ホーム スポーツ カーリング世界選手権2026ロコ・ソラーレ4位の全貌|予選成績と敗因、次戦を徹底解説

カーリング世界選手権2026ロコ・ソラーレ4位の全貌|予選成績と敗因、次戦を徹底解説

水野 香織 水野 香織 • 更新: • 公開: • 読了約 16 分
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2026年3月、カナダ・アルバータ州カルガリーで開催された世界女子カーリング選手権で、日本代表のロコ・ソラーレは4位で大会を終えた。予選リーグでは9勝3敗の好成績を残し、優勝したスイスや銅メダルを獲得したスウェーデンにも勝利。しかし、決勝トーナメントではカナダとの準決勝、スウェーデンとの3位決定戦に敗れ、2016年以来となる世界選手権のメダル獲得には届かなかった。

一方、藤澤五月のショット、小穴桃里を加えた新たな布陣、試合後に見せた対戦相手への敬意など、競技結果だけでは語り尽くせない話題も生まれた。2026年10月現在のチーム状況や今後の大会予定も含め、公式大会記録とチームの発表、報道内容をもとに2026年世界選手権の戦いを振り返る。

【2026年世界選手権の結果】ロコ・ソラーレはなぜ4位だったのか

カーリング世界選手権ロコソラーレ

世界女子カーリング選手権2026は、現地時間の3月14日から22日まで、カナダ・カルガリーのマーキン・マクフェイル・センターで開催された。日本代表として出場したのは、藤澤五月、吉田知那美、鈴木夕湖、吉田夕梨花、小穴桃里の5人だ。

大会は13チームによる総当たりの予選リーグから始まり、上位6チームが決勝トーナメントに進出する方式で実施された。ロコ・ソラーレは9勝3敗で予選3位。上位2チームに与えられる準決勝への直接進出権は逃したものの、プレーオフ進出を果たした。

最終順位は、優勝がスイス、準優勝がカナダ、3位がスウェーデン、4位が日本。日本カーリング協会の大会結果でも、この順位が正式に記録されている。

4位という結果には、評価すべき点と課題の両方がある。予選では世界トップクラスのチームを破る力を示した一方、勝ち上がりが懸かった試合では大量失点を許す展開もあった。予選の安定感を、負けられない試合でも再現できるかが、今大会を読み解くポイントとなる。

【予選成績と試合日程】9勝3敗で世界の強豪と渡り合った12試合

ロコ・ソラーレは大会序盤から好調だった。初戦で大会優勝チームのスイスを6-3で破り、韓国にも9-5で勝利。ノルウェーとの接戦も10-9で制し、序盤の3試合をすべて白星で飾った。

その後、3月16日のトルコ戦では4-9で敗れ、今大会初黒星を喫した。スコットランドにも3-4で惜敗したが、イタリア、スウェーデン、デンマーク、中国、米国との試合では勝利を重ね、予選を9勝3敗で終えた。

特に注目したいのが、スウェーデン戦の8-2というスコアだ。スウェーデンは最終的に銅メダルを獲得したチームであり、ロコ・ソラーレが上位進出に必要な実力を備えていたことを示す結果だった。また、スイスにも勝利していることから、単に予選の組み合わせに恵まれた4位ではないことが分かる。

一方、トルコ戦やスコットランド戦では勝ち切れなかった。接戦を制する力と、相手に試合の主導権を渡した際に立て直す力。その両方が、決勝トーナメントを見据えるうえで重要な課題として残った。

【決勝トーナメントの試合結果】カナダ戦とスウェーデン戦で何が起きたのか

予選3位の日本は、3月21日のプレーオフでトルコと対戦した。ここでは7-5で勝利し、準決勝へ進出。しかし、同日の準決勝では開催国カナダに3-11で敗れ、金メダル争いから脱落した。

翌22日の3位決定戦ではスウェーデンと対戦。日本は序盤から点を取り合いながら試合を進めたものの、第8エンドで5点を失う苦しい展開となった。終盤に2点を返したが、反撃は及ばず、最終スコアは5-8。日本は4位で大会を終えた。

主な試合結果を整理すると、次のとおりだ。スコアと順位は大会の公式記録および世界カーリング連盟の試合結果に基づく。

試合・項目 日付(現地時間) 結果・内容
大会期間 3月14日~22日 カナダ・カルガリーで開催
予選リーグ 3月14日~20日 9勝3敗、3位通過
プレーオフ 3月21日 日本 7-5 トルコ
準決勝 3月21日 日本 3-11 カナダ
3位決定戦 3月22日 日本 5-8 スウェーデン
最終順位 3月22日 日本4位、スウェーデン3位、カナダ2位、スイス優勝

準決勝のカナダ戦は、ロコ・ソラーレの課題が表面化した試合だった。カナダは地元の声援を受けながら得点を重ね、日本は終盤に大差をつけられた。報道によれば、日本は第7エンド終了時点で3-10となり、コンシードによって試合を終えた。

