2026年10月28日現在、オリックス・バファローズの戦力外通告は、10月5日の第1次発表と10月26日の追加発表を合わせて計11選手となった。内訳は、通告時点で支配下登録だった選手が7人、育成選手が4人。阿部翔太、頓宮裕真に加え、東晃平、曽谷龍平、藤川敦也、横山楓、川瀬堅斗ら5投手にも来季の支配下選手契約を結ばない旨が伝えられた。
ただし、11選手全員が現役引退するわけではない。10月26日に通告された5投手には育成契約が打診されたと報じられており、頓宮にも育成契約が打診される見通しとされている。一方、阿部の今後は未定で、育成選手だった香月一也は現役引退の意向を示した。ここでは球団公式発表と日刊スポーツ、スポーツ報知、スポニチなどの報道をもとに、選手一覧、通告の経緯、契約の違い、今後の進路を整理する。
【速報】オリックス戦力外通告2026年最新情報|10月5日・26日の発表で計11人

オリックスは2026年10月5日、来季の契約を結ばない選手として6人を発表した。球団公式発表によると、阿部翔太投手と頓宮裕真選手には来季の支配下選手契約を結ばない旨を通告。寿賀弘都投手、芦田丈飛投手、村上喬一朗選手、香月一也選手には来季の育成選手契約を結ばない旨を通告した。
続く10月26日には、東晃平、曽谷龍平、藤川敦也、横山楓、川瀬堅斗の5投手に対し、来季の支配下選手契約を結ばないことを球団が発表した。これにより、10月28日時点で報じられている戦力外通告の対象は合計11人となった。
この数字を読み解くうえで大切なのは、球団が発表した契約の種類だ。10月5日の4人はもともと育成契約の選手であり、10月26日の5人は支配下登録の選手。つまり、11人全員が同じ条件で契約を打ち切られたわけではない。
また、10月26日の発表では、4人が肘の手術を受けて長期リハビリを必要としていることが報道で明らかになっている。戦力外という言葉だけを見ると退団が確定したように受け取られがちだが、実際には育成契約による再出発を含めた動きが進んでいる。
【選手一覧】オリックス戦力外通告11人の名前・ポジション・育成打診の状況
以下は、2026年10月5日と26日の球団発表をもとにしたオリックス戦力外選手一覧だ。登録区分は通告時点のものを記載し、育成契約の打診については球団発表と報道内容を区別して整理した。
| 発表日 | 選手名 | ポジション | 通告時の区分 | 育成打診・今後の状況 |
|---|---|---|---|---|
| 10月5日 | 阿部翔太 | 投手 | 支配下 | 育成打診の公表なし。現役続行を含め未定 |
| 10月5日 | 頓宮裕真 | 捕手 | 支配下 | 育成契約を打診する見通しと報道。合意の正式発表とは区別が必要 |
| 10月5日 | 寿賀弘都 | 投手 | 育成 | 来季の育成契約を結ばないと通告。現役続行を希望 |
| 10月5日 | 芦田丈飛 | 投手 | 育成 | 来季の育成契約を結ばないと通告。現役続行を希望 |
| 10月5日 | 村上喬一朗 | 捕手 | 育成 | 来季の育成契約を結ばないと通告。現役続行を希望 |
| 10月5日 | 香月一也 | 内野手 | 育成 | 来季の育成契約を結ばないと通告。現役引退の意向を報道 |
| 10月26日 | 東晃平 | 投手 | 支配下 | 育成契約の打診が報道された。右肘の治療と復帰を目指す |
| 10月26日 | 曽谷龍平 | 投手 | 支配下 | 育成契約の打診が報道された。左肘手術後のリハビリが焦点 |
| 10月26日 | 藤川敦也 | 投手 | 支配下 | 育成契約の打診が報道された。右肘手術からの復帰を目指す |
| 10月26日 | 横山楓 | 投手 | 支配下 | 育成契約の打診が報道された。右肘手術後の再起が焦点 |
| 10月26日 | 川瀬堅斗 | 投手 | 支配下 | 育成契約の打診が報道された。本人は進退について検討中 |
