2026年1月2日・3日に開催された第102回箱根駅伝では、往路・復路の全10区間で各大学のランナーが激戦を繰り広げ、青木瑠郁、キムタイ、黒田朝日、塩出翔太らが区間賞を獲得しました。区間賞の顔ぶれを見ると、各大学のエースによる力走だけでなく、従来の区間記録を塗り替える走りや、前年に続いて同じ区間で結果を残した選手の活躍も浮かび上がります。
東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイトの歴代記録と、日本テレビの箱根駅伝番組公式サイトの大会記録をもとに、2026年の区間賞を全10区の選手名・大学・タイム付きで整理しました。2025年大会との比較、歴代最速の区間記録、区間賞と区間記録の違いまで、数字から読み解きます。
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> - 2026年の区間賞: 青木瑠郁、キムタイ、本間颯、鈴木琉胤、黒田朝日、小池莉希、高山豪起、塩出翔太、佐藤有一、佐藤圭汰が全10区で受賞。
> - 記録更新: 1区・2区・5区・8区・10区で現行コースの歴代最速記録を更新。
> - 2025年との比較: 2026年は10区間中8区間で前年の区間賞タイムを上回り、複数の区間で歴史的な好記録が生まれました。
【2026年最新】第102回箱根駅伝の区間賞は誰?全10区の結果

第102回大会の区間賞は、7大学に分かれました。青山学院大学が3区間、國學院大學が2区間を獲得し、城西大学、中央大学、早稲田大学、創価大学、駒澤大学もそれぞれ1区間でトップに立ちました。
総合優勝を争うチームの強さだけでなく、区間ごとの専門性や選手配置の巧みさが結果に表れています。
出典:東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト「歴代の区間賞選手リスト」「区間別歴代最速ランキング」、日本テレビ「大会記録」。タイムは公式掲載記録に基づく。
【全10区一覧】2026年の受賞者・タイム・2025年比較・歴代最速
2026年の区間賞と2025年の受賞者を並べ、さらに現行コースにおける歴代最速記録をまとめました。タイムの差を見ることで、今年の区間賞がどれほど高い水準だったのかを把握できます。
特に目を引くのは、5区の黒田朝日が1時間07分16秒、10区の佐藤圭汰が1時間07分31秒を記録したことです。いずれも従来の記録を更新する走りでした。
また、4区の鈴木琉胤は歴代最速にわずか1秒差まで迫り、6区の小池莉希も前年に野村昭夢が打ち立てた記録に1秒差と迫りました。区間賞を獲得したことと、歴代最速を更新したことは別ですが、こうした僅差にもレースの水準の高さが表れています。
【2025年大会と比較】タイムはどこまで速くなった?
2026年の区間賞タイムを前年と比べると、10区間中8区間で2025年の区間賞タイムを上回りました。同じ区間のタイムを比較すると、1区から5区にかけての高速化に加え、8区から10区でも大幅な短縮が見られます。
2026年にタイムが短縮した区間- 1区:39秒速縮。吉居駿恭の1時間01分07秒から、青木瑠郁が1時間00分28秒へ短縮。
- 2区:22秒速縮。エティーリの1時間05分31秒を、キムタイが1時間05分09秒に更新。
- 3区:8秒速縮。本間颯が前年の自身の記録を上回る1時間00分08秒を記録。
- 4区:23秒速縮。太田蒼生の1時間00分24秒に対し、鈴木琉胤が1時間00分01秒で区間賞を獲得。
- 5区:1分55秒速縮。若林宏樹の1時間09分11秒から、黒田朝日が1時間07分16秒へ大幅に短縮。
- 8区:29秒速縮。塩出翔太が前年の1時間04分14秒から1時間03分45秒へ更新。
- 9区:49秒速縮。桜井優我の1時間08分27秒から、佐藤有一が1時間07分38秒へ短縮。
- 10区:56秒速縮。小河原陽琉の1時間08分27秒から、佐藤圭汰が1時間07分31秒へ短縮。
一方、6区は2025年の56分47秒に対して2026年は56分48秒で、1秒遅い結果でした。7区も2025年の1時間00分43秒から2026年の1時間00分54秒となり、11秒の差がついています。
前年より遅かった区間があっても、選手の走力が落ちたと単純に判断することはできません。気象条件、路面、集団の展開、前半のペース配分など、タイムに影響する要因は複数あります。駅伝の比較では、記録だけでなくレースの状況も踏まえて評価する必要があります。
【歴代区間賞一覧】過去の大会で活躍した選手たち
箱根駅伝の区間賞は、その年の区間トップを示す記録です。歴代の受賞者を振り返ると、同じ区間で繰り返し活躍する選手や、大学のエースとして重要区間を任された選手の存在が見えてきます。
東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイトの「歴代の区間賞選手リスト」では、第102回大会から過去の大会まで、区間ごとに受賞者を確認できます。
近年の主な例を挙げると、次のような選手が区間賞を獲得しています。
- 2025年1区:吉居駿恭(中央大学)。1時間01分07秒で区間賞。
- 2025年3区:本間颯(中央大学)。1時間00分16秒で区間賞を獲得し、2026年も同じ3区で区間賞に輝きました。
