演歌歌手の五木ひろしと、ものまねタレントのコロッケ。2人の名前を聞いて、多くの人が思い浮かべるのが、ロボットのようなぎこちない動きで五木ひろしの歌唱スタイルを表現する「五木ロボ」と考えられます。笑いを誘う独特のパフォーマンスですが、実はこの芸が本人から認められるまでには、約25年もの時間がかかっていました。
五木ひろしとコロッケは不仲だったのか。なぜ「五木ロボ」は誕生したのか。そして、2026年現在も披露されているのか。日刊スポーツ、スポニチアネックス、オリコンニュース、WEBザテレビジョンなどの報道をたどると、ものまねの誕生から本人公認、テレビでの共演、そして現在の活動まで、一連の経緯が見えてきます。
【結論】五木ひろしとコロッケの関係は?不仲説よりも注目したい25年の歴史

五木ひろしとコロッケの関係を理解するうえで重要なのは、単なる「ものまねをする側」と「される側」という関係だけでは説明できない点です。五木ひろしの特徴を大胆にデフォルメした芸は、コロッケの代表作として長年親しまれ、やがて本人からも評価されるようになりました。
コロッケは五木ひろしの歌い方や表情を再現するだけでなく、身体の動きそのものをロボット風に誇張しました。演歌歌手のものまねにロボットダンスを掛け合わせるという発想が、従来の声帯模写とは異なる笑いを生み出したのです。
ただし、本人公認に至るまでの道のりは短くありませんでした。日刊スポーツは2018年3月の報道で、コロッケが五木ひろしのものまねを本人に認めてもらうまで約25年かかったと伝えています。
ここで注意したいのが、公認まで時間がかかったという事実と、2人が長年にわたり不仲だったという解釈は同じではないことです。ものまねの許可や評価には、芸の表現方法や本人の受け止め方が関係します。公認までの期間だけを根拠に、私生活上の確執や絶縁関係まで断定することはできません。
その後の関係を考えるうえで象徴的なのが、2022年の日本テレビ系『ものまねグランプリ』での共演です。コロッケの番組卒業を見届けるために五木本人がサプライズ登場し、五木ロボについて「これはものまねの域をこえた」と評価したことが、オリコンニュースなどで報じられました。
少なくとも公に確認できるこうした出来事からは、五木ロボが単なる揶揄ではなく、本人も認めるエンターテインメントへと発展したことが読み取れます。
【誕生秘話】五木ロボは映画『ロボコップ』から生まれた
五木ロボの誕生には、1987年公開の映画『ロボコップ』が深く関係しています。コロッケは2018年に放送されたBS朝日の番組に関連するインタビューで、映画を見ているうちに「ロボットの動きを五木ひろしが演じたら面白いのではないか」という発想が浮かんだと語っています。
WEBザテレビジョンが紹介した当時の発言によると、コロッケは『ロボコップ』を何度か見直すうちに、頭の中で五木ひろしが主人公のように思えてきたと説明しています。映画の動きから着想を得て、既存のものまねに新しい身体表現を加えたのです。
スポニチアネックスが2022年1月に報じた誕生秘話でも、コロッケは新しいネタを探して映画からヒントを得ることがあったと紹介されています。当時はものまねブームが落ち着き、仕事が減っていた時期。新たな代表作を生み出そうとする試行錯誤のなかで、五木ロボにつながるアイデアを見つけました。
つまり、五木ロボは単に五木ひろしの動きを誇張した芸ではありません。映画のキャラクターが持つ機械的な動作と、五木の歌唱スタイルや表情を融合させた、独自のパフォーマンスです。
五木ロボの面白さは、声だけでなく身体全体で人物を表現していることにあります。首や顔の動き、関節が機械のように動く印象、歌うときの表情など、複数の要素を組み合わせることで、五木ひろしを知っている人ほど元ネタとのギャップを楽しめる構造になっています。
コロッケの芸は、ものまねの対象をそのまま再現するだけではなく、対象の特徴を抽出し、別の表現形式に変換するものです。五木ロボは、その発想が特にわかりやすく表れた代表例といえます。
【公認まで25年】五木ひろしはなぜコロッケのものまねを認めたのか
五木ひろしのものまねを始めた当初から、コロッケが本人の許可を得ていたわけではありません。スポニチアネックスの2022年の報道では、コロッケが五木ロボについて、当初は本人の許可を取っていなかったものの、五木本人が芸を見たことをきっかけに認めてもらったと振り返っています。
