元宝塚歌劇団花組トップスターの柚香光(ゆずか・れい)さんは、2024年5月26日の退団を経て、舞台を中心に活動の幅を広げている俳優です。2026年は、シェイクスピアの『ハムレット』でガートルード役に挑戦したほか、劇団☆新感線の『髑髏城の七人 LAST STAND』への出演も控えています。
加えて、2027年にはミュージカル『メアリ・シェリー』で主演を務めることが発表され、ダンスコンサートや『十二国記』のアリーナライブなど、今後の出演予定も充実しています。スターダストプロモーション所属後の歩みを振り返りながら、2026年10月28日時点の最新情報、プロフィール、宝塚時代の代表作、退団後の変化を整理します。
2026年10月28日時点の柚香光さんは、宝塚歌劇団を退団して約2年5か月が経過し、舞台俳優として新たなキャリアを積み重ねています。所属事務所はスターダストプロモーションです。
2026年の出演歴を見ると、年初の『エリザベート TAKARAZUKA30th スペシャル・ガラ・コンサート』から、5~6月の『ハムレット』、8月の朗読劇『ラヴ・レターズ ~2026 Summer Special~』まで、作品ごとに異なる表現に取り組んできました。10月には「岩谷時子メモリアルコンサート~Forever~Vol.6」に出演し、10月28日からは国立新美術館で開催される展覧会の音声ガイドナビゲーターも担当しています。
そして、次の大きな舞台として控えているのが、劇団☆新感線46周年興行・冬公演『髑髏城の七人 LAST STAND』です。2026年11月14日から東京公演が始まり、2027年には長野、金沢、大阪へと巡演する予定です。加えて、2027年4~5月のミュージカル『メアリ・シェリー』では主演を務めることが発表されています。
つまり、柚香光さんの現在を理解するうえで大切なのは、「元宝塚トップスター」という肩書だけで活動を捉えないことです。宝塚で磨いたダンスや身体表現を生かしながら、シェイクスピア劇、ストレートプレイ、ミュージカル、朗読劇、コンサートへと活動領域を広げている点に、退団後のキャリアの特徴があります。これらの出演情報は、スターダストプロモーションの公式プロフィールと各公演の公式発表に掲載されています。
【柚香光のプロフィール・経歴】年齢、身長、宝塚時代の歩み

柚香光さんは1992年3月5日生まれ、東京都出身。2026年10月現在の年齢は34歳です。身長は171cmで、宝塚歌劇団では花組の男役スターとして活躍し、2019年11月25日に花組トップスターへ就任しました。
2009年に宝塚歌劇団95期生として入団し、花組に配属。若手時代からダンスや舞台上での華やかな存在感を評価され、2014年には新人公演で初主演を果たしました。同年には宝塚バウホール公演『ノクターン-遠い夏の日の記憶-』でも主演を務めています。
2017年の『はいからさんが通る』では伊集院忍役で主演し、漫画原作のキャラクターを舞台上で表現する役柄でも存在感を発揮しました。2019年には『花より男子』で道明寺司役を演じ、同年11月に花組トップスターに就任。華やかなビジュアルとダイナミックなダンスを武器に、花組を代表するスターとして歩みを進めました。
スターダストプロモーションの公式プロフィールと宝塚歌劇の公式資料をもとに、主要な経歴を時系列で整理すると次のようになります。
| 時期 | 出来事・主な作品 | 経歴上のポイント |
|---|---|---|
| 1992年3月5日 | 東京都で生まれる | 2026年10月現在34歳、身長171cm |
| 2009年 | 宝塚歌劇団に入団 | 95期生として初舞台を踏み、花組に配属 |
| 2014年 | 『ラスト・タイクーン』『ノクターン』 | 新人公演初主演、バウホール公演初主演 |
| 2017年 | 『はいからさんが通る』 | 伊集院忍役で主演 |
| 2019年11月25日 | 花組トップスターに就任 | 明日海りおの後を継ぎ、花組の中心となる |
| 2024年5月26日 | 『アルカンシェル』東京公演千秋楽 | 花組トップスターとして宝塚歌劇団を退団 |
| 2024年9月 | 1st Solo Concert『TABLEAU』 | 退団後のソロコンサートを開催 |
| 2025年 | 『紅鬼物語』など | 劇団☆新感線の舞台で主演を務める |
