東京競馬場の馬場状態は、芝・ダートの「良」「稍重」「重」「不良」という公式発表だけでなく、含水率、クッション値、天候、芝の傷み具合を組み合わせて判断することが大切です。馬場が同じ「良」でも、雨が降ったタイミングやコースの使用状況によって、レースの展開や有利になりやすい脚質が変わることがあります。
2026年10月28日時点で、JRA公式「馬場情報(東京競馬場)」に表示されている直近の開催情報は、10月25日の第4回東京競馬第9日です。馬場状態欄には10月23日(金曜)正午現在の情報として、芝・ダートともに「良」と掲載されています。ただし、これは10月28日当日のリアルタイムな馬場状態を示すものではありません。最新の開催日に向けた情報は、JRAの更新内容と測定時刻を確認する必要があります。
【2026年最新】東京競馬場の馬場状態は今日どう確認する?

東京競馬場の馬場状態を調べる際、最初に見るべき情報源はJRA公式サイトの「馬場情報(東京競馬場)」です。芝とダートの状態、天候、含水率、クッション値、週間の雨量、散水の実施状況、芝の生育状態などを確認できます。
検索結果や競馬情報サイトに表示される「東京競馬場は良馬場」という情報だけでは、いつ測定された状態なのか分からない場合があります。特に開催日前後は情報の更新タイミングに注意が必要です。
2026年10月28日時点で確認できる直近開催の記録では、JRAの馬場状態欄に「天候:曇」、芝「良」、ダート「良」と掲載されています。ただし、馬場状態の基準時刻は10月23日(金曜)正午です。今週の開催に向けた最新情報としてそのまま使うのではなく、次の開催分が公開されたかどうかを確認してください。
最新情報を探す場合は、次の順番で確認すると効率的です。
- JRA公式の馬場情報:芝・ダートの公式発表、測定時刻、含水率、クッション値を確認する。
- 週間情報:前日までの雨量、当日の天候、芝コースへの散水、コース整備の履歴を確認する。
- JRA公式の馬場概要:使用コースがA・B・C・Dのどれか、芝の傷みがどこにあるかを確認する。
- 当日のレース結果:前半の芝・ダート競走で、前に行った馬と差し・追い込み馬のどちらが伸びているかを確認する。
馬場情報は一度見れば終わりではありません。前日に発表された状態と、雨が降った後の当日朝の状態が異なることもあるため、発表時刻を含めて確認するのが基本です。
【比較表】良・稍重・重・不良の違いと東京競馬場への影響
JRAでは芝・ダートともに、馬場の湿潤度合いを「良」「稍重」「重」「不良」の4段階に区分しています。水分が少ない状態から多い状態へ、良、稍重、重、不良の順に変化します。
ただし、馬場状態は含水率だけで自動的に決まるものではありません。JRAの「馬場状態に関する基礎知識」では、芝やダートの表面を踏みしめたときの状態などを含めて判断する仕組みが説明されています。
| 馬場状態 | 芝の状態 | 含水率の目安 | 予想で見るポイント |
|---|---|---|---|
| 良 | 踏みしめても表面がほとんど変化しない状態 | 東京の芝はおおむね19%以下、ダートは9%以下が目安 | 芝では瞬発力や持続力、ダートでは先行力や走破時計を比較する |
| 稍重 | 踏みしめると表面がやや凹む状態 | 芝は17~21%、ダートは7~13%が目安 | 水分量だけでなく、脚抜きや走破時計の変化を確認する |
| 重 | 表面に水は浮いていないが、踏みしめると水が染み出る状態 | 芝は18~23%、ダートは11~16%が目安 | 道悪実績、スタミナ、ペース、コース取りを重視する |
| 不良 | 表面や足跡に水が浮いている状態 | 芝は20%以上、ダートは14%以上が目安 | 道悪適性と当日の実際の走りを優先し、良馬場の時計を過信しない |
出典:JRA「馬場状態に関する基礎知識」「含水率に関する基礎知識」。含水率は過去の馬場状態とのおおよその関係を示す参考値で、状態区分の判定基準そのものではありません。数値の範囲が重複している点にも注意してください。
良馬場だから必ず高速決着、重馬場だから必ず差しが届く、というわけではありません。東京競馬場は長い直線を持つため、芝では直線に向いてからの加速力や持続力が結果を左右します。一方、ダートでは水分によって砂の状態が変わり、先行馬の粘りや後続馬の追い上げに影響する場合があります。
