2026年の京都工学院ラグビー部は、京都高校総体Aリーグで同志社に79-7、洛北に52-14、京都成章に36-12で勝利し、京都府の頂点に立った。全国高校選抜ラグビー大会では準々決勝に進出し、全国高校7人制ラグビー大会の京都予選でも優勝。春から夏にかけて、京都府内での強さと全国の強豪校との実力差をそれぞれ示したシーズンとなっている。京都工学院高校ラグビー部の公式サイトや日本ラグビーフットボール協会の公式記録から、2026年の試合結果、メンバー、監督、歴代戦績を整理する。
加えて、10月28日時点では第106回全国高校ラグビーフットボール大会の京都府予選が進行中だ。京都工学院は11月1日の準決勝から登場し、同志社と対戦する予定となっている。2025年の花園予選決勝では京都成章に敗れており、今季の府内総体での勝利を全国大会出場につなげられるかが、シーズン終盤の大きな焦点だ。
【2026年最新戦績】京都高校総体Aリーグで京都工学院が優勝

2026年の京都工学院ラグビー部を語るうえで、まず押さえたいのが第79回京都府高等学校総合体育大会ラグビーフットボールの部だ。大会は4月25日から6月6日まで開催され、京都工学院はAリーグで同志社、洛北、京都成章に3連勝。京都府高等学校体育連盟ラグビー専門部が公表した最終順位でも、京都工学院が1位、京都成章が2位、洛北が3位となった。
注目すべきは、3試合の得点が合計167点、失点が33点に達していることだ。得失点差はプラス134。大量得点で勝ち切る試合がある一方、京都成章との試合では相手の得点を12点に抑え、ライバルとの競り合いでも結果を残した。
対戦ごとの内容を見ると、同志社戦は前半だけで43-0とリードし、最終的に79-7で勝利。洛北戦も前半を40-7で折り返し、52-14で勝った。一方、京都成章戦は前半12-7と接戦だったが、後半に24点を加えて36-12で勝利している。スコアの推移からは、序盤に主導権を握る試合だけでなく、競争力の高い相手に対して後半に差を広げる試合もできたことが分かる。
特に京都成章は、京都工学院にとって単なる対戦相手ではない。2025年11月の全国高校ラグビー京都府予選決勝では、京都工学院が12-22で敗れている。翌年の京都高校総体では36-12で勝利しており、直接対決の結果が大きく変わった。もっとも、春のリーグ戦の勝利だけで冬の全国大会の結果まで決まるわけではない。重要なのは、府内のライバルに対して結果を出した状態で、花園予選の山場を迎えられることだ。
【2026年公式戦一覧】全国高校選抜・近畿大会・7人制の結果を比較
京都工学院の2026年は、京都高校総体だけでなく、近畿大会、全国高校選抜ラグビー大会、7人制ラグビーでも重要な結果を残している。以下は京都工学院高校ラグビー部の公式戦績、日本ラグビーフットボール協会の試合記録、全国高校体育連盟ラグビー専門部の公開情報をもとに整理した主要な試合結果だ。
| 大会・日程 | 対戦相手 | 結果 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 近畿高校ラグビー大会・2月15日 | 関西学院 | 25-12で勝利 | 準決勝進出 |
| 近畿高校ラグビー大会・2月21日 | 報徳学園 | 15-10で勝利 | 決勝進出 |
| 近畿高校ラグビー大会・2月23日 | 大阪桐蔭 | 15-24で敗戦 | 準優勝 |
| 全国高校選抜・3月25日 | 熊谷 | 93-0で勝利 | 1回戦 |
| 全国高校選抜・3月26日 | 尾道 | 45-7で勝利 | 2回戦 |
| 全国高校選抜・3月28日 | 桐蔭学園 | 0-36で敗戦 | 準々決勝 |
| 全国高校7人制・京都予選・4月12日 | 京都成章 | 36-7で勝利 | 京都予選優勝 |
| 京都高校総体Aリーグ・5月10日 | 同志社 | 79-7で勝利 | リーグ戦 |
| 京都高校総体Aリーグ・5月16日 | 洛北 | 52-14で勝利 | リーグ戦 |
| 京都高校総体Aリーグ・5月31日 | 京都成章 | 36-12で勝利 | Aリーグ優勝 |
| 全国高校7人制・予選プール・7月22日 | 早稲田実業 | 7-29で敗戦 | 全国大会 |
| 全国高校7人制・プレートトーナメント・7月23日 | 中部大春日丘 | 29-5で勝利 | 全国大会 |
ここで見落とせないのが、全国高校選抜と近畿高校ラグビー大会の結果だ。2月の近畿大会では報徳学園を15-10で下して決勝に進んだが、大阪桐蔭には15-24で敗れた。3月の全国高校選抜では熊谷に93-0、尾道に45-7と連勝した後、準々決勝で桐蔭学園に0-36で敗退している。全国大会でベスト8まで進んだことは評価できる一方、準々決勝では得点を挙げられなかった。
