金蘭会高校女子バレー部が、2026年1月の第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)で7大会ぶり4度目の優勝を飾った。決勝では岡山県の強豪・就実高校をセットカウント3対0で破り、2025年夏のインターハイ優勝に続く2冠を達成。主将の馬場柚希選手が大会最優秀選手賞に輝き、池条義則監督のもとで培った粘り強いバレーが全国の舞台で結果を残した。
一方、2026年10月28日時点では、第79回春高バレー大阪府予選が進行中だ。金蘭会は女子代表決定戦への進出を決め、11月1日に大阪学芸高校と対戦する予定となっている。ただし、2026年夏のインターハイでは金蘭会は3位。春高優勝とインターハイの2冠という実績は、2025年夏から2026年1月にかけての成績であり、2026年夏の大会結果とは区別して理解したい。
【2026年最新】金蘭会高校バレーは春高4度目の頂点へ!決勝結果を解説

2026年1月11日、東京体育館で行われた第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会の女子決勝で、金蘭会高校は就実高校と対戦した。日本バレーボール協会(JVA)の大会結果によると、金蘭会はセットカウント3対0で勝利し、2019年以来7年ぶりの優勝を果たした。
注目すべきは、ストレート勝ちという結果だけではない。第2セット、第3セットはいずれも接戦となり、相手に流れを渡しかねない場面でも勝ち切った点に、このチームの強さが表れている。
女子決勝のスコアは、金蘭会が25-20、29-27、28-26。第1セットを先取した後も就実の反撃を受けたが、終盤の競り合いを制して3セットを連取した。第2セットは25点を超えてからの勝負となり、第3セットも28点まで得点を重ねる展開だった。
スポーツ報知ならぬ大会公式記録を確認するうえで重要なのは、勝敗とセットごとの得点を分けて見ることだ。金蘭会は3対0で勝ったものの、試合内容は一方的ではなかった。全国トップクラスの実力を持つ就実を相手に、終盤の得点力とラリーを継続する力を発揮したことが優勝につながった。
また、準決勝も簡単な試合ではなかった。金蘭会は大分県の東九州龍谷高校とフルセットの激闘を演じ、23-25、25-17、18-25、25-22、16-14で勝利。最終セットは2点差で競り勝ち、決勝へ進んだ。連戦の中で勝負どころを乗り越えた経験も、就実戦での粘りにつながったと考えられる。
【歴代成績】春高優勝4回とインターハイ2連覇の実績を整理
金蘭会高校女子バレー部は、全国大会で繰り返し上位に進出してきた強豪だ。春高バレーでは2015年、2018年、2019年、2026年に優勝。2018年と2019年には連覇を達成しており、2026年の優勝によって通算4度目の頂点に立った。
2026年の春高優勝が「7大会ぶり」と表現されるのは、2019年の連覇以来、全国制覇から遠ざかっていたためだ。2020年以降も全国大会で優勝争いをする強豪校が入れ替わる中、再び頂点に立ったことには大きな意味がある。
夏のインターハイでも実績を残している。2025年8月9日の女子決勝では、金蘭会が福岡女学院高校をセットカウント3対1で破り、2年連続4度目の優勝を達成した。スコアは25-22、25-16、24-26、25-20。第3セットを落とした後も立て直し、4セット目を取って優勝を決めている。
学校公式サイトも、2026年1月の春高優勝報告で、前年夏のインターハイ優勝と合わせた2冠達成を紹介している。ただし、これは2025年夏のインターハイと2026年1月の春高を合わせた実績だ。2026年8月のインターハイでは金蘭会は3位となり、優勝は横浜隼人高校だった。「2026年夏のインターハイも優勝した」という意味ではない点に注意したい。
主な全国大会の成績を整理すると、次のようになる。
| 時期・大会 | 結果 | 主なポイント |
|---|---|---|
| 2015年・春高バレー | 優勝 | 春高初期の全国制覇 |
| 2018年・春高バレー | 優勝 | 全国大会で再び頂点へ |
| 2019年・春高バレー | 優勝 | 春高連覇を達成 |
| 2025年8月・インターハイ | 優勝 | 福岡女学院を3対1で破り、2年連続4度目の優勝 |
| 2026年1月・第78回春高バレー | 優勝 | 就実を3対0で破り、春高通算4度目の優勝 |
| 2026年8月・インターハイ | 3位 | 優勝は横浜隼人。夏の大会では3位入賞 |
| 2026年10月・大阪府予選 | 代表決定戦へ進出 | 3回戦で相愛に2対0。11月1日に大阪学芸と対戦予定 |
