お笑いコンビ・キングコングは、2026年現在、解散することなく、それぞれの個人活動とコンビとしての活動を続けている。西野亮廣は映画制作やエンターテインメント事業を中心に活動し、梶原雄太は「カジサック」としてYouTubeを軸に活躍。2人がそろう番組出演や動画配信も続いている。
なかでも注目を集めているのが、2026年8月に発表された2027年の全国漫才ツアーだ。かつて『はねるのトびら』で全国的な人気を獲得し、『M-1グランプリ』でも上位に進出したコンビが、なぜ今、改めて全国を巡る漫才に取り組むのか。結成の経緯から現在の活動、解散説・不仲説の背景まで、2026年10月28日時点の情報をもとに整理する。
【2026年最新】キングコングは今何してる?西野亮廣と梶原雄太の現在

キングコングの現在を理解するうえで押さえておきたいのは、2人が個人活動に力を入れながら、コンビとしての接点も維持していることだ。かつてテレビ番組を中心に活躍していた時代とは、仕事の組み立て方が大きく変わっている。
西野亮廣は、絵本や映画の制作、舞台・イベントの企画、エンターテインメント事業などを手がける。2026年は『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』を軸に、作品の上映展開や海外への発信にも取り組んでいる。
西野の公式ブログによると、同作は2026年10月時点で台湾で劇場公開されており、韓国での公開も2027年春ごろに予定されている。また、10月27日付の公式発信では、同作がプチョン国際アニメーション映画祭で審査員特別賞を受賞したことが報告された。国内のテレビ出演だけでは測れない活動領域の広さが、西野の現在の特徴だ。
一方、梶原雄太は「カジサック」の名前でYouTube活動を続けている。吉本興業の公式プロフィールでも、YouTuberとしての活動や、複数のYouTubeチャンネル、テレビ番組への出演が紹介されている。
コンビとしての活動も継続中だ。YouTubeチャンネル『毎週キングコング』では、2人のトークを中心とする動画が公開されており、2026年10月25日にも新しい動画が配信されている。8月にはカジサックの8周年イベントに西野がゲスト出演し、2人がそろって歌を披露する場面もあった。
加えて、2026年8月20日放送の日本テレビ系『ぐるぐるナインティナイン』にも2人で出演。テレビ、YouTube、イベントという異なる舞台で、キングコングとしての接点を保っている。
【NSC時代から】キングコングのコンビ結成の経緯とブレイクまで
キングコングの結成は1999年9月。西野亮廣と梶原雄太は、吉本興業のお笑い養成所であるNSC大阪校22期の同期として出会った。
結成前の2人は、別々のコンビで活動していた。西野は「グリーングリーン」、梶原は「NINNIN丸」というコンビを組んでいたが、それぞれの解散を経て、現在のキングコングを結成することになる。
結成にまつわるエピソードとして伝えられているのが、西野が梶原を誘い、大阪の街を眺めながら将来について語り合ったという話だ。そこで2人は、自分たちなら多くの人を笑わせられるという思いを共有したとされる。
結成後の躍進は非常に早かった。吉本興業の公式プロフィールによると、キングコングは2000年の第30回NHK上方漫才コンテストで最優秀賞を受賞。NSC在学中から実力を示し、若手芸人の中でも早い段階で注目を集めた。
2001年には『M-1グランプリ』の決勝に進出。同年にスタートしたフジテレビ系『はねるのトびら』にも出演し、テレビでの知名度を急速に高めていく。
『はねるのトびら』は、当初の深夜番組から人気を拡大し、2005年にはゴールデンタイムへ進出。キングコングはロバート、ドランクドラゴン、インパルス、北陽らとともに番組を支え、コントや体当たり企画を通じて幅広い世代に知られるようになった。フジテレビの番組情報によると、同番組は2012年9月26日に最終回を迎え、約11年半の歴史に幕を下ろしている。
漫才の実績も見逃せない。キングコングは2007年の『M-1グランプリ』で決勝3位、2008年には8位となった。2007年大会では650点を獲得し、優勝したサンドウィッチマンの651点に1点差まで迫っている。