| 2026年 | 『ハムレット』『髑髏城の七人 LAST STAND』 | ストレートプレイや劇団☆新感線の新作に挑戦 |
| 2027年予定 | 『メアリ・シェリー』など | 主演ミュージカルを含む複数の舞台・コンサートに出演予定 |
この経歴で注目したいのは、トップスターへの就任が突然の抜擢ではなく、若手時代の主演経験や代表作を通じて積み重ねられてきたことです。新人公演、バウホール公演、漫画原作の舞台化、大劇場公演と経験を重ねたことが、退団後に多様なジャンルへ挑戦する土台になっています。
【退団日は2024年5月26日】宝塚トップスターから舞台俳優への転身
柚香光さんが宝塚歌劇団を退団したのは、2024年5月26日です。花組公演『アルカンシェル~パリに架かる虹~』の東京宝塚劇場千秋楽をもって、花組トップスターとしての活動に幕を下ろしました。同日には、トップ娘役の星風まどかさんも退団しています。
宝塚の男役は、衣装やメイクだけで成立するものではありません。姿勢、歩き方、視線、声の出し方、相手役との距離感などを総合して、舞台上の人物像を作り上げる表現様式です。柚香さんが宝塚時代に磨いてきた身体表現やダンスは、退団後も生かすことのできる大きな強みです。
退団後の最初の大きな節目となったのが、2024年9月の1st Solo Concert『TABLEAU』でした。梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、東京国際フォーラム ホールC、御園座で開催され、宝塚時代から培ってきた舞台表現をソロ公演という形で展開しました。その後、同年12月には『RUNWAY』にも出演しています。
2025年には、劇団☆新感線の45周年興行『紅鬼物語』で主演を務めました。また、ダンス公演『バーン・ザ・フロア 2025』への出演や、ミュージカル『十二国記-月の影 影の海-』での主演など、舞台を軸にしながら異なるジャンルへ挑戦しています。
こうした歩みから見えてくるのは、退団を単なるキャリアの区切りにせず、表現者としての専門性を別の舞台へ持ち込んでいる姿です。宝塚時代のファンが期待する華やかさを保ちながら、新しい作品の演出や役柄に応じて表現を変えていくことが、現在の活動を理解する鍵になります。
【2026年最新出演情報】ハムレット、十二国記、髑髏城の七人に注目
2026年の柚香光さんは、過去の代表作を再演するだけでなく、新たな演劇表現に取り組む機会を重ねています。ここでは、すでに上演された作品と、これから上演される作品を分けて確認します。
1.『エリザベート TAKARAZUKA30th スペシャル・ガラ・コンサート』
2026年2~3月に東京、大阪、名古屋で上演された記念コンサートでは、トート役やルドルフ役を務めました。宝塚時代に演じた役柄や、過去の公演バージョンを振り返る企画であり、長年の舞台経験を生かせる出演機会となりました。
2.舞台『ハムレット』のガートルード役
2026年5月9~30日の東京・日生劇場公演、6月5~14日の大阪公演、6月20・21日の愛知公演に出演しました。柚香さんが演じたのは、主人公ハムレットの母であるガートルードです。主演は市川染五郎さん、オフィーリア役は當真あみさん、クローディアス役は石黒賢さん。演出はデヴィッド・ルヴォーさんが担当しました。
本作で特に注目されたのは、柚香さんにとって初のストレートプレイへの挑戦だった点です。歌やダンスを中心に構成されるミュージカルとは異なり、台詞と人物同士の関係性によって物語を進める演劇では、声の抑揚や沈黙、表情の変化が重要になります。公式サイトの本人コメントでも、ガートルードの声や佇まい、細部の表現に向き合う意気込みが示されています。
3.ミュージカル『十二国記-月の影 影の海-』
小野不由美さんの小説を原作とする本作では、主人公・中嶋陽子の役を柚香さんが演じました。東京公演は2025年12月、福岡・大阪・愛知などの全国ツアーは2026年1~2月に行われています。原作の世界観を舞台で表現する大規模なミュージカルで、主演として物語を牽引する役割を担いました。
なお、『十二国記』は2026年の全国ツアーだけで終わるわけではありません。2027年7月17・18日には、東京ガーデンシアターでアリーナライブが予定されています。過去の公演と今後のライブを混同しないよう、日程を分けて把握することが大切です。
4.劇団☆新感線『髑髏城の七人 LAST STAND』
