2026年現在、福岡ソフトバンクホークスの一軍監督を務めているのは、小久保裕紀監督です。2024年に就任して以降、パ・リーグのレギュラーシーズンで3年連続の1位を達成。2025年には5年ぶりの日本一にもチームを導き、監督として確かな実績を積み重ねています。
小久保監督は、現役時代に福岡ダイエーホークスや読売ジャイアンツで活躍し、引退後は侍ジャパンの代表監督やホークスの二軍監督などを経験してきました。2026年からの契約も3年契約となり、球団の将来を担う指揮官として注目されています。歴代の王貞治監督、秋山幸二監督、工藤公康監督、藤本博史監督と比較すると、どのような違いがあるのでしょうか。
【2026年最新】ソフトバンクの監督は小久保裕紀!現在の契約と実績

2026年度の日本野球機構(NPB)公式監督・コーチ一覧では、福岡ソフトバンクホークスの一軍監督として小久保裕紀氏が登録されています。背番号は90です。
小久保監督は2023年10月に一軍監督への就任が発表され、2024年シーズンから指揮を執っています。就任後の3シーズンはいずれもレギュラーシーズン1位。2026年も143試合を91勝49敗3分、勝率.650で終え、パ・リーグの頂点に立ちました。
2025年12月18日には、球団が小久保監督との契約更新を発表しました。契約期間は2026年からの3年間です。少なくとも契約上は、2026年から2028年までを見据えたチームづくりが進められることになります。
2025年には、レギュラーシーズンのリーグ優勝に加え、日本シリーズでも阪神タイガースを破って日本一を達成しました。球団公式発表によると、5年ぶり12度目の日本一です。レギュラーシーズンでの安定感に加え、ポストシーズンでも結果を残したことが、小久保体制を評価するうえで大きな材料になっています。
なお、「ソフトバンクの監督」という検索語で探している場合、対象となるのは通信事業などを手がけるソフトバンク株式会社の経営陣ではなく、プロ野球球団の福岡ソフトバンクホークスの監督です。
【小久保裕紀の経歴】現役時代から侍ジャパン監督、一軍監督就任まで
小久保裕紀監督は1971年10月8日生まれ、和歌山県出身。星林高校、青山学院大学を経て、1994年に福岡ダイエーホークスでプロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。
現役時代は内野手として活躍し、本塁打王や打点王を獲得。2004年から2006年までは読売ジャイアンツでプレーし、2007年にホークスへ復帰しました。2012年の現役引退まで、ダイエー時代とソフトバンク時代の双方でチームを支えた選手です。
引退後は解説者などを経て、2013年から2017年まで侍ジャパンの代表監督を務めました。国際大会で日本代表を率いた経験は、選手の能力を見極め、短期間でチームをまとめる仕事を経験したという点で、プロ球団の監督就任につながる重要な経歴です。
ホークスには2021年に一軍ヘッドコーチとして復帰。2022年から2023年までは二軍監督を務め、2023年にはファーム日本一を達成しました。その実績を経て、2024年から一軍監督に就任しています。
主な経歴を整理すると、次のようになります。
- 1994年:福岡ダイエーホークスでプロ入り。
- 2004~2006年:読売ジャイアンツでプレー。
- 2007~2012年:ホークスに復帰し、現役生活を送る。
- 2013~2017年:侍ジャパン代表監督を務める。
- 2021年:ホークスの一軍ヘッドコーチに就任。
- 2022~2023年:二軍監督としてチームを指揮し、2023年にファーム日本一を達成。
- 2023年10月:一軍監督への就任が発表される。
- 2024~2026年:一軍監督として3年連続のリーグ優勝を達成。
小久保監督の特徴は、選手、国際大会の指揮官、二軍監督、一軍監督という複数の立場を経験してきたことです。特に二軍で若手選手を指導した経験は、一軍の勝利だけでなく、将来の戦力づくりを考えるうえでも重要な経歴といえます。
