日本テレビ盃の過去結果を調べるなら、歴代優勝馬だけでなく、勝ちタイム、馬場状態、所属別の成績、そしてJBCクラシックとの関係まで確認することが大切です。船橋競馬場のダート1800mで行われる日本テレビ盃は、中央競馬と地方競馬の実力馬が集うJpnIIのダートグレード競走。秋のダート中距離路線を占う重要な一戦として知られています。
2026年9月30日に開催された第73回日本テレビ盃は、JRA所属のミッキーファイトが1分52秒1で優勝しました。前年のフォーエバーヤングに続き、2026年もJRA勢が勝利しています。1950年代にさかのぼる歴史を持ち、現在は「Road to JBC」の一戦として位置づけられるこの競走について、過去の結果、歴代優勝馬、国際格付LRの意味、開催日程の傾向を整理します。
【日本テレビ盃とは】船橋競馬場の伝統ある重賞と名前の由来

日本テレビ盃(にほんテレビはい)は、千葉県競馬組合が船橋競馬場で施行する地方競馬の重賞競走です。2026年は第73回を迎え、サラブレッド系3歳以上の馬が出走するダートグレード競走として実施されました。
船橋ケイバ公式の競走紹介によると、このレースは日本テレビ放送網が1953年に日本の民間放送局として初めて地方競馬の中継を船橋競馬場から行ったことを記念して創設されたものです。第1回の施行は1954年。船橋競馬の長い歴史を象徴する重賞の一つです。
名称にも変遷があります。1979年から開催時期が9月下旬から10月初旬へ移され、1998年までは「NTV盃」の名称が使われていました。1999年に現在の「日本テレビ盃」へ変更されています。競馬ファンの間で使われる「日テレ盃」は、このレースの略称です。
基本情報を整理すると、開催主体は千葉県競馬組合、施行場は船橋競馬場、距離は左回りのダート1800m、国内の競走格付けはJpnIIです。2026年の1着賞金は4,000万円。日本テレビ放送網株式会社が優勝杯を寄贈しており、テレビ局と地方競馬の歴史的なつながりが現在まで受け継がれています。
【2026年最新結果】ミッキーファイトが第73回日本テレビ盃を制覇
2026年9月30日、船橋競馬場で行われた第73回日本テレビ盃は、JRA所属のミッキーファイトが1番人気に応えて優勝しました。地方競馬情報サイトの重賞競走優勝馬一覧によると、勝ちタイムは1分52秒1。雨の不良馬場で行われた一戦を、戸崎圭太騎手とのコンビで制しています。
2着はテーオーマルコーニ、3着はロードクロンヌでした。レース報道によると、ミッキーファイトは道中3番手付近から進出し、直線で抜け出して2着馬に3馬身差をつけています。重賞通算7勝目を挙げ、前走の帝王賞に続く重賞連勝を達成しました。
2026年の上位3頭は次のとおりです。
- 1着:ミッキーファイト(戸崎圭太騎手)1分52秒1
- 2着:テーオーマルコーニ(岩田望来騎手)1分52秒7
- 3着:ロードクロンヌ(横山和生騎手)1分53秒0
この年はJRA所属馬4頭、南関東所属馬5頭の計9頭が出走。上位4着までをJRA所属馬が占め、地方所属馬ではベアバッキューンの5着が最先着となりました。
2025年の優勝馬フォーエバーヤングに続き、2026年もJRA勢が勝利したことは、近年の日本テレビ盃を振り返るうえで押さえておきたいポイントです。ただし、2021年と2022年には地方所属馬が連勝しており、中央勢の優位が毎年そのまま結果に表れるわけではありません。
【歴代優勝馬】日本テレビ盃の過去結果と勝ちタイム一覧
日本テレビ盃の過去データを確認する際は、優勝馬、開催日、勝ちタイム、馬場状態をセットで見ると、各年のレースを比較しやすくなります。地方競馬情報サイトの公式記録をもとに、2015年から2026年までの12回をまとめました。
| 開催年 | 開催日 | 歴代優勝馬 | 所属 | 勝ちタイム | 馬場状態 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年 | 9月30日 | ミッキーファイト | JRA | 1分52秒1 | 不良 |
| 2025年 | 10月1日 | フォーエバーヤング | JRA | 1分52秒2 | 稍重 |
| 2024年 | 9月25日 | ウィリアムバローズ | JRA | 1分52秒8 | 良 |
| 2023年 | 9月27日 | ウシュバテソーロ | JRA | 1分51秒7 | 良 |
| 2022年 | 9月28日 | フィールドセンス | 船橋 | 1分53秒0 | 良 |
