SUPER EIGHTの大倉忠義さんと、全国に店舗を展開する焼き鳥チェーン「鳥貴族」。この2つの名前が結び付く最大の理由は、鳥貴族の創業者である大倉忠司さんが、忠義さんの実の父親だからです。親子という関係に加え、2025年には鳥貴族の創業40周年を記念したコラボレーションが実現し、忠義さん監修の限定メニューや初の親子共演による対談動画が話題になりました。
では、大倉忠義さんは将来、父親の会社を継ぐのでしょうか。2026年現在の活動を見ると、アイドルとしての仕事に加え、後進の育成やアーティストのプロデュースにも取り組んでいます。2025年の鳥貴族40周年企画、父・大倉忠司さんが示してきた後継者方針、そして2026年の最新活動を整理すると、「鳥貴族を継ぐ」という話と「父親の思いを受け継ぐ」という話は、分けて考える必要があることが見えてきます。
【関係の基本】大倉忠義と鳥貴族はどんなつながりがある?

大倉忠義さんと鳥貴族の関係を理解するうえで、まず押さえておきたいのは、忠義さんが単に鳥貴族のファンというだけではなく、創業者の長男だという点です。
父親の大倉忠司さんは、1985年5月1日、大阪府東大阪市に焼き鳥店「鳥貴族」の1号店を開業しました。創業時は小規模な店舗でしたが、均一価格を特徴とするチェーンとして成長。現在は、鳥貴族を中心に複数のブランドを展開するエターナルホスピタリティグループへと事業を広げています。
一方、忠義さんはSUPER EIGHTのメンバーとして芸能活動を続けてきました。2025年の鳥貴族40周年企画に関する公式発表では、忠義さんは鳥貴族と同い年であり、創業者・大倉忠司さんの長男であることが、コラボレーションの背景として説明されています。
つまり、両者をつなぐのは、親子という家族関係、同じ時代を歩んできたという縁、そして2025年に実現した公式のコラボレーションです。鳥貴族の経営に忠義さんが参加していることを意味するものではなく、芸能活動と飲食事業は基本的に別の領域として捉える必要があります。
また、会社名にも注意が必要です。鳥貴族を運営する企業グループは、2024年5月に「株式会社鳥貴族ホールディングス」から「株式会社エターナルホスピタリティグループ」へ社名を変更しました。鳥貴族というブランド名がなくなったわけではなく、海外展開や複数ブランドの成長を見据えた企業名の変更です。
【後継者説の真相】大倉忠義は鳥貴族を継ぐのか?
大倉忠義さんに鳥貴族の後継者説が浮上するのは、創業者の長男という立場に加え、2025年に本人が監修する商品まで登場したためです。しかし、これまでの父親の発言を振り返ると、親子だから自動的に会社を引き継ぐという考え方は、鳥貴族の経営方針とは一致していません。
2017年のデイリースポーツの報道によると、忠司さんはテレビ番組への出演時、息子たちに会社を継がせるのではなく、社内で経験を積んだ人材から後継者を選びたいという考えを示していました。会社を子どもに継がせない方針は、鳥貴族が大きくなる以前から持っていたものだと伝えられています。
さらに2024年7月、忠義さんが日本テレビ系「しゃべくり007」に出演した際にも、後継者についての話題が取り上げられました。スポニチの報道によれば、忠義さんは、父親から昔から会社を継がせないと言われていたと説明しています。父親が世襲による経営を避けようとしていた背景には、子どもへの引き継ぎによって会社が衰退する事態を防ぎたいという考えがありました。
ここで重要なのは、「息子だから継ぐはずだ」という見方と、創業者自身が示してきた経営方針が異なることです。忠義さんが後継者候補として注目される理由は、血縁関係や知名度、40周年企画への参加が重なったためと考えられます。しかし、それらは経営承継が決まったことを示す材料ではありません。
2025年のコラボを報じたFRIDAYデジタルの記事でも、世襲の可能性について企業側に取材した内容が紹介されました。同社は、親子間のやり取りについては分からないとしたうえで、忠司さんが以前から世襲をしないと公言していることを説明しています。
したがって、2026年現在の公開情報からは、大倉忠義さんが鳥貴族を継ぐと決まった事実は確認できません。今後の経営体制については、創業者の意向、会社の正式発表、実際の役員人事を基準に判断する必要があります。
【2025年40周年コラボ】大倉忠義の監修メニューと実現までの経緯
