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【2026年最新】漫才協会会長はナイツ塙宣之!就任の経緯と現在の立場

杉本 彩 杉本 彩 • 更新: • 公開: • 読了約 17 分
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2023年6月19日、漫才協会は社員総会・理事会で新たな役員を選任し、塙宣之の会長就任を発表しました。日刊スポーツやTBS NEWS DIGも同日、この人事を報じています。

前会長の青空球児は、2007年から約16年間にわたって会長を務めた後、名誉会長に就任しました。塙はそれまで副会長として協会運営に関わっており、突然抜てきされた新人の経営者というわけではありません。

2023年10月に掲載されたマイナビニュースのインタビュー記事によると、塙は2007年に理事となり、2016年には副会長に就任。長年にわたって組織の運営を経験してきました。

会長交代の背景には、青空球児から次世代への引き継ぎという事情に加え、塙自身が進めてきた所属芸人の勧誘や協会の知名度向上への取り組みがあります。

2025年には再選され、2026年現在は2期目。会長選は2年ごとに行われると、日刊スポーツが2026年5月に報じています。

ただし、会長という肩書だけで、協会所属の芸人全員を同じ方向に動かせるわけではありません。塙自身も2026年のラジオ番組で、芸歴や芸風が異なる芸人を一つの考え方にまとめる難しさを語っています。

【歴代会長一覧】内海桂子・青空球児から塙宣之へ続く系譜

漫才協会会長

漫才協会の歴史を理解するには、歴代会長が担ってきた役割を知ることが欠かせません。

現在の協会につながる「漫才研究会」は1955年に発足しました。その後「漫才協団」を経て、2005年に社団法人漫才協会へと改称。組織の名称や法人形態が変わるなかで、東京の漫才文化を支えてきました。

歴代会長の名前と在任時期を整理すると、次のようになります。

代 会長 主な時期・特徴 初代 リーガル万吉 1955~1956年。漫才研究会の初代会長。 2代目 都上英二 1956~1964年。漫才研究会を率いた。 3代目 コロムビア・トップ 1964~1993年。時事漫才で知られ、参議院議員も務めた。 4代目 リーガル天才 1993~1998年。東京漫才の運営と若手確保・育成に尽力。 5代目 内海桂子 1998~2007年。女性漫才師の第一人者としても知られる。 6代目 青空球児 2007~2023年。退任後は名誉会長に就任。 7代目 塙宣之 2023年~。2025年に再選され、2026年現在も会長を務める。

出典:漫才協会の沿革に関する公的資料、日刊スポーツなどの報道。歴代会長の在任期間は公表されている沿革資料に基づく。

内海桂子の会長任期はなぜ重要なのか

内海桂子は1998年に5代目会長へ就任し、2007年まで務めました。漫才師として長く第一線に立ち続けた人物であり、ナイツの塙宣之と土屋伸之にとっても師匠にあたります。

ナイツは漫才協会の舞台で経験を積み、2010年には同協会の真打ちに昇進しました。塙が後に会長を務めることになった背景には、協会を外から支援する立場ではなく、所属芸人として組織の内側で育ってきた経歴があります。

また、2005年には社団法人漫才協会へと改称し、組織の制度面でも節目を迎えました。内海の会長時代は、伝統芸能としての漫才を守りながら、協会を組織として継続させる時期と重なっています。

青空球児は名誉会長として何を残したのか

青空球児は、漫才コンビ「青空球児・好児」のメンバーとして知られ、2007年に6代目会長に就任しました。

2023年6月の会長交代に際し、青空球児は名誉会長となりました。16年にわたる在任期間は、歴代会長のなかでも長い部類に入ります。

この交代は、単に有名な若手芸人へ肩書を渡したという話ではありません。ベテラン世代が築いてきた寄席文化を引き継ぎつつ、テレビやインターネットで発信力を持つ世代へ組織運営を移す転換点でもありました。

【ナイツ塙宣之の経歴】会長就任につながった実績と転機




塙宣之(はなわ・のぶゆき)