| 2021年 | 9月29日 | サルサディオーネ | 大井 | 1分53秒5 | 良 |
| 2020年 | 9月30日 | ロードブレス | JRA | 1分50秒5 | 稍重 |
| 2019年 | 9月23日 | クリソベリル | JRA | 1分52秒1 | 稍重 |
| 2018年 | 10月3日 | ケイティブレイブ | JRA | 1分52秒5 | 稍重 |
| 2017年 | 9月27日 | アポロケンタッキー | JRA | 1分52秒9 | 稍重 |
| 2016年 | 9月28日 | アウォーディー | JRA | 1分52秒0 | 重 |
| 2015年 | 10月7日 | サウンドトゥルー | JRA | 1分50秒2 | 良 |
この一覧から分かるのは、2015年から2026年までの12回で、JRA所属馬が10勝、南関東所属馬が2勝を挙げていることです。地方所属馬の勝利は2021年のサルサディオーネと2022年のフィールドセンス。2年続けて中央勢以外の馬が頂点に立った時期もありました。
また、勝ちタイムは年によって変動しています。2015年のサウンドトゥルーは1分50秒2、2023年のウシュバテソーロは1分51秒7、2026年のミッキーファイトは1分52秒1でした。ただし、時計の速さだけで競走馬の能力を比較するのは適切ではありません。ダートの含水状態や馬場の重さ、展開、先行馬と差し馬の位置取りなどがタイムに影響するためです。
より古い日本テレビ盃の記録を調べる場合は、地方競馬情報サイトの「重賞競走優勝馬一覧」が参考になります。1990年代以前のNTV盃時代から現在までの優勝馬を確認することで、名称変更や競走体系の変遷も追えます。
【過去データを分析】人気・所属・年齢から見える日本テレビ盃の傾向
日本テレビ盃の過去結果を予想に活用するなら、歴代優勝馬の名前を覚えるだけでなく、どのような条件で好走馬が生まれているのかを確認する必要があります。
地方競馬全国協会のダートグレード競走特設サイトに掲載された2025年のデータ分析では、2015年から2024年までの10回について、所属別の成績が集計されています。JRA栗東所属馬は6勝、JRA美浦所属馬は2勝、南関東所属馬は2勝でした。JRA勢が中心となる一方、地方所属馬にも勝ち切る力があることを示す数字です。
ただし、所属だけで評価を決めるのは早計です。同じ公式分析では、南関東所属馬で3着以内に入った6頭は、いずれも7歳または8歳の馬でした。JRA所属馬では5歳・6歳の成績が目立つ一方、南関東勢は経験を積んだ馬が健闘してきたという違いがあります。
人気別の傾向にも変化があります。2015年から2019年までは上位人気馬が中心の決着が続きましたが、2020年から2022年には1番人気馬が3着以内に入らず、3連単で10万円を超える配当が出た年もありました。2022年のフィールドセンスは7番人気での優勝です。
一方、2023年は1番人気のウシュバテソーロが勝利したものの、2着に5番人気のテンカハル、3着に6番人気のスワーヴアラミスが入りました。2024年は3番人気のウィリアムバローズ、2025年は1番人気のフォーエバーヤング、2026年も1番人気のミッキーファイトが優勝しています。
こうした結果から、人気馬を軸に考える方法には一定の合理性があるものの、人気だけで買い目を決めると見落としが生じます。とくに確認したいのは、次の3点です。
- 近走の格:東京大賞典、川崎記念、帝王賞など、ダートの大舞台で好走した実績があるか。
- 年齢と所属:JRA所属馬か南関東所属馬かに加え、年齢や近年の競走成績が過去の好走パターンに合っているか。
- 当日の馬場:良・稍重・重・不良の違いを踏まえ、過去の勝ちタイムを単純比較しないこと。
日本テレビ盃は、秋の大一番を目指す実力馬が集まりやすい競走です。過去の勝ち馬だけでなく、直前の重賞でどのような相手と戦い、どのような内容で走ってきたかを見れば、数字の裏にある評価材料を把握しやすくなります。
【Road to JBC】JpnII・国際格付LR・開催日程の違いを整理
日本テレビ盃を理解するうえで欠かせないのが、「Road to JBC」としての役割です。JBCはダート競馬の主要競走群で、日本テレビ盃はその前哨戦にあたります。JBC2026特設サイトでも、2026年9月30日の船橋・日本テレビ盃がRoad to JBCの一戦として掲載され、優勝馬にはJBCクラシックへの優先出走権が設定されていました。
