創価高校野球部は、春のセンバツに3回、夏の全国高校野球選手権大会に5回出場した実績を持つ東京の強豪校だ。甲子園での最高成績は1995年夏のベスト8。2007年夏を最後に全国大会から遠ざかっているが、2026年夏の西東京大会では決勝に進出し、19年ぶりの優勝まであと一歩に迫った。
2026年7月26日の決勝では八王子実践に0-1で惜敗。さらに秋季東京都大会では10月11日の2回戦で岩倉に1-4で敗れた。夏の躍進と秋の課題を振り返りながら、創価高校の甲子園歴代戦績、注目選手、そして甲子園復帰に向けたポイントを整理する。
【甲子園創価高校】出場回数は春3回・夏5回、最高成績は1995年夏のベスト8

創価高校の甲子園出場回数は、春夏通算8回。内訳は春の選抜高等学校野球大会が3回、夏の全国高等学校野球選手権大会が5回となっている。高校野球の大会記録をまとめた「高校野球史 甲子園篇」などの記録によると、甲子園での通算成績は5勝8敗、勝率.385だ。
春のセンバツでは1995年、1998年、2000年に出場したものの、いずれも優勝には届いていない。夏の選手権では1983年に初出場を果たし、1990年代に複数回出場。なかでも1995年夏は、創価高校野球部の歴史を語るうえで欠かせない大会となった。
最高成績は1995年夏の第77回全国高校野球選手権大会で記録したベスト8だ。京都成章を4-2、下関商を6-0で破って準々決勝に進み、帝京に3-8で敗れた。優勝には届かなかったものの、全国の舞台で2勝を挙げて8強入りした実績は、現在まで続く同校の大きな財産である。
なお、春夏通算8回という数字は、2026年の地方大会での成績を加えたものではなく、甲子園本大会への出場回数を指す。西東京大会で決勝に進んでも、優勝して代表校に選ばれなければ夏の甲子園出場にはならない。この違いを押さえておくと、創価高校の現在地が分かりやすい。
【甲子園歴代戦績】1983年の初出場から2007年までの歩み
創価高校の甲子園出場は、1980年代の初出場から1990年代の複数回出場、そして2007年夏の出場へと続く。春夏それぞれの出場年と結果を整理すると、全国大会での歩みと、現在まで続くブランクの長さが見えてくる。
以下は、甲子園の大会記録に基づく出場歴の一覧だ。春のセンバツは3大会、夏の選手権は5大会で、1995年には春夏両方に出場している。
| 年 | 大会 | 結果 | 主な記録・対戦 |
|---|---|---|---|
| 1983年 | 夏・第65回選手権 | 1回戦敗退 | 甲子園初出場 |
| 1992年 | 夏・第74回選手権 | 1回戦敗退 | 9年ぶりの夏出場 |
| 1994年 | 夏・第76回選手権 | 3回戦敗退 | 甲子園で初勝利を記録した大会 |
| 1995年 | 春・第67回センバツ | 1回戦敗退 | 春の初出場 |
| 1995年 | 夏・第77回選手権 | ベスト8 | 京都成章、下関商に勝利し、準々決勝で帝京に敗退 |
| 1998年 | 春・第70回センバツ | 2回戦敗退 | 春の2回目の出場 |
| 2000年 | 春・第72回センバツ | 1回戦敗退 | 佐賀商に1-5で敗退 |
| 2007年 | 夏・第89回選手権 | 2回戦敗退 | 愛工大名電に3-1で勝利、大垣日大に3-5で敗退 |
1994年夏は3回戦まで勝ち進み、1995年夏には8強入りを達成した。1998年春にも出場するなど、1990年代は創価高校が全国大会で存在感を示した時期だった。甲子園の歴代記録では、1995年夏が唯一のベスト8進出として残っている。