表のとおり、通告時点の区分は支配下7人、育成4人だ。10月26日に発表された5人については、スポーツ報知やベースボールキングなどが全員への育成契約打診を報じている。ただし、打診されたことと、本人が受諾して契約が成立したことは別の段階である。
10月5日の頓宮についても、育成契約の打診が見込まれると報じられた。一方、阿部については現役続行を含めて今後は未定と伝えられており、両選手を一律に「育成契約へ移行」と扱うことはできない。
【通告の理由と経緯】阿部翔太・頓宮裕真・東晃平らに何が起きたのか
今回の戦力外通告を理解するには、選手ごとの事情を分けて見る必要がある。球団の公式発表は契約を結ばないという決定を示しているが、個別の査定理由をすべて詳述しているわけではない。報道された成績や負傷、リハビリの状況から、背景を整理する。
阿部翔太:実績のある救援投手が苦しんだ2026年
阿部は2020年ドラフト6位でオリックスに入団。プロ2年目の2022年には44試合に登板し、22ホールド、2セーブ、防御率0.61を記録してリーグ優勝と日本一に貢献した。2023年も49試合で21ホールドを挙げ、チームのリーグ3連覇を支えた救援投手の一人だ。
一方、2024年以降は登板機会が減少。2026年は新たにサイドスローに挑戦したものの、13試合登板、防御率10.13にとどまった。日刊スポーツなどによると、通算成績は143試合、4勝6敗4セーブ、47ホールド、防御率2.68。過去の実績と当年の成績を切り分けて考える必要がある選手だ。
頓宮裕真:2023年首位打者を襲った右膝の大けが
頓宮は2023年にパ・リーグ首位打者を獲得した実績を持つ捕手・打者だ。しかし、2026年春季キャンプ中に右膝の後十字靱帯を損傷。5月にはファームで実戦復帰したものの、7月に右膝の半月板再建術など複数の手術を受け、今季の1軍出場はなかったと報じられている。
今回の通告を、打撃成績だけを理由とする判断と捉えるのは適切ではない。長期のリハビリが見込まれる状況では、支配下登録をいったん外し、育成契約によって回復を待つ選択肢がある。頓宮への育成打診が報じられた背景には、この事情がある。
東晃平:右肘の手術が続き、復帰までの道のりが課題に
東は2023年のリーグ優勝時、先発として6連勝を記録するなどチームに貢献した。ところが、右肘の故障と手術が続き、2026年9月4日には靱帯損傷に対する修復術を受けた。日刊スポーツは、2024年以降も右肘の手術が続いている経緯を報じている。
実績のある投手であっても、復帰時期が長期化すれば翌シーズンの戦力構想に影響する。東の場合、育成契約の打診が報じられたことで、現役続行の可能性は残されている。
曽谷龍平:WBC出場の実績がありながら、左肘手術で長期離脱へ
曽谷は2026年3月のWBC日本代表に選出された左腕だ。今季は14試合に登板し、78回1/3を投げて5勝8敗、防御率4.14を記録。シーズン終盤に左肘の違和感を訴え、10月23日に左肘内側側副靱帯再建術、いわゆるトミー・ジョン手術を受けたと報じられた。
代表選出歴や過去の実績があっても、来季に十分な登板機会を確保できるとは限らない。曽谷のケースは、能力評価と、実際に試合で起用できる時期の見通しが別問題であることを示している。
藤川敦也・横山楓・川瀬堅斗:それぞれ異なる再起への課題
藤川は2025年ドラフト1位で入団した右腕。高卒1年目の2026年はファームで4試合、計10イニングを投げて防御率0.00を記録したが、8月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた。スポーツ報知によると、本人はリハビリを経て再び支配下登録を目指す意向を示している。
横山は2025年に支配下へ復帰し、1軍14試合で防御率1.10を記録した実績がある。2026年は7試合の登板で1勝1敗、防御率3.00。8月に右肘の手術を受け、長期離脱となった。以前にも育成契約を経験しているため、再び育成から支配下を目指す形になる可能性が注目される。
