 | 68m18 | 大会新 |
| 女子 | やり投 | 北口榛花 | 62m86 | アジア大会内定 |
この一覧で特に注目したいのは、優勝記録と代表選考の関係です。たとえば、男子400mの中島佑気ジョセフは45秒60で優勝しましたが、大会結果の優勝者一覧ではアジア大会内定の注記が付いていません。一方、男子400mハードルの後藤大樹は48秒09で優勝し、アジア大会内定に加えてU20日本新、U18日本新、日本高校新の記録を残しました。
なお、表は各種目の優勝者を確認するための一覧です。2位以下の全順位や正式な記録、各競技の試技内容については、公式の全リザルトおよびTOP8リザルトを併せて確認してください。
【アジア大会代表内定】水久保漱至・泉谷駿介・田中希実らの注目レース
今大会を代表選考の観点から見ると、優勝争いだけでなく、派遣設定記録の突破状況や過去の実績も重要になります。日本陸連の公式発表では、男子200mの水久保漱至、男子110mハードルの泉谷駿介、女子1500mの田中希実らが優勝し、アジア大会日本代表に内定しました。
男子200m・水久保漱至
水久保は20秒14(追い風0.6m)で初優勝。2位は林明良の20秒59、3位は重谷大樹の20秒79でした。優勝者の記録と2位の差は0秒45です。日本陸連の大会関連コメントでは、予選で20秒07を記録したことや、故障を防ぐためのフォーム改善、フィジカル強化にも触れています。日本選手権での初優勝は、アジア大会に向けた大きな節目となりました。
男子110mハードル・泉谷駿介
泉谷は13秒17(追い風1.0m)で優勝し、2連覇と通算5回目の日本選手権制覇を達成しました。2位は阿部竜希の13秒28、3位は横地大雅の13秒44です。日本陸連の大会レポートによると、泉谷はレース終盤、残り2台のハードルで先頭に立ち、そのまま押し切りました。ハードル種目では一つの接触やリズムの乱れがタイムに影響するため、最後まで安定した走りを維持した点が結果につながっています。
女子1500m・田中希実
田中は4分11秒80で優勝し、7連覇を達成しました。2位は道下美槻の4分14秒49、3位は田島愛理の4分14秒53。田中は残り2周からペースを上げ、最後まで先頭を守りました。大会初日の女子5000mでは山本有真に競り負けて2位だったものの、1500mでは勝ち切り、種目ごとの戦い方を示しました。
男子5000m・森凪也
森は13分22秒41で優勝し、アジア大会代表に内定しました。2位は中野翔太の13分22秒56、3位は井川龍人の13分22秒97です。優勝と2位の差はわずか0秒15。長距離種目では、集団の位置取りとラストスパートが順位を左右するため、記録だけでなく上位選手のタイム差にも注目したいレースでした。
女子5000m・山本有真
山本は14分59秒89で優勝。田中希実は15分00秒93で2位、齋藤みうが15分11秒30で3位に入りました。田中の5連覇はなりませんでしたが、2種目で異なる結果を残したことは、選手権を読み解くうえで重要です。1500mと5000mでは求められるペース配分や勝負のタイミングが異なり、同じ選手でも種目ごとにレース展開が変わります。
代表内定を確認するときは、大会の優勝者一覧だけで判断せず、公式リザルトの注記と日本陸連の代表関連発表を照合するのが確実です。種目によっては派遣設定記録をすでに突破していた選手がいるため、優勝した時点での選考状況を読み違えないようにしましょう。
【6月12日・13日・14日の日別結果】TOP8リザルトPDFと歴代記録の確認方法
第110回日本選手権の正式結果を確認する場合は、日本陸上競技連盟公式サイトの大会ページにある「リザルト」欄が基本になります。大会終了後には、全種目の結果をまとめたPDFに加え、TOP8リザルトと日別の結果資料が掲載されました。
日別結果の確認先
- 6月12日(金)・1日目:1日目リザルトPDF。女子5000m決勝などの結果を確認する際に便利です。