大倉忠義さんと鳥貴族の関係が大きく注目されたのが、2025年の創業40周年記念企画です。エターナルホスピタリティグループが2025年4月21日に発表した内容によると、鳥貴族は同年5月1日に創業40周年を迎えることを記念し、忠義さんとのコラボレーションを実施しました。
この企画は、単に著名人の名前を商品に付けるだけのものではありません。忠義さんによる監修メニューの販売、親子で出演する対談動画、記念グッズのキャンペーン、そして創業の地にある1号店の復活プロジェクトを組み合わせたものでした。
公式発表では、忠義さんにコラボを依頼したところ快諾を得て、企画が実現したと説明されています。鳥貴族の創業者とその長男が、同じブランドの節目を一緒に盛り上げるという点で、家族の縁と企業の歴史が重なった企画でした。
特に注目されたのが、忠義さんのイメージカラーであるグリーンを取り入れた2種類の監修メニューです。
「串ナゲットグリーン」は、ささみのチキンナゲット串8本にのり塩をトッピングしたメニュー。もう一つの「ニラ玉グリーン」は、むね串のタレ焼きにたっぷりのニラと半熟卵を合わせたメニューです。どちらもボリュームを意識した構成で、忠義さんの好みを反映した商品として紹介されました。
エターナルホスピタリティグループの発表によると、販売開始は2025年5月1日。各メニュー100万食、合計200万食の数量限定で、当時の価格は税込390円でした。これは当時の販売条件であり、2026年現在も通常メニューとして提供されていることを意味するものではありません。
また、40周年企画では、忠義さんと父・忠司さんが初めて親子共演する対談動画も公開されました。「これまで篇」と「これから篇」の2本で、鳥貴族の歩みや思い出、今後について語り合う構成です。加えて、忠義さんの直筆文字を使用した記念グッズのキャンペーンも行われました。
もう一つの大きな企画が、鳥貴族1号店「俊徳店」の復活です。創業の地である東大阪市に、2025年5月1日から期間限定で再オープンする計画が発表されました。鳥貴族40周年の特設サイトによると、当初は期間限定の予定でしたが、利用客からの要望を受け、営業を継続することになりました。一部では創業当時を再現したメニューも提供されています。
こうした企画を踏まえると、コラボの意義は、忠義さんが鳥貴族の経営を引き継ぐという予告ではなく、ブランドの歴史を家族の物語とともに伝えたことにあります。
【年表で整理】大倉忠義・大倉忠司親子と鳥貴族の主な節目
後継者説や親子の関係を正しく理解するには、鳥貴族の企業としての歩みと、忠義さんの芸能・プロデュース活動を時系列で整理するのが有効です。企業の公式沿革、当時の報道、40周年企画の発表を基に、主な節目をまとめました。
| 時期 | 出来事 | 意味・確認ポイント |
|---|---|---|
| 1985年5月1日 | 大倉忠司さんが東大阪市に鳥貴族1号店を開業 | 鳥貴族ブランドの創業 |
| 1986年9月19日 | 株式会社イターナルサービスを設立 | 企業としての設立。2026年に会社設立40周年を迎えた |
| 2017年 | 忠司さんが息子に会社を継がせない方針を示したと報道 | 世襲を避け、社内で育った人材を重視する考え |
| 2024年5月 | 鳥貴族ホールディングスからエターナルホスピタリティグループへ社名変更 | グローバル展開と複数ブランドを見据えた体制への移行 |
| 2024年7月 | 忠義さんがJ-pop Legacyを設立 | タレントの育成・プロデュースなど、本人独自の事業領域を展開 |
| 2024年7月 | 忠義さんが「しゃべくり007」で後継者について語る | 父親から会社を継がせないと言われていたことを説明 |
| 2025年5月1日 | 鳥貴族の創業40周年。忠義さん監修メニューなどを展開 | 親子初共演の対談動画や1号店復活企画も実施 |
| 2025年5月 | STARTO ENTERTAINMENTがJ-pop Legacyへプロデュース業務の一部を委託 | 忠義さんの後進育成・アーティストプロデュース事業が拡大 |
| 2026年2月 | 忠義さんが初著書『アイドル経営者』の発売記念会見に登場 | アイドル活動と人材育成・経営への取り組みが注目される |
| 2026年9月19日 | エターナルホスピタリティグループが会社設立40周年を迎える | 2025年の鳥貴族ブランド創業40周年とは節目が異なる |
