ショートトラック日本代表として、平昌2018、北京2022、ミラノ・コルティナ2026の冬季オリンピック3大会に出場した吉永一貴選手。トヨタ自動車スケート部の主将を務め、個人種目から男子5000mリレーまで幅広く活躍する日本のトップ選手です。
2026年のミラノ・コルティナ大会では、男子500m16位、1000m13位、1500m22位、男子5000mリレー7位を記録しました。加えて、同年10月の全日本ショートトラック距離別選手権大会では1500mで優勝。五輪後も競技を続け、次の国際大会へ向けて戦いを重ねています。年齢や身長、出身地、これまでの成績、主将になった経緯まで、公式記録と本人のインタビューをもとに整理します。
【吉永一貴とは?】年齢・身長・出身地・所属をプロフィールで紹介

吉永一貴(よしなが・かずき)選手は、ショートトラックスピードスケートを専門とする日本のトップアスリートです。幼少期に競技を始め、ジュニア時代から国内大会で結果を残し、高校生で初めてオリンピックの舞台に立ちました。
日本オリンピック委員会(JOC)の選手プロフィールやトヨタ自動車スケート部の公開情報を整理すると、基本的なプロフィールは次のとおりです。
- 名前:吉永一貴(よしなが・かずき)
- 生年月日:1999年7月31日(JOC掲載情報)
- 年齢:27歳(2026年10月28日時点)
- 出身地:愛知県
- 身長:トヨタ自動車スケート部の選手紹介では174cm
- 最終学歴:中京大学
- 所属:トヨタ自動車株式会社
- 競技:ショートトラックスピードスケート
- 得意種目:1500mを中心に、500m・1000mにも対応
- チームでの役割:トヨタ自動車スケート部の主将
なお、生年月日は公開資料によって表記が異なります。JOCは1999年7月31日とする一方、トヨタ自動車スケート部の個別プロフィールには7月30日と記載されています。身長についても、トヨタの選手紹介ページでは174cm、選手名鑑では173cmとなっています。プロフィールの数値を引用する場合は、どの資料に基づくものかを確認することが大切です。
競技面で注目したいのは、短距離のスピードだけでなく、1500mにも対応できる総合力です。ショートトラックは、単純に最高速度を競うだけではありません。コーナーでの加速、他選手との位置関係、追い抜くタイミング、集団の動きを読む判断力が順位を大きく左右します。
トヨタの選手紹介でも、吉永選手は1500mを得意種目として挙げ、500mや1000mにも対応できることを自身の強みとして紹介しています。複数の距離で戦えることは、個人種目とリレーの両方でチームに貢献するうえでも重要です。
【経歴・年表】小学生から五輪3大会出場までの歩み
吉永一貴選手の競技人生は、幼少期から国内トップクラスの大会で実績を積み上げてきた点に特徴があります。TOKYO FMのスポーツ番組「SPORTS BEAT」の2026年1月31日放送回では、小学2年生のときにショートトラックと出合い、中学時代には全日本距離別選手権1500mで優勝、高校1年生では全日本選手権の総合優勝を史上最年少で達成した経歴が紹介されています。
その後、2018年の平昌大会で五輪デビュー。大学4年生で臨んだ北京大会を経て、2026年のミラノ・コルティナ大会では3大会連続の五輪出場を果たしました。
| 時期 | 出来事・大会 | 主な実績・ポイント |
|---|---|---|
| 小学2年生ごろ | ショートトラックとの出合い | 競技を始めるきっかけとなる |
| 中学時代 | 全日本距離別選手権 | 1500mで優勝 |
| 高校1年生 | 全日本選手権 | 史上最年少で総合優勝 |
| 2018年 | 平昌冬季オリンピック | 高校3年生で五輪初出場 |
| 2022年 | 北京冬季オリンピック | 男子個人種目とリレーなどに出場 |
| 2022年 | トヨタ自動車に入社 | 実業団選手として競技を継続 |
| 2026年2月 | ミラノ・コルティナ冬季オリンピック | 3大会連続出場。男子5000mリレー7位 |
| 2026年3月 | ISU世界ショートトラック選手権 | 1500m16位、1000m19位、男子リレー7位 |
| 2026年10月 | 第37回全日本距離別選手権 | 1500m優勝、1000m3位、500m9位 |
この経歴から見えてくるのは、吉永選手が一度の好成績だけで五輪代表になった選手ではないということです。ジュニア時代から国内大会で結果を残し、国際大会への出場経験を積みながら、長期にわたって日本代表の水準を維持してきました。
また、2022年の北京大会後にはトヨタ自動車に入社。競技活動を続けながら、実業団の選手としてチームを支える立場へと移っています。個人の競技力を磨くだけでなく、後輩やチーム全体を意識するようになったことも、その後のキャリアを理解するうえで欠かせないポイントです。
【五輪成績を比較】平昌2018・北京2022・ミラノ2026で何が変わった?
