2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』は、松本潤が徳川家康を演じ、有村架純、岡田准一、ムロツヨシ、北川景子、阿部寛ら豪華俳優陣が集結した戦国ドラマです。家康を支える徳川家臣団から、織田信長、豊臣秀吉、武田信玄、豊臣政権を担う武将たちまで、多彩な登場人物が物語を彩りました。
2026年に改めてキャストを調べる人に向けて、主要出演者と役名、どうする家康の人物相関図を読み解くポイント、放送途中に発表された追加キャスト、脚本家・古沢良太の作品づくりを整理します。NHKの番組情報やNHK出版の公式ガイド、当時の出演者発表に関する報道を手がかりに、作品の全体像を振り返ります。
【2023年大河ドラマ】『どうする家康』の作品情報と基本設定

『どうする家康』は、NHK大河ドラマ第62作として2023年1月8日に放送が始まり、同年12月17日に最終回を迎えた全48回の作品です。2026年現在は放送終了済みで、NHKオンデマンドの番組情報でも全48回の作品として紹介されています。
物語の中心となるのは、のちに江戸幕府を開く徳川家康です。幼少期から今川家の人質として過ごし、戦国大名としての決断を迫られながら、仲間や家臣たちとともに乱世を生き抜いていきます。
従来の歴史ドラマでは、天下人としての家康の知略や忍耐が強調されることも少なくありません。本作では、迷い、失敗し、周囲の助けを借りながら成長する人物として家康を描く点が特徴です。作品タイトルの「どうする」という問いかけも、次々に訪れる危機と、そこで求められる選択を象徴しています。
制作を担当したのはNHK。脚本は『リーガル・ハイ』『コンフィデンスマンJP』などで知られる古沢良太、音楽は稲本響、語りは寺島しのぶが担当しました。NHK出版の『NHK大河ドラマ・ガイド どうする家康』前編にも、出演者紹介や登場人物の関係図、制作陣へのインタビューなどが収録されています。
【大河ドラマ2023のキャスト一覧】松本潤・有村架純・岡田准一ら主要人物を整理
『どうする家康』のキャストを把握するには、主人公の徳川家康とその家族、徳川家臣団、織田・豊臣勢、そして今川・武田勢という大きなグループに分けると理解しやすくなります。
| 登場人物 | 出演者 | 人物・物語上の位置づけ |
|---|---|---|
| 徳川家康 | 松本潤 | 主人公。乱世を生き抜き、天下統一を目指す |
| 瀬名・築山殿 | 有村架純 | 家康の正室 |
| 於大の方 | 松嶋菜々子 | 家康の母 |
| 於愛の方 | 広瀬アリス | 家康の妻となる女性 |
| 徳川信康 | 細田佳央太 | 家康の嫡男 |
| 織田信長 | 岡田准一 | 家康に大きな影響を与える戦国武将 |
| お市・茶々 | 北川景子 | 織田信長の妹と、その娘の二役 |
| 豊臣秀吉 | ムロツヨシ | 家康の前に立ちはだかる天下人 |
| 今川義元 | 野村萬斎 | 家康が人質時代に仕えた大名 |
| 今川氏真 | 溝端淳平 | 今川家の後継者 |
| 武田信玄 | 阿部寛 | 家康を脅かす甲斐の大名 |
| 酒井忠次 | 大森南朋 | 徳川家臣団を支える重臣 |
| 本多忠勝 | 山田裕貴 | 徳川家を支える武勇に優れた家臣 |
| 榊原康政 | 杉野遥亮 | 徳川四天王の一人 |
| 井伊直政 | 板垣李光人 | 徳川家臣団の有力武将 |
| 石川数正 | 松重豊 | 家康を支える重臣 |
| 本多正信 | 松山ケンイチ | 知略を生かして家康を支える家臣 |
| 服部半蔵 | 山田孝之 | 忍びの働きも担う徳川方の人物 |
| 徳川秀忠 | 森崎ウィン | 家康の後を継ぐ二代将軍 |
| 豊臣秀頼 | 作間龍斗 | 豊臣家の後継者 |
このほか、徳川家臣団には鳥居元忠役の音尾琢真、大久保忠世役の小手伸也、平岩親吉役の岡部大、鳥居忠吉役のイッセー尾形、夏目広次役の甲本雅裕、本多忠真役の波岡一喜、渡辺守綱役の木村昴らが参加しました。
