2026年のナショナルリーグ(ナリーグ)は、ミルウォーキー・ブルワーズが103勝59敗、勝率.636でリーグ最高成績を記録し、ロサンゼルス・ドジャースも100勝62敗、勝率.617でシーズンを終えました。東地区はアトランタ・ブレーブス、中地区はブルワーズ、西地区はドジャースがそれぞれ首位を獲得。全15球団の最終順位を見ると、地区優勝争いだけでなく、ワイルドカードを巡る競争でも各球団の実力差が浮かび上がります。
加えて、2026年10月27日の米国時間終了時点では、ブルワーズがナショナルリーグ優勝決定シリーズ(NLCS)でドジャースを4勝0敗で破り、ワールドシリーズへ進出。ワールドシリーズではタンパベイ・レイズが第4戦を延長12回の末に4対3で制し、ブルワーズが3勝1敗でリードしています。レギュラーシーズンの順位表とポストシーズンの結果を分けて確認することで、2026年のナリーグをより正確に把握できます。
【2026年最新】ナリーグ成績の全体像と注目ポイント

2026年のナショナルリーグ成績を総合的に見ると、ブルワーズとドジャースの2球団が100勝を超え、3位のブレーブスも94勝を記録しました。上位3球団はいずれも地区優勝を果たしており、レギュラーシーズンを通じた安定した戦いが結果に表れています。
一方、4位のサンディエゴ・パドレスは91勝71敗、5位のシカゴ・カブスは89勝73敗、6位のフィラデルフィア・フィリーズは88勝74敗。いずれも勝ち越しでシーズンを終えました。地区優勝を逃しても、ワイルドカード枠からポストシーズンに進めるのが現在のMLBの仕組みです。
以下の数値は、Baseball-Referenceの2026年ナショナルリーグ最終集計とCBS Sportsの最終順位表に基づくレギュラーシーズンの成績です。順位は勝率を基準に整理し、ゲーム差は各地区の首位球団を基準にしています。
【ナリーグ順位表2026】全15球団の勝敗・勝率・ゲーム差
2026年のナリーグ順位表を地区別に整理しました。勝敗は162試合のレギュラーシーズンの結果で、勝率は勝利数を総試合数で割った数値です。ゲーム差は同じ地区の首位球団から何ゲーム離れているかを示します。
| 地区 | ナリーグ総合順位 | 球団 | 勝敗 | 勝率 | 地区ゲーム差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東地区 | 3位 | アトランタ・ブレーブス | 94勝68敗 | .580 | — |
| 東地区 | 6位 | フィラデルフィア・フィリーズ | 88勝74敗 | .543 | 6.0 |
| 東地区 | 9位 | マイアミ・マーリンズ | 80勝82敗 | .494 | 14.0 |
| 東地区 | 11位 | ワシントン・ナショナルズ | 77勝85敗 | .475 | 17.0 |
| 東地区 | 13位 | ニューヨーク・メッツ | 74勝88敗 | .457 | 20.0 |
| 中地区 | 1位 | ミルウォーキー・ブルワーズ | 103勝59敗 | .636 | — |
| 中地区 | 5位 | シカゴ・カブス | 89勝73敗 | .549 | 14.0 |
| 中地区 | 8位 | ピッツバーグ・パイレーツ | 82勝80敗 | .506 | 21.0 |
| 中地区 | 10位 | セントルイス・カージナルス | 77勝85敗 | .475 | 26.0 |
| 中地区 | 12位 | シンシナティ・レッズ | 75勝87敗 | .463 | 28.0 |
| 西地区 | 2位 | ロサンゼルス・ドジャース | 100勝62敗 | .617 | — |
| 西地区 | 4位 | サンディエゴ・パドレス | 91勝71敗 | .562 | 9.0 |
| 西地区 | 7位 | アリゾナ・ダイヤモンドバックス | 86勝76敗 | .531 | 14.0 |