お笑い芸人・漫才協会会長
- 生年月日:1978年3月27日
- 出身地:千葉県
- 所属:マセキ芸能社
- コンビ:ナイツ
- 相方:土屋伸之

塙宣之は1978年生まれ。2000年に土屋伸之と漫才コンビ「ナイツ」を結成し、独特の言葉遊びや時事ネタを取り入れた漫才で知名度を高めました。

所属事務所マセキ芸能社の公式プロフィールによると、ナイツは2008年から2010年までM-1グランプリで3年連続決勝に進出し、2011年の「THE MANZAI」では準優勝を果たしています。漫才新人大賞やNHK新人演芸大賞などの受賞歴もあります。

塙の特徴は、テレビで活躍する人気芸人でありながら、寄席の舞台や漫才師同士の関係を大切にしてきた点です。

会長になるまでの主な経歴

- 2000年: 土屋伸之とナイツを結成。
- 2003年: 漫才新人大賞を受賞。
- 2007年: 漫才協会の理事に就任。
- 2008~2010年: M-1グランプリで3年連続決勝進出。
- 2011年: THE MANZAIで準優勝。
- 2016年: 漫才協会の副会長に就任。
- 2018年以降: M-1グランプリの審査員としても活動。
- 2023年6月: 第7代漫才協会会長に就任。
- 2025年: 会長に再選。
- 2026年: 若手育成策や寄席運営の改革を推進。

会長就任はなぜ塙だったのか

塙は会長就任前から、協会の運営や所属芸人の勧誘に関わっていました。日刊スポーツの2023年6月の報道でも、若手・中堅芸人への働きかけや、ベテラン芸人の魅力をテレビなどで伝える活動が紹介されています。

象徴的なのは、M-1グランプリ2021王者の錦鯉や、オリエンタルラジオなどを漫才協会へ招き入れる動きです。所属芸人の顔ぶれを広げ、寄席に足を運ぶきっかけを増やす狙いがありました。

塙は単に自分が売れることだけでなく、協会に所属する芸人が舞台に立ち続けられる環境をつくることにも関心を向けてきました。こうした経験が、会長職を担う基盤になったと考えられます。

【漫才協会の役割と仕組み】会長・副会長・芸人の関係とは

漫才協会は、芸人をマネジメントする一般的な芸能事務所とは異なります。

協会の目的は、漫才を中心とした演芸の普及、継承、振興、人材育成を通じて文化の発展に寄与することです。所属芸人が舞台に立つ機会をつくり、ベテランから若手までが同じ寄席の空間で活動できる基盤を担っています。

会長と副会長の違い

会長は協会を代表し、組織全体の方針や対外的な活動を主導する立場です。一方、副会長は会長を補佐し、組織運営や各種事業を分担する役割を担います。

2023年の役員改選では、塙が会長に就任するとともに、宮田陽とロケット団の三浦昌朗が副会長に選任されました。ナイツの土屋伸之も常務理事を務めています。

ただし、会長が所属芸人の芸風や活動を一律に決めるわけではありません。協会には芸歴や年齢、得意とする舞台が異なる芸人が集まっており、それぞれの個性を尊重することも組織の特徴です。

寄席と人材育成が協会の土台

協会の活動を理解するうえで重要なのが、浅草・東洋館などで行われる寄席です。

テレビ番組や賞レースでは、限られた時間で強い印象を残すことが大切です。一方、寄席ではさまざまな芸人が出演し、観客の反応を直接受けながら漫才を磨いていきます。

この舞台は、若手が経験を積む場であると同時に、ベテランが現役の芸人として活動を続ける場でもあります。

漫才協会は、若手を育てることと、ベテランの芸を後世に伝えることの両方を担っています。会長の仕事も、単純に人気芸人を増やすことではなく、こうした活動を継続できる仕組みを維持することにあります。