その際、五木ひろしは「似てないけどね」という趣旨の言葉を添えたと伝えられています。これは、ものまねとして本人にそっくりかどうかという評価と、エンターテインメントとして面白いかどうかという評価が、必ずしも一致しないことを示すエピソードです。
2018年3月の日刊スポーツの記事では、コロッケ自身が公認まで約25年かかったと説明しています。同記事によれば、五木のものまねをロボットダンスへと発展させたことで、エンターテインメント性が評価されたことが、公認につながった理由でした。
ここから読み取れるのは、五木ロボが五木ひろしの単純な模倣ではなく、コロッケ独自の芸として成立していたという点です。本人の歌唱を忠実に再現する方向ではなく、特徴を大胆に変形し、観客が楽しめる舞台表現に仕立てたことが、長期的な評価につながったと考えられます。
もっとも、「25年」という数字は、コロッケが公認に至るまでの長さを語ったものです。その期間を通して五木本人が一貫して怒っていた、あるいは2人が接触を避けていたとまでは、これらの報道から判断できません。
また、「公認」という言葉についても、ここでは本人が芸を認めたことを指す報道上の表現として捉えるのが適切です。具体的な契約条件や許諾書の内容まで公開されているわけではありません。
【年表】五木ひろしとコロッケの公認・共演・五木ロボの歩み
2人の関係は、五木ロボの誕生、本人公認、テレビでの節目の共演、そして近年の披露へと続いています。主要な出来事を時系列で整理すると、次のようになります。
| 時期 | 出来事 | 確認できるポイント |
|---|---|---|
| 1987年 | 映画『ロボコップ』公開 | 五木ロボの着想につながった映画として、コロッケ本人が語っている。 |
| 1990年代ごろまでの約25年間 | 五木ひろしのものまねを継続 | コロッケは2018年の報道で、本人公認まで約25年かかったと説明。 |
| 2018年3月 | 公認までの経緯を報道 | 日刊スポーツが、ロボットダンスへの発展と本人の評価について紹介。 |
| 2022年10月25日 | 『ものまねグランプリ』で卒業パフォーマンス | 五木本人がサプライズ登場し、五木ロボを「ものまねの域をこえた」と評価。 |
| 2024年6月26日 | 『水曜日のダウンタウン』で「最強五木ロボ決定戦」 | コロッケの芸を題材に、ものまねとロボットダンスの技術を組み合わせる企画を放送。 |
| 2026年7月12日 | 海上自衛隊呉音楽隊「ふれあいコンサート2026」 | 広島県呉市で、コロッケが五木ロボを含む多彩なものまねを披露。 |
この年表で押さえておきたいのは、テレビで話題になった時期と、五木本人が芸を認めた時期を混同しないことです。五木ロボは長年にわたって披露されてきた芸であり、2018年の報道は、公認までの経緯をコロッケがあらためて説明した機会でした。
また、2022年の『ものまねグランプリ』では、コロッケが同番組での最後のパフォーマンスとして五木ロボを披露しました。番組を卒業する節目に本人が駆けつけたことは、2人の関係を知るうえで特に重要な出来事です。
【不仲説の真相】五木ひろしはコロッケに怒っていたのか
五木ひろしとコロッケの不仲説が語られる背景には、本人の特徴を大胆に誇張した芸への反応と、公認まで約25年かかったというエピソードがあります。ただし、これらは不仲を直接証明するものではありません。
五木ロボは、顔や身体の動きを大きく誇張するパフォーマンスです。演歌歌手としてのイメージを大切にする本人やファンにとって、通常の歌唱とは異なる表現に驚きがあったとしても不思議ではありません。しかし、それだけで本人が長期間にわたりコロッケを嫌っていたと断定することはできません。
むしろ、公に確認できる出来事には、本人が芸を評価する場面があります。2022年の『ものまねグランプリ』では、五木本人がコロッケの最後のパフォーマンスを見届け、花束を持って登場しました。オリコンニュースによれば、五木は長年ものまねを続けてきたコロッケをねぎらい、五木ロボについて「これはものまねの域をこえた」と称賛しています。
この場面は、不仲説を考えるうえで重要な判断材料です。少なくとも公の場では、五木本人がコロッケの芸を評価し、節目を祝う姿が確認されています。