| 西地区 | 14位 | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 65勝97敗 | .401 | 35.0 |
| 西地区 | 15位 | コロラド・ロッキーズ | 58勝104敗 | .358 | 42.0 |
順位表から読み取れる3つのポイント
- 中地区:ブルワーズが103勝で地区を制し、2位カブスに14ゲーム差をつけました。
- 西地区:ドジャースが100勝を挙げ、2位パドレスとの差は9ゲームでした。
- 東地区:ブレーブスが94勝で首位となり、フィリーズに6ゲーム差をつけました。
総合順位では、ブルワーズ、ドジャース、ブレーブスが上位3球団です。ただし、総合順位と地区順位は同じ意味ではありません。例えばフィリーズはナリーグ全体で6位ですが、東地区では2位。ポストシーズンへの進出を判断するときは、総合順位だけでなく、地区優勝の有無とワイルドカード順位を併せて見る必要があります。
【ブルワーズとドジャース】レギュラーシーズン成績を比較
2026年のナリーグ成績を語るうえで、ブルワーズとドジャースの比較は欠かせません。両球団はともに100勝を超えましたが、勝敗だけでなく得点と失点のバランスにも注目すると、それぞれの強さが見えてきます。
ミルウォーキー・ブルワーズは103勝59敗、勝率.636。162試合のうち勝利が100試合を超え、ナリーグ最高の勝率を記録しました。Baseball-Referenceのチーム集計では、総得点832、総失点618、得失点差はプラス214。得点力と失点抑制の両面で優れた数字を残しています。
ロサンゼルス・ドジャースは100勝62敗、勝率.617。総得点801、総失点600、得失点差はプラス201でした。ブルワーズより得点は31少ない一方、失点も18少なく、総失点600は上位球団の中でも際立つ数字です。
両球団の違いは、勝率だけでは測れません。ブルワーズはドジャースより多く得点し、失点を差し引いた数字でも上回りました。ドジャースは失点の少なさが特徴で、攻撃力と守備・投手力の組み合わせがチーム評価に影響します。
ただし、得失点差が大きいことと、ポストシーズンで必ず勝ち進めることは別問題です。短期決戦では先発投手の出来、救援陣の起用、得点機での集中力などが勝敗を左右します。実際、2026年のNLCSではレギュラーシーズン100勝のドジャースがブルワーズに4連敗し、シリーズ敗退となりました。
【ナリーグワイルドカード順位】ポストシーズン進出チームは?
MLBでは、ナリーグの3地区を制した球団に加え、地区優勝を逃した球団のうち成績上位3球団がワイルドカードとしてポストシーズンに進出します。2026年の進出チームは、地区優勝の3球団とワイルドカードの3球団を合わせた計6球団です。
地区優勝チーム
- 東地区:アトランタ・ブレーブス(94勝68敗)
- 中地区:ミルウォーキー・ブルワーズ(103勝59敗)
- 西地区:ロサンゼルス・ドジャース(100勝62敗)
ワイルドカード進出チーム
- 第1枠:サンディエゴ・パドレス(91勝71敗)
- 第2枠:シカゴ・カブス(89勝73敗)
- 第3枠:フィラデルフィア・フィリーズ(88勝74敗)
ワイルドカード争いでは、ダイヤモンドバックスが86勝76敗で4番手となり、ポストシーズン進出には届きませんでした。フィリーズとは2ゲーム差です。パイレーツは82勝80敗で、その差は6ゲーム。マーリンズは80勝82敗で8ゲーム差でした。
2026年のポストシーズンでは、ワイルドカードシリーズでブレーブスがフィリーズを2勝1敗で下し、パドレスはカブスに2勝0敗で勝利しました。続く地区シリーズでは、ブルワーズがパドレスを3勝1敗、ドジャースがブレーブスを3勝1敗で退けています。