この年表から分かるのは、鳥貴族の創業40周年と、運営企業の設立40周年は同じ年ではないという点です。鳥貴族ブランドは1985年に始まり、2025年に創業40周年を迎えました。一方、現在のエターナルホスピタリティグループの前身企業が設立されたのは1986年9月19日で、会社設立40周年は2026年です。
この違いは、周年企画に関する情報を調べる際に混同しやすいポイントです。また、忠義さんのJ-pop Legacy設立やSTARTO ENTERTAINMENTとの業務委託は、飲食チェーンの後継者問題とは別に進んできた動きです。
【父親との関係の真相】大倉忠司は忠義をどう支えてきたのか
大倉忠義さんと父親の関係については、「鳥貴族を継がせてもらえなかった」という側面だけが取り上げられがちです。しかし、本人が語った内容を見ると、会社の承継方針と、父親が息子の生き方を支える姿勢は別の問題であることが分かります。
2026年2月、忠義さんはテレビ朝日系「MEGUMIママのいるBar」に出演しました。日刊スポーツの報道によると、父親について憧れの人だと語り、幼少期から「人の長所を見ろ」と教えられてきたことを明かしています。
また、忠義さんは、父親が自身の芸能活動を応援し続けてくれたことにも触れました。報道では、夢を諦めないことを説く父親の言葉が紹介され、芸能という不安定な仕事に取り組むなかで、父親からサポートを受けてきたと説明しています。
この発言は、後継者説を考えるうえでも重要です。忠司さんは息子に会社を継がせない方針を持っていた一方で、忠義さんが選んだ仕事を応援してきたと本人が語っています。経営者としての承継方針と、父親としての支援は、必ずしも矛盾しません。
また、2025年の40周年企画では、親子が対談動画で共演しました。会社の公式企画として親子が並んで登場したことは、鳥貴族の歴史を伝えるうえで象徴的な出来事です。ただし、共演やコラボがあったことだけで、親子間の私的な会話や将来の経営計画まで推測することはできません。
公開情報から読み取れるのは、忠義さんが父親の教えや支援を肯定的に語っていること、そして父親が長年にわたり世襲を避ける方針を示してきたことです。親子関係に不和があると断定できる材料はなく、会社を継ぐかどうかという問題だけで、父子の関係全体を判断するのは適切ではありません。
【2026年最新活動】SUPER EIGHT大倉忠義とJ-pop Legacyの現在
2026年の大倉忠義さんを理解するには、SUPER EIGHTのメンバーとしての活動だけでなく、後進の育成やアーティストプロデュースに取り組む経営者としての側面にも目を向ける必要があります。
忠義さんは2024年7月、タレントのプロデュースや育成、新たなコンテンツ開発などを目的とする株式会社J-pop Legacyを設立しました。2025年4月には、STARTO ENTERTAINMENTが同社にプロデュース業務の一部を委託すると発表。2025年5月から、ジュニアの育成・発掘や対象アーティストのプロデュース業務を担う体制がスタートしました。
この動きは、忠義さんが鳥貴族の後継者になるという話とは異なります。飲食事業の経営を引き継ぐのではなく、自身が経験してきたアイドル活動やグループ運営、後輩の育成を別の形で生かそうとしているのが、公開情報から見える現在の方向性です。
2026年2月には、初著書『アイドル経営者』の発売記念会見も行われました。テレビ朝日ニュースの報道によると、同書では後進育成に取り組む立場から、自らに課す45のルールをまとめています。会見では、父親の本棚に並んでいた経営者の本が印象に残っていたことにも触れました。一方で、父親に経営の相談をしているわけではなく、周囲のスタッフに教わりながら取り組んでいると説明しています。
2026年10月時点のSTARTO ENTERTAINMENT公式サイトでは、SUPER EIGHTの活動に加え、10月31日から11月1日にかけて開催予定の「KAMIGATA EXPO PARK FES 2026」に関する公演情報も掲載されています。音楽活動とプロデュース業の双方を継続していることが、現在の活動を把握する手掛かりです。
つまり、2026年の大倉忠義さんを語る際には、鳥貴族の創業者の息子という背景だけに注目するのでは不十分です。グループでの表現活動を続けながら、人材育成やプロデュースにも携わるという、複数の役割を持った活動が進んでいます。
なお、J-pop Legacyと鳥貴族は事業領域が異なります。両者を結び付けて、忠義さんが飲食事業の経営に入った、あるいは鳥貴族の後継者に決まったとする発表は、今回確認した公開情報にはありません。