2026年後半の大きな注目作が、劇団☆新感線46周年興行・冬公演の『髑髏城の七人 LAST STAND』です。柚香さんは極楽太夫役で出演します。作は中島かずきさん、演出はいのうえひでのりさんです。
東京公演は2026年11月14日~12月25日に新橋演舞場で上演予定。その後、2027年1月21~24日に長野、2月8~14日に金沢、2月25日~3月11日に大阪での公演が予定されています。2026年10月28日時点では、東京公演の開幕が目前に迫っています。
宝塚で培った様式美や身体表現と、劇団☆新感線が得意とするスケールの大きな舞台演出がどのように交わるのかは、本作の見どころの一つです。2025年の『紅鬼物語』に続き、柚香さんが劇団☆新感線の作品に出演することも、退団後のキャリアを考えるうえで要点です。
5.展覧会の音声ガイドとテレビ出演
舞台以外の活動もあります。国立新美術館で2026年10月28日から2027年2月8日まで開催される「少女漫画・インフィニティ 萩尾望都×山岸凉子×大和和紀 三人展」では、音声ガイドナビゲーターを担当します。また、10月31日午前9時からは、WOWOWライブの宝塚への招待『ポーの一族』(花組2018年公演)で、柚香さんと明日海りおさんによる副音声解説付きの放送が予定されています。
舞台に立つ活動だけでなく、作品を案内する声の仕事や過去の舞台を振り返る企画にも参加していることから、現在の活動が舞台公演だけに限定されていないことが分かります。
【2027年の出演予定】メアリ・シェリー主演とダンスコンサート
柚香光さんの今後の活動で、特に注目したいのが2027年の出演予定です。2026年10月時点で公式に案内されている公演には、ミュージカル『メアリ・シェリー』、『LA VIOLETERA』、『十二国記』アリーナライブなどがあります。
ミュージカル『メアリ・シェリー』
2027年4~5月に東京、愛知、大阪、福岡で上演予定の本作では、柚香さんが主演のメアリ・シェリー役を務めます。『フランケンシュタイン』の著者として知られるメアリ・シェリーの人生と、作品誕生の背景を描くミュージカルです。音楽はブランドン・リーさん、脚本・歌詞はパク・ヘリムさん、演出は板垣恭一さんが担当します。共演者には小池徹平さん、太田基裕さん、石田ニコルさん、木内健人さん、平間壮一さんらが名を連ねています。
この作品で注目すべきなのは、宝塚時代の男役としての印象とは異なる、女性の作家を主人公とする物語に主演することです。役柄の性別だけで演技の幅を判断するのではなく、人物の人生や創作への情熱をどう表現するかという観点から、柚香さんの新たな挑戦に期待が集まります。なお、公演は2026年ではなく、2027年4~5月の予定です。
ダンスコンサート『LA VIOLETERA(ラ・ヴィオレテラ)』
2027年2月には、梅田芸術劇場のダンスコンサートにも出演予定です。大阪公演は2月15~17日、東京公演は2月26日に開催される予定で、構成・演出は萩田浩一さんが担当します。ダンスを大きな強みとしてきた柚香さんにとって、身体表現を前面に出せる公演は、宝塚時代からの持ち味を発展させる機会となりそうです。
『十二国記-月の影 影の海-』アリーナライブ
2027年7月17・18日には、東京ガーデンシアターでアリーナライブが予定されています。ミュージカル本公演で主人公・中嶋陽子を演じた柚香さんが再び作品に参加する予定であり、作品のファンにとっても見逃せない展開です。
このように、2027年の出演予定には、主演ミュージカル、ダンスコンサート、既存作品のアリーナライブと異なる性質の公演が並びます。作品ごとに求められる表現が異なるため、今後の活動を追う際は、タイトルだけでなく、公演形式と役柄にも注目すると理解が深まります。
【RAY COMPANYとは?】退団後のファンとのつながりと舞台女優としての現在地
柚香光さんのオフィシャルファンクラブ「RAY COMPANY」は、2024年11月9日に開設されました。公式の開設告知では、会員向けの写真・動画・グッズなどのコンテンツ、バースデーメール、デジタル会員証、メールマガジン、出演公演やイベントのチケット先行受付などが案内されています。チケット先行は、公演主催者の協力が得られる場合に実施される仕組みです。