【2026年最新】塙会長の若手育成策とM-1グランプリへの挑戦

2026年の漫才協会で注目される取り組みの一つが、M-1グランプリを見据えた若手育成です。

2026年1月4日付のアサ芸プラスの記事によると、塙は自身のYouTubeチャンネルで、若手漫才師を対象にした育成プロジェクト「白獅子」の構想を明らかにしました。M-1グランプリを意識した強化育成ライブを、会長主導で実施する方針も示しています。

「M-1だけが漫才ではない」から一歩踏み出す

塙が掲げてきた考え方の一つに、M-1グランプリだけが漫才の価値を決めるわけではない、という姿勢があります。

長尺のネタを磨き、寄席で観客を笑わせ、長く舞台に立ち続けることも漫才師にとって大切な仕事です。しかし、M-1で注目されることが、テレビ出演や仕事の増加につながる現実もあります。

塙の新しい方針は、この二つを対立させるのではなく、賞レースで注目を集めることを寄席への集客にもつなげようとするものです。

M-1で結果を残した芸人をきっかけに協会を知り、東洋館の舞台へ足を運ぶ観客が増えれば、ほかの所属芸人にも出演機会が広がる可能性があります。

2026年度漫才新人大賞にも注目

若手の実力を披露する場として、漫才協会が主催する「漫才新人大賞」も重要です。

2026年度大会は2月21日に東京・日暮里サニーホールで開催されました。お笑いナタリーや荒川区の地域情報媒体「荒川102」が伝えた開催情報によると、予選では各組が4分のネタを披露し、審査員による選出と客席投票を経て決勝進出者が決まる形式でした。

大会結果については、2026年2月の大会報告でマッハスピード豪速球が大賞を受賞したと伝えられています。

注目したいのは、こうした大会が単なる順位づけにとどまらない点です。観客の前でネタを披露し、審査を受け、同じ舞台に立つ芸人と競い合う経験は、芸人が自身の持ち味を磨く機会になります。

若手育成の成否はM-1の結果だけでは決まらない

塙会長の取り組みを評価する際には、M-1の決勝進出者や優勝者が出たかどうかだけを見るべきではありません。

若手育成策の成果は、少なくとも次の三つの観点から見る必要があります。

- 競技面: M-1グランプリで準々決勝、準決勝、決勝へ進む芸人が増えるか。
- 興行面: 賞レースでの活躍が寄席の観客数や協会の知名度向上につながるか。
- 継続面: 賞レースの結果に左右されず、所属芸人が長く舞台に立ち続けられるか。

賞レースで結果を残した芸人が売れっ子になると、テレビなどの仕事が増え、寄席への出演が減ることもあります。錦鯉のように大きな注目を集めた芸人の活躍は協会の知名度を高める一方、寄席への継続的な出演という別の課題も生みます。

だからこそ、M-1対策と寄席文化の維持をどう両立させるかが、塙会長の育成策を考えるうえでの核心です。

【2026年の運営改革】東洋館の興行変更から見える課題

2026年の漫才協会では、若手育成だけでなく、興行の運営方法にも大きな動きがありました。

スポニチアネックスと日刊スポーツの2026年5月の報道によると、協会は4月1日から浅草・東洋館の公演を従来の1部制から2部制に変更しました。従来は12時30分から17時までの興行でしたが、変更後は12時から14時、15時から17時の2部に分ける形式でした。

ところが、観客数が減少。塙は自身の公式YouTubeチャンネルなどで、変更が期待した結果につながっていないことを明かしました。

その後、協会は理事らとの協議を経て、2026年6月から従来の通し興行に戻すことを決定しました。

この一連の動きは、会長の判断がすべて成功するわけではないことを示しています。同時に、実施した改革の結果を受け止め、方針を修正することも組織運営の一部です。

興行改革が簡単ではない理由

寄席の運営には、出演者の都合だけでなく、観客の生活習慣や料金への納得感、開演時間、観劇に必要な時間など、さまざまな要素が関係します。

公演を短く区切れば観客が来やすくなるとは限りません。従来の形式に慣れた常連客にとっては、長時間にわたって複数の芸人を楽しめること自体が寄席の魅力だった可能性があります。