3位決定戦でも、勝負を大きく左右したのは一度に複数点を失うエンドだった。第8エンドの5失点は、それまでの接戦を一気に覆すものだった。カーリングでは1投の精度だけでなく、相手に複数点を許さないストーン配置や、状況に応じた守備的な選択が勝敗を左右する。今大会の終盤戦は、その難しさを象徴していた。

【藤澤五月と小穴桃里】新たな布陣が見せた可能性

2026年大会で注目された選手の一人が、スキップの藤澤五月だ。スキップは試合全体の戦略を組み立て、最終投を担うチームの司令塔である。相手のストーンを弾き出すテイクアウトや、ハウス内に石を残すドローなど、状況に応じたショットの選択が求められる。

3位決定戦では、第1エンドに藤澤が最終投でダブルテイクアウトを決め、日本が1点を先制した。世界カーリング連盟の試合記録でも確認できるこの立ち上がりは、強豪スウェーデンを相手に日本が互角に戦う姿勢を示した場面だった。

もう一つ話題になったのが、準決勝のカナダ戦で藤澤が見せた「スピンオラマ」だ。ストーンを投げる際に回転しながら放つ、カーリング特有の遊び心を含んだショットで、観客から大きな反応があった。スポーツメディアのSportivaは、このショットを勝者への敬意とカーリングらしいユーモアを示す場面として紹介している。

また、大会では小穴桃里がチームに加わったことも重要な変化だった。小穴はミックスダブルス日本代表としても活動する選手で、ロコ・ソラーレではサードとして起用される場面があった。その際、従来サードを務めていた吉田知那美がフィフスに回り、コーチボックスから試合を支えるなど、柔軟な布陣が試された。

小穴の起用は、単に選手を入れ替えたというだけではない。ポジションごとの役割を調整しながら、チームとしてどのような戦術が機能するかを試す機会でもあった。長年培ってきた連係を維持しつつ、新しい組み合わせを実戦で検証することは、国際大会で戦い続けるチームにとって大きな意味を持つ。

ただし、個々の選手の活躍を評価する際には、チーム全体の勝敗とショットの成否を分けて見る必要がある。藤澤の好ショットや小穴の起用が話題になった一方で、準決勝と3位決定戦では大きな失点が生じた。個人の技術だけでなく、チーム全体で失点を抑える判断が求められることも、今大会から読み取れる。

【4位の意味と歴代世界選手権成績】メダルを逃しても残った成果

ロコ・ソラーレにとって、世界選手権の4位は単純に「メダルを逃した大会」とだけ評価できない。予選では優勝したスイスと3位のスウェーデンを破り、9勝3敗という好成績を残した。世界トップクラスの相手にも勝てることを、結果で示した大会だった。

一方、目標が世界一である以上、4位という結果に満足する必要もない。予選と決勝トーナメントでは、試合の重みも相手の戦い方も異なる。予選では長い日程を通して安定したショットを積み重ねることが重要だが、プレーオフでは一度の大量失点が順位を大きく左右する。今大会の結果は、両方の局面で必要な力が同じではないことを示している。

歴代成績を見ると、ロコ・ソラーレは2016年の世界女子カーリング選手権で銀メダルを獲得している。チーム公式の試合結果アーカイブには、2016年の準優勝と2026年の4位が記録されている。2026年は、世界選手権の表彰台に再び手をかけた大会だった。

また、競技成績以外でも注目を集めた。大会終了後、ロコ・ソラーレの選手たちは優勝したスイスのメンバーに花束を手渡し、ハグを交わした。勝敗が決した後も相手をたたえる姿勢は、カーリングのスポーツマンシップを象徴する場面として報道された。

加えて、吉田知那美は選手による投票で選ばれるフランシス・ブロディ賞を受賞した。チームはメダルを獲得できなかったものの、選手同士の敬意や競技の魅力を伝える姿勢も評価されたことになる。

ロコ・ソラーレの強みは、ショットの技術だけではない。試合中のコミュニケーションや、ミスが出た後の切り替え、相手への敬意もチームの個性を形作ってきた。2026年大会は、その強みを改めて示すと同時に、世界一を目指すうえで終盤の失点管理が欠かせないことを突きつけた。

【2026年10月最新】ロコ・ソラーレの新体制と今後の大会予定

世界選手権当時のメンバー構成は、その後変化している。ロコ・ソラーレは2026年3月31日、2014年から12年間所属してきた吉田知那美の退団を発表した。吉田はロコ・ソラーレの一員として、2018年平昌五輪の銅メダル、2022年北京五輪の銀メダル獲得などに貢献してきた選手だ。

加えて、同年6月24日には松澤弥子の正式加入が発表された。松澤はこれまでフィフスなどとしてチームを支えてきた選手で、新シーズンは新体制で競技に臨んでいる。2026年世界選手権の5人の顔ぶれと、現在の登録メンバーを混同しないことが重要だ。

2026年10月28日現在、チーム公式サイトの2026-27シーズン日程には、カナダで開催される大会を含む複数の遠征が掲載されている。今後の主な予定は次のとおりだ。