【小久保裕紀監督の成績】2024~2026年の数字を比較
小久保監督の評価を考える際、まず確認したいのがレギュラーシーズンの勝敗です。NPB公式の福岡ソフトバンクホークス年度別成績によると、監督就任後の3年間はいずれも143試合を戦い、91勝、87勝、91勝という高い水準を維持しています。
2026年は91勝49敗3分、勝率.650でシーズンを終えました。2024年と勝敗数、勝率が同じという点も特徴です。3年間の通算では269勝150敗10分、勝率は約.642となります。
2025年と2026年のチーム成績を比較すると、攻撃面の変化も見えてきます。チーム打率は2025年の.257から2026年の.261へ上昇。本塁打は101本から162本へ増えました。一方、防御率は2.39から2.88へ上がっており、前年と同じ投手成績だったわけではありません。
数字を読む際は、順位や勝率だけでなく、打撃と投手成績を分けて考える必要があります。2026年のホークスは、本塁打数の大幅な増加を伴ってリーグ優勝を果たしました。その一方、前年より防御率が上がったことは、今後の投手陣の整備を評価する際の比較材料になります。
また、監督就任後の2024年と2025年には、パ・リーグの最優秀監督賞を受賞しています。2026年のリーグ優勝によって、就任後3シーズン連続でリーグ1位という実績も加わりました。
【ソフトバンク歴代監督一覧】王貞治・秋山幸二・工藤公康・藤本博史を比較
ソフトバンクの強さを理解するには、小久保監督だけでなく、前任者たちが築いたチームの歴史を振り返ることも欠かせません。ダイエー時代から現在まで、王貞治監督、秋山幸二監督、工藤公康監督らが、それぞれ異なる時代にチームを率いてきました。
以下は、現在につながる近代ホークスの主な監督と実績をまとめた比較表です。リーグ優勝はレギュラーシーズンの優勝、日本一は日本シリーズ制覇を指します。
| 監督 | 主な在任期間 | リーグ優勝 | 日本一 | 実績から見た特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 王貞治 | 1995~2008年 | 3回 | 2回 | 長期政権でチームの基盤を整備。1999年、2003年に日本一。 |
| 秋山幸二 | 2009~2014年 | 3回 | 2回 | 2010年、2011年、2014年にリーグ優勝。2011年、2014年に日本一。 |
| 工藤公康 | 2015~2021年 | 3回 | 5回 | 7年間で日本一5回。短期決戦でも強さを発揮した。 |
| 藤本博史 | 2022~2023年 | 0回 | 0回 | 就任初年度2位、2年目3位。2年間の指揮を経て退任。 |
| 小久保裕紀 | 2024~2026年 | 3回 | 1回 | 就任後3年連続リーグ優勝。2025年に日本一を達成。 |
王監督の時代は、ホークスが1990年代後半から2000年代にかけて競争力を高めた時期です。1999年と2003年には日本シリーズを制し、チームの再建と強化を長期的に進めました。
秋山監督は、2010年、2011年、2014年にリーグ優勝を果たしました。2011年には日本シリーズを制し、2014年にも日本一を達成しています。工藤監督の時代には、2015年から2021年までの7年間で日本一を5回獲得。ポストシーズンでの勝負強さが際立ちました。
一方、藤本監督は2022年に2位、2023年に3位という成績を残しました。リーグ優勝には届きませんでしたが、2年連続でAクラスに入っています。小久保監督は、その後を引き継ぎ、リーグ優勝を続けながら2025年の日本一も実現しました。
監督ごとの実績を比べると、工藤監督は日本一の回数、王監督は長期政権の実績、小久保監督は就任後のレギュラーシーズンの安定感が、それぞれ際立っています。ただし、指揮した年代や選手構成、ポストシーズンの制度などが異なるため、優勝回数だけで監督の能力を単純に順位づけするのは適切ではありません。