- 2025年6区:野村昭夢(青山学院大学)。56分47秒で区間記録を更新。
- 2025年8区:塩出翔太(青山学院大学)。1時間04分14秒で区間賞を獲得し、2026年には自身の記録をさらに更新しました。
- 2024年3区:太田蒼生(青山学院大学)。59分47秒を記録し、当時の区間歴代最速ランキングで上位に入る走りを見せました。
- 2023年4区:イェゴン・ヴィンセント(東京国際大学)。1時間00分00秒を記録し、4区の現行コース記録を保持しています。
こうした記録の積み重ねは、箱根駅伝の区間賞が単発の結果ではなく、各区間で求められる適性や選手の成長を追う手掛かりになることを示しています。
特に本間颯と塩出翔太は、2025年と2026年に同じ区間で区間賞を獲得しました。前年の成功を再現するだけでなく、タイムを縮めた点にも注目したいところです。
【歴代最速ランキング】2026年に更新された区間記録は5つ
2026年大会では、1区・2区・5区・8区・10区の5区間で現行コースの歴代最速記録が更新されました。
歴代最速記録は、各区間で過去に記録された最も速いタイムです。2026年の区間賞のうち、記録保持者と受賞者が一致する区間では、区間賞の獲得と歴代最速の更新が同時に達成されています。
一方、3区ではイェゴン・ヴィンセントの59分25秒、4区では同選手の1時間00分00秒が最速記録として残っています。9区も2022年の中村唯翔による1時間07分15秒が最速で、2026年に佐藤有一が記録した1時間07分38秒は、歴代最速には届きませんでした。
このように、区間賞を獲得した選手が必ずしも歴代最速記録を更新するわけではありません。区間賞は大会ごとの順位、歴代最速は過去を含む記録の比較という違いがあります。
また、公式の歴代最速ランキングは、区間距離が変更された時期を考慮して集計されています。たとえば4区と5区は第93回大会からコースが変更されているため、それ以前の記録と単純に比較するのは適切ではありません。歴代記録を評価する際は、タイムだけでなく、その記録がどのコース条件で生まれたのかを確認が必要です。
【プロの結論】区間賞を順位だけで見ないための3つの視点
箱根駅伝の区間賞を深く理解するには、単に「誰が1位だったか」を確認するだけでは十分ではありません。記録、前年との比較、区間ごとの役割という3つの視点を組み合わせると、レースの見え方が変わります。
1つ目は、区間賞と歴代最速を分けて考えることです。 2026年の4区では鈴木琉胤が区間賞を獲得しましたが、歴代最速記録との差は1秒でした。6区の小池莉希も区間賞を獲得した一方、歴代最速記録には1秒届いていません。区間賞はその年の区間トップであることを示し、歴代最速は複数年にわたる記録の頂点を示します。
2つ目は、前年との比較で進歩を測ることです。 本間颯は3区で前年の1時間00分16秒から1時間00分08秒へ、塩出翔太は8区で1時間04分14秒から1時間03分45秒へタイムを縮めました。連続して区間賞を獲得した事実に加え、記録の改善も見ることで、選手の継続的な成長を捉えられます。
3つ目は、区間の特性を踏まえて評価することです。 2区は23.1kmの長距離区間で、5区は標高差の大きい山上り、6区は山下りです。区間によって求められる走力やレース運びは異なります。単純なタイムの大小だけで選手を比較するのではなく、区間距離やコースの特徴を踏まえることが、箱根駅伝をより正確に理解する近道です。
2026年大会では、5区の黒田朝日が1分55秒の短縮を達成した一方、6区は前年の区間記録に1秒及びませんでした。この差は、区間ごとの特性や当日の条件を無視して一律に評価することの難しさを示しています。
【箱根駅伝区間賞】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の箱根駅伝で区間賞を獲得した選手は誰ですか?
A1:1区は青木瑠郁、2区はキムタイ、3区は本間颯、4区は鈴木琉胤、5区は黒田朝日、6区は小池莉希、7区は高山豪起、8区は塩出翔太、9区は佐藤有一、10区は佐藤圭汰です。
Q2:2026年大会で歴代最速記録を更新した区間はどこですか?
A2:1区、2区、5区、8区、10区の5区間です。青木瑠郁が1時間00分28秒、キムタイが1時間05分09秒、黒田朝日が1時間07分16秒、塩出翔太が1時間03分45秒、佐藤圭汰が1時間07分31秒を記録しました。
Q3:区間賞と区間記録は何が違うのですか?
A3:区間賞は、その大会の各区間で最も速く走った選手に与えられる賞です。区間記録は、対象となるコース条件で過去に記録された最速タイムを指します。その年の区間賞を獲得しても、歴代最速記録を更新できるとは限りません。
2026年の箱根駅伝では、青木瑠郁、キムタイ、黒田朝日、塩出翔太、佐藤圭汰らが歴代最速記録を更新し、全10区で各大学の実力者が区間賞を獲得しました。2025年との比較では8区間で前年の区間賞タイムを上回り、5区間で現行コースの歴代最速記録が塗り替えられました。
次回大会をより深く楽しむなら、区間賞の受賞者だけでなく、前年からのタイムの変化、歴代最速記録との差、コース変更の有無にも注目してみてください。公式の歴代区間賞一覧と区間別最速ランキングを組み合わせれば、選手の成長や大学ごとの戦略を、より立体的に読み解けます。