川瀬は2020年の育成ドラフト1位で入団し、2024年に支配下登録を勝ち取った右腕。2026年は1軍12試合に登板して防御率6.43だったと報じられている。ほかの4投手とは負傷の事情が異なり、今後の判断も含めて動向を見守る必要がある。
この5投手に共通するのは、支配下契約を更新しないという通告があった一方、育成契約の打診が報じられていることだ。球団が復帰までの期間を見据えて契約形態を見直している可能性はあるが、選手ごとの最終判断や契約成立は、正式発表によって確認する必要がある。
【支配下と育成の違い】戦力外通告後も再契約できるのか
「支配下選手契約を結ばない」という発表は、必ずしも球団との関係が完全に終わることを意味しない。プロ野球には支配下契約と育成契約があり、契約区分が変わることで選手の登録上の立場や1軍出場の条件が変わる。
支配下選手は、球団の支配下選手として登録され、1軍の公式戦に出場できる立場にある。支配下登録の人数には上限があり、球団は限られた登録枠を使いながらシーズンを戦う。
育成選手は、育成を目的とした契約で在籍する選手だ。育成契約のままでは1軍の公式戦に出場できず、出場するには支配下登録への移行が必要となる。一方、育成契約は現役を続けながら技術の向上や負傷からの復帰を目指すための道にもなる。
- 支配下契約:1軍公式戦への出場資格を持つ登録区分。球団の支配下登録枠に含まれる。
- 育成契約:育成を目的とする契約。支配下登録に移行するまでは1軍公式戦に出場できない。
- 戦力外通告:現在の契約区分で来季の契約を結ばない旨を伝えること。通告だけで現役引退が確定するわけではない。
- 再契約:育成契約での継続や、条件を満たしたうえでの支配下登録など、球団との新たな契約によって現役を続ける道がある。
2026年のオリックスでは、10月26日に通告された5投手全員への育成契約打診が報じられた。これは、支配下契約を更新しないことと、選手としての将来を完全に否定することが同義ではないことを示す事例だ。
ただし、育成契約の打診は支配下への復帰を保証するものではない。負傷からの回復、実戦復帰、球速や制球力、試合での安定性などを示し、再び支配下登録を勝ち取る必要がある。選手側にとっても、リハビリに専念できる環境と、他球団を含めた現役続行の可能性を比較する局面となる。
【戦力外通告後の進路】現役続行・育成再契約・移籍先の見通し
10月28日時点で報じられている進路は、選手によって異なる。現役続行を希望している選手もいれば、進退を決めていない選手、引退の意向を示した選手もいる。育成契約の打診を受けた場合も、受諾するかどうかは別途判断される。
阿部翔太は、球団から通告を受けた時点で現役続行を含めて未定と報じられた。2022年、2023年に救援陣の一角として優勝に貢献した実績があるだけに、他球団での現役続行を選択するのか、引退を含めて決断するのかが今後の焦点となる。
頓宮裕真は、長期のリハビリが必要な右膝の負傷を抱えている。育成契約を打診する見通しが報じられているものの、契約の成立と復帰時期は分けて考えたい。打撃力を再び発揮できる状態まで戻れるかどうかが、今後を左右する。
寿賀弘都、芦田丈飛、村上喬一朗については、日刊スポーツなどが現役続行を希望していると伝えている。オリックスとの契約が終了した場合でも、他球団の獲得テストや入団テスト、独立リーグなど、現役を続けるための選択肢が残る。
香月一也は、10月5日の通告後、現役引退の意向を示したと報じられた。ロッテ、巨人でもプレーした内野手で、オリックスでは育成契約で在籍していた。引退の意向と、正式な引退発表や引退後の進路は区別して把握する必要がある。
10月26日に通告された5投手については、全員への育成契約打診が報じられている。藤川は再び支配下登録を目指す姿勢を示し、東も復帰を見据えている。横山にとっては育成契約を経て再び支配下を目指す可能性があり、曽谷は手術後のリハビリ、川瀬は契約を含めた進退判断が注目点となる。
