2026年10月28日現在、中央大学出身のプロ野球選手を調べるうえで、特に注目したいのが、横浜DeNAベイスターズの牧秀悟、阪神タイガースの森下翔太、そして2026年のドラフト会議で読売ジャイアンツから5位指名を受けた伊藤櫂人だ。中大硬式野球部は、強打者だけでなく、投手、捕手、内野手、外野手まで幅広い人材をプロ野球に送り出してきた。
中央大学出身の選手を正確に把握するには、現役選手と引退したOBを区別するとともに、大学から直接プロ入りした選手と、卒業後に社会人野球を経て指名された選手を分けて見る必要がある。この記事では、NPB公式の選手成績、中央大学の公式発表、ドラフト会議の記録などを基に、所属球団、ポジション、指名年度、近年のプロ入り実績を整理する。
【2026年最新】巨人5位指名の伊藤櫂人が中大野球部の新たな注目株

2026年10月22日に開催されたプロ野球ドラフト会議で、中央大学硬式野球部の伊藤櫂人が読売ジャイアンツから5位指名を受けた。中央大学が同日に公表した指名結果でも、このニュースが正式に発表されている。
伊藤は岐阜県出身の内野手で、大阪桐蔭高校を経て中央大学に進学。高校時代には2022年春の選抜大会で優勝を経験し、大学では三塁手を中心にプレーしてきた。長打力を持ち味とし、2026年春季リーグでは打率3割1分6厘、4本塁打を記録。三塁手としてベストナインにも選ばれている。
日刊スポーツの2026年10月28日付報道では、伊藤は東都大学野球リーグで通算13本塁打を放った長距離打者として紹介された。巨人から指名あいさつを受けた際には、打撃をさらに磨き、チームの日本一に貢献したいという意気込みを示している。
注目すべきなのは、伊藤の指名が単独のニュースにとどまらない点だ。中大からは牧秀悟や森下翔太といった強打者がプロ入りし、各球団で実績を積んできた。伊藤自身も先輩たちに続く打者として期待されている。
ただし、ドラフト指名とプロでの公式戦出場は別の段階だ。2026年10月28日時点の伊藤は巨人から指名された段階にあり、入団後の活躍はこれからの課題となる。
【所属球団・ポジション・指名年度】中央大学プロ野球選手の一覧
中央大学硬式野球部のOB紹介とNPBの選手情報を基に、代表的な現役選手と歴代OBをまとめた。2026年のドラフト指名選手、社会人野球を経てプロ入りした選手、引退後に指導者となった人物も含めている。
| 選手名 | 所属球団・2026年時点の状況 | ポジション | ドラフト年度・順位 |
|---|---|---|---|
| 牧秀悟 | 横浜DeNAベイスターズ | 内野手 | 2020年・2位 |
| 森下翔太 | 阪神タイガース | 外野手 | 2022年・1位 |
| 五十幡亮汰 | 北海道日本ハムファイターズ | 外野手 | 2020年・2位 |
| 神里和毅 | 横浜DeNAベイスターズ | 外野手 | 2017年・2位 |
| 古賀悠斗 | 埼玉西武ライオンズ | 捕手 | 2021年・3位 |
| 北村恵吾 | 東京ヤクルトスワローズ | 内野手 | 2022年・5位 |
| 西舘勇陽 | 読売ジャイアンツ | 投手 | 2023年・1位 |
| 石田裕太郎 | 横浜DeNAベイスターズ | 投手 | 2023年・5位 |
| 伊藤優輔 | 福岡ソフトバンクホークス | 投手 | 2020年・4位 |
| 岩城颯空 | 埼玉西武ライオンズ | 投手 | 2025年・2位 |
| 繁永晟 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 内野手 | 2025年・3位 |
| 皆川岳飛 | 読売ジャイアンツ | 外野手 | 2025年・4位 |
| 高橋隆慶 | 福岡ソフトバンクホークス | 外野手 | 2025年・5位 |
| 石井巧 | 東京ヤクルトスワローズ | 内野手 | 2025年・6位 |
| 伊藤櫂人 | 読売ジャイアンツ・ドラフト指名 | 内野手 | 2026年・5位 |
| 阿部慎之助 | 巨人の元監督・元選手 | 捕手(現役時代) | 2000年・1位 |
| 澤村拓一 | 2026年に現役引退を表明 | 投手 | 2010年・1位 |
表に挙げた選手の中には、大学卒業後すぐに指名された選手だけでなく、社会人野球を経由してプロ入りした選手もいる。例えば神里和毅は日本生命、伊藤優輔は社会人野球、高橋隆慶はJR東日本、石井巧はNTT東日本での経験を経てドラフト指名を受けた。
