Jリーグ最年少ゴール記録の保持者は誰なのか。2026年10月現在、Jリーグ全体の最年少得点記録とJ1リーグの最年少得点記録は、異なる選手が保持しています。Jリーグ全体の最年少得点記録を持つのは久保建英で、2017年4月15日に15歳10ヶ月11日でゴールを決めました。一方、J1リーグの歴代最年少得点記録は、2004年5月5日に15歳11ヶ月28日で得点した森本貴幸が保持しています。
さらに2026年には、横浜F・マリノスの三井寺眞が16歳4ヶ月5日でJ1初得点を記録し、J1歴代最年少得点ランキングの2位に入りました。Jリーグ公式サイトのDigital Data Book(個人記録)を基に、J1・J2・J3の歴代記録、得点日、当時の所属クラブ、2026年の最新動向を比較します。
【結論】Jリーグ全体の最年少ゴールは久保建英、J1は森本貴幸

最初に押さえておきたいのは、「Jリーグ全体の最年少得点」と「J1リーグの最年少得点」は同じ記録ではないという点です。
Jリーグ全体の最年少得点記録を持つ久保建英は、FC東京U-23の選手としてJ3リーグに出場していた2017年4月15日、セレッソ大阪U-23戦で初ゴールを決めました。年齢は15歳10ヶ月11日。Jリーグ公式サイトは、この得点によって、それまで森本貴幸が持っていたJリーグ最年少得点記録が更新されたと発表しています。
ただし、久保が更新したのはJリーグ全体の記録です。J1リーグの最年少得点記録は別に集計されており、2026年10月時点でも森本が首位を維持しています。
森本が記録を打ち立てたのは2004年5月5日。当時、東京ヴェルディに所属していた森本は、ジェフユナイテッド市原とのJ1公式戦で得点しました。年齢は15歳11ヶ月28日です。
この2人の年齢を比較すると、久保の記録は森本のJ1記録より1ヶ月17日若い計算になります。つまり、Jリーグ全体では久保、J1に限定すれば森本という整理が正確です。
【公式ランキング】J1・J2・J3の最年少得点記録を比較
Jリーグ公式Digital Data Bookの個人記録を基に、歴代上位の選手と得点時の年齢をまとめました。J1は2026年10月27日更新の記録、J3は公式データブックに掲載された歴代記録を参照しています。J2については歴代最年少得点記録の保持者を掲載しました。
なお、表中のクラブ名は得点当時の所属を示しています。現在の所属や、その後のキャリアとは区別して確認してください。
| リーグ | 順位 | 選手名 | 当時の所属 | 対戦相手 | 得点日 | 得点時の年齢 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| J1 | 1位 | 森本貴幸 | 東京V | 市原 | 2004年5月5日 | 15歳11ヶ月28日 |
| J1 | 2位 | 三井寺眞 | 横浜FM | 鹿島 | 2026年8月7日 | 16歳4ヶ月5日 |
| J1 | 3位 | 久保建英 | 横浜FM | 神戸 | 2018年8月26日 | 17歳2ヶ月22日 |
| J1 | 4位 | 徳田誉 | 鹿島 | 広島 | 2024年9月14日 | 17歳6ヶ月27日 |
| J1 | 5位 | 稲本潤一 | G大阪 | 清水 | 1997年4月19日 | 17歳7ヶ月1日 |
| J2 | 1位 | 菊池大介 | 湘南 | 熊本 | 2008年7月27日 | 17歳3ヶ月15日 |
| J3 | 1位 | 久保建英 | F東京23 | C大阪23 | 2017年4月15日 | 15歳10ヶ月11日 |
| J3 | 2位 | 中村仁郎 | G大阪23 | 福島 | 2019年9月1日 | 16歳0ヶ月10日 |
| J3 | 3位 | 岩本翔 | G大阪23 | 琉球 | 2017年9月4日 | 16歳5ヶ月17日 |
| J3 | 4位 | 唐山翔自 | G大阪23 | 長野 | 2019年7月28日 | 16歳10ヶ月7日 |
| J3 | 5位 | 石上将馬 | 鳥取 | 福島 | 2019年5月5日 | 17歳1ヶ月5日 |
このランキングから読み取れるのは、J1の歴代1位が森本、J3の歴代1位が久保であり、両者の記録がそれぞれのリーグ区分で成立していることです。久保はJ3で15歳10ヶ月11日の得点を記録した後、2018年には横浜F・マリノスの選手としてJ1でも得点しています。J1での初得点年齢は17歳2ヶ月22日でした。
また、J2の歴代最年少得点記録は菊池大介の17歳3ヶ月15日です。J1・J2・J3を横断して比較すると、久保のJ3記録が最も若い年齢で達成されていることが分かります。