こうした経歴から分かるのは、キングコングが単にテレビで売れたコンビではないということだ。若手時代の漫才で評価を得たうえで、コント番組、バラエティー、個人の発信活動へと活躍の場を広げてきた。
【経歴・年表】キングコングの主な転機と現在までの歩み
結成から現在までの動きを整理すると、テレビ中心の時代から、個人の専門領域とコンビ活動を並行させる時代へ移ってきたことが見えてくる。
| 時期 | 出来事 | 意味・現在とのつながり |
|---|---|---|
| 1999年9月 | キングコング結成 | NSC大阪校22期の同期コンビとして出発。 |
| 2000年 | NHK上方漫才コンテスト最優秀賞 | 若手時代から漫才で実績を残す。 |
| 2001年 | 『M-1グランプリ』決勝進出、『はねるのトびら』開始 | 漫才とテレビの両面で全国的な知名度を獲得。 |
| 2007年 | 『M-1グランプリ』決勝3位 | 実力派漫才コンビとしての存在感を示す。 |
| 2012年 | 『はねるのトびら』終了 | テレビの看板番組を中心とする時代が一区切り。 |
| 2021年 | 西野が吉本興業とのマネジメント契約を終了 | 西野は独自の事業・作品制作を軸に活動。梶原は吉本興業に所属して活動を続ける。 |
| 2025年3月 | コンビの「大切な報告」が解散説を呼ぶ | 西野が解散・活動休止を否定し、誤解を招く表現を謝罪。 |
| 2026年8月 | 全国漫才ツアー2027を発表 | コンビとして全国を巡る漫才公演を計画。 |
| 2026年10月 | 『毎週キングコング』の配信継続、映画関連の発信 | 個人活動とコンビ活動が並行している。 |
年表から読み取れる重要な変化は、2012年の『はねるのトびら』終了と、2021年の西野の独立だ。テレビ番組のレギュラー出演がコンビの露出を支えた時代から、それぞれが異なる仕事を展開し、必要に応じてコンビとして活動する形へと変化している。
【個人活動を比較】西野亮廣と梶原雄太の仕事・強みはどう違う?
キングコングを語る際には、西野と梶原を同じ基準で比較しないことが大切だ。2人は同じコンビに所属しながら、現在は異なる分野で成果を追求している。
西野亮廣:映画・舞台・事業を横断するクリエーター西野の特徴は、芸人としての活動から、作品の企画・制作や事業運営へと仕事の範囲を広げてきた点にある。2021年1月に吉本興業とのマネジメント契約を終了した後は、株式会社CHIMNEY TOWNを中心に、映画やイベントなどの企画を進めている。
2026年の中心的な話題の一つが『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』だ。西野の公式ブログは、同作の興行収入が2026年5月に5億円を突破したと報告。その後も上映機会の拡大や海外展開について発信を続けている。
また、10月には韓国で開催された映画祭に関する発信も行い、作品を完成させるだけでなく、上映の機会を継続的につくる姿勢を示している。西野の現在は、テレビ出演の本数だけで評価するよりも、作品制作とその届け方まで含めて見るほうが実態に近い。
梶原雄太:カジサックとしてYouTubeとテレビで活躍梶原は「カジサック」として、YouTubeを主要な活動の場にしている。吉本興業の公式プロフィールでは、中心となる「カジサックの部屋」をはじめとした複数のチャンネルが紹介されており、同チャンネルの登録者数は200万人を超える規模だ。
テレビ出演も続いており、吉本興業のプロフィールには、熊本県民テレビの『カジサックのじゃないと!』がレギュラー番組として掲載されている。YouTubeだけに活動を限定せず、テレビやイベントにも出演するスタイルだ。
2026年8月21日から23日にかけて開催された「カジサック8周年祭りin富士急ハイランド」には、西野もスペシャルゲストとして参加した。吉本興業の発表によると、オンライン配信チケットの販売数は1万枚を突破し、イベントではキングコングの2人が『えんとつ町のプペル』を歌う場面もあった。
このイベントは、梶原の個人活動が大きく成長した現在でも、西野との共演が実現していることを示す具体例だ。2人の仕事は違っていても、互いの活動が完全に切り離されているわけではない。
【解散説・不仲説の真相】キングコングは本当に解散するのか