なお、他球団への移籍先や新契約については、本人や球団からの正式発表が出るまでは確定情報として扱えない。戦力外通告を受けた選手のその後を追う場合は、現役続行希望、契約打診、契約成立、移籍決定をそれぞれ別の段階として確認することが大切だ。
【オリックス現役引退選手一覧2026】戦力外通告とは別に整理したい3人
オリックスの2026年シーズンを振り返る際は、戦力外通告を受けた選手と、球団が現役引退を発表した選手を混同しないことも重要だ。引退は本人の決断を伴う別の出来事であり、戦力外通告を受けた全員が引退するわけではない。
- 平野佳寿:球団は2026年8月9日、今季限りで現役を引退すると発表した。
- 山田修義:球団は9月24日、今季限りでの現役引退を発表。9月26日の試合後に引退セレモニーが行われることも告知された。
- 西野真弘:球団は9月24日、今季限りでの現役引退を発表。山田と同じく9月26日の試合後に引退セレモニーが予定された。
以上の3人は、球団公式発表で現役引退が明らかになった選手だ。一方、戦力外通告を受けた香月一也については、現役引退の意向を示したとの報道があるものの、発表の段階が異なる。今後の進路を含め、公式発表と報道された意向を区別して整理したい。
また、外国人選手の自由契約や契約満了、他球団への移籍も、戦力外通告や現役引退とは異なる区分である。選手の動向をまとめて確認するときは、「戦力外」「引退」「自由契約」「退団」「移籍」を一括りにせず、発表された内容に沿って把握することが重要だ。
【オリックス戦力外通告】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のオリックス戦力外通告は何人ですか? A1:2026年10月28日時点では計11人です。10月5日に6人、10月26日に5人が発表されました。通告時点の内訳は支配下選手7人、育成選手4人です。
Q2:東晃平、曽谷龍平、藤川敦也、横山楓、川瀬堅斗は引退するのですか? A2:戦力外通告は現役引退の確定を意味しません。5投手全員に育成契約が打診されたと報じられており、現役続行の可能性があります。ただし、打診の受諾や契約成立は別の段階です。
Q3:頓宮裕真は育成契約になるのでしょうか? A3:右膝の大けがで長期リハビリが必要となり、育成契約を打診する見通しが報じられています。10月5日の球団発表は支配下契約を結ばないという内容であり、育成契約の成立とは区別して確認する必要があります。
Q4:阿部翔太の今後は決まっていますか? A4:通告後の報道では、現役続行を含めて未定とされています。これまでの実績はあるものの、今後どの球団でプレーするのか、現役を続けるのかについては、正式な発表を待つ必要があります。
Q5:戦力外通告を受けた選手は、他球団へ移籍できますか? A5:可能です。本人が現役続行を希望し、他球団との契約が成立すれば移籍してプレーを続けられます。育成契約での再出発や独立リーグなどの選択肢もありますが、具体的な移籍先は契約が発表されるまで確定しません。
2026年10月28日時点で、オリックス・バファローズの戦力外通告は10月5日と26日の発表を合わせて計11人。支配下7人、育成4人という内訳で、阿部翔太、頓宮裕真、東晃平、曽谷龍平、藤川敦也、横山楓、川瀬堅斗らの今後が注目されている。
今回の動きで特に重要なのは、支配下契約を結ばないという通告と、現役引退の決定は同じではないという点だ。10月26日の5投手には育成契約が打診されたと報じられ、頓宮にも同様の打診が見込まれている。一方、阿部は今後未定で、香月は引退の意向を示したと報じられた。
今後の情報を追う際は、①球団の契約発表、②育成契約の受諾・成立、③他球団への移籍、④現役引退の正式発表、という4つの段階を分けて確認したい。戦力外通告はプロ野球選手にとって大きな転機だが、その後の選択は選手ごとに異なる。2027年シーズンに向けた再契約や移籍先の発表が、引き続き注目される。