また、2025年のドラフト会議では、中央大学硬式野球部から岩城颯空、繁永晟、皆川岳飛の3人が指名された。2026年には伊藤櫂人が続き、2年連続で中大出身選手のプロ入りが話題となっている。
なお、これは主要選手を中心とした一覧であり、中央大学出身のプロ野球選手すべてを網羅した歴代名簿ではない。現役選手の所属球団や登録状況は、各球団の公示やNPB公式情報で確認することが大切だ。
【牧秀悟・森下翔太】中大出身の現役スラッガーは2026年も存在感
中央大学出身の現役プロ野球選手を語るうえで、牧秀悟と森下翔太は欠かせない存在だ。2人は異なる年度のドラフトで指名されたが、いずれも大学時代に培った打撃力をプロの舞台で発揮してきた。
牧秀悟は2020年ドラフト2位で横浜DeNAベイスターズに入団。松本第一高校から中央大学に進み、プロ入り後は内野手として主力を担っている。NPB公式の2026年シーズン終了時点の成績によると、同年は108試合に出場し、打率2割8分3厘、30本塁打、75打点を記録した。
牧の特徴は、安打を積み重ねる能力と長打力を兼ね備えている点だ。2023年には29本塁打、103打点を記録しており、打線の中核を任せられる打者として実績を重ねている。大学時代の経験をプロでの継続的な成績につなげた代表例といえる。
森下翔太は2022年ドラフト1位で阪神タイガースに入団。東海大相模高校から中央大学に進み、外野手として活躍している。2026年は143試合に出場し、打率2割9分2厘、35本塁打、84打点をマークした。いずれもNPB公式のシーズン終了時点の記録に基づく。
森下は2023年のプロ1年目から一軍で経験を積み、2024年には16本塁打、2025年には23本塁打を記録。2026年には35本塁打まで伸ばし、長打力に加えて出場機会を確保する力も示した。
牧と森下の実績から見えてくるのは、中央大学出身という経歴だけでなく、プロの試合で結果を残し続けることの重要性だ。大学時代の評価はプロ入りへの入口であり、そこから先は対戦相手の分析、技術の修正、年間を通じたコンディション管理が成績を左右する。
【阿部慎之助・澤村拓一】中央大学が送り出した歴代の大物OB
中央大学の歴代OBには、現役選手だけでなく、プロ野球の歴史に名を残した選手も多い。その代表格が、元巨人捕手の阿部慎之助と、日米でプレーした元投手の澤村拓一だ。
阿部慎之助は2000年ドラフト1位で巨人に入団した捕手。中央大学を経てプロ入りし、長年にわたってチームの中心選手として活躍した。現役引退後は指導者となり、2024年から巨人の一軍監督を務めたが、2026年5月に辞任した。10月には球団復帰をめぐる報道も出ており、今後の正式な役職発表と報道を区別して見る必要がある。
阿部の歩みは、中央大学出身選手の進路が現役選手だけに限られないことを示している。捕手として培った経験を、引退後の指導者キャリアにつなげた人物でもある。
澤村拓一は2010年ドラフト1位で巨人に入団した右腕投手。中央大学時代から注目され、プロ入り後は巨人、千葉ロッテマリーンズなどでプレーした。さらに2021年、2022年にはボストン・レッドソックスに所属し、MLBも経験している。
MLB公式日本語版は2026年1月、澤村が現役引退を決断したと報じた。日米通算549試合に登板した投手として、国内外でキャリアを築いたことが特徴だ。
ほかにも、亀井善行、美馬学、井上晴哉など、中央大学硬式野球部出身者は多くの球団でプレーしてきた。歴代OBを調べる際は、選手としての所属球団だけでなく、引退後の指導者歴や社会人野球を経由したキャリアにも目を向けると、大学野球とプロ野球のつながりがより明確になる。
【ドラフト指名年度】中央大学野球部の近年のプロ入り実績
近年のドラフト指名を年度別に見ると、中央大学からは複数の選手が同じ年に指名されるケースが続いている。
- 2026年:伊藤櫂人が巨人から5位指名。
- 2025年:岩城颯空が西武2位、繁永晟が楽天3位、皆川岳飛が巨人4位で指名。
- 2023年:西舘勇陽が巨人1位、石田裕太郎がDeNA5位で指名。
- 2022年:森下翔太が阪神1位、北村恵吾がヤクルト5位で指名。
- 2021年:古賀悠斗が西武3位で指名。
- 2020年:牧秀悟がDeNA2位、五十幡亮汰が日本ハム2位で指名。
これらは大学からの直接指名を中心とした近年の実績だ。社会人野球に進んでから指名されたOBも含めれば、中央大学出身者のプロ入り経路はさらに広がる。
