2026年10月10日に放送されたTBS系『オールスター感謝祭’26秋 放送70回記念SP』で、名物企画「赤坂5丁目ミニマラソン」が大きな話題を呼んだ。優勝したのはNMB48の坂下真心。約4.9kmのレースを制し、2001年秋の谷川真理以来、約25年ぶりとなる女性総合優勝を成し遂げた。2位は陸上競技選手の佐藤圭汰、3位はAKB48の伊藤百花だった。
この企画には、森渉が2013年春の初出場で初優勝を果たした記録や、2019年秋に青山学院大学の竹石尚人と繰り広げた接戦、表彰式で森渉と妻の金田朋子が涙を流した名場面など、長年にわたって語り継がれるドラマがある。歴代優勝者、過去の結果、心臓破りの坂、独自のハンデルールを整理しながら、2026年最新情報と企画の魅力を振り返る。
【2026年最新情報】赤坂5丁目ミニマラソンの優勝者と注目の順位

2026年秋の「赤坂5丁目ミニマラソン」は、『オールスター感謝祭』の放送70回記念スペシャルで実施された。TBSの番組情報では、史上最長の新コースを採用し、歴代優勝者や現役アスリート、アイドルグループのメンバーらが参加すると告知されていた。
大会当日は57人が参戦。TBS NEWS DIGなどの報道によると、コースは約4.9kmで、坂道への対応力やレース終盤の粘りが順位を左右する展開となった。
2026年秋大会の上位5人は次の通りだ。
- 1位:坂下真心(NMB48)
- 2位:佐藤圭汰
- 3位:伊藤百花(AKB48)
- 4位:後上翔太(純烈)
- 5位:井上咲楽
レース序盤から坂下が先頭を維持し、伊藤が追い上げる展開が続いた。終盤には佐藤も追走したが、坂下はリードを守ってゴール。女性ランナーによる総合優勝という、約四半世紀ぶりの記録を打ち立てた。
注目したいのは、坂下が単に先頭を走り続けただけではなく、追い上げを受けながらもペースを保った点だ。アイドルとしての知名度だけでなく、坂道を使った練習など、競技に向けた準備が結果につながったことも報道されている。
なお、2026年春の大会では福山康平が優勝している。TBSの公式アーカイブには、春の優勝者として福山、秋の優勝者として坂下の名前が掲載されており、2026年は春秋ともに新たな優勝者が誕生したシーズンとなった。
【コースとルール】心臓破りの坂とスタート時間のハンデが勝負を変える
赤坂5丁目ミニマラソンの特徴は、参加者全員が同時にスタートする一般的なロードレースとは異なり、走力や参加者のカテゴリーなどに応じて出走時間に差を設ける点にある。
一般参加者や運動自慢のタレント、マラソンの常連ランナー、招待されたトップアスリートなどが異なるタイミングでスタートする。先に走り始めた参加者を、後から出発した実力者が追い上げる構図が生まれるため、単純な走力比較だけでは順位を予測できない。
コース最大の難所は「心臓破りの坂」番組の象徴ともいえるのが、急勾配の「心臓破りの坂」だ。選手たちは坂を上り、下りや折り返しをこなしながらゴールを目指す。2025年春には約5kmの歴代最長クラスのコースが採用され、坂を6回上る構成が話題となった。2026年秋も、TBSは史上最長の新コースとして大会を紹介している。
坂道では平地とは異なる筋力やペース配分が求められる。序盤に飛ばしすぎれば終盤に失速しやすく、体力を温存しすぎれば追い上げる時間が足りなくなる。加えて、折り返しやカーブの位置、前方を走る選手との距離も判断材料になる。
ハンデ戦だからこそ最後まで勝者が読めないスタート時間が違うため、テレビ画面で先頭を走っている人が、そのまま総合優勝するとは限らない。後方から出発した実力者が猛烈な追い上げを見せ、ゴール直前で逆転することもある。
実際、2025年秋は招待選手の赤﨑暁が、先頭を走っていたaoenの雅久を最後の心臓破りの坂付近で逆転して優勝した。2026年秋も、坂下真心が伊藤百花の追撃を振り切り、終盤には佐藤圭汰の追い上げをしのいでいる。
また、会場や距離、参加カテゴリー、スタート時刻などは大会ごとに変更される。感染症対策の影響を受けた2020年秋や2021年の大会では赤坂以外の会場が使われ、2023年春には赤坂での開催が約3年半ぶりに復活した。過去の結果を比較するときは、開催場所やコース条件も合わせて確認する必要がある。
【歴代優勝者・歴代結果】2013年から2026年までの主な記録
赤坂5丁目ミニマラソンの歴史を振り返ると、芸能界の運動自慢だけでなく、実業団・大学陸上の選手、海外のトップランナー、アイドル、アスリート系タレントなど、多彩な参加者が優勝を手にしてきた。
以下は、TBSの番組情報や各大会の報道をもとに整理した2013年春以降の優勝者一覧だ。なお、2020年春は大会が中止となっている。また、会場が赤坂以外に移った時期も含むため、すべての回が同一コースで行われたわけではない。