最後の出場となった2007年夏は、初戦で愛工大名電を3-1で下した。続く2回戦では大垣日大に3-5で敗れた。試合記録によると、創価は五回まで無得点に抑えられ、八回に3点を返して反撃したものの、逆転には至らなかった。以後、2026年まで甲子園出場は実現していない。
【2026年夏の西東京大会】八王子実践に0-1、19年ぶりの優勝に届かず
2026年夏の創価高校は、西東京大会で決勝まで勝ち上がった。7月10日の初戦から6連勝し、準決勝では昨夏の甲子園準優勝校・日大三を7-4で撃破。全国大会への期待が高まるなか、7月26日に神宮球場で行われた決勝で八王子実践と対戦した。
決勝は、序盤から両校の投手が踏ん張る緊迫した展開となった。日刊スポーツの試合報道によると、創価のエース・平井勇征投手は六回まで無失点。八王子実践の奥山慎太郎投手も六回まで得点を許さず、試合は投手戦のまま中盤を終えた。
均衡が破れたのは七回だった。八王子実践は内野安打と犠打などで好機をつくり、荒木孝介内野手の中犠飛で決勝点を挙げた。創価は九回、2死満塁と一打逆転の場面を迎えたが、最後の1点を奪えず、0-1で敗退。甲子園出場を逃し、19年ぶりの夏の優勝もならなかった。
スコアだけを見れば、差はわずか1点。しかし、七回の失点を取り返せなかったことと、最終回の満塁機を生かせなかったことが、結果を分けた。投手が好投しても、打線が決定機で得点できなければ勝利には届かない。創価にとっては、全国大会まであと一歩という悔しさとともに、接戦を制するための課題が残る決勝だった。
【日大三を撃破】決勝までの勝ち上がりと2026年の注目選手
創価高校の2026年夏を評価するうえで、決勝の惜敗だけに注目するのは十分ではない。そこに至るまでの勝ち上がりも、チームの実力を示す重要な材料だ。
大会記録によると、創価は初戦で千歳丘に11-1、2回戦で国士舘に11-1、3回戦で学芸大付に12-0と勝利。4回戦では東京都市大付を5-0で下し、準々決勝では駒大に6-3で競り勝った。準決勝では日大三に7-4で勝ち、決勝進出を決めている。
準決勝の日大三戦は、とりわけ大きな意味を持つ試合だった。日大三は前年の夏に甲子園準優勝を果たした実力校。日刊スポーツは、創価が日大三を7-4で破り、同校の夏を終わらせた試合として報じている。強豪との対戦を制して決勝へ進んだ事実は、創価が西東京大会の優勝争いに加わる力を備えていたことを示している。
2026年夏の注目選手として挙げられるのが、エースの平井勇征投手と主将の川久保頼太投手だ。いずれも当時3年生。平井投手は決勝で六回まで無失点の投球を披露し、川久保主将はチームをまとめる立場で大会を戦った。
日刊スポーツの報道で、川久保主将は大会を振り返り、試合を重ねるごとにチームの団結力が増したと語っている。創価が決勝まで勝ち上がれた背景には、個々の能力だけでなく、連戦を通じたチームとしてのまとまりもあった。
一方、秋季大会では新たな戦力の出場記録も確認できる。東京都高等学校野球連盟の試合記録では、10月11日の岩倉戦で金田凰希投手と野中先希投手が登板し、北垣旺己捕手が出場。三浦秀勝選手は四回に適時打を記録した。2026年の注目選手を追う際は、夏の主力だけでなく、秋の公式戦で経験を積んだ選手にも目を向けたい。
【2026年秋季東京都大会】岩倉に1-4で敗退、センバツへの道はどうなる?