このように、金蘭会の全国大会での強さは春高だけに限られない。インターハイでも複数回の優勝を重ねており、年間を通じて全国上位を争う実績がある。ただし、高校バレーでは卒業によってメンバーが毎年入れ替わるため、過去の優勝回数だけで次の大会の結果を予測することはできない。
【注目選手】馬場柚希・徳元菜々美・丹山花椿と池条義則監督
2026年1月の春高バレー優勝を語るうえで欠かせないのが、主将の馬場柚希選手だ。大会を通じてチームを引っ張り、女子の最優秀選手賞を受賞。決勝では相手の守備に苦しみながらも、チーム全体で勝ち切る姿勢を示した。
スポーツニッポンの報道によると、馬場選手は決勝後、自分たちのスローガンである「つなぐバレー」を実践し、全員で勝利できたという趣旨を語っている。エースが得点を量産するだけでなく、周囲の選手と連係して勝利をつかむという考え方が、当時のチームの特徴を表している。
徳元菜々美選手も優勝メンバーの一人で、大会の優秀選手に選ばれた。馬場選手とともに攻撃を担い、全国の強豪校と渡り合ううえで重要な存在となった。なお、公式資料では名前が「德元菜々美」と表記される場合もある。
丹山花椿選手は、セッターとスパイカーの両方で貢献した選手として報じられている。攻撃の組み立てと得点への参加を両立できる選手がいることは、相手ブロックに攻撃を読ませにくくする要素となる。
守備面では、岡日和選手が春高バレーのベストリベロ賞を受賞した。攻撃力のある選手だけでなく、相手のスパイクを拾い、次の攻撃につなげる守備の専門職が評価された点も見逃せない。
チームを率いる池条義則監督は、春高バレーの勝利監督賞を受賞した。全国大会の準決勝、決勝と厳しい試合が続く中で、選手の持ち味を引き出し、最後まで戦えるチームをまとめた指導者として注目される。
ただし、これらは2026年1月の春高優勝メンバーを中心とする情報だ。馬場選手、徳元選手、丹山選手は当時3年生として報じられており、2026年秋の新チームと同じメンバーではない。秋の大阪府予選を追う際は、前年の主力選手と現在の登録メンバーを混同しないことが大切だ。
【強さの秘密】金蘭会高校バレーの戦術は「つなぐ力」と終盤の対応力
金蘭会の強さを理解するうえで重要なのは、攻撃力だけで評価しないことだ。2026年の春高決勝では、第1セットにプッシュ攻撃やブロックを絡めて得点を重ね、試合の主導権を握った。JVAの試合レポートからは、強打だけに頼らず、攻撃の選択肢を使い分けていたことが読み取れる。
バレーボールでは、強いスパイクを打つだけでは得点につながらない。相手の攻撃をレシーブし、セッターにボールを返し、打ちやすいトスを上げて初めて攻撃が成立する。ラリーを続けながら攻撃機会を作る力は、相手のミスを誘うことにもつながる。
春高決勝の第2、第3セットはいずれも接戦となった。競り合いの場面では、1本のレシーブやブロック、相手の攻撃を切り返した後の得点が試合の流れを左右する。金蘭会はこの局面で得点を重ね、就実の追い上げを振り切った。
準決勝の東九州龍谷戦でも、最終セットを16-14で制している。つまり、2026年の春高優勝は、ストレート勝ちした決勝だけで説明できるものではない。フルセットの準決勝を勝ち抜いた経験と、決勝で接戦を落とさなかった勝負強さが組み合わさった結果だ。
もう一つ注目したいのは、選手層と役割分担である。馬場選手のような得点源がいる一方、徳元選手の攻撃参加、丹山選手のセッターとスパイカーを兼ねる働き、岡選手の守備がチームを支えた。一人のスター選手だけに依存せず、攻守それぞれの役割が機能したことが全国制覇の背景にある。
もっとも、こうした強みが毎年そのまま再現されるわけではない。卒業による戦力の入れ替わりや対戦相手の分析によって、必要な戦術は変わる。秋の予選では、春高優勝時の実績だけでなく、新チームがどのように連係を作り直しているかにも注目したい。
【速報】第79回春高バレー大阪府予選2026の結果と代表決定戦
2026年10月28日時点で、第79回全日本バレーボール高等学校選手権大会の大阪府予選は、10月25日から11月1日までの日程で進行している。大会案内に基づく速報情報では、金蘭会は女子3回戦を突破し、春高出場を懸けた代表決定戦への進出を決めた。
金蘭会のここまでの結果は、2回戦で東住吉に2対0、3回戦で相愛に2対0。いずれもストレート勝ちで、代表決定戦へ駒を進めている。相手の大阪学芸も3回戦で城南学園を2対1で破り、次の試合に進出した。
女子代表決定戦は11月1日に予定されている金蘭会対大阪学芸の一戦が大きな焦点となる。もう一つの代表決定戦では、四天王寺と大阪国際が対戦する予定だ。会場は八尾市立総合体育館と案内されている。