また、桐蔭学園と大阪桐蔭は別の高校である。桐蔭学園は神奈川県、大阪桐蔭は大阪府の学校だ。京都工学院は2026年、近畿大会決勝で大阪桐蔭に、全国高校選抜の準々決勝で桐蔭学園に敗れている。名前が似ているため、戦績を調べる際には大会名と対戦日を併せて確認したい。
7人制では、京都予選の決勝で京都成章に36-7で勝ち、全国大会への出場権を獲得した。ただし、府予選の優勝と全国大会での優勝は別の実績だ。全国大会では早稲田実業に7-29で敗れた一方、プレートトーナメントでは中部大春日丘に29-5で勝利している。15人制と7人制では試合時間や戦術、求められるプレーの性質が異なるため、両方の戦績を分けて見る必要がある。
【試合日程】花園予選は11月1日の同志社戦が重要な山場
2026年10月28日時点で、京都工学院が次に目指すのは第106回全国高等学校ラグビーフットボール大会の京都府予選突破だ。大会期間は10月3日から11月8日まで。京都工学院と京都成章はシード校として準決勝から登場する。KBS京都の大会案内では、準決勝は11月1日、決勝は11月8日に予定されている。
11/1
日曜日
京都工学院 vs 同志社
準決勝・12時50分開始予定。会場は宝が池球技場。同志社は10月25日の準々決勝で東山を29-7で破っている。
11/1
日曜日
京都成章 vs 洛北
もう一方の準決勝は11時開始予定。洛北は10月25日の準々決勝で洛水を19-14で下している。
11/8
日曜日
京都府予選決勝
14時10分開始予定。会場は宝が池球技場。勝ち上がった2校が全国大会への出場権を懸けて対戦する。
京都工学院は春のAリーグで同志社に79-7と勝利している。しかし、花園予選は別大会であり、春のスコアがそのまま再現される保証はない。同志社は10月の予選でも大差で勝ち上がっており、京都工学院にとっては、春の直接対決の結果だけに頼らず、直近の相手の状態を踏まえた準備が必要になる。
また、京都成章と洛北の勝者がもう一方の準決勝を突破した場合、決勝で京都工学院と対戦する可能性がある。京都成章との再戦が実現すれば、5月のAリーグでの36-12という結果と、2025年の花園予選決勝での12-22という結果が、異なる大会でどのように意味を持つかも注目点になる。
試合日程や当日の開始時刻は、天候や大会運営によって変更される場合がある。観戦を予定する場合は、京都府高等学校体育連盟ラグビー専門部やKBS京都の大会案内で最新情報を確認したい。
【京都工学院ラグビー部のメンバー・監督】2026年の登録選手を確認
京都工学院高校ラグビー部の公式サイトでは、2026年度の部員紹介とスタッフ情報が公開されている。監督は大島淳史。スタッフには高橋健、大下寛司、細川明彦、吉永怜史らのコーチが名を連ねる。チームは監督・コーチに加え、スクラム指導やコンディショニング、医療面などのサポートスタッフも配置している。
選手については、公式サイトの部員紹介が学年別に整理されている。加えて、日本ラグビーフットボール協会の全国高校選抜準々決勝の公式記録では、2026年3月28日の桐蔭学園戦に先発した15人も確認できる。主な先発メンバーは次の通りだ。
- フォワード:江河京、羽場瑛都、黒柳慧大、服部直生、正田蒼羅、田中琉翔、伊原颯太、百武伶太
- ハーフバックス:市田愛和、小西稜晴
- スリークォーターバックス:礒井仁、石橋透和、森田亘瑛、村田奏逸
- フルバック:林祐龍
上記は全国高校選抜の準々決勝で登録された先発メンバーであり、2026年度の部員全員や、10月以降の花園予選における先発メンバーを意味するものではない。試合ごとに登録選手や先発が変わる可能性があるため、最新のメンバーを確認したい場合は、京都工学院高校ラグビー部の公式サイトに掲載された部員紹介と、各大会の公式試合記録を照合するのが確実だ。
メンバー情報を見る際には、個々の選手名だけでなく、どの大会の登録なのかを確認したい。全国高校選抜の15人制と全国高校7人制では出場人数も役割も異なる。7人制の公式記録では森田亘瑛、市田愛和、村田奏逸らが出場し、プレートトーナメントの中部大春日丘戦では森田が複数のトライやゴールに絡んでいる。15人制の結果と合わせて読むことで、異なる形式の大会で出場機会を得た選手も把握できる。
【歴代戦績】伏見工業から受け継ぐ全国制覇の伝統
京都工学院ラグビー部の歴史を理解するには、前身校の伏見工業高校時代まで遡る必要がある。部の公式沿革によると、創部は1959年。2016年には洛陽工業高校との統合に伴って京都工学院へ校名を変更した。現在の京都工学院は、伏見工業時代から続くラグビーの伝統を引き継いでいる。
全国高校ラグビー大会での優勝は、前身校時代の1980年、1992年、2000年、2005年の計4回。加えて、春の全国高校選抜ラグビー大会でも2007年に優勝を果たしている。冬の全国大会だけでなく、春の選抜でも頂点に立った実績は、京都工学院が長年にわたって全国上位を目指してきたことを示している。