織田勢では、織田信秀役の藤岡弘、柴田勝家役の吉原光夫、明智光秀役の酒向芳らが出演。武田勢では、山県昌景役の橋本さとし、穴山梅雪役の田辺誠一、武田勝頼役の眞栄田郷敦が名を連ねています。
今川勢には、関口氏純役の渡部篤郎、巴役の真矢ミキ、お田鶴役の関水渚、鵜殿長照役の野間口徹らが出演しました。加えて、家康の母方の親族に関わる水野信元役の寺島進、久松長家役のリリー・フランキー、茶屋四郎次郎役の中村勘九郎、足利義昭役の古田新太など、複数の勢力にまたがる人物も登場します。
ここで紹介した表は物語の軸をつかむための主要人物一覧です。出演者全員を確認する場合は、NHK出版の公式ガイドやNHKの番組情報に掲載された登場人物紹介も参考になります。
【どうする家康の人物相関図】徳川・織田・豊臣の関係を読み解く
人物相関図を見るときの要点は、登場人物を単純に「味方」と「敵」に分けないことです。戦国時代は、同盟や婚姻、主従関係、家同士の対立によって勢力図が変化します。『どうする家康』も、そうした関係の移り変わりを物語の推進力にしています。
徳川家の中心は、家康と瀬名、そして家臣団です。家康の母・於大の方や、のちに家康の妻となる於愛の方、嫡男の信康など、家族に関わる人物も政治的な決断と深く結びついています。家庭内の出来事が、領国経営や武将同士の関係に影響する構成です。
織田信長は、家康の成長を左右する重要人物です。岡田准一が演じる信長は、強い存在感を持つ武将として登場します。家康にとって信長は、協力関係を結ぶ相手であると同時に、判断を迫られる相手でもあります。二人の力関係の変化は、相関図を理解するうえで欠かせません。
豊臣秀吉は、家康にとって最大級の競争相手です。ムロツヨシ演じる秀吉は、織田政権の一員から天下人へと台頭し、やがて家康と対峙する立場になります。豊臣政権の武将や家臣たちが後半に加わることで、物語は家康個人の成長から、天下の主導権をめぐる政治的な駆け引きへと広がります。
また、北川景子が演じるお市と茶々の関係にも注目です。お市は信長の妹であり、茶々はお市の娘です。同じ俳優が世代の異なる二人を演じることで、織田家から豊臣家へとつながる歴史の流れが、人物の関係として描かれます。
相関図を確認する際は、登場人物の名前だけでなく、「誰に仕えているか」「誰と婚姻関係にあるか」「どの時期の勢力に属しているか」を併せて見ると、物語の理解が深まります。
【徳川家臣団の出演者】大森南朋・山田裕貴・松山ケンイチらの役割
『どうする家康』を支える重要な要素が、徳川家臣団です。天下人として知られる家康も、最初から圧倒的な力を持っていたわけではありません。家臣たちとの衝突や協力を通じて、判断力や統率力を身につけていきます。
大森南朋が演じる酒井忠次は、家康を長く支える重臣です。若い家康を支え、家臣団のまとまりを保つ役割を担います。経験豊富な重臣の存在は、家康が大きな決断を下す際の土台になります。
山田裕貴が演じる本多忠勝は、徳川家を代表する武勇の持ち主です。戦場での働きだけでなく、家康との主従関係や、家臣団の一員としての振る舞いにも見どころがあります。忠勝のような武勇に優れた人物と、知略を担う人物が同じ陣営にいることが、徳川家の強みとして描かれます。
松山ケンイチが演じる本多正信は、武勇一辺倒ではない家臣の代表格です。物事を読み、策略や判断を通じて家康を支える存在として、戦場で活躍する武将とは違う角度から物語に関わります。
加えて、杉野遥亮演じる榊原康政、板垣李光人演じる井伊直政、松重豊演じる石川数正、山田孝之演じる服部半蔵らも、家康の周囲に多様な役割をもたらします。家臣団の全員が同じ性格や能力を持っているわけではなく、それぞれの個性が集団の動きに影響を与える点が本作の特徴です。