吉永一貴選手のオリンピック成績は、JOCの大会別公式記録で確認できます。平昌では高校生として初出場し、北京では大学生、ミラノでは実業団の主力選手として3度目の五輪に臨みました。
ミラノ・コルティナ2026の最終成績は、男子500m16位、男子1000m13位、男子1500m22位、男子5000mリレー7位、混合団体リレー12位です。個人種目ではメダル獲得に届かなかったものの、男子リレーでは7位入賞を果たしました。
過去2大会の結果も含めると、次のように整理できます。
- 平昌2018:男子1000mは準決勝敗退、男子1500mは失格。男子5000mリレーは7位。
- 北京2022:男子1000m17位、男子1500m16位、男子5000mリレー8位、混合団体10位。
- ミラノ・コルティナ2026:男子500m16位、男子1000m13位、男子1500m22位、男子5000mリレー7位、混合団体リレー12位。
3大会の成績を評価するときは、個人種目と団体種目を分けて見る必要があります。個人種目では、1000mで北京大会の17位からミラノ大会の13位へ順位を上げました。一方、1500mでは北京大会の16位から22位となっており、距離によって結果が異なります。
リレーは、個々の選手のスピードだけでなく、交代のタイミング、チーム内の連携、レース展開への対応が求められる種目です。平昌の7位、北京の8位、ミラノの7位という推移は、五輪3大会にわたって日本のリレー戦力を担ってきたことを示しています。
ただし、順位だけで競技力のすべてを判断することはできません。ショートトラックはレース中の接触や進路の取り合い、他選手の動きによって結果が大きく変わる競技です。準決勝や決勝へ進めるかどうかによって順位の幅も変わるため、今後の評価では各距離の予選・準決勝の内容や国際大会での安定感も注目点になります。
【トヨタ自動車スケート部】吉永一貴が主将になった経緯
吉永選手を理解するうえで、トヨタ自動車スケート部の主将という役割も見逃せません。主将就任の経緯については、TOKYO FMの「SPORTS BEAT」で本人が具体的に語っています。
2026年1月31日のインタビューによると、前任のキャプテンから「そろそろ一貴がチームを引っ張っていく立場になるべきだ」という趣旨の話があり、コーチと監督の承認を経て役割を引き継いだといいます。
本人は当時、入社2〜3年目ほどで、会社についても学んでいる途中だったため、主将になることに重い責任を感じたと振り返っています。前任の主将は尊敬する先輩であり、現在も一緒に滑る現役選手だったことも、簡単には引き受けられないと感じた理由の一つでした。
しかし、主将になったことで、競技への向き合い方にも変化が生まれました。以前は、幼いころから憧れてきたトヨタの選手たちを追いかけ、自分自身が強くなることに集中していた一方、主将就任後はチームを引っ張る立場としての自覚が強くなったと話しています。
後輩へのアドバイスについては、得意なことばかりではないと率直に語りつつ、自分が学んできたことを伝える過程で、改めて理解が深まることもあると説明しています。主将の役割は、単にチームを代表することではありません。自分の経験を言語化し、仲間に伝え、チーム全体の競技力向上につなげることも含まれます。
この点は、五輪3大会を経験してきた吉永選手ならではの強みです。国際舞台で得た経験を自分の滑りに生かすだけでなく、チームに還元する立場になったことは、個人競技と団体競技の両方に取り組む選手として重要な変化といえます。
【2026年最新】ミラノ五輪後の現在とショートトラックの成績
