ヴィジュアル系ロックバンド「the GazettE(ガゼット)」のギタリスト・葵をめぐり、2026年3月10日、バンド側が公式サイトで除名を発表しました。一方、葵本人は同日、2025年9月末をもってすでに脱退していたと説明。活動を離れた時期と理由について、双方の主張が食い違う事態となっています。
さらに2026年9月4日には、葵が「u.」へ名義を変更したアカウントで近況を報告し、音楽活動を続ける意向を表明しました。2026年10月28日時点で明らかになっている情報をもとに、the GazettE葵の現在、除名発表の理由、本人コメント、脱退の経緯、そして今後の活動を時系列で整理します。
【2026年最新】the GazettE葵に何が起きた?除名発表から現在まで

今回の騒動を理解するうえで、最初に押さえたいのは、2026年3月10日のバンド側の「除名発表」と、葵本人が説明した「2025年9月末の脱退」は、同じ出来事を異なる立場から説明しているという点です。
バンド側は、葵の活動上の対応や関係者との対話、金銭面の問題などを挙げ、これ以上一緒に活動することは困難だと判断したと説明しました。これに対して葵は、前年の段階で脱退の意思を伝え、すでに脱退していたという認識を示しています。
この食い違いは、単に呼び方が違うというだけではありません。バンド側は、葵を除名するに至った理由を説明しているのに対し、本人は、脱退の時期と経緯について自らの認識を示し、バンド側の説明の一部を否定しています。
2026年3月10日付のテレ朝NEWS、音楽ナタリー、日刊スポーツなどは、双方の発表を相次いで報道しました。その後、9月には葵が「u.」名義で近況を伝え、音楽活動の継続を示唆しています。
つまり、2026年10月現在の状況を把握するには、除名発表だけを見るのでも、本人の反論だけを見るのでも不十分です。発表された時期、双方が説明した内容、そしてその後の活動に関する情報を分けて確認する必要があります。
【時系列で整理】2025年4月の脱退意思から2026年9月のu.名義まで
葵の脱退をめぐる経緯は、本人の説明によれば2025年4月にさかのぼります。2026年3月の発表だけを見ると突然の除名に見えますが、本人はそれ以前から脱退に向けた意思表示をしていたと説明しています。
以下は、バンドの公式発表、葵本人のコメント、日刊スポーツや音楽ナタリーなどの報道から整理した主な出来事です。
| 時期 | 出来事 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2025年4月 | 脱退の意向を伝達 | 葵本人は、他のメンバーに同年9月末で脱退する意向を伝えたと説明。 |
| 2025年7月16日 | 葵プロデュース公演 | 公式ツアー日程には、葵プロデュースの公演「妖乱朧狂」が掲載されていた。 |
| 2025年9月末 | 本人が主張する脱退時期 | 葵は、この時点ですでにthe GazettEを脱退していたと説明。脱退公表のために用意した文章も後に公開した。 |
| 2026年3月10日 | バンド側が除名を発表 | the GazettEが公式サイトで葵の除名を公表。予定していたリリースなどは見直すと説明した。 |
| 2026年3月10日以降 | 葵が反論を公表 | 本人は、脱退時期について説明し、活動放棄や妨害、背信行為などの指摘を否定した。 |
| 2026年9月4日 | 「u.」名義で近況報告 | 葵が約半年ぶりにXを更新。準備を進めてきたことと、音楽を続けたい意向を伝えた。 |
| 2026年10月27日 | the GazettEが近況を公表 | 公式サイトで、療養中のRUKIについて回復傾向にあるものの入院が続いていると報告した。 |
時系列で重要なのは、2025年9月末という脱退時期が、葵本人の説明に基づくものであることです。バンド側の2026年3月10日の発表は、同じ時期に脱退が成立していたという本人の認識を前提とした説明ではありません。
また、2025年の公式ツアー日程には7月16日の葵プロデュース公演と、9月30日の戒プロデュース公演が掲載されています。これらの日程は当時のバンド活動を知る手掛かりですが、日程表だけで脱退の合意状況や内部でのやり取りまで判断することはできません。
【除名理由】the GazettE側は何を問題視していたのか
2026年3月10日、the GazettEは公式サイトに掲載したメンバー一同名義の声明で、葵を除名し、今後は袂を分かつ決断をしたと発表しました。
声明でバンド側が挙げたのは、主に次のような問題です。
- 葵による一方的なバンド活動の放棄があったという主張
- 決定済みのリリースやツアーに対する活動上の妨害行為があったという主張
- バンド側が直接の対話を求めても拒絶され、代理人を通さなければ連絡が取れない状態が続いたという説明
- 日常的な業務の放棄や、ライブ出演を一時拒否するような言動があったという指摘
- バンド側が不当かつ高額とする金銭の要求が繰り返されたという主張
- 外部への情報発信や、亡くなったメンバーに関わる事柄の扱いについて、守秘義務にも反する問題が生じたという説明
バンド側は、こうした状況が続いたことで、メンバーやスタッフが精神的に追い詰められ、同じ思いを抱いて同じステージに立つことが難しくなったと説明しました。