大切なのは、馬場状態の名称を出発点にしながら、実際の時計、通過順位、上がり3ハロン、当日のコース傾向を合わせて判断することです。
【数値を読み解く】東京競馬場の含水率とクッション値
含水率とクッション値は、どちらも馬場分析に役立つ指標ですが、示しているものは異なります。
含水率は、芝やダートの馬場にどれほど水分が含まれているかを把握するための数値です。JRAはゴール前と4コーナーの測定値を公表しており、同じ競馬場でも測定地点によって値が異なることがあります。
クッション値は、芝馬場のクッション性、つまり競走馬が着地した際の反発力を数値で表したものです。JRAの参考区分では、12以上が「硬め」、10以上12未満が「やや硬め」、8以上10未満が「標準」、7以上8未満が「やや軟らかめ」、7以下が「軟らかめ」とされています。
クッション値が高い場合は芝表層の反発力が高い傾向を示し、低い場合は軟らかい傾向を示します。ただし、数値が高ければ必ず時計が速い、あるいは低ければ必ずスタミナ型が有利になると決めつけることはできません。芝の傷み、含水率、気温、コースの使用状況なども影響するからです。
2026年10月25日の直近開催情報としてJRAの東京競馬場ページに掲載されている含水率は、芝がゴール前17.5%・4コーナー16.9%、ダートがゴール前7.4%・4コーナー7.9%です。これらはページ上の掲載値であり、10月28日当日の測定値を意味するものではありません。数値を比較するときは、必ず測定時刻も確認してください。
また、JRAの「2026年の含水率・クッション値」には、東京競馬場の第1回・第2回・第3回開催の過去データが掲載されています。開催ごとのPDFを比較すれば、季節や開催時期による数値の変化を調べられます。
過去データを活用する際は、単に数値の高低を見るのではなく、次の点を整理すると予想に結び付きやすくなります。
- 同程度の含水率でも、芝とダートで走破時計や脚質の傾向がどう違ったか。
- クッション値の変化と、芝の上がり3ハロンや勝ち時計がどう連動したか。
- 開催の序盤と終盤で、芝の傷みやコース変更がどう影響したか。
- 雨が降った直後と、雨が止んでから時間が経過した後で、馬場状態がどう変わったか。
含水率とクッション値は、単独で勝ち馬を予測するための数字ではありません。馬場の特徴を説明し、過去のレースと当日を比較するための材料として使うのが適切です。
【天気とコースの傷み】東京競馬場の雨は馬場状態をどう変える?
東京競馬場の馬場状態を考えるうえで、降水量だけでなく、雨が降った時間帯、雨が止んでからの経過時間、散水の有無、コース整備の履歴を確認する必要があります。
JRAの週間情報によると、直近開催の記録では10月24日の雨量が6.5ミリ、10月25日は0.0ミリでした。また、芝コースの生育管理のため10月23日に散水が実施され、10月24日と25日の欄には散水なしと記録されています。
この記録から分かるのは、降水量だけで当日の馬場状態を決められないということです。雨が降っても、その後の天候や水分の抜け方によって状態は変化します。反対に、雨が降っていない日でも、芝の管理や前日までの水分が馬場に影響することがあります。
特に芝コースでは、馬場状態の区分だけでなく、芝の傷みがどこに集中しているかが重要です。JRAが公表した第4回・第5回東京競馬の馬場概要では、10月25日の開催にあたる第4回東京競馬の前半9日間はAコースを使用し、向正面直線から正面直線にかけての内柵沿いに傷みが見られると報告されていました。
一方、同じ馬場概要では、第4回東京競馬の後半2日間と第5回東京競馬の前半4日間にBコースを使用する予定が示されています。Bコースでは内柵がAコースより3メートル外側に移動します。
つまり、前の開催で内側に傷みがあったとしても、コース変更後にその情報をそのまま当てはめるのは適切ではありません。内柵の位置が変われば、実際に競走馬が走る部分も変わるためです。
雨が降ったときは、まず公式の馬場状態を確認し、次に含水率と測定時刻、最後に芝の傷みと使用コースを確認する。この順番で情報を整理すると、天候の印象だけに引っ張られずに判断できます。
【芝コースの馬場傾向】東京競馬場は内枠と外枠のどちらが有利?