【プロの結論】後継者説は「血縁」「コラボ」「経営人事」を分けて考える
大倉忠義さんと鳥貴族の関係を理解するうえで、最も大切なのは、血縁関係、商品企画への参加、実際の経営承継を混同しないことです。
第一に、忠義さんが創業者・大倉忠司さんの長男であることは、企業の公式発表でも明示されています。第二に、2025年の40周年コラボは、監修メニューや親子共演の動画を通じて、ブランドの歴史と親子の縁を伝える公式企画でした。第三に、後継者については、忠司さんが以前から世襲を避ける方針を示してきたという報道があります。
この3点を切り分けると、「大倉忠義が鳥貴族を継ぐ」という説を、確定した事実として扱うことはできません。商品を監修したり、周年企画に参加したりすることは、経営権を引き継ぐこととは別だからです。
一方、父親の教えを受け継ぐという意味では、別の見方ができます。忠義さんは2026年のテレビ出演で、父親から学んだ価値観や、芸能活動を応援してもらった経験を語りました。J-pop Legacyを通じた後進育成も、本人が積み重ねてきた経験を次の世代に伝える活動です。父親の会社を引き継がなくても、学んだ姿勢や仕事への向き合い方を自分の領域で生かすことはできます。
今後、鳥貴族との新たなコラボや監修メニューが発表される可能性はあります。ただし、それを判断する際は、企業の公式発表や正式な人事情報を基準にが必要です。周年企画の再実施と後継者の決定は、同じニュースではありません。
【大倉忠義鳥貴族】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:大倉忠義さんは鳥貴族の創業者の息子ですか? A1:はい。大倉忠義さんは、鳥貴族を創業した大倉忠司さんの長男です。鳥貴族の公式40周年企画の発表でも、親子関係が明記されています。
Q2:大倉忠義さんは将来、鳥貴族を継ぐ予定ですか? A2:2026年10月時点で、忠義さんが鳥貴族を継ぐと決定したという公開発表は確認できません。父・忠司さんは以前から、息子に会社を継がせず、社内で育った人材を後継者とする考えを示してきました。
Q3:2025年の鳥貴族40周年コラボでは何を監修しましたか? A3:「串ナゲットグリーン」と「ニラ玉グリーン」の2品です。2025年5月1日に販売が始まり、各100万食、合計200万食の数量限定として発表されました。当初の販売条件を、2026年現在の提供状況と混同しないよう注意が必要です。
Q4:大倉忠義さんと父親の関係は良好なのですか? A4:忠義さんは2026年2月のテレビ出演に関する報道で、父親から教わった価値観や、芸能活動を支えてもらった経験を語っています。会社を継がせない方針と、親子関係の良し悪しは別の問題です。
Q5:J-pop Legacyは鳥貴族と関係がある会社ですか? A5:J-pop Legacyは、忠義さんが設立したタレントの育成・プロデュースなどを目的とする会社です。STARTO ENTERTAINMENTからプロデュース業務の一部を受託していますが、鳥貴族の経営を引き継いだ会社ではありません。
Q6:2026年も大倉忠義さん監修のメニューは食べられますか? A6:2025年の公式発表では、監修メニューは数量限定で、なくなり次第終了とされていました。2026年現在の通常メニューとしての提供を示す公式案内は確認できないため、現在も注文できるとは限りません。
大倉忠義さんと鳥貴族の関係は、創業者の長男という家族のつながりから始まり、2025年の創業40周年コラボによって広く知られるようになりました。忠義さん監修の限定メニュー、親子初共演の対談動画、1号店の復活企画は、鳥貴族の歴史を伝える象徴的な取り組みでした。
一方、鳥貴族を継ぐかどうかについては、父・大倉忠司さんが以前から世襲を避ける方針を示してきたことが重要です。2026年の忠義さんは、SUPER EIGHTの活動に加え、J-pop Legacyでの後進育成やプロデュース業、著書を通じた発信にも取り組んでいます。
今後の動向を追う際には、新たなコラボの発表、鳥貴族の正式な経営人事、忠義さん自身の活動発表をそれぞれ分けて確認することが、誤解を避けるための判断基準になります。親子の縁と、経営者として会社を引き継ぐことは同じではありません。大倉忠義さんと鳥貴族の関係は、家族の歴史を共有しながら、それぞれの領域で歩みを続ける関係として捉えるのが実態に近いでしょう。