キングコングの解散説が繰り返し話題になる背景には、個人活動の違いに加え、発表の仕方やテレビでの発言が注目されやすいことがある。確認できる経緯を時系列で見ると、噂と実際の活動を区別しやすくなる。
2025年3月の「大切なご報告」が解散説に発展2025年3月21日、西野と梶原はコンビの今後に関する「大切なご報告」を予告した。「何度も協議を重ねた」「一つの決断に至った」といった表現が使われたため、解散や活動休止を心配する反応が広がったと、スポニチアネックスやENCOUNTなどが報じている。
その後、西野は誤解を招く表現だったとして謝罪し、キングコングの解散や活動休止という事実はないと説明した。したがって、この件を解散の発表として扱うのは正確ではない。
当日の発表は、コンビに関係する人物のオンラインカジノ問題をめぐる説明とも関連していた。ニュースの見出しや発表前の予告だけを見て、解散が決まったと受け取ることはできない。
2026年の「本当に会話しない」発言はどう見るべきか2026年3月には、フジテレビ系『ぽかぽか』に出演した西野が、NSC同期との関係を語る中で、梶原との会話について冗談を交えた発言をしたとスポニチアネックスが報じた。
この発言だけを切り取れば、不仲を疑いたくなるかもしれない。しかし、バラエティー番組での発言には、その場のやり取りや笑いを狙った表現が含まれる。発言の一部だけを根拠に、コンビの関係が破綻していると判断するのは早計だ。
加えて、2026年8月20日放送の『ぐるぐるナインティナイン』の番組紹介にも「解散宣言!?」という表現が使われていたが、これは番組の企画紹介であり、正式な解散発表を意味するものではない。
現在の活動が示していること2026年10月時点で確認できる事実は、2人が『毎週キングコング』の配信を続け、イベントで共演し、2027年の全国漫才ツアーを発表していることだ。
もちろん、こうした活動だけでプライベートな関係のすべてが分かるわけではない。しかし、少なくとも公に確認できる仕事の面では、コンビとしての活動を続ける意思が示されている。現時点で、解散が決定したとする公式発表はない。
【2027年最新予定】キングコング全国漫才ツアーの日程と見どころ
2026年8月23日、キングコングは公式YouTubeチャンネル『毎週キングコング』で、2027年春の全国漫才ツアー開催を発表した。翌24日には西野の公式ブログでも日程と会場が紹介されている。
発表された公演は、2027年2月から4月にかけて全国6会場を巡るスケジュールだ。
- 2027年2月11日(木・祝):東京・浅草公会堂
- 2027年2月13日(土):宮城・電力ホール
- 2027年2月20日(土):大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
- 2027年2月24日(水):福岡・SAWARAPIA 福岡県立ももち文化センター
- 2027年3月6日(土):愛知・ウインクあいち
- 2027年4月2日(金):兵庫・川西市キセラホール
チケット発売開始日は2026年9月27日と公式チャンネルで告知された。実際の販売状況や席種ごとの取り扱いについては、公演ごとの公式案内を確認したい。
なぜ今、全国漫才ツアーなのか注目したいのは、キングコングがテレビ番組への出演やYouTubeでのトークだけでなく、舞台上で漫才を披露する機会を全国規模で設けたことだ。
西野は2026年8月の公式発信で、コンビとして全国ツアーを行うことは以前から決めていたと説明している。つまり、突然の解散説への対抗策として急きょ企画したというより、2人が以前から考えていたコンビ活動の計画が具体化したものと捉えるのが自然だ。
また、最終公演の会場に選ばれた兵庫県川西市は、西野の地元であり、2人がコンビを組むことになった場所にゆかりのある土地だと西野は説明している。最後を川西で締めくくる構成には、コンビの原点を意識した意味合いがある。
2027年の公演でどのようなネタを披露するのか、かつての漫才スタイルを再現するのか、それとも現在の2人だからこそできる内容にするのか。具体的な演目は公演の案内を待つ必要があるが、個人活動を積み重ねてきた2人が舞台でどのような掛け合いを見せるのかは、大きな見どころになる。
【評判と実態】キングコングの魅力は個人活動とコンビの対比にある