東京競馬場は左回りで、芝コースの直線距離は525.9メートル。JRAのコース紹介によると、芝コースの高低差は2.7メートルで、直線には高低差約2メートルの坂があります。
この長い直線と坂は、東京競馬場の芝コースを分析するうえで欠かせない特徴です。道中で脚を温存できた馬が直線で加速する展開もあれば、前半から速いペースになり、最後まで脚を持続できる馬が浮上する展開もあります。
ただし、内枠と外枠のどちらが有利かは、馬場状態だけで決められません。枠順、距離、スタート地点、先行馬の数、レースペース、馬群の密度、芝の傷み、使用コースが関係します。
例えば、内側の芝が傷んでいる場合、内を通る馬が走りにくくなる可能性があります。しかし、外を通る馬にも距離ロスが生じるため、外枠なら無条件に有利というわけではありません。先行馬が少なければ内枠からロスなく運ぶ利点が大きくなり、前が詰まりやすい展開なら進路を確保できるかどうかも重要になります。
また、東京競馬場の芝は開催を通じて同じ条件が続くわけではありません。AコースからBコース、さらにCコースへと内柵が移動する開催日程では、使用する走路の範囲が変わります。コース変更前のレース結果を比較するときは、その点を区別してください。
実際の予想では、次の3つを優先して確認するのがおすすめです。
- 当日の芝レース:逃げ・先行馬が粘っているか、差し馬が直線で伸びているか。
- 直線の進路:内側と外側のどちらを通った馬が伸びているか。単に勝ち馬の枠順だけを見ない。
- 距離と展開:短距離での先行力と、中距離以上での持続力を同じ基準で評価しない。
内枠・外枠の有利不利は、馬場状態の名称から直接導くものではなく、当日のレース内容とコース条件を照らし合わせて判断するものです。
【予想への生かし方】東京競馬場の馬場状態を確認する手順
馬場情報を実際の予想に活用するには、公式発表、数値、コース情報、レース結果を順番に整理するのが効果的です。ひとつの数字や過去の傾向だけで結論を出すと、当日の変化を見落とすおそれがあります。
最初に、JRA公式の発表時刻を確認します。JRAの案内では、開催前日の含水率とクッション値は金曜日の昼過ぎ、開催当日はおおむね午前9時30分ごろの公表を予定しています。実際の測定時刻は調教時間や天候などによって異なり、含水率は原則として金曜日の午前中、土日の開催日は早朝に測定されます。公表予定時刻と測定時刻は同じとは限らない点に注意してください。
続いて、芝とダートを分けて評価します。芝のクッション値は芝表層の反発性を把握するための指標です。ダートの馬場状態は、砂の含水率や砂の状態を含めて考える必要があり、芝のクッション値をダートの予想にそのまま使うことはできません。
加えて、当日のレース結果を確認します。前半のレースで逃げ馬が残っているのか、差し馬が上位に来ているのか、上がり3ハロンの時計はどうかを見ます。1レースだけでは展開や出走馬の能力差が強く出ることもあるため、複数のレースを比較すると判断しやすくなります。
最後に、馬場適性を個々の馬に当てはめます。過去の稍重・重馬場での成績、東京競馬場での走り、距離適性、脚質、想定ペースなどを確認し、馬場情報と矛盾がないかを検討します。
なお、馬場状態の変化は競走馬の能力を直接示すものではありません。馬場が悪化しても、道悪を苦にしない馬が必ず勝つわけではなく、展開や相手関係によって結果は変わります。馬場情報は予想材料のひとつとして使い、過信しないことが大切です。
【プロの結論】東京競馬場の馬場分析では、「公式発表で現在の状態を確認する」「含水率とクッション値で水分・反発性を把握する」「使用コースと傷みを確認する」「当日のレースで実際の傾向を検証する」という4段階が基本です。特にコース変更のある開催では、過去の内枠・外枠の傾向をそのまま流用せず、走路の位置と当日の結果を優先して判断してください。
【東京競馬場馬場状態】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東京競馬場の馬場状態はどこで確認できますか?
A1:JRA公式サイトの「馬場情報(東京競馬場)」で確認できます。芝・ダートの状態、含水率、クッション値、天候、週間情報などが掲載されます。開催日当日は、発表時刻と測定時刻も併せて確認してください。
Q2:東京競馬場の含水率は何%なら良馬場ですか?
A2:JRAの参考表では、東京競馬場の芝は19%以下、ダートは9%以下が「良」との関係を示す目安です。ただし、これは過去の馬場状態とのおおよその関係であり、含水率だけで公式の馬場状態が自動的に決まるわけではありません。
Q3:クッション値が高いと東京競馬場では時計が速くなりますか?
A3:クッション値が高いほど、芝表層の反発力が高い傾向を示します。ただし、走破時計は含水率、芝の傷み、コース形態、ペース、出走馬の能力などにも左右されます。クッション値だけで高速決着になると判断せず、当日のレース結果と合わせて評価してください。
Q4:雨が降ったら東京競馬場はすぐに重馬場になりますか?
A4:必ずしもそうではありません。降水量だけでなく、雨が降った時間帯、雨が止んでからの経過時間、排水や馬場整備の状況などによって状態は変わります。JRAの公式発表を確認し、含水率や測定時刻も併せて判断する必要があります。
Q5:東京競馬場は内枠と外枠のどちらが有利ですか?
A5:一律には決められません。内側の芝の傷み、使用コース、距離、先行馬の数、ペースなどによって有利不利は変わります。内枠・外枠という数字だけで判断せず、当日の複数レースで伸びている進路や脚質を確認するのがおすすめです。
東京競馬場の馬場状態を正しく把握するには、芝・ダートの「良」「稍重」「重」「不良」という区分に加えて、含水率、クッション値、天候、芝の傷み、使用コースを総合的に確認する必要があります。
2026年10月28日時点でJRA公式ページに表示されている直近開催の情報は、10月25日の第4回東京競馬第9日に関する記録です。馬場状態欄の基準時刻は10月23日正午で、芝・ダートとも「良」とされています。次の開催の予想に利用する場合は、その後の公式更新を確認してください。
含水率は水分量、クッション値は芝表層の反発性を知るための指標です。いずれも単独で勝ち馬や有利な脚質を決めるものではありません。東京競馬場の長い直線や坂、コース変更による走路の違いも踏まえ、当日のレース結果と照らし合わせることが大切です。
最新の公式発表を起点に、数値、コースの状態、実際の走りを順番に確認する。この手順を守れば、東京競馬場の馬場状態をより具体的に把握し、根拠のある予想につなげやすくなります。