退団後も公式ファンクラブを通じて情報を受け取れることは、継続して応援したいファンにとって重要な窓口になります。出演情報や公演日程、チケット受付の詳細は更新される可能性があるため、ファン活動の実務面では、所属事務所の公式プロフィールとRAY COMPANYの告知を定期的に確認するのが確実です。
一方、柚香さんのキャリアを考えるうえでは、ファンクラブの存在以上に、退団後の出演作の選び方に注目したいところです。『十二国記』や『メアリ・シェリー』ではミュージカルの主演を務め、『ハムレット』ではガートルード役としてストレートプレイに挑戦し、『髑髏城の七人 LAST STAND』では極楽太夫役を演じます。加えて、ダンスコンサートや音声ガイドの仕事にも活動領域が広がっています。
こうした作品の並びから読み取れるのは、宝塚時代の魅力をそのまま再現するだけでなく、異なる演出家や作品世界の中で、新しい役柄と表現方法を探っていることです。舞台俳優としての評価は、過去の肩書だけで決まるものではありません。作品ごとにどのような役を担い、どのような演技や身体表現を見せるかが、今後のキャリアを形作っていきます。
また、柚香さんの活動を追う読者にとっては、情報の時期を見分けることも大切です。たとえば『十二国記』の全国ツアーは2026年2月までに終了していますが、アリーナライブは2027年7月に予定されています。『メアリ・シェリー』も2026年の出演作ではなく、2027年の主演作です。過去の公演情報と今後の予定を分けて整理することで、最新の活動を正確に把握できます。
【柚香光】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:柚香光は現在何歳ですか?
A1:1992年3月5日生まれで、2026年10月現在34歳です。身長は171cmで、スターダストプロモーションに所属しています。
Q2:柚香光が宝塚歌劇団を退団した日はいつですか?
A2:2024年5月26日です。花組公演『アルカンシェル~パリに架かる虹~』の東京宝塚劇場千秋楽をもって退団しました。
Q3:柚香光の2026年の最新出演作は何ですか?
A3:2026年10月28日時点で、次の大きな舞台出演は『髑髏城の七人 LAST STAND』です。極楽太夫役で出演し、東京公演は11月14日~12月25日に新橋演舞場で上演予定です。なお、10月28日からは国立新美術館の展覧会で音声ガイドも担当しています。
Q4:柚香光は『ハムレット』で何役を演じましたか?
A4:主人公ハムレットの母、ガートルード役です。2026年5~6月の東京・大阪・愛知公演に出演しました。柚香さんにとって初めてのストレートプレイへの挑戦となりました。
Q5:柚香光が主演する『メアリ・シェリー』はいつ上演されますか?
A5:2027年4~5月に東京、愛知、大阪、福岡で上演予定です。柚香さんはメアリ・シェリー役で主演を務めます。詳細な日程や会場ごとの情報は、今後の公式発表を確認してください。
Q6:柚香光の公式ファンクラブはありますか?
A6:あります。名称は「RAY COMPANY」で、2024年11月9日に開設されました。会員限定コンテンツや、対象公演のチケット先行受付などが案内されています。
柚香光さんは、2024年5月26日の宝塚歌劇団退団を経て、舞台俳優として着実に活動の幅を広げています。2026年は『ハムレット』のガートルード役や『十二国記』の主演などを経験し、11月からは『髑髏城の七人 LAST STAND』で極楽太夫役に挑戦します。2027年には『メアリ・シェリー』の主演をはじめ、ダンスコンサートや『十二国記』アリーナライブも予定されています。
柚香光さんの現在を追ううえでの判断基準は、宝塚時代の代表作だけに注目するのではなく、退団後にどのような作品を選び、どのような役柄に取り組んでいるかを見ることです。ダンスを軸とした身体表現、ミュージカルでの主演経験、ストレートプレイへの挑戦が重なり、現在の活動は一つのジャンルに収まりません。
今後は、2026年11月開幕の『髑髏城の七人 LAST STAND』での演技、2027年の『メアリ・シェリー』での主演、そして『LA VIOLETERA』や『十二国記』アリーナライブで見せる表現の違いが注目点になります。公演日程や出演情報は更新されることがあるため、スターダストプロモーションの公式プロフィールとRAY COMPANYの最新告知を確認しながら、舞台俳優・柚香光の次の一歩を追っていきたいところです。