| 開催回 | 優勝者 | 主なトピック |
|---|---|---|
| 2013年春 | 森渉 | 初出場で初優勝 |
| 2013年秋 | 猫ひろし | 歴代優勝者の一人として活躍 |
| 2014年春 | ビダン・カロキ | 実力派ランナーが優勝 |
| 2014年秋 | 宇野けんたろう | マラソン芸人が勝利 |
| 2015年春 | ハリー杉山 | 常連ランナーとしての実力を発揮 |
| 2015年秋 | 佐野岳 | 身体能力の高さを見せる |
| 2016年春 | 上田竜也 | 神野大地との接戦を制した記録でも知られる |
| 2016年秋 | モハメド・ファラー | 大きなスタートハンデを覆して優勝 |
| 2017年春 | 森脇健児 | 2度目の優勝 |
| 2017年秋 | モハメド・ファラー | 2度目の優勝 |
| 2018年春 | 下田裕太 | 大学駅伝で活躍したランナーが勝利 |
| 2018年秋 | ウィルソン・キプサング | 世界的なマラソン選手が優勝 |
| 2019年春 | 森脇健児 | 3度目の優勝 |
| 2019年秋 | 森渉 | 竹石尚人との接戦を制して2度目の優勝 |
| 2020年春 | 中止 | 大会開催なし |
| 2020年秋 | 澤井一希 | 緑山の会場で開催 |
| 2021年春 | 三遊亭遊子 | 東京ドイツ村で開催 |
| 2021年秋 | 藤光謙司 | 陸上競技経験者が優勝 |
| 2022年春 | 岸本大紀 | 大きなハンデを覆して優勝 |
| 2022年秋 | 菅田琳寧 | 運動能力を生かして勝利 |
| 2023年春 | 小島よしお | 赤坂開催が約3年半ぶりに復活 |
| 2023年秋 | K(&TEAM) | アーティストが優勝 |
| 2024年春 | 佐野文哉(OWV) | 2年連続ではなく春大会での優勝記録 |
| 2024年秋 | 設楽悠太 | 実力派長距離ランナーが勝利 |
| 2025年春 | 森本裕介 | SASUKEの実力者が初優勝 |
| 2025年秋 | 赤﨑暁 | 招待選手が終盤の坂で逆転 |
| 2026年春 | 福山康平 | TBS公式アーカイブ掲載の優勝者 |
| 2026年秋 | 坂下真心(NMB48) | 約25年ぶりの女性総合優勝 |
歴代優勝者の中でも、エリック・ワイナイナは通算6度の優勝を記録したことで知られる。今回の一覧より前の時代にも、多くのランナーが優勝を重ねてきた。
この企画は、同じ人が毎回勝つとは限らない。招待選手の圧倒的な走力が結果に直結することもあれば、ハンデを生かしたタレントやアイドルが逃げ切ることもある。歴代結果を見ると、コースの条件と参加者の顔ぶれによって勝負の構図が変わってきたことがわかる。
【名勝負の経緯】森渉の2013年春初優勝と2019年秋の涙
2013年春:初出場で優勝した森渉森渉の赤坂5丁目ミニマラソンにおける最初の大きな記録は、2013年春の初出場・初優勝だ。俳優として活動する一方、身体能力の高さでも知られる森は、初めての挑戦で結果を残した。
森渉の公式ブログでは、2013年春の赤坂5丁目ミニマラソン優勝が自身の競技歴の一つとして記されている。初出場での勝利は、以後の大会でも注目されるランナーとなる出発点になった。
2019年秋:竹石尚人との接戦森渉の名勝負として特に知られるのが、2019年秋の大会だ。相手は青山学院大学の駅伝ランナーとして注目されていた竹石尚人。レース終盤、心臓破りの坂からゴールまで続いた競り合いは、番組の名場面として記憶されている。
後方から追い上げた竹石に対し、森は最後まで粘りを見せた。報道では、森が僅差で竹石を振り切って優勝したと伝えられている。2013年春に続く2度目の優勝であり、約6年半を経て再び頂点に立った瞬間だった。
表彰式での涙と金田朋子の反応優勝後の表彰式では、森渉が感極まって涙を流した。妻の金田朋子も解答者席で涙を見せ、夫の勝利を喜んだと伝えられている。
この場面が多くの視聴者の記憶に残る理由は、勝者の名前や順位だけでは説明できない。レース中の苦しさ、最後まで競り合った相手の存在、そしてゴール後にあふれた感情が、生放送を通じて伝わったからだ。
森渉にとって2019年秋は、単なる2勝目ではなかった。初優勝から年月を経て再び結果を残し、実力者との接戦を制したことが、涙を伴う象徴的な場面につながった。
【注目ランナーの記録】水内猛、大島健太・大島めぐみ夫妻、歴代の実力者
水内猛:安定した成績を残した元サッカー選手水内猛は、2003年春にミニマラソンへ初出場した元サッカー選手だ。出場した大会では、2005年春を除いて10位以内の成績を収めていたとされ、安定感のあるランナーとして知られた。
特に記憶されるのが、東日本大震災直後の2011年春の大会だ。水内はベガルタ仙台のユニフォームを着用して走った。競技としての順位だけでなく、当時の社会的な状況と結びついた参加としても印象に残る記録である。