【記録更新の経緯】森本貴幸から久保建英、そして2026年の三井寺眞へ
Jリーグ最年少ゴールの歴史を振り返ると、2004年、2017年、2026年という3つの時点が重要になります。それぞれの記録が意味するものは、同じではありません。
2004年5月5日:森本貴幸がJ1最年少得点記録を樹立
東京ヴェルディに所属していた森本は、15歳11ヶ月28日でJ1の公式戦において得点しました。Jリーグ公式の発表資料では、当時の最年少得点記録の更新として扱われています。この記録は、その後もJ1の歴代最年少得点記録として残り続けています。
2017年4月15日:久保建英がJリーグ全体の最年少得点記録を更新
FC東京U-23の久保は、明治安田生命J3リーグ第5節のセレッソ大阪U-23戦に出場。前半38分に決勝点を挙げ、チームの1対0の勝利に貢献しました。得点時の年齢は15歳10ヶ月11日で、森本の記録を上回る若さでした。
FC東京の公式発表とJリーグ公式サイトの試合レポートでも、このゴールによる最年少得点記録の更新が確認できます。久保の記録はJ3で生まれましたが、当時の公式発表ではJリーグ全体の最年少得点記録として紹介されました。
2026年8月7日:三井寺眞がJ1歴代2位にランクイン
横浜F・マリノスの三井寺眞は、鹿島アントラーズとのJ1公式戦で得点しました。2010年4月2日生まれの三井寺は、得点時に16歳4ヶ月5日。Jリーグ公式Digital Data BookのJ1最年少得点ランキングでは、森本に次ぐ2位に位置しています。
この2026年の記録更新で重要なのは、森本の記録が破られたわけではないことです。三井寺は歴代2位に入りましたが、J1最年少得点の首位は引き続き森本です。記録の順位と、単に10代でゴールを決めたという事実は分けて理解する必要があります。
【ゴールの中身】久保のJ3初得点と森本のJ1記録は何が違う?
年齢の数字だけでは、2人の記録の背景は見えてきません。森本の記録はJ1というトップカテゴリーで生まれ、久保の記録はJ3の公式戦で生まれました。リーグ区分が異なるため、記録の評価では大会の条件も考慮する必要があります。
森本が記録したのは、2004年5月5日の東京ヴェルディ対市原戦です。Jリーグ公式の記録では、15歳11ヶ月28日という年齢が明確に残されています。J1の歴代最年少得点記録として、長年比較の基準になってきました。
一方、久保がゴールを決めた2017年4月15日の試合は、J3のセレッソ大阪U-23対FC東京U-23戦です。Jリーグ公式の試合レポートによると、久保の得点は前半38分に生まれ、試合唯一のゴールとなりました。15歳10ヶ月11日という年齢でJリーグ初得点を決めたことが、記録更新の決め手になりました。
ここで誤解しやすいのが、「J3でのゴールだからJリーグ全体の最年少記録には含まれない」という考え方です。久保の2017年の得点はJ3の公式戦でありながら、Jリーグ全体の最年少得点記録として公式に認められています。J1だけを対象にしたランキングでは森本が首位ですが、リーグを横断して最も若い得点年齢を比べる場合には久保の記録が基準になります。
また、最年少出場と最年少得点も別の記録です。久保は2016年11月5日のJ3公式戦で15歳5ヶ月1日にしてJリーグデビューを果たしましたが、最年少得点記録を更新したのは、その翌年の2017年4月15日です。出場した年齢と初得点の年齢を混同しないことも、歴代記録を正しく読むポイントです。
【2026年最新】三井寺眞は森本貴幸の記録を破ったのか
2026年のJ1最年少得点ランキングで大きな動きとなったのが、三井寺眞のランクインです。2026年8月7日の横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ戦で、三井寺は前半7分にゴールを決めました。Jリーグ公式の試合結果・データでも、この試合での得点が確認できます。
三井寺は2010年4月2日生まれで、得点した時点では16歳4ヶ月5日でした。J1の歴代最年少得点ランキングでは2位となり、森本の記録に続く若さで得点した選手として名を刻みました。
ただし、森本が記録した15歳11ヶ月28日と比べると、三井寺の得点時年齢は約4ヶ月半上です。したがって、三井寺はJ1歴代2位であり、最年少得点記録の保持者ではありません。2026年10月下旬時点で、J1の最年少得点記録は森本が保持しています。