プロ入り実績の人数を比較するときには、集計対象にも注意したい。大学から直接指名された選手だけを数えるのか、卒業後に社会人野球を経験した選手も含めるのか、さらに準硬式野球部などの出身者まで対象にするのかによって、数字は変わるためだ。
例えば、2025年のドラフトでは硬式野球部の3人が指名された一方、社会人野球を経由したOBにもプロ入りした選手がいる。単純な人数だけで比較するより、指名年度、指名順位、所属球団、プロ入りまでの経路をセットで見る方が、中央大学の実績を正確に理解できる。
【なぜプロ選手を輩出できる?】東都大学野球連盟で培う競争力
中央大学のプロ野球選手輩出を考えるうえで、所属する東都大学野球連盟の存在は外せない。大学野球の競争環境で試合経験を積み、実力を示した選手がプロのスカウトに評価されることは、ドラフトへの重要な道筋となる。
中央大学の公式発表を見ると、近年は投手の岩城颯空、内野手の繁永晟、外野手の皆川岳飛といった異なるポジションの選手が同じドラフトで指名されている。2023年にも投手2人が指名され、2022年には森下翔太と北村恵吾が選ばれた。特定のポジションだけでなく、チーム全体からプロ候補が生まれている点が特徴だ。
プロのスカウトが評価するのは、大学リーグでの成績だけではない。投手なら球速や変化球、制球力、登板時の安定感。野手なら打撃の確実性、長打力、守備、走塁などが判断材料になる。加えて、プロの年間日程に対応できる体力や、課題を修正する力も問われる。
伊藤櫂人のケースでは、東都大学野球リーグで積み上げた本塁打数と、三塁手としての守備力が評価された。牧や森下のようにプロ入り後も長打力を発揮する先輩がいることは、中大出身選手の特徴を知るうえで興味深い。ただし、同じ大学の出身であることだけで、プロでの成績まで保証されるわけではない。
また、社会人野球を経由してプロ入りするルートも見逃せない。大学卒業時点では指名されなくても、社会人チームで経験を積み、数年後に評価を高める選手がいる。中央大学のOBを追う際には、大学在学中の成績だけでなく、卒業後の進路にも注目したい。
【中央大学プロ野球選手】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:中央大学出身の現役プロ野球選手には誰がいますか?
A1:代表的な選手は、横浜DeNAの牧秀悟、阪神の森下翔太、日本ハムの五十幡亮汰、西武の古賀悠斗、巨人の西舘勇陽、DeNAの石田裕太郎などです。2025年に指名された岩城颯空、繁永晟、皆川岳飛、高橋隆慶、石井巧も、2026年のプロ野球シーズンを迎えた選手に含まれます。
Q2:牧秀悟と森下翔太は中央大学出身ですか?
A2:はい。牧秀悟は松本第一高校から中央大学に進み、2020年ドラフト2位でDeNAに入団しました。森下翔太は東海大相模高校から中央大学に進み、2022年ドラフト1位で阪神に入団しています。両選手とも2026年シーズン終了時点で所属球団の主力打者として実績を残しています。
Q3:2026年に中央大学からドラフト指名された選手は誰ですか?
A3:2026年10月22日のドラフト会議で、中央大学の伊藤櫂人が読売ジャイアンツから5位指名を受けました。伊藤は三塁手を中心とする内野手で、長打力が持ち味です。指名後の入団手続きやプロでの公式戦出場は、ドラフト指名とは別の段階になります。
【プロの結論】中央大学プロ野球選手を追うなら指名年度と現役状況に注目
2026年の中央大学出身プロ野球選手を振り返ると、牧秀悟と森下翔太が打者として実績を積み、伊藤櫂人が巨人からドラフト5位指名を受けるなど、新旧のOBに注目が集まっている。投手では西舘勇陽、石田裕太郎、岩城颯空らもおり、中央大学硬式野球部は複数のポジションでプロ選手を送り出してきた。
歴代選手を調べる際に押さえたい判断基準は3つある。第一に、現在も現役なのか、引退後に指導者となったのかを区別すること。第二に、ドラフト指名年度と指名順位を確認すること。第三に、大学から直接プロ入りしたのか、社会人野球を経由したのかを見分けることだ。
中央大学出身という共通点は、選手のキャリアをたどる出発点になる。しかし、プロでの評価を決めるのは、入団後にどれだけ結果を残せるかという現実だ。2026年に指名された伊藤櫂人が先輩の牧や森下に続く打者へ成長するのか、そして2025年に指名された選手たちが各球団でどのような役割を担うのか。中大野球部の実績を知るには、ドラフトのニュースだけでなく、シーズンごとの成績と所属球団の動きを継続して追うことが欠かせない。