つまり、日本テレビ盃は目の前のタイトルを争うだけのレースではありません。優勝馬にとっては、JBCクラシックへ向かううえで重要な一戦です。ただし、優先出走権は次の競走での勝利を保証するものではなく、JBCでの結果は出走馬の状態や相手関係などによって変わります。
格付けについては、国内の「JpnII」と国際的な「LR」を分けて理解する必要があります。JpnIIは日本国内のダートグレード競走における格付けです。一方、LRは国際的な競走分類で用いられるListed Raceを指します。異なる体系による表示なので、JpnIIとLRを同じ基準の数字として比較することはできません。
また、JpnIIという表記は、JRAの競走などで用いられる「GII」と同じ文字列ではありません。競馬情報を読む際は、国内の格付けと国際的な分類を区別すると、競走の位置づけを正確に理解できます。
開催日程は、歴史的に9月下旬から10月初旬が中心です。2026年は9月30日(水)に第73回が開催されました。千葉県競馬組合の開催案内でも、同年9月28日から10月2日までの開催期間に組み込まれています。2027年以降の具体的な日程は、主催者が発表する開催番組で確認するのが確実です。
主催者の船橋ケイバ公式特集によると、2026年の日本テレビ盃は1着4,000万円、2着1,400万円、3着800万円などの賞金が設定されました。副賞には日本テレビ放送網株式会社賞、日本中央競馬会理事長賞、日本馬主協会連合会会長奨励賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞、株式会社よみうりランド賞、開催執務委員長賞のほか、NAR生産牧場賞、船橋競馬生産牧場賞が含まれています。
日本テレビ放送網株式会社が優勝杯を寄贈する伝統、船橋競馬場での開催、そしてJBCクラシックへつながる競走体系。これらを合わせて見ると、日本テレビ盃が単なる地方競馬の重賞ではなく、秋のダート競馬を構成する重要な一戦であることが分かります。
【日本テレビ盃過去】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:日本テレビ盃の過去の優勝馬で、2026年の勝ち馬は誰ですか?
A1:2026年9月30日に行われた第73回日本テレビ盃は、JRA所属のミッキーファイトが優勝しました。戸崎圭太騎手が騎乗し、不良馬場で1分52秒1を記録。2着はテーオーマルコーニ、3着はロードクロンヌでした。
Q2:日本テレビ盃はGIIですか? JpnIIとLRの違いは何ですか?
A2:日本テレビ盃の国内格付けはJpnIIです。国際的な競走分類ではLR(Listed Race)と表記されます。両者は異なる格付け体系に属するため、単純に同じ尺度で比較しないことが大切です。
Q3:日本テレビ盃は毎年いつ開催され、優勝すると何が得られますか?
A3:開催時期は例年9月下旬から10月初旬が中心で、2026年は9月30日に行われました。Road to JBCに指定されており、優勝馬にはJBCクラシックへの優先出走権が与えられます。翌年以降の開催日は、千葉県競馬組合や船橋ケイバの公式発表で確認できます。
日本テレビ盃は、船橋競馬場のダート1800mで行われるJpnIIのダートグレード競走です。1954年の第1回から長い歴史を持ち、現在はRoad to JBCの一戦として、JBCクラシックを目指す有力馬が集まります。国際的な格付けがLRであることや、日テレ盃という略称も、基本情報として押さえておきたいポイントです。
2026年はミッキーファイトが1分52秒1で優勝し、前年のフォーエバーヤングに続いてJRA所属馬が勝利しました。2015年から2026年までの12回を振り返ってもJRA勢が10勝と優勢ですが、2021年のサルサディオーネ、2022年のフィールドセンスのように、地方所属馬が勝つ年もあります。
過去結果を予想に生かす際は、歴代優勝馬や人気だけで判断せず、所属、年齢、近走の重賞実績、当日の馬場状態を組み合わせて評価することが大切です。勝ちタイムは馬場によって変わるため、数字だけで能力を順位づけするのも避けたいところです。
次回の日本テレビ盃を調べる際は、まず公式の開催日程と出走馬を確認し、過去の競走成績を照合してみてください。歴史とデータの両面からレースを捉えることで、日本テレビ盃の見どころやJBCへ向かうダート戦線の流れを、より深く理解できます。