【ソフトバンクの監督交代理由】藤本博史から小久保裕紀へ
小久保監督が一軍の指揮官に就いた背景を理解するには、前任の藤本博史監督の退任経緯を確認する必要があります。
球団は2023年10月16日、藤本監督が同日付で退任したと発表しました。球団公式の退任会見によると、藤本監督は任期について「任期が2年間だったので。任期満了ということで試合が終わってからそういう話をしました」と説明しています。
藤本監督のレギュラーシーズン成績は、2022年が76勝65敗2分の2位、2023年が71勝69敗3分の3位でした。2年間ともAクラス入りを果たしましたが、リーグ優勝には届きませんでした。球団の発表では任期満了が退任の説明として示されており、成績だけを理由にした解任と断定するのは正確ではありません。
その後、球団は2023年10月21日に小久保氏の一軍監督就任を発表しました。当時、小久保氏は二軍監督で、2023年にはファーム日本一を達成していました。現場での育成経験と、侍ジャパンを率いた経歴がある人物を後任に据えた形です。
2023年10月23日の就任会見で、小久保監督は「王イズムを継承しながら」チームに浸透させていく考えを示しました。また、投手陣、特に先発陣の整備を課題に挙げ、ファンに愛されるチームづくりについても言及しています。
ここから読み取れるのは、単に監督の名前を入れ替えたのではなく、球団の伝統を引き継ぎながら、投手陣の整備とチームのあり方を見直す方向性です。就任後に3年連続でリーグ優勝を達成したことは、そのチームづくりが少なくともレギュラーシーズンの結果に結びついていることを示しています。
【小久保裕紀の采配と評判】強みと今後の評価ポイント
小久保監督の采配を評価するうえで、最もわかりやすい材料は結果です。2024年から2026年まで3年連続でリーグ優勝し、2025年には日本一も達成しました。就任直後から複数年にわたって結果を残している点は、客観的に評価できる強みです。
もう一つの特徴は、選手育成と一軍の勝利の両方を経験していることです。小久保監督は二軍監督としてファーム日本一を達成した後、一軍監督に昇格しました。二軍での育成と一軍の勝利を別々の仕事としてではなく、球団全体の戦力づくりとして捉えられる立場にあります。
一方、監督の評価は勝敗だけで決まるものではありません。試合中の采配を検証する際は、次の観点を分けて考える必要があります。
- 選手起用:若手と実績のある選手をどのように使い分け、シーズンを通して戦力を維持しているか。
- 打順と攻撃策:打線の状態に応じた打順の調整や、得点機での作戦選択が機能しているか。
- 投手交代:先発投手の交代時期や救援投手の起用が、試合の流れと投手陣の負担を踏まえたものか。
- 短期決戦への対応:レギュラーシーズンとは異なる日本シリーズやクライマックスシリーズで、相手に合わせた判断ができているか。
2026年の数字を見ると、チーム本塁打は前年の101本から162本へ大幅に増加しました。チーム打率も.261に上がり、攻撃面の成果が数字に表れています。その一方で、防御率は前年の2.39から2.88へ上昇しました。打線の強化だけでなく、投手陣の安定性をどう維持するかが、チームの総合力を測るうえでの論点になります。
また、こうした数字をすべて監督個人の手柄や責任に帰すこともできません。選手個々の能力、コーチ陣の指導、故障者の状況、球団の補強方針などが成績に影響するためです。采配の評判を確かめたい読者は、単発の試合結果や断片的な反応だけでなく、シーズンを通じた選手起用とチーム成績を併せて見ると、より実態に近づけます。
【プロの結論】2026年の小久保体制は何を基準に評価すべきか
2026年の小久保体制を評価するなら、第一にリーグ優勝3連覇という結果を押さえるべきです。2024年と2026年はともに91勝49敗3分、勝率.650。2025年も87勝52敗4分、勝率.626でリーグ優勝を果たしており、3年間を通じて高い水準を維持しています。