NLCSではブルワーズがドジャースを4勝0敗で破り、ナリーグ代表に決定。MLB.comのポストシーズン記録でも、2026年のナショナルリーグ優勝決定シリーズの結果はブルワーズの4勝0敗とされています。
なお、ワールドシリーズはレギュラーシーズンとは別の戦いです。AP通信の報道によると、ブルワーズは第3戦を10対1で大勝して3連勝したものの、第4戦ではレイズに延長12回の末に3対4で敗れました。米国時間10月27日の試合終了時点で、シリーズはブルワーズの3勝1敗です。
【順位表の見方】勝率・ゲーム差・ワイルドカードの違い
ナリーグ勝敗表を正しく読むには、勝利数、敗戦数、勝率、ゲーム差を区別する必要があります。それぞれが示す情報は異なり、順位表の数字を一つだけ見ても、球団の状況を十分に把握できません。
勝敗数はシーズン中の勝利と敗戦の合計です。2026年のレギュラーシーズンは各球団162試合で、ブルワーズは103勝59敗、ドジャースは100勝62敗でした。
勝率は勝利数を勝利数と敗戦数の合計で割った値です。ブルワーズの勝率は103÷162で約.636、ドジャースは100÷162で約.617となります。勝率を比較すれば、試合数が異なる順位表でも成績を比べやすくなります。
ゲーム差は、同じ地区の首位球団と比較した差です。2026年の東地区ではフィリーズが6ゲーム差、中地区ではカブスが14ゲーム差、西地区ではパドレスが9ゲーム差でした。ゲーム差が小さいほど首位に近い位置にいたことを意味しますが、最終順位の確定後は逆転の可能性を示す数字ではありません。
ワイルドカードゲーム差は、地区首位との距離ではなく、ワイルドカードの進出圏を基準にした差です。地区優勝を逃した球団の成績を比較するときに使います。例えば、ダイヤモンドバックスは86勝76敗で、ワイルドカード最終枠のフィリーズより2ゲーム少ない勝利数でした。
もう一つ注意したいのは、同じ勝敗でもゲーム差が異なる場合があることです。カージナルスとナショナルズはともに77勝85敗、勝率.475でしたが、所属地区の首位球団が異なるため、地区ゲーム差はそれぞれ26ゲームと17ゲームです。勝敗、勝率、ゲーム差は、必ずセットで確認しましょう。
【ナショナルリーグ歴代優勝チーム】近年のNLCS勝者を振り返る
2026年のブルワーズの躍進を歴史の中で捉えるには、ナショナルリーグ優勝とワールドシリーズ制覇を区別することが大切です。ナリーグ優勝は、リーグのポストシーズンを勝ち抜き、ワールドシリーズへの出場権を得ることを指します。ワールドシリーズ制覇は、アメリカンリーグの代表も破ってMLB全体の頂点に立つことです。
MLB.comのリーグ優勝決定シリーズの記録によると、近年のナショナルリーグ優勝チームは次のとおりです。
- 2026年:ミルウォーキー・ブルワーズ。ドジャースを4勝0敗で破ってナリーグを制しました。
- 2025年:ロサンゼルス・ドジャース。ブルワーズを4勝0敗で下しました。
- 2024年:ロサンゼルス・ドジャース。ニューヨーク・メッツを4勝2敗で破りました。
- 2023年:アリゾナ・ダイヤモンドバックス。フィリーズを4勝3敗で退けました。
- 2022年:フィラデルフィア・フィリーズ。サンディエゴ・パドレスに4勝1敗で勝利しました。
- 2021年:アトランタ・ブレーブス。ドジャースを4勝2敗で破りました。
- 2020年:ロサンゼルス・ドジャース。ブレーブスを4勝3敗で下しました。
ワールドシリーズの優勝チームは必ずしもナリーグ代表と一致するわけではありません。2024年と2025年はドジャースがワールドシリーズも制しましたが、2023年はナリーグ代表のダイヤモンドバックスではなく、アメリカンリーグ代表のテキサス・レンジャーズが世界一になりました。
2026年はブルワーズがナリーグ優勝を果たし、ワールドシリーズでレイズと対戦しています。シリーズの結果が確定するまでは、ナリーグ優勝とMLB全体の年間王者を同じ意味で扱わないことが重要です。