水内は2013年春以降、『オールスター感謝祭』自体への出演がなくなった。長年の出場歴と安定した成績は、現在の常連ランナーたちが注目される以前から、この企画が幅広い競技経験者を迎えてきたことを示している。
大島健太・大島めぐみ夫妻と陸上競技のつながり歴代のランナーを振り返るうえでは、大島健太・大島めぐみ夫妻のように陸上競技との関わりが深い人物にも目を向けたい。芸能人やタレントが参加する番組企画でありながら、競技経験を持つランナーも交わる点が、このレースの特徴だ。
実業団や大学駅伝で培った走力を持つ選手と、テレビ出演をきっかけにトレーニングを重ねるタレントが同じコースを走る。こうした顔ぶれの幅が、単なる芸能人の運動企画にとどまらない競技性を生んでいる。
森脇健児、猫ひろし、海外のトップランナーたち森脇健児は2017年春と2019年春に優勝し、常連ランナーとして長く活躍した。猫ひろしも複数回の優勝経験を持つ。加えて、モハメド・ファラーやウィルソン・キプサングといった世界的な陸上選手が参戦したことも、この企画の競技レベルを印象づける出来事だった。
一方、上田竜也、佐野岳、小島よしお、佐野文哉、森本裕介など、陸上競技だけを専門としていない参加者も優勝している。これらの結果は、走力に加えて、スタートハンデをどう生かすか、坂道でどれだけ粘れるか、どのタイミングで勝負をかけるかが重要であることを示している。
【プロの結論】赤坂五丁目ミニマラソンが長年支持される3つの理由
1.順位が動く仕組みそのものがドラマになる最大の魅力は、ハンデによってレース展開が複雑になることだ。先にスタートしたランナーが逃げ切るのか、後から出発した実力者が追い抜くのか。視聴者はゴールまで結果を確信できず、順位表示や実況の情報を追いながらレースを楽しめる。
2.心臓破りの坂が選手の個性を引き出す坂道は、単純なスピードだけでなく、持久力、ペース配分、精神力を試す。平地では余裕があるように見えた選手が坂で失速することもあれば、苦しい場面で粘りを見せて順位を上げる選手もいる。2019年秋の森渉と竹石尚人、2025年秋の赤﨑暁と雅久の勝負は、その象徴だ。
3.勝者の記録と人間ドラマが両立するこの企画では、優勝者の名前だけでなく、初優勝、連覇、長年の挑戦、家族の応援、女性ランナーの躍進など、さまざまな背景が結果に重なる。2019年秋の森渉と金田朋子の涙、2026年秋の坂下真心による約25年ぶりの女性総合優勝は、その代表例だ。
2026年秋の坂下の優勝は、女性ランナーの活躍という点でも節目となった。女性の総合優勝は2001年秋の谷川真理以来と報じられており、アイドルが長年の記録に並ぶ快挙を成し遂げたことで、番組の新たな歴史が生まれた。
歴代結果を読み解く際は、優勝者だけを見るのではなく、スタートハンデ、コースの長さ、坂の回数、参加者の競技経験、終盤の順位変動を合わせて確認すると、レースの意味がより明確になる。
【赤坂五丁目ミニマラソン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年最新の優勝者は誰ですか?
A1:2026年10月10日放送の『オールスター感謝祭’26秋』では、NMB48の坂下真心が優勝しました。2位は佐藤圭汰、3位はAKB48の伊藤百花です。女性の総合優勝は2001年秋の谷川真理以来、約25年ぶりとなりました。
Q2:赤坂5丁目ミニマラソンのコースは何kmですか?
A2:距離は大会によって異なります。2026年秋は約4.9kmと報じられました。コースには名物の心臓破りの坂があり、開催回によって距離や周回数などが変更されます。
Q3:赤坂5丁目ミニマラソンの歴代最多優勝者は誰ですか?
A3:歴代最多優勝者として知られるのは、通算6度の優勝を記録したエリック・ワイナイナです。森渉や森脇健児、猫ひろしなど、複数回の優勝を経験したランナーもいます。
赤坂五丁目ミニマラソンは、『オールスター感謝祭』の名物企画として、ハンデ戦ならではの逆転劇と心臓破りの坂を舞台にした接戦を生み出してきた。2013年春の森渉の初優勝、2019年秋に竹石尚人を振り切った2度目の優勝、そして表彰式での涙は、その魅力を象徴する名場面だ。
2026年秋には坂下真心が優勝し、女性ランナーとして約25年ぶりの総合優勝を達成した。2026年春の福山康平に続き、新たな優勝者が誕生したことも、歴代記録を振り返るうえで要点となる。
今後の大会を楽しむなら、優勝者の名前だけでなく、スタート時間のハンデ、コースの変更、心臓破りの坂での順位変動にも注目したい。過去の名勝負と最新のレースを比較することで、赤坂5丁目ミニマラソンが長年にわたって視聴者を引きつけてきた理由が、より鮮明に見えてくる。