キングコングの評価を考える際、若手時代の実績と、現在の活動スタイルを分けて見ると分かりやすい。
若手時代は、NSC在学中の賞レースでの受賞や『M-1グランプリ』決勝進出、『はねるのトびら』での全国的な露出が大きな強みだった。漫才のスピード感と、テレビ企画での対応力を武器に、早くから知名度を高めていった。
その後、西野は映画や事業を中心に活動し、梶原はYouTubeを大きな活動基盤にした。この違いによって、キングコングを知っていても、現在の2人がそれぞれ何をしているのかは別々に把握している読者もいるはずだ。
一方で、異なる領域で活動してきたことは、コンビとしての会話や漫才に新しい材料をもたらす可能性もある。テレビ全盛期のように、常に同じ番組へ出演していることだけがコンビの価値を決めるわけではない。個々の経験を持ち寄り、舞台や配信で再び掛け合わせられることも、長く活動を続けるコンビの強みになる。
ただし、人気や評判を一つの数字だけで判断するのは難しい。YouTubeの登録者数は個人チャンネルの影響力を示す一つの指標であり、M-1の順位は特定の大会での成績だ。どちらか一方だけで、現在のキングコング全体の評価を決めることはできない。
情報を見極める際には、次の3点を押さえたい。
- コンビの活動と個人の活動を区別する:西野の映画制作や梶原のYouTube活動は、それぞれの仕事であり、コンビの活動停止を意味するわけではない。
- 正式発表と番組の演出を区別する:「重大発表」や「解散宣言!?」といった見出しだけで、解散が決まったと判断しない。
- 単発の発言より継続的な活動を見る:公式チャンネルの配信、イベントでの共演、全国ツアーの公表など、複数の事実を合わせて状況を捉える。
キングコングの面白さは、若手時代から変わらない漫才コンビとしての関係と、それぞれが異なる道を歩んできた現在との対比にある。2027年の全国漫才ツアーは、その両方を舞台上で確かめられる機会になりそうだ。
【お笑いキングコング】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:キングコングは2026年現在、解散していますか?
A1:解散していない。2025年3月に解散説が広がった際、西野亮廣は解散・活動休止を否定している。2026年も『毎週キングコング』の配信やイベントでの共演が続き、2027年の全国漫才ツアーも発表されている。
Q2:キングコングの西野亮廣と梶原雄太は現在何をしていますか?
A2:西野は映画制作やエンターテインメント事業を中心に活動し、梶原は「カジサック」としてYouTubeを軸にテレビやイベントにも出演している。2人は個人活動を進めながら、コンビとしての配信や漫才公演も続けている。
Q3:キングコングの全国漫才ツアー2027はいつ、どこで開催されますか?
A3:2027年2月11日の東京・浅草公会堂を皮切りに、宮城、大阪、福岡、愛知を巡り、4月2日の兵庫・川西市キセラホールで最終公演を迎える予定だ。全6会場で、チケット発売開始日は2026年9月27日と告知されている。残席や販売状況は公演ごとの公式案内で確認したい。
キングコングは、1999年の結成から若手漫才コンビとして急成長し、『M-1グランプリ』や『はねるのトびら』を通じて全国的な知名度を獲得した。現在は西野亮廣が映画・事業、梶原雄太がYouTubeを中心に個人の活動を広げながら、コンビとしての配信やイベント出演も続けている。
解散説については、2025年の発表が誤解を招いた経緯はあるものの、西野自身が解散・活動休止を否定しており、2026年には2027年の全国漫才ツアーも正式に発表された。現時点で、解散が決定したと判断できる事実はない。
今後の最大の注目点は、2027年の全国漫才ツアーで、個人活動を積み重ねてきた2人がどのような漫才を披露するかだ。若手時代の勢いだけではなく、長年の経験や互いの変化が、舞台上の掛け合いにどう表れるのかが見どころになる。
キングコングの現在を知るなら、過去のテレビ番組の印象や話題性の高い発言だけで判断するのではなく、本人たちの公式発信、継続中の活動、具体的な公演予定を合わせて確認することが大切だ。個人としての活躍とコンビとしての活動。その2つを並べて見ることで、キングコングが今も活動を続ける理由と、2027年に向けた展望が見えてくる。