2026年の記録を見るうえでは、同年に開催された百年構想リーグの特別大会記録にも注意が必要です。Jリーグ公式Digital Data Bookでは、百年構想リーグのJ2・J3をまとめた区分で最年少得点記録が掲載されており、伊澤璃来が2026年5月6日に16歳9ヶ月7日で得点しています。
この伊澤の記録は、百年構想リーグという特別大会の区分で集計されたものです。従来のJ3リーグの歴代記録やJ1の歴代記録と単純に置き換えるものではありません。2026年の最新情報を調べる場合は、通常のリーグ別記録と特別大会の記録を分けて見ることが大切です。
つまり、2026年に確認すべき要点は3つあります。Jリーグ全体の歴代最年少得点は久保建英、J1の歴代最年少得点は森本貴幸、そして2026年のJ1ランキングで新たに2位に入った選手が三井寺眞です。それぞれの記録を混同しなければ、最新の順位を正確に把握できます。
【誤解を整理】Jリーグ最年少記録を調べるときの判断基準
Jリーグの最年少記録を調べる際には、検索結果の見出しだけで判断せず、どの大会の記録なのかを確認する必要があります。特に「Jリーグ最年少ゴール」という検索語は、J1限定の記録とJリーグ全体の記録の両方を指すことがあるため、注意が必要です。
判断基準1:J1限定か、Jリーグ全体か
J1最年少得点記録を調べる場合は森本貴幸が基準になります。一方、J1・J2・J3を横断して歴代の最年少得点を比較する場合は、久保建英の15歳10ヶ月11日という記録が重要です。検索記事に「最年少ゴール」とだけ書かれている場合は、対象リーグが明記されているかを確認してください。
判断基準2:得点記録と出場記録を区別する
最年少出場は、公式戦に出場した年齢を比較する記録です。最年少得点は、実際にゴールを決めた年齢を比較します。久保は15歳5ヶ月1日でJリーグデビューを果たしましたが、最年少得点記録を達成したのは15歳10ヶ月11日のときです。この2つは別の記録として扱われます。
判断基準3:記録の更新日と大会区分を確認する
2026年には三井寺眞のJ1での得点や、百年構想リーグの特別大会記録など、新しい情報が加わっています。しかし、新たな選手がランキングに登場したからといって、従来の歴代1位が必ず更新されたわけではありません。Jリーグ公式Digital Data Bookの「個人記録」で、対象リーグ、得点日、年齢、順位を照合することが有効です。
こうした確認方法は、過去の記録を調べる場合にも役立ちます。Jリーグ公式の発表資料や試合結果と照らし合わせることで、報道見出しの「最年少」が何を指しているのかを整理できます。
【Jリーグ最年少ゴール】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:Jリーグ全体の最年少ゴール記録を持つ選手は誰ですか?
A1:久保建英です。2017年4月15日のJ3・セレッソ大阪U-23戦で、FC東京U-23の選手として15歳10ヶ月11日で得点しました。Jリーグ公式の発表でも、最年少得点記録の更新として紹介されています。
Q2:J1の最年少ゴール記録は森本貴幸のままですか?
A2:はい。2026年10月時点のJリーグ公式Digital Data Bookでは、森本貴幸が15歳11ヶ月28日でJ1歴代1位です。2026年8月に16歳4ヶ月5日で得点した三井寺眞は2位に入りましたが、森本の記録は更新されていません。
Q3:久保建英はJ1でも最年少ゴール記録を持っていますか?
A3:いいえ。久保のJ1での初得点は2018年8月26日で、当時の年齢は17歳2ヶ月22日です。J1の歴代最年少得点記録は森本貴幸が保持しており、久保はJ3での得点によってJリーグ全体の最年少得点記録を更新しました。
2026年10月時点のJリーグ最年少ゴール記録を整理すると、Jリーグ全体の最年少得点記録は久保建英の15歳10ヶ月11日、J1の最年少得点記録は森本貴幸の15歳11ヶ月28日です。久保は2017年のJ3公式戦でJリーグ全体の記録を更新し、森本は2004年に樹立したJ1の記録を現在も保持しています。
2026年には三井寺眞が16歳4ヶ月5日でJ1歴代2位に浮上しましたが、森本の記録には届いていません。また、百年構想リーグの特別大会では伊澤璃来が16歳9ヶ月7日で得点しており、通常のリーグ別記録とは別の区分で集計されています。
最年少記録を比較するときに大切なのは、単に選手の年齢だけを見るのではなく、得点日、当時の所属クラブ、対象となるリーグ、公式記録の更新時点まで確認することです。今後、若い選手が記録を更新した場合も、Jリーグ全体の記録なのか、J1・J2・J3それぞれの記録なのかを分けて判断すれば、歴代ランキングの変化を正確に追うことができます。