ただし、テレビでの共演や称賛があったからといって、2人の間で過去に意見の違いが一度もなかったとまで断言する必要もありません。芸能人同士の個人的な関係は、公開された出来事だけですべてを把握できるものではないからです。
不仲説を検証する際の判断基準は、噂の強さではなく、当事者の発言と具体的な行動です。今回確認できる報道では、公認に時間がかかったこと、本人が芸を認めたこと、テレビ番組で共演したことが明らかになっています。一方、絶縁や深刻な確執を裏付ける確かな根拠は、これらの報道からは確認できません。
【2026年最新】五木ロボは今も健在?水曜日のダウンタウンから最新披露まで
2026年現在、五木ロボは過去のテレビ番組だけに残る芸ではありません。日刊スポーツの2026年7月13日付報道によると、コロッケは前日の12日、広島県呉市の呉信用金庫ホールで開催された海上自衛隊呉音楽隊「ふれあいコンサート2026」にサプライズゲストとして出演しました。
報道によれば、会場には約1,800人が集まり、コロッケは五木ひろしのほか、郷ひろみ、沢田研二、和田アキ子、世良公則、近藤真彦らのものまねを披露。岩崎宏美の顔まねも含めた「22・5変化」のなかで、五木ロボを演じました。
この出演情報からわかるのは、五木ロボが2026年にも実際の舞台で披露されているということです。少なくとも、この公演をもって五木ロボが封印された、あるいは披露されなくなったと考えるのは適切ではありません。
一方、テレビ番組での近年の話題として見逃せないのが、2024年6月26日放送のTBS系『水曜日のダウンタウン』です。同番組では「ロボットダンスのプロが五木ひろしのモノマネをマスターしたら最強の『五木ロボ』ができあがる説」という企画が放送されました。
この企画では、ものまねタレントの一木ひろしがロボットダンスを学び、ロボットダンスのプロであるEBIKENが五木ひろしのものまねを習得するという、異なる技術を組み合わせる試みが行われました。さらにキンタロー。も参加し、観客投票で「最強五木ロボ」の称号を獲得したことがJ-CASTニュースなどで報じられています。
ここで重要なのは、2024年の企画が五木ひろし本人の新たな出演を意味するわけではないことです。番組の中心は、コロッケが確立した五木ロボという芸を、別のものまねタレントやダンサーがどこまで再現できるかという検証でした。
また、日本テレビ系『ものまねグランプリ』では、2022年10月25日のコロッケ卒業パフォーマンスに五木本人がサプライズ登場しています。五木ロボをめぐる本人との共演として、こちらは明確に確認できる節目です。
したがって、2026年の最新情報を整理すると、五木ロボは2026年7月の舞台で披露され、2024年にはテレビ番組の企画としても取り上げられ、2022年には五木本人との感動的な共演が実現しているという流れになります。それぞれの出来事の性質を分けて見ることで、現在の活動を正確に理解できます。
【プロの結論】五木ロボが長く愛される理由は「ものまねの進化」にある
五木ひろしとコロッケの関係から見えてくるのは、ものまねが単なる模倣にとどまらず、独自のエンターテインメントへと進化し得るということです。
一般的なものまねは、声の高さ、発音、歌い回し、表情などを対象に近づけることを目指します。しかし、五木ロボはそこにロボットの動きを加え、元の人物の特徴を別の形に変換しました。『ロボコップ』という映画から着想を得たことで、歌手のものまねに身体表現という新しい要素が加わったのです。
本人公認まで約25年かかったという話も、この芸の性質を考えると理解しやすくなります。元の人物に似せることと、本人が芸として認めることは必ずしも同じではありません。大胆なデフォルメを伴う表現は、単純な再現とは違う評価軸を持つからです。
そして、2022年の『ものまねグランプリ』での共演や、2026年の舞台での披露は、五木ロボが一過性のテレビネタではなく、コロッケの長い芸歴を代表するレパートリーとして受け継がれていることを示しています。
芸能ニュースを読む際にも、本人公認までの年数だけで不仲を推測したり、番組で話題になったことを本人の出演と取り違えたりしないことが大切です。誰が、いつ、どこで、何を披露したのかを整理すれば、噂と確認できる事実を分けやすくなります。
【五木ひろしコロッケ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:五木ひろしとコロッケの関係は現在どうなっていますか?