ただし、ホークスのように優勝を期待される球団では、リーグ優勝だけでなく日本シリーズでの結果も重視されます。2025年の日本一は大きな実績ですが、毎年同じ結果が保証されるわけではありません。長いレギュラーシーズンで勝つ力と、短期決戦で相手に対応する力は、分けて評価する必要があります。
もう一つの判断軸は、次の世代を育てられるかどうかです。小久保監督は二軍監督を経験しており、2026年からの3年契約も結んでいます。目先の優勝を追うだけでなく、若手選手の成長や一軍戦力への定着を進められるかは、契約期間を通じて注目したいポイントです。
したがって、監督の評価を知りたい人は、次の3点を確認すると判断しやすくなります。
- 短期的な結果:レギュラーシーズンの順位、勝率、得失点に関わる打撃・投手成績。
- 試合運び:選手起用、投手交代、接戦での判断がシーズンを通じて機能しているか。
- 長期的な成果:若手の成長、選手層の厚さ、翌シーズン以降も優勝を狙えるチームづくりが進んでいるか。
この3つを分けて見れば、単に「優勝したから名監督」「一試合で采配を誤ったから失敗」といった極端な評価を避けられます。小久保監督の強みは、すでに結果で示された継続的な勝利です。今後は、その強さを次の世代へ引き継ぎながら、短期決戦でも結果を残せるかが問われます。
【ソフトバンクの監督】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、ソフトバンクの監督は誰ですか?
A1:福岡ソフトバンクホークスの一軍監督は小久保裕紀監督です。2024年に就任し、2026年まで3年連続でレギュラーシーズン1位を達成しています。
Q2:小久保裕紀監督の2026年の成績は?
A2:レギュラーシーズンは143試合で91勝49敗3分、勝率.650の1位です。チーム打率は.261、本塁打は162本、防御率は2.88でした。
Q3:小久保監督はなぜ一軍監督に就任したのですか?
A3:2023年まで二軍監督を務め、同年にファーム日本一を達成したことなどが就任までの経歴にあります。球団は2023年10月21日に就任を発表し、2024年シーズンから一軍を率いる体制に移行しました。
Q4:小久保監督の前任者は誰ですか?
A4:前任者は藤本博史監督です。2022年に2位、2023年に3位となり、2年間の任期を終えて2023年10月に退任しました。球団公式の退任会見では、任期満了であることが説明されています。
Q5:ソフトバンクの歴代監督で日本一の回数が多いのは誰ですか?
A5:今回比較した近代の監督では、工藤公康監督が2015~2021年の7年間で日本一を5回達成しています。王貞治監督と秋山幸二監督はそれぞれ2回の日本一を経験し、小久保監督は2025年に日本一を達成しました。
Q6:小久保裕紀監督の契約はいつまでですか?
A6:球団は2025年12月18日に契約更新を発表し、2026年からの3年契約を締結しました。契約期間は2026年から2028年までです。
2026年現在、福岡ソフトバンクホークスの監督は小久保裕紀氏です。選手時代の実績に加え、侍ジャパンの代表監督、ホークスの二軍監督、一軍ヘッドコーチを経験し、2024年から一軍の指揮を執っています。
監督就任後は2024~2026年にリーグ優勝3連覇を達成し、2025年には日本一も獲得しました。2026年のレギュラーシーズンは91勝49敗3分、勝率.650という成績で、数字からもチームの安定感がうかがえます。
歴代監督と比較すると、王貞治監督は長期的なチームづくり、秋山幸二監督はリーグ優勝と日本一の両立、工藤公康監督は日本シリーズでの強さが際立ちます。小久保監督には、レギュラーシーズンでの高い勝率を維持しながら、若手育成と短期決戦での勝利を両立させる役割が期待されます。
2026年からの3年契約は、そうしたチームづくりを継続するための重要な節目です。今後の小久保体制を判断する際は、優勝回数だけでなく、選手層の充実度、投手陣の安定性、試合ごとの采配、次世代の育成にも目を向けると、ホークスの現在地と将来像がより明確になります。