2026年10月時点の吉永一貴選手は、トヨタ自動車スケート部に所属する現役選手として活動を続けています。ミラノ・コルティナ大会を終えて競技生活が一区切りしたわけではなく、2026/27シーズンの国際大会にも出場する予定です。
ミラノ五輪後の動きを見るうえで重要なのが、2026年3月のISU世界ショートトラックスピードスケート選手権と、10月の全日本距離別選手権です。
トヨタ自動車スケート部が公表した世界選手権の成績では、吉永選手は男子1500m16位、男子1000m19位、男子リレー7位、混合団体リレー12位でした。五輪後も国際大会に出場し、個人種目とリレーの両方で世界の選手と競い合っています。
加えて、2026年10月3日に行われた第37回全日本ショートトラックスピードスケート距離別選手権大会では、男子1500mで優勝、1000mで3位、500mで9位という結果を残しました。1500mで国内トップの成績を挙げたことは、得意距離で再び存在感を示した結果として注目できます。
同大会の結果を受け、吉永選手は2026/27シーズンのショートトラックワールドツアー第1戦から第5戦までの代表に選ばれています。トヨタ自動車スケート部の大会スケジュールでは、10月下旬のカナダ・バンクーバー大会に続き、同月末にはモントリオール大会が予定されています。
この時期の成績を見るときに大切なのは、五輪の順位だけを切り取らないことです。オリンピックは4年に一度の大舞台ですが、選手の現在の実力を測るには、国内選手権での順位、ワールドツアーへの選出、世界選手権での成績を継続的に確認する必要があります。
特に吉永選手の場合、2026年10月の全日本距離別選手権で1500mを制した一方、500mでは9位でした。この結果は、複数距離をこなせる選手であっても、種目ごとに競争状況や得意不得意が異なることを示しています。今後は1500mの強みを国際大会でどこまで発揮できるかに加え、500mや1000mでの順位向上も注目されます。
【名前の混同に注意】吉永一貴と吉永一明の違い
「吉永一貴」と検索した際に、似た名前の「吉永一明」という人物が表示されることがあります。しかし、両者は別人であり、競技分野も経歴も異なります。
吉永一貴は1999年生まれのショートトラックスピードスケート選手です。愛知県出身で、トヨタ自動車スケート部に所属し、平昌・北京・ミラノの冬季オリンピックに出場しています。
一方、吉永一明は1968年3月17日生まれのサッカー指導者です。Jリーグクラブや育成年代のチームなどで指導に携わってきた人物で、ショートトラック選手ではありません。2025年には中国の陝西聯合足球倶楽部でアカデミーアシスタントダイレクター兼ヘッドコーチに就任したことが発表されています。
名前の読みも異なります。吉永一貴は「よしなが・かずき」、吉永一明は「よしなが・かずあき」です。スポーツニュースやプロフィールを調べる際には、漢字だけでなく、読み方、競技、所属先、生年月日を照合すると混同を防げます。
【プロの結論】吉永一貴の強みと今後の注目ポイント
吉永一貴選手のキャリアを評価するうえで、最も重要なのは、五輪3大会出場という経験だけではありません。ジュニア時代から国内大会で実績を残し、実業団の主将としてチームを率いながら、現在も国際大会への挑戦を続けている点です。
今後の注目要点は、大きく3つあります。
- 1500mでの国際競争力:2026年10月の全日本距離別選手権では優勝。国内で示した強さをワールドツアーや世界選手権でも発揮できるかが焦点です。
- 500m・1000mの順位向上:ミラノ五輪では500m16位、1000m13位。複数距離に対応できる強みを、国際大会での成績向上につなげられるかが注目されます。