A1:コロッケは五木ひろしのものまねを長年披露しており、本人公認に至った経緯も報じられています。2022年の『ものまねグランプリ』では五木本人がコロッケの卒業パフォーマンスに駆けつけ、芸を称賛しました。2026年7月にもコロッケが五木ロボを披露しています。
Q2:五木ロボの誕生秘話は何ですか?
A2:コロッケが映画『ロボコップ』を見たことがきっかけです。ロボットの動きと五木ひろしのものまねを組み合わせる発想から生まれました。2018年のWEBザテレビジョンの記事や、2022年のスポニチアネックスの報道で、この誕生秘話が紹介されています。
Q3:五木ひろしがコロッケを公認するまで本当に25年かかったのですか?
A3:日刊スポーツの2018年3月の報道では、コロッケ本人が、五木ひろしに認めてもらうまで約25年かかったと説明しています。ロボットダンスという独自のエンターテインメント性が、本人の評価につながったと伝えられています。
Q4:五木ひろしとコロッケは不仲だったのでしょうか?
A4:公認まで時間がかかったことは報じられていますが、それだけで不仲だったとは判断できません。2022年の番組では五木本人がコロッケの芸を称賛し、卒業をねぎらっています。深刻な確執や絶縁を裏付ける確かな根拠は、今回取り上げた報道からは確認できません。
Q5:2026年にも五木ロボは披露されていますか?
A5:はい。日刊スポーツの2026年7月13日付報道によると、コロッケは7月12日に広島県呉市で開催された海上自衛隊呉音楽隊「ふれあいコンサート2026」に出演し、五木ロボを披露しました。
Q6:『水曜日のダウンタウン』で五木ひろし本人とコロッケが共演したのですか?
A6:2024年6月26日放送回では、五木ロボをテーマにした「最強五木ロボ決定戦」が取り上げられました。主な内容は、ものまねタレントとロボットダンサーが互いの技術を習得する企画です。この企画があったことと、五木ひろし本人が出演したことは区別する必要があります。
五木ひろしとコロッケの関係を振り返ると、映画『ロボコップ』から生まれた五木ロボが、長い時間をかけて本人公認の芸へと発展してきたことがわかります。公認まで約25年かかったというエピソードは印象的ですが、それを不仲の証拠と捉えるのは早計です。
2022年の『ものまねグランプリ』では、五木本人がコロッケの最後のパフォーマンスに駆けつけ、五木ロボを称賛しました。さらに2024年には『水曜日のダウンタウン』で五木ロボを題材にした企画が放送され、2026年7月にはコロッケ自身が舞台で披露しています。
五木ロボが長く支持されている理由は、単に五木ひろしの特徴を誇張したからではありません。ものまねに映画的な発想と身体表現を組み合わせ、独立したエンターテインメントへと昇華させたことにあります。
今後の出演情報を見る際も、本人との共演、ものまね芸の披露、番組内での企画を区別して確認することが、五木ひろしとコロッケの現在を正しく理解するためのポイントです。約25年の公認までの歩みと2026年の活動を合わせて見ると、五木ロボが今なおコロッケの代表芸として存在感を保っていることがわかります。