一方、この声明はあくまでバンド側が示した説明です。列挙された内容すべてが第三者によって確定した事実として公表されたわけではなく、本人は同日に反論を発表しています。
今後の活動について、バンド側はthe GazettEとしての活動を継続する意向を示す一方、予定していたリリースなどは一度見直し、詳細が決まり次第あらためて知らせるとしました。
今回の除名理由を理解するうえでは、バンドが問題視した項目と、その項目に対する本人の説明を混同しないことが大切です。バンド側の声明だけでは、対立に至った経緯のすべてが明らかになったわけではありません。
【本人コメント】葵は除名発表にどう反論した?金銭問題と脱退の真相
バンド側の発表を受け、葵も2026年3月10日にXを更新しました。本人は、発表内容には「事実と異なる内容が多分に含まれております」と述べ、自らの認識を説明しています。
最初に、脱退の時期について、葵は2025年4月に他のメンバーへ同年9月末で脱退する意向を伝え、9月末をもってすでに脱退していたと主張しました。そのうえで、除名処分によって脱退したのではないと説明しています。
本人によれば、当初はメンバー間で合意した内容の公式発表を待ち、自ら公表することを控えていたとのことです。しかし、2026年3月に自分の認識と大きく異なる内容が発表されたため、ファンや関係者に対して経緯を説明する必要があると判断したとしています。
活動放棄や妨害行為、背信行為といった指摘についても、葵は否定しました。脱退日まではthe GazettEでの活動に真摯に取り組んでいたというのが本人の説明です。また、所属会社の代表権に執着した事実もないと述べています。
金銭面について、本人は、バンド側が問題視した要求について、未払いとなっていたギャランティーや所属会社との間ですでに合意していた金銭の支払いを求めたものだと説明しました。つまり、同じ金銭のやり取りをめぐって、バンド側は不当な要求と捉え、本人は支払われるべき金銭の請求だったと主張している構図です。
この点は、今回の対立のなかでも特に重要です。双方が異なる説明をしている以上、要求された金額や支払いの合意内容、当事者間のやり取りなどを把握しなければ、金銭問題の全容を判断することはできません。
葵は別の投稿で、2025年9月に脱退を公表するために用意していた文章も公開しました。そこでは、長年ともに活動したメンバーやスタッフ、ファンへの感謝がつづられています。日刊スポーツや音楽ナタリーなども、本人が公開した文章や反論の内容を報じました。
したがって、「葵の脱退の真相」を一つの理由に絞って断定することはできません。現時点で分かるのは、バンド側が活動上の問題や金銭面の対立を理由に除名を発表し、本人は脱退の意思を事前に伝えていたことや問題行為を否定している、という双方の主張です。
【除名と脱退の違い】なぜバンド側と葵の説明は食い違うのか
今回の騒動では、「除名」と「脱退」という言葉の違いが、ニュースを理解するための要点になっています。
一般的に、脱退はメンバー本人がグループを離れることを指し、除名はグループ側がメンバーを構成員から外すことを指します。ただし、具体的な扱いは契約や団体の規則、当事者間の合意などによって異なります。
今回のケースで、バンド側は2026年3月10日に除名を発表しました。これに対して葵は、2025年9月末ですでに脱退していたと説明し、除名によって脱退したのではないと反論しています。
つまり、双方の食い違いは、単に「除名」と「脱退」のどちらの言葉が正しいかという問題だけではありません。本人が主張する脱退の意思表示と、その後の活動や関係者との調整をどのように評価するかという、経緯そのものの認識が異なっています。
もう一つ注意したいのは、2026年3月の発表が、2025年9月末に何が起きていたのかをそのまま確定するものではないという点です。反対に、本人が以前から脱退の意思を伝えていたと説明したことだけで、バンド側が挙げた問題がすべて解消されるわけでもありません。
公表された声明と報道では、双方の説明に相違があることが確認できます。一方で、双方の主張を包括的に確定する第三者の判断が示されたわけではありません。記事やSNSの見出しで「除名が真相」「実際は脱退だった」と断定する表現を見かけた場合は、誰の説明に基づく内容なのかを確認する必要があります。
また、バンド側の説明に登場する故人のメンバーに関する問題についても、公開された情報以上の推測を重ねるべきではありません。the GazettEのベーシストREITAは2024年4月15日に亡くなっており、所属事務所とソニーミュージックは同月16日に公式発表を行っています。故人に関わる情報は、今回の対立とは切り分け、本人や関係者のプライバシーにも配慮して扱う必要があります。
【the GazettEのメンバー現在】RUKI・麗・戒と葵の今後の活動
葵の除名発表後、the GazettEは活動継続の意向を示しました。葵が離れたことで、報道上はボーカルのRUKI、ギターの麗、ドラムスの戒の3人を中心とする体制として整理されています。ベーシストのREITAは2024年に亡くなっており、バンドはすでに大きな変化を経験していました。