【プロの結論】ナリーグ成績は「勝率・得失点差・短期決戦」の3軸で読む
2026年のナリーグ成績から導ける実用的な判断基準は、順位表を一つの数字だけで評価しないことです。球団の強さを判断するなら、少なくとも次の3点を確認したいところです。
- 第1の基準は勝率:162試合を通じた結果を比較し、レギュラーシーズンでどの球団が安定して勝ったかを把握します。2026年はブルワーズの.636がリーグ最高でした。
- 第2の基準は得失点差:勝敗だけでは見えにくい得点力と失点抑制のバランスを確認します。ブルワーズはプラス214、ドジャースはプラス201で、ともに大きなプラスを記録しました。
- 第3の基準はポストシーズンの結果:レギュラーシーズンで100勝を超えても、短期決戦で同じ結果が保証されるわけではありません。2026年のNLCSでドジャースがブルワーズに4連敗したことは、その違いを示しています。
速報を確認したい読者は、MLB.comの公式順位表や試合結果を基準にするのがおすすめです。球団別の成績を詳しく分析したい場合は、得点、失点、得失点差などのチーム統計を加えて比較すると、順位表だけでは見えない特徴が分かります。
一方、ポストシーズンの進出状況を調べる際には、レギュラーシーズンの順位表だけで判断しないことが大切です。地区優勝の確定、ワイルドカードの獲得、各シリーズの勝敗、ワールドシリーズの進行状況は、それぞれ別の情報として確認する必要があります。
【ナリーグ成績】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のナリーグで最も成績が良かった球団は?
A1:ミルウォーキー・ブルワーズです。レギュラーシーズンを103勝59敗、勝率.636で終え、ナリーグ全体のトップとなりました。
Q2:2026年のドジャースの最終成績は?
A2:100勝62敗、勝率.617です。西地区で優勝し、ナリーグ全体でも2位でした。ポストシーズンでは地区シリーズを突破しましたが、NLCSでブルワーズに0勝4敗で敗退しました。
Q3:2026年のナリーグからポストシーズンに進出した球団は?
A3:地区優勝のブレーブス、ブルワーズ、ドジャースと、ワイルドカードのパドレス、カブス、フィリーズの計6球団です。
Q4:ナリーグのゲーム差は何を意味する?
A4:地区ゲーム差は同じ地区の首位球団との成績差を示します。ワイルドカードゲーム差はワイルドカードの進出圏を基準にした差で、両者は異なる指標です。
Q5:2026年のナリーグ優勝チームとワールドシリーズの状況は?
A5:ナリーグ優勝チームはブルワーズです。米国時間2026年10月27日の第4戦終了時点では、ワールドシリーズでレイズに3勝1敗とリードしていますが、シリーズはまだ終了していません。
2026年のナリーグ最終順位では、ブルワーズが103勝59敗でトップ、ドジャースが100勝62敗で続きました。ブレーブス、パドレス、カブス、フィリーズも勝ち越しでシーズンを終え、地区優勝とワイルドカードの両方からポストシーズンの競争が展開されました。
レギュラーシーズンの数字だけでなく、得失点差、地区ゲーム差、ワイルドカード順位、ポストシーズンの勝敗を組み合わせると、各球団の実力とシーズンの流れをより正確に理解できます。とりわけ、ブルワーズとドジャースの比較は、長いレギュラーシーズンでの安定性と短期決戦での勝負強さが必ずしも同じではないことを示しています。
今後の順位・優勝記録を確認するときは、レギュラーシーズンの最終成績と、ポストシーズンの最新結果を分けてチェックが必要です。2026年のナリーグを振り返る際も、103勝を挙げたブルワーズの強さと、ワールドシリーズで続くレイズとの戦いを、それぞれ異なる段階の成績として捉えましょう。