この家臣団の描写は、歴史上の有名武将だけを追う見方とは異なります。家康が天下を目指す過程を、組織を率いる人物が仲間の能力を生かし、意見の違いを調整していく物語として見ることもできます。
【どうする家康の追加キャスト】2023年に発表された注目の出演者
『どうする家康』では、放送開始前だけでなく、放送中にも新しい出演者が発表されました。物語が進むにつれて、徳川家の次世代、豊臣政権の中枢、天下統一後の政治を担う人物たちが登場するためです。
2023年8月3日には、徳川勢の追加キャスト8人が発表されました。家康の側室で後見役も務める阿茶局を松本若菜、二代将軍・徳川秀忠を森崎ウィン、千姫を原菜乃華、結城秀康を岐洲匠が演じます。加えて、石川数正の妻・鍋役の木村多江、本多忠勝の娘・稲役の鳴海唯、ウィリアム・アダムス役の村雨辰剛、伊奈忠次役のなだぎ武も加わりました。
翌8月4日には、豊臣勢の追加キャスト13人が発表されました。豊臣秀頼役の作間龍斗、前田利家役の宅麻伸、大谷吉継役の忍成修吾、小西行長役の池内万作、嶋左近役の高橋努、黒田長政役の阿部進之介、蜂須賀家政役の武田幸三、藤堂高虎役の網川凜らが出演。加えて、浅野長政役の濱津隆之、徳善院玄以役の村杉蝉之介、増田長盛役の隈部洋平、長束正家役の長友郁真、西笑承兌役のでんでんも発表されています。
2023年9月15日には、新たに11人の出演者が発表されました。大野治長役の玉山鉄二、江役のマイコをはじめ、毛利輝元役の吹越満、上杉景勝役の津田寛治、宇喜多秀家役の栁俊太郎、小早川秀秋役の嘉島陸、直江兼続役のTAKAHIRO、片桐且元役の川島潤哉、金地院崇伝役の田山涼成、本多正純役の井上祐貴、林羅山役の哲夫が名を連ねました。
追加発表を追うと、作品の時間軸が徳川家の領国経営から、豊臣政権との対立、さらに江戸幕府の基盤づくりへと進むことが分かります。キャストの顔ぶれは、単に出演者が増えたというだけでなく、物語の舞台となる政治環境が変化したことを示しています。
また、北川景子が茶々役として再登場したのも大きな見どころです。お市と茶々の二役は、同じ俳優が母と娘の世代をまたいで演じる配役として話題になりました。茶々は豊臣秀吉の側室となり、豊臣家の歴史を考えるうえで重要な人物です。
【古沢良太の脚本】歴代大河ドラマの徳川家康役と何が違う?
『どうする家康』の人物像を理解するうえで、脚本を担当した古沢良太の作風は外せません。映画『ALWAYS 三丁目の夕日』やドラマ『リーガル・ハイ』『コンフィデンスマンJP』などで知られる古沢にとって、本作は初めての大河ドラマ脚本でした。
古沢が描いたのは、最初から天下人として完成された家康ではありません。迷い、失敗し、周囲の人物に翻弄されながら、少しずつ成長していく人物です。家康の苦悩を出発点に置くことで、歴史に詳しくない視聴者にも、決断を迫られる主人公の心理が伝わりやすい構成になっています。
この人物像は、歴代の徳川家康を描いた大河ドラマと比較すると、より明確になります。
1983年の大河ドラマ『徳川家康』では滝田栄が家康を演じ、誕生から晩年までの長い生涯を描きました。2000年の『葵 徳川三代』では津川雅彦が家康を演じ、徳川秀忠、徳川家光とともに幕府の基盤を築く過程が物語の中心となりました。
これに対して、2023年の『どうする家康』は松本潤を主演に迎え、家康が決断を重ねていく過程を前面に押し出しました。三作品とも家康の生涯を扱っていますが、人物を描く角度や物語の力点は異なります。
歴代作品を比較するときに大切なのは、どの俳優が最も史実に近いかという単純な順位づけではありません。どの時代を中心に描き、家康のどの側面に光を当てたのかを見ることです。歴史上の人物は同じでも、脚本と演出によって、視聴者が受け取る人物像は変わります。
【キャスト発表の経緯】主要人物から追加出演者へ広がった布陣