ただし、2026年10月時点のバンドの状況を見る際には、RUKIの療養についても押さえておく必要があります。the GazettEの公式サイトは9月24日、RUKIが9月23日に倒れ、意識障害を伴う状態で救急搬送され、入院したと報告しました。
加えて、2026年10月27日の公式発表では、RUKIの容態は回復に向かっているものの、引き続き入院して検査と療養を続けていると説明されています。病名や詳しい病状は公表されていません。今後の活動予定についても、本人の回復を優先する姿勢が示されています。
このため、the GazettEの今後については、葵の除名問題だけでなく、RUKIの回復状況や、バンド側が見直すとしていたリリース計画の続報も重要になります。2026年10月28日時点で、予定されていたリリースの具体的な再発表日を確定情報として示すことはできません。
一方、葵の個人活動には新しい動きがありました。2026年9月4日、本人は「u.」名義のXを約半年ぶりに更新。長い間心配をかけたことを詫び、元気な姿を見せるために少しずつ準備を進めてきたと報告しました。
投稿では、さらに「もう少し音楽を続けてみたくなりました」と伝えています。この発言から読み取れるのは、本人が音楽活動を続ける意向を示したということです。新しいバンドへの加入、ソロ名義での楽曲リリース、ライブ出演などの具体的な計画まで発表されたわけではありません。
したがって、「葵は音楽活動を再開したのか」という疑問に対しては、活動を続ける意思を本人が表明した段階と捉えるのが適切です。今後は「u.」名義での新たな発表や、制作活動、ライブなどの具体的な告知があるかどうかが注目点になります。
【プロの結論】葵の脱退騒動を正しく理解する3つの判断基準
the GazettE葵をめぐる問題は、長年活動してきたバンドのメンバー交代というだけでは説明しきれません。脱退の時期、活動上の対応、金銭面の認識、公式発表に至るまでの調整など、複数の論点が重なっています。
ニュースを読む際は、次の3点を判断基準にすると、情報を整理しやすくなります。
第一に、発言した主体を確認すること。「活動放棄」「妨害行為」「不当な要求」という表現はバンド側の主張であり、「すでに脱退していた」「不当な行為はしていない」という説明は本人の主張です。どちらか一方の説明を、確認済みの客観的事実と同一視しないことが重要です。
第二に、日付と出来事を分けて考えること。本人が主張する脱退時期は2025年9月末で、バンド側の除名発表は2026年3月10日です。この約5か月半の時間差は、騒動の中心的な論点です。発表された日付と、当事者が主張する離脱時期を混同すると、経緯を誤って理解してしまいます。
第三に、今後の活動は具体的な告知で判断すること。「u.」名義での投稿は音楽活動を続けたいという意思を示していますが、作品の発売日やライブ日程を意味するものではありません。the GazettEについても、活動継続の表明と、実際に決定した公演・リリースの情報は分けて受け取る必要があります。
こうした判断基準は、芸能ニュース全般にも当てはまります。対立する当事者がそれぞれの立場から説明を発表した場合、見出しの強さではなく、発言の出どころ、時系列、具体的な裏付けを基準に読むことが大切です。
【the GazettE葵】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:the GazettEの葵はなぜ除名されたのですか?
A1:2026年3月10日、バンド側は活動放棄やリリース・ツアーへの妨害行為、対話の困難、金銭面の問題などを理由として挙げました。ただし、本人は問題行為を否定しており、双方の説明は一致していません。
Q2:葵はいつthe GazettEを脱退したのですか?
A2:葵本人は、2025年4月に脱退の意向を伝え、同年9月末をもって脱退していたと説明しています。一方、バンド側は2026年3月10日に除名を発表しました。両者の認識は異なっています。
Q3:葵の現在の名義は「u.」ですか?
A3:2026年9月4日、本人は「u.」名義のXを更新し、音楽を続けたい意向を示しました。今後の作品やライブなど、具体的な活動計画は別途発表を確認する必要があります。
the GazettE葵をめぐる騒動では、2026年3月10日のバンド側による除名発表と、本人が説明した2025年9月末の脱退が、最も大きな争点となっています。バンド側は活動上の問題や金銭面の対立を理由に挙げ、葵は脱退の意思を事前に伝えていたと説明したうえで、問題行為の指摘に反論しました。
その後、2026年9月には「u.」名義で音楽活動を続ける意向が示されました。今後の焦点は、葵による具体的な活動発表と、the GazettE側のリリース計画や活動に関する続報です。RUKIの療養についても、2026年10月27日の公式発表で回復傾向にあることが伝えられています。
現段階では、双方の説明の相違を踏まえ、確定している発表内容と、それぞれの主張を区別して受け止めることが重要です。葵の音楽活動再開がどのような形で実現するのか、そしてthe GazettEが今後どのような体制で歩みを進めるのか。両者の正式な発表が、今後の動向を知るための重要な手掛かりとなります。