今回の変更では、観客数の減少という結果を受けて、比較的短期間で元の形式へ戻す判断が行われました。

今後の運営改革を評価するうえでは、新しい施策を導入したかどうかだけではなく、観客の反応をどう把握し、必要に応じて修正できるかが重要になります。

【プロの結論】漫才協会会長・塙宣之の評価で見るべき3つの視点

塙宣之が会長に就任した意味は、人気芸人が伝統ある団体のトップになったという話だけではありません。寄席を主な活動の場としてきた漫才師たちが、テレビや動画配信、賞レースとどう向き合うかという課題が、会長の取り組みに表れています。

2026年の活動を評価するなら、次の三つの視点が欠かせません。

第一に、伝統の継承です。 内海桂子や青空球児らが守ってきた舞台を維持し、ベテランが現役として活躍できる環境を残せるか。漫才協会の価値は、テレビで知られた芸人の人数だけでは測れません。

第二に、若手の成長機会です。 漫才新人大賞やM-1グランプリを見据えた育成策が、若手に舞台経験と知名度をもたらすか。賞レースでの成果を寄席の集客や所属芸人全体の活動機会へ結びつけられるかがポイントです。

第三に、組織運営の柔軟性です。 東洋館の興行改革と見直しが示したように、伝統を守ることと変化を受け入れることは両立させなければなりません。現場の反応を踏まえて方針を修正できるかどうかも、会長の仕事を判断する材料になります。

塙会長の活動を追う際には、M-1で何組が活躍したかだけでなく、寄席に足を運ぶ観客、舞台に立つベテラン、挑戦を続ける若手のそれぞれにどのような変化が生まれたかを見ることが、実態を理解する近道です。

【漫才協会会長】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年現在の漫才協会会長は誰ですか?

A1:お笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之です。2023年6月に第7代会長へ就任し、2025年に再選されました。2026年現在は2期目を務めています。

Q2:漫才協会の歴代会長には誰がいますか?

A2:リーガル万吉、都上英二、コロムビア・トップ、リーガル天才、内海桂子、青空球児、塙宣之の7人です。内海桂子は1998~2007年、青空球児は2007~2023年に会長を務めました。

Q3:漫才協会は芸能事務所と何が違うのですか?

A3:漫才協会は、漫才や演芸の普及・継承、人材育成などを目的とする団体です。寄席や大会などを通じて芸人が活動する場を支えます。芸人のマネジメントを主な業務とする芸能事務所とは、組織の目的が異なります。

Q4:塙宣之は2026年にどのような若手育成策を進めていますか?

A4:M-1グランプリを見据えた育成プロジェクト「白獅子」の構想を打ち出し、強化育成ライブを主導する方針を示しています。漫才新人大賞などの舞台も、若手が経験を積み実力を示す機会となっています。

2026年現在、漫才協会の会長はナイツの塙宣之です。2023年の就任後、2025年に再選され、歴代会長が築いてきた東京漫才の伝統を引き継ぎながら、若手育成や寄席の運営改革に取り組んでいます。

内海桂子や青空球児が支えてきた歴史を踏まえると、会長の役割は、単に協会の知名度を高めることではありません。ベテランが舞台に立ち続けられる環境を守り、若手に成長の機会を与え、寄席に観客を呼び込む仕組みを維持することも求められます。

2026年は、M-1グランプリを意識した若手育成策と、東洋館の興行形式の見直しが注目を集めました。今後は賞レースでの成果に加え、寄席の集客や所属芸人の活動機会にどのような変化が生まれるかが、塙会長の取り組みを評価する重要な指標になります。

漫才協会の現在を知ることは、歴代会長の歩みを知るだけでなく、伝統芸能としての漫才が新しい時代にどう受け継がれていくのかを考えることでもあります。

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コンテンツディレクター 杉本 彩
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映画と連続ドラマを9年取材。公開日・放送日は公式サイトで確認し、あらすじは結末を伏せた範囲で構成しています。

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