『どうする家康』の出演者発表は、一度に全員を公表する方式ではなく、複数回に分けて行われました。2021年11月29日の発表では、松本潤の主演に加えて、岡田准一、有村架純、ムロツヨシ、阿部寛、野村萬斎ら主要キャストが明らかになりました。
2022年には、徳川家臣団を中心とする出演者の発表が続きました。6月には松山ケンイチ、甲本雅裕、波岡一喜、木村昴、猫背椿、千葉哲也、松本まりか、細田佳央太らの出演が発表され、家康を支える人物たちの顔ぶれが具体的になりました。
2023年の放送開始後は、徳川勢や豊臣勢を中心に追加キャストが発表されました。こうした段階的な発表によって、視聴者は放送前に物語の中心人物を知り、放送が進むにつれて新しい人物とその関係を把握できるようになりました。
キャスト情報を調べるときは、発表日と役名をセットで確認するのが有効です。初期のキャスト一覧には、放送中に加わった出演者や後半に登場する人物が含まれていない場合があります。また、同じ俳優が複数の役を演じるケースもあるため、出演者名だけで判断せず、役名まで確認が必要です。
なお、北川景子の茶々役のように、物語の進行に合わせて登場が明らかになる人物もいます。放送前に公表された配役と、放送途中で明らかになった配役を区別すると、キャスト情報の更新経緯も理解しやすくなります。
【大河ドラマ2023キャスト】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2023年の大河ドラマで松本潤が演じた役は何ですか?
A1:徳川家康です。『どうする家康』は、家康が戦国時代の危機や決断に向き合い、家臣たちとともに天下統一を目指す姿を描いた作品です。
Q2:有村架純、岡田准一、ムロツヨシ、北川景子の役名は?
A2:有村架純は瀬名・築山殿、岡田准一は織田信長、ムロツヨシは豊臣秀吉、北川景子はお市と茶々を演じました。
Q3:大森南朋と山田裕貴は何役ですか?
A3:大森南朋は酒井忠次、山田裕貴は本多忠勝です。二人とも徳川家康を支える家臣団の主要人物を演じています。
Q4:阿部寛はどの武将を演じましたか?
A4:武田信玄です。家康の勢力拡大に大きな影響を与える戦国大名として登場します。
Q5:『どうする家康』の脚本家は誰ですか?
A5:古沢良太です。『リーガル・ハイ』『コンフィデンスマンJP』などで知られ、本作で初めて大河ドラマの脚本を担当しました。
Q6:北川景子はお市と茶々を同じ作品で演じたのですか?
A6:はい。北川景子はお市と、その娘で豊臣秀吉の側室となる茶々の二役を演じました。母と娘という関係を通して、織田家から豊臣家へとつながる物語が描かれます。
Q7:『どうする家康』は全何回ですか?
A7:全48回です。2023年1月8日に放送が始まり、同年12月17日に最終回を迎えました。
2023年の大河ドラマ『どうする家康』は、松本潤を中心に、有村架純、岡田准一、ムロツヨシ、北川景子、阿部寛らが戦国時代の人物を演じた全48回の作品です。徳川家臣団の大森南朋、山田裕貴、松山ケンイチらに加え、放送中には徳川秀忠や豊臣秀頼をはじめとする追加キャストも発表され、物語の広がりを支えました。
作品をより深く理解するためには、出演者の名前を覚えるだけでなく、人物相関図を通して主従関係や家族関係、勢力の変化を把握することが大切です。特に、家康と信長、家康と秀吉の関係、そして徳川家臣団の役割を押さえると、物語の展開が見えやすくなります。
歴代の徳川家康役と比較する際も、俳優の優劣を決めるより、それぞれの脚本がどのような家康像を描いたかに注目するのがおすすめです。『徳川家康』『葵 徳川三代』と『どうする家康』を見比べれば、同じ歴史上の人物が、時代や制作意図によって異なる主人公として描かれる面白さを味わえます。
2026年にキャスト情報を振り返るなら、主要人物一覧、人物相関図、追加キャストの発表経緯を順番に確認するのが効率的です。役名と人物のつながりを押さえることが、『どうする家康』をもう一度楽しむための確かな手がかりになります。