- 6月13日(土)・2日目:2日目リザルトPDF。男子100m・女子100m決勝の順位と記録を照合できます。
- 6月14日(日)・3日目:3日目リザルトPDF。男子200m、男子110mハードル、女子1500mなどの注目種目を確認できます。
大会全体の記録をまとめて見たい場合は「全てのリザルト(PDF)」、各種目の上位8人を比較したい場合は「TOP8リザルト(PDF)」を選びます。優勝者だけを知りたい場合と、決勝進出者の順位やタイムまで比較したい場合では、適した資料が異なります。
歴代優勝者・大会記録を調べるときの注意点
歴代優勝者を調べる場合は、2026年大会の結果と過去大会の記録を分けて確認しましょう。また、「大会記録」と「日本記録」は同じ意味ではありません。大会記録は日本選手権という大会での最高記録、日本記録は国内外の公認競技会を通じた日本選手の最高記録を指します。種目や競技条件によって記録の扱いが異なるため、比較するときは記録の種類を確認することが欠かせません。
日本陸連公式サイトの過去大会情報や日本記録の資料を使えば、過去の優勝者や記録を調べる手掛かりになります。選手名、種目、年度を組み合わせて確認すると、同じ種目で連覇した選手や、優勝記録がどのように推移したかを追いやすくなります。
記録を照合する際は、風速の表示にも注意してください。短距離走や走幅跳・三段跳では風の条件が記録の評価に関係します。記録の数字だけを比較するのではなく、風速や競技条件も含めて確認することで、結果をより正確に読み取れます。
【陸上日本選手権結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の陸上日本選手権はいつ、どこで開催されましたか?
A1:第110回日本陸上競技選手権大会は、2026年6月12日(金)から14日(日)まで、愛知県名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで開催されました。
Q2:男子100mと女子100mの優勝者・記録は?
A2:男子100mは多田修平が10秒17(追い風0.1m)で優勝。女子100mは井戸アビゲイル風果が11秒44(向かい風0.1m)で優勝しました。2位以下の順位は日本陸連公式の決勝リザルトで確認できます。
Q3:TOP8リザルトPDFはどこで確認できますか?
A3:日本陸上競技連盟公式サイトの第110回日本選手権の大会ページにある「リザルト」欄で確認できます。全リザルト、TOP8リザルト、6月12日・13日・14日の日別PDFが掲載されています。
Q4:田中希実選手は2026年大会で何種目に優勝しましたか?
A4:田中希実は女子1500mで4分11秒80を記録して優勝し、7連覇を達成しました。女子5000mでは山本有真に次ぐ2位でした。
Q5:日本選手権の優勝者は全員アジア大会代表に内定しますか?
A5:いいえ。優勝と代表内定は区別して確認する必要があります。大会結果の代表内定に関する注記と、日本陸連の代表関連発表を併せて確認してください。
第110回日本陸上競技選手権大会では、男子100mの多田修平、男子200mの水久保漱至、男子110mハードルの泉谷駿介、男子5000mの森凪也、女子1500mの田中希実らが優勝しました。井戸アビゲイル風果の女子100m・200mの2冠や、山本有真の女子5000m優勝も、2026年大会を振り返るうえで外せない結果です。
順位やタイムを素早く把握するなら優勝者一覧、上位選手を比較するならTOP8リザルト、全選手の記録を調べるなら全リザルトPDFが役立ちます。アジア大会代表内定の有無や歴代優勝者・大会記録まで確認する場合は、結果資料と日本陸連の公式発表を組み合わせて見ることが重要です。
陸上日本選手権の結果は、単なる順位表ではありません。優勝記録、上位選手のタイム差、連覇の達成、記録更新、代表選考の条件を併せて見ることで、国内トップ選手の実力と競技の流れをより深く理解できます。