  • 10月28日~11月1日:RBC Dominion Securities Western Showdown(カナダ・サスカチュワン州スウィフト・カレント)
  • 11月3日~8日:グランドスラム・オブ・カーリング「Masters」(カナダ・アルバータ州メディシンハット)
  • 11月11日~15日:Stu Sells 1824 Halifax Classic(カナダ・ノバスコシア州ハリファックス)

これらはチーム公式サイトに掲載されている日程であり、出場予定や大会スケジュールは変更される場合がある。特にグランドスラムは招待制の大会を含むため、最新情報は公式発表で確認したい。

世界選手権後の国内大会では、6月7日から14日まで横浜BUNTAIで開催された日本カーリング選手権大会横浜2026で、ロコ・ソラーレは予選敗退となった。世界選手権で4位に入ったチームであっても、国内の大会で勝ち続けられるとは限らない。新体制への移行と並行して、国内外の大会で戦術や連係を整えていくことになる。

世界選手権の放送については、日本カーリング協会の大会日程にNHK BSの生中継予定が掲載されていた。大会はすでに終了しているため、録画放送や見逃し配信を探す場合は、NHKの番組情報や各配信サービスの公式案内で現在の提供状況を確認する必要がある。過去の大会で生中継があったことと、現在も映像を視聴できることは別の話だ。

今後のロコ・ソラーレを見る際は、単に順位だけでなく、松澤を加えた布陣がどのように機能するか、接戦でのショット選択や大量失点を防ぐ判断が改善されるかにも注目したい。

【プロの結論】ロコ・ソラーレの4位をどう評価するべきか

2026年世界選手権のロコ・ソラーレは、予選9勝3敗という数字が示すとおり、世界の強豪と十分に渡り合える実力を示した。優勝したスイスにも、銅メダルを獲得したスウェーデンにも勝利している。その一方で、決勝トーナメントではカナダ戦とスウェーデン戦で大量失点を許し、メダルに届かなかった。

競技面から導ける最大の教訓は、予選で勝てることと、メダルを争う試合で勝ち切ることは別の課題だという点だ。強いショットを決める技術に加え、相手が複数点を狙える状況を作らないストーンマネジメント、劣勢での失点を最小限に抑える判断、試合の流れを変える戦術の選択が重要になる。

また、チームのメンバー構成が変わる時期には、個々の技術を生かしながら新しい役割を定着させることも欠かせない。小穴桃里の起用で得られた経験や、松澤弥子を正式メンバーに迎えた新体制が、今後の大会でどのように成果へつながるかが注目点となる。

ロコ・ソラーレの試合をより深く楽しみたい読者は、最終順位だけでなく、予選の対戦相手とスコア、プレーオフでの得点経過、終盤に複数点を失ったエンドを確認するとよい。カーリングは最終スコアだけでは試合の構造が見えにくい競技だ。各エンドの得点と後攻の有無、ストーンの配置に目を向けることで、勝敗の理由がより具体的に理解できる。

【カーリング世界選手権ロコソラーレ】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ロコ・ソラーレの2026年世界選手権の最終順位は何位ですか?
A1:日本代表として出場したロコ・ソラーレは4位でした。予選は9勝3敗の3位で通過し、プレーオフでトルコに7-5で勝利した後、準決勝でカナダに3-11、3位決定戦でスウェーデンに5-8で敗れました。

Q2:2026年大会はどこで開催され、テレビ中継はありましたか?
A2:現地時間の2026年3月14日から22日まで、カナダ・アルバータ州カルガリーのマーキン・マクフェイル・センターで開催されました。日本カーリング協会の大会日程にはNHK BSの生中継予定が掲載されていました。現在の見逃し配信の有無は、各サービスの公式情報で確認してください。

Q3:2026年世界選手権のロコ・ソラーレのメンバーは誰ですか?
A3:大会当時の登録メンバーは藤澤五月、吉田知那美、鈴木夕湖、吉田夕梨花、小穴桃里の5人です。その後、吉田知那美は2026年3月末に退団し、松澤弥子が同年6月に正式加入しました。大会当時と現在ではチーム構成が異なります。

ロコ・ソラーレの2026年世界選手権は、予選9勝3敗で3位に入りながら、決勝トーナメントで4位に終わるという、成果と課題がはっきりした大会だった。スイスやスウェーデンを破った実力は確かな一方、カナダとの準決勝や3位決定戦では大量失点が順位を左右した。

今後の焦点は、松澤弥子を加えた新体制の成熟、試合終盤のストーンマネジメント、接戦での判断力にある。2026-27シーズンの大会結果を追う際は、勝敗や順位に加えて、相手の強さ、エンドごとの得点経過、チーム構成の変化を併せて確認したい。

4位という結果だけでチームの力を過小評価するのも、予選の好成績だけで課題がないと判断するのも適切ではない。世界の強豪と互角に戦える力を、メダルを獲得するための安定感へどう結びつけるか。2026年大会が残した問いへの答えは、これからのロコ・ソラーレの戦いの中で示されていく。

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水野 香織

スキンケアとヘアケアを8年担当。成分表示とメーカー公式の説明文を確認し、体験談と公的データを分けて記述します。

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