- 男子5000mリレーでの貢献:ミラノ五輪では7位入賞。主将として培ったチームへの視点と、3大会分の五輪経験を団体種目で生かせるかも重要です。
ショートトラックは、個人のスピードだけで勝敗が決まる競技ではありません。コーナーでの加速、相手との距離、追い抜く判断、レース終盤の位置取りなど、細かな駆け引きが結果を左右します。吉永選手自身も、2026年1月のTOKYO FMのインタビューで、コーナリングや追い抜きのタイミング、相手の動きへの対応が重要だと説明しています。
また、2024〜2025年シーズンには病気やけがで長期間リンクを離れた時期があったことも、本人が同インタビューで明かしています。競技から離れた経験を経て、改めて滑る楽しさを実感したと語っており、ミラノ五輪に向けた準備は決して平坦なものではありませんでした。
こうした背景を踏まえると、吉永選手の現在を知るには、五輪の順位だけでなく、国内選手権での結果、シーズンを通じた国際大会への出場、主将としての役割を合わせて見るのが適切です。競技者としての成績と、チームを支える立場の両面に注目することで、その歩みをより立体的に理解できます。
【吉永一貴】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:吉永一貴選手は2026年現在何歳ですか?
A1:1999年生まれで、2026年10月28日時点では27歳です。JOCのプロフィールには生年月日が1999年7月31日と記載されています。
Q2:吉永一貴選手の身長と出身地は?
A2:出身地は愛知県です。身長はトヨタ自動車スケート部の選手紹介ページでは174cmとされていますが、同社の選手名鑑では173cmと記載されています。
Q3:ミラノ・コルティナ2026の成績はどうでしたか?
A3:男子500m16位、1000m13位、1500m22位、男子5000mリレー7位、混合団体リレー12位でした。男子5000mリレーでは7位入賞を果たしています。
Q4:吉永一貴選手はなぜトヨタ自動車スケート部の主将になったのですか?
A4:本人の2026年1月のインタビューによると、前任のキャプテンからチームを引っ張る立場になるべきだと勧められ、コーチと監督の承認を経て役割を引き継ぎました。
Q5:吉永一貴選手と吉永一明氏は同じ人物ですか?
A5:別人です。吉永一貴選手は1999年生まれのショートトラック選手、吉永一明氏は1968年生まれのサッカー指導者です。名前の読みも異なります。
Q6:吉永一貴選手はミラノ五輪後も競技を続けていますか?
A6:はい。2026年10月の全日本距離別選手権では男子1500mで優勝し、1000mでも3位となりました。2026/27シーズンのショートトラックワールドツアー代表にも選出されています。
吉永一貴選手は、ジュニア時代から国内大会で実績を積み、平昌2018、北京2022、ミラノ・コルティナ2026の冬季オリンピック3大会に出場してきたショートトラック選手です。トヨタ自動車スケート部の主将としてチームを支えながら、個人種目とリレーの両方で競技を続けています。
2026年のミラノ五輪では男子5000mリレー7位入賞を記録し、同年10月の全日本距離別選手権では1500m優勝を達成しました。五輪後も競技の第一線にとどまり、次の国際大会に向けて活動していることが、現在の大きなポイントです。
今後の吉永選手を追うなら、1500mでの国内外の成績、500m・1000mでの順位変化、男子5000mリレーでのチームへの貢献に注目してください。五輪3大会の経験を持つ選手が、主将としての役割と自身の競技力をどのように両立させ、次のシーズンでどのような結果を残すのか。その歩みが引き続き注目されます。