近畿高校ラグビー大会でも、2026年の京都工学院は決勝まで進出した。報徳学園を15-10で破った一方、決勝では大阪桐蔭に15-24で敗れ、準優勝となっている。京都府内での優勝、近畿大会の決勝進出、全国高校選抜のベスト8という実績を並べると、2026年は地域で勝ち切る力を示しながら、全国トップクラスとの対戦で課題も突きつけられたシーズンだった。
歴代戦績を検索する際に注意したいのは、2016年以前の結果が「京都工学院」ではなく「伏見工業」の名前で掲載されている場合があることだ。京都工学院の過去の全国大会成績を調べるなら、現校名だけでなく、伏見工業時代の記録も合わせて確認すると、チームの歩みをより正確にたどれる。
【プロの結論】2026年の京都工学院を評価する3つの視点
2026年の戦績から京都工学院を評価する際、最初に見るべきなのは、京都府内での安定感だ。京都高校総体Aリーグでは3戦全勝し、合計167得点、33失点。同志社戦と洛北戦では序盤からリードを築き、京都成章戦では接戦から後半に差を広げた。府内の主要校を相手に異なる試合展開で勝利した点は、2026年の明確な成果だ。
続いて、全国大会での結果を分けて考えたい。近畿大会は準優勝、全国高校選抜は準々決勝進出、7人制京都予選は優勝という実績がある。一方、近畿大会決勝では大阪桐蔭に15-24、全国高校選抜の準々決勝では桐蔭学園に0-36で敗れた。全国上位を目指すうえでは、京都府内での得点力を維持しながら、強豪校の守備を崩す力や、相手に主導権を握られたときの対応を磨けるかが焦点になる。
そして、春の戦績と秋の花園予選を同じ基準で判断しないことも大切だ。Aリーグ優勝はチームの実力を示す重要な材料だが、全国大会出場を決めるのは花園予選の結果である。2025年には京都成章に決勝で敗れた一方、2026年の総体では同校に勝利した。大会が変われば、対戦までの準備、選手の状態、試合展開も変わる。過去のスコアだけで勝敗を決めつけず、直近の試合結果と次戦の日程を追うことが、チームの現在地を見極める最も実用的な方法だ。
京都工学院の2026年は、府内での強さと全国での課題がはっきり表れたシーズンである。歴代の全国制覇という実績は大きな背景だが、現チームの評価は現在の試合内容によって判断したい。11月1日の同志社戦は、その評価を更新する重要な一戦になる。
【京都工学院ラグビー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:京都工学院ラグビー部の2026年最新戦績は?
A1:京都高校総体Aリーグで同志社に79-7、洛北に52-14、京都成章に36-12で勝利して優勝した。全国高校選抜は準々決勝で桐蔭学園に0-36で敗れ、全国高校7人制ラグビー大会の京都予選では京都成章を36-7で破って優勝している。
Q2:京都工学院ラグビー部の次の試合はいつ?
A2:2026年10月28日時点では、全国高校ラグビー京都府予選の準決勝が11月1日に予定されている。京都工学院は同志社と12時50分開始予定の試合で対戦する。決勝は11月8日14時10分開始予定だ。日程変更の可能性があるため、大会主催者の最新案内も確認したい。
Q3:京都工学院ラグビー部の監督とメンバーは?
A3:部の公式サイトに掲載されている監督は大島淳史。2026年度の部員紹介は学年別に公開されている。全国高校選抜の準々決勝では、江河京、羽場瑛都、黒柳慧大、市田愛和、小西稜晴、森田亘瑛、村田奏逸、林祐龍らが先発メンバーに登録されていた。最新の登録選手は大会ごとの公式記録で確認できる。
Q4:京都工学院と伏見工業は同じラグビー部なの?
A4:京都工学院は、伏見工業時代から続くラグビー部の伝統を受け継いでいる。部の公式沿革では1959年の創部が記録され、2016年には洛陽工業高校との統合に伴って京都工学院へ校名が変更された。歴代の全国大会優勝記録を調べる際は、伏見工業時代の記録も併せて確認するとよい。
京都工学院ラグビー部は2026年、京都高校総体Aリーグで3戦全勝し、全国高校選抜ではベスト8、7人制京都予選では優勝という結果を残した。府内での競争力を示した一方、近畿大会決勝と全国高校選抜の準々決勝では強豪校に敗れており、全国の頂点を目指すうえでの課題も見えている。
シーズン終盤の焦点は、11月1日の同志社戦と、その先にある花園予選決勝だ。京都工学院の2026年戦績を追うなら、京都高校総体の結果だけで判断せず、全国大会の成績、メンバーの登録状況、そして秋の公式戦での勝敗を合わせて確認したい。前身の伏見工業から受け継いだ歴史と、現在のチームが積み重ねる結果。その両方を見ていくことが、京都工学院ラグビーの現在地を理解する鍵となる。