夏の西東京大会準優勝で注目を集めた創価高校だが、秋季東京都大会では苦しい結果となった。1次予選を突破し、本大会1回戦では豊南に12-0で勝利。しかし、10月11日の2回戦で岩倉に1-4で敗れ、上位進出を逃した。
東京都高等学校野球連盟の試合速報によると、岩倉は初回に3点を先制し、二回にも1点を追加。創価は四回に1点を返したものの、その後は追加点を挙げられなかった。投手陣が序盤の失点を取り返せず、打線も反撃を広げられなかったことが、敗戦につながった。
夏の決勝では1点差、秋の本大会2回戦では3点差。スコアも試合展開も異なるが、全国大会復帰を目指すうえで、失点後に流れを引き戻す力と、得点機を確実に生かす力が課題として浮かぶ。
秋季大会は翌春のセンバツにつながる重要な大会だ。創価は本大会の2回戦で敗れたため、秋の都大会で上位進出を果たして選抜出場を目指す道は閉ざされた。2027年春のセンバツ出場を見通すうえでは、今大会の結果を受けて、次の公式戦でどのようにチームを立て直すかが焦点になる。
2026年秋の記録は、創価高校野球部にとって単なる敗戦の一覧ではない。夏に決勝へ進んだチームが、秋には本大会の早い段階で敗退したという変化を示している。新チームの課題を洗い出し、投打のバランスを整えることが、次の夏に向けた出発点となる。
【甲子園復帰の可能性】創価高校に求められる3つの改善ポイント
創価高校が甲子園に復帰するには、まず西東京大会を勝ち抜かなければならない。西東京には日大三、東海大菅生、早稲田実など、全国大会の経験や実績を持つ学校がひしめく。2026年の創価は日大三を破って決勝へ進んだ一方、八王子実践との最後の一戦では得点を挙げられなかった。この結果から考えられる改善点は、大きく3つある。
第一に、好投を勝利につなげる攻撃力だ。2026年夏の決勝では、平井投手が六回まで無失点に抑えたにもかかわらず、チームは0-1で敗れた。九回には2死満塁の好機をつくっている。決勝のような緊迫した試合では、走者を進める打撃や、少ない好機から得点する力が勝敗を左右する。
第二に、序盤の失点を減らす試合運びだ。秋の岩倉戦では初回に3点、二回に1点を失った。相手に先行される展開では、攻撃側が得点を急ぐ必要に迫られ、試合の選択肢も狭まる。守備の安定と立ち上がりの集中力を高めることは、夏の再現性を高めるうえでも欠かせない。
第三に、夏の主力から新チームへの戦力移行だ。夏に活躍した平井投手や川久保主将は3年生だった。新チームでは、秋の公式戦に出場した投手や野手が経験を積み、投手層と打線の厚みを確保する必要がある。個々の選手の成長に加え、複数の選手が役割を担える体制を整えられるかが、長い大会を勝ち抜く鍵になる。
もっとも、2026年の結果だけで、今後の甲子園復帰の可能性を数値化することはできない。夏の決勝進出は確かな実績であり、秋の敗退は改善点を示す結果だ。両方を合わせて見ることが、創価高校の現在地を正しく評価するための判断基準となる。
【甲子園創価高校】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:創価高校の甲子園出場回数は何回ですか?
A1:春のセンバツに3回、夏の選手権に5回出場しており、春夏通算8回です。甲子園での通算成績は5勝8敗です。
Q2:創価高校の甲子園最高成績は何ですか?
A2:1995年夏の第77回全国高校野球選手権大会で記録したベスト8です。京都成章と下関商を破って準々決勝に進み、帝京に敗れました。
Q3:創価高校は2026年夏の甲子園に出場しましたか?
A3:出場していません。2026年7月26日の西東京大会決勝で八王子実践に0-1で敗れ、準優勝となりました。準決勝では日大三に7-4で勝利しています。
Q4:創価高校野球部の2026年秋季東京都大会の結果は?
A4:本大会1回戦で豊南に12-0で勝利した後、10月11日の2回戦で岩倉に1-4で敗れました。
Q5:創価高校が最後に甲子園へ出場したのはいつですか?
A5:2007年夏の第89回全国高校野球選手権大会です。初戦で愛工大名電に3-1で勝ち、2回戦で大垣日大に3-5で敗れました。
創価高校は春夏通算8回の甲子園出場歴を持ち、1995年夏にはベスト8に進出した実績がある。2007年夏を最後に甲子園から遠ざかっているものの、2026年夏の西東京大会では日大三を破り、決勝まで勝ち上がった。八王子実践との決勝で0-1と惜敗した結果は、全国大会への距離が決して遠くないことと、最後の1点を奪う難しさの両方を示した。
一方、2026年秋季東京都大会では岩倉に1-4で敗れ、本大会2回戦で姿を消した。甲子園復帰に向けては、夏の好成績を一度限りの結果にせず、投手力を支える守備、接戦での得点力、新チームの選手層を継続的に伸ばしていく必要がある。
創価高校の次の目標は、夏の決勝進出を再現するだけでなく、その先にある優勝をつかむことだ。2027年に向けた公式戦で、新たな主力がどのように台頭し、夏に見せた勝負強さをチーム全体の力へと変えていくのか。甲子園復帰への道筋は、これからの大会での戦いぶりに表れてくる。