この段階で、金蘭会が大阪府予選を突破したと判断するのは早い。3回戦を勝ち抜いたことと、全国大会への出場権を獲得することは別の段階だからだ。代表決定戦の結果を確認する際は、勝敗だけでなく、セットカウントや各セットの得点も併せてチェックしたい。
対戦相手の大阪学芸も3回戦をフルセットで勝ち抜いており、簡単に勝てる相手ではない。金蘭会にとっては、春高優勝校としての実績を持ちながらも、新チームとしての完成度を示す必要がある試合となる。
なお、10月28日時点の速報情報では、代表決定戦はまだ行われていない。現段階での正確な表現は「金蘭会が代表決定戦に進出」であり、「春高出場決定」ではない。試合当日の変更や最終結果については、大阪高体連バレーボール専門部の大会発表を確認するのが確実だ。
【プロの結論】金蘭会高校バレーの実績を正しく評価する3つの視点
金蘭会高校バレーを評価する際には、春高の優勝回数だけでなく、全国大会の種類、試合内容、世代交代の3点を分けて見ることが重要だ。
第一に、春高4度目の優勝という数字は、長期的な競技力を示す実績である。2015年、2018年、2019年、2026年と異なる世代で優勝していることから、特定の選手だけで築かれた成績ではないことが分かる。一方で、歴代成績が優れているからといって、次の大会での勝利が保証されるわけではない。
第二に、春高とインターハイの結果を混同しないことだ。2025年夏のインターハイと2026年1月の春高を制した実績は、学校が発表した2冠の根拠となる。しかし、2026年夏のインターハイは3位だった。大会名に付く年と開催時期を確認するだけで、情報の取り違えを防ぎやすくなる。
第三に、現在のチームを評価するときは、過去の主力選手の実績と秋の新チームの結果を切り分ける必要がある。馬場柚希選手のMVP受賞や池条義則監督の指導実績は、金蘭会の強さを理解するうえで重要だが、2026年秋の代表決定戦を戦う選手たちの評価は、実際の試合内容に基づいて行うべきだ。
試合結果を追う読者にとっては、セットカウント、各セットの得点、フルセットの有無、相手校の実績を合わせて見る方法がおすすめだ。全国優勝という肩書だけで判断するより、競り合いをどう制したか、守備から攻撃への切り替えが機能したかを見ることで、チームの現在地がより明確になる。
【金蘭会高校バレー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:金蘭会高校は春高バレーで何回優勝していますか? A1:2026年1月の第78回大会で4度目の優勝を達成しました。大会開催年の表記では、2015年、2018年、2019年、2026年に優勝しています。
Q2:2026年の春高バレー決勝で金蘭会と就実は何対何でしたか? A2:金蘭会がセットカウント3対0で勝利しました。各セットの得点は25-20、29-27、28-26です。第2、第3セットは接戦となりました。
Q3:馬場柚希選手は2026年秋の金蘭会の現役メンバーですか? A3:馬場選手は2026年1月の春高優勝時に3年生の主将を務め、大会最優秀選手賞を受賞しました。秋の新チームとは世代が異なるため、現役メンバーとして扱わず、当時の主力選手として区別する必要があります。
Q4:金蘭会は2026年のインターハイでも優勝しましたか? A4:いいえ。2026年8月のインターハイでは3位でした。春高との2冠は、2025年夏のインターハイ優勝と2026年1月の春高優勝を合わせた実績です。
Q5:2026年の春高バレー大阪府予選で金蘭会は出場を決めましたか? A5:10月28日時点では、3回戦で相愛に2対0で勝利し、代表決定戦への進出を決めています。11月1日に大阪学芸との代表決定戦が予定されており、この時点では全国大会への出場は確定していません。
金蘭会高校女子バレー部は、2026年1月の春高バレーで就実を3対0で破り、7大会ぶり4度目の優勝を果たした。馬場柚希選手のMVP受賞、徳元菜々美選手や丹山花椿選手の攻撃面での貢献、岡日和選手の守備力、そして池条義則監督のチームづくりが、全国制覇を支えた。
一方、2026年夏のインターハイは3位であり、2025年夏から2026年1月にかけての2冠とは区別して把握する必要がある。現在は秋の新チームが第79回春高バレー大阪府予選を戦っており、3回戦を突破した金蘭会は11月1日の代表決定戦に臨む予定だ。
これからの試合を追うなら、過去の優勝回数や選手の知名度だけでなく、最新の試合結果、セットごとの得点、現在の登録メンバーを確認することが大切になる。全国王者としての実績を持つ金蘭会が、新しい世代でどのようなチームを作り、春高への出場権をつかむのか。秋の代表決定戦は、その現在地を見極める重要な一戦となる。