ストラッサー起一は、UFC、RIZIN、Bellatorなど国内外の主要団体で戦ってきた日本人総合格闘家です。2026年10月現在、45歳を迎えた本人は現役続行の意向を示しており、公式ブログでは同年12月の試合復帰を目指して準備を進めていることを明らかにしています。
注目されるのは、2025年9月の佐藤洋一郎戦で判定勝利を収めた一方、2026年3月のDEEPウェルター級タイトルマッチでは嶋田伊吹に一本負けを喫したことです。顔面や両肘の手術を経た現在のコンディション、引退説の真相、UFC・RIZINでの戦績、本名や所属まで、公式プロフィールと公開試合記録をもとに整理します。
【ストラッサー起一の現在】2026年10月時点の活動と復帰予定

ストラッサー起一の現在を知るうえで、最も重要なのは、試合から遠ざかっている理由と本人が発信している復帰計画です。
2026年3月20日、ストラッサー起一はDEEP 130 IMPACTのウェルター級タイトルマッチに挑戦しました。しかし、王者・嶋田伊吹に1ラウンド3分44秒、リアネイキッドチョークで一本負け。DEEPのベルト獲得はなりませんでした。
その後、本人は公式ブログで、試合で負傷した左頬の骨折に対する手術や、以前から問題を抱えていた両肘の手術について報告しています。2026年6月には一連の手術を終え、7月にリハビリを兼ねた練習復帰、8月には練習強度を上げていく段階に入ったと説明しました。
加えて、2026年10月1日付の公式ブログ「9月の総評」では、9月から少しずつ練習強度を上げていること、年内12月の試合復帰を目指していることを報告しています。したがって、現在の状況は引退発表ではなく、手術後の回復と実戦復帰に向けた準備段階と捉えるのが適切です。
ただし、12月の復帰は本人が示している目標であり、2026年10月28日時点で、対戦相手や大会名、正式な試合日程まで確定したと確認できる情報はありません。復帰目標と正式決定を区別して把握することが大切です。
【プロフィール】本名・年齢・所属・通算戦績を整理
ストラッサー起一というリングネームで知られていますが、本名は国本起一(くにもと・きいち)です。大阪府大阪市西成区出身で、ウェルター級を主戦場としてきました。
公式プロフィールと公開されている試合記録から、基本情報をまとめると次のとおりです。
- 本名:国本起一(くにもと・きいち)
- リングネーム:ストラッサー起一
- 生年月日:1981年5月1日
- 年齢:45歳(2026年10月28日時点)
- 出身地:大阪府大阪市西成区
- 身長:178cm
- リーチ:184.5cm
- 主戦場:ウェルター級
- 所属:総合格闘技道場コブラ会
- 主な獲得タイトル:第5代HEAT総合ルール・ウェルター級王座
通算戦績については、Mニュースの2026年9月30日更新データベースで21勝13敗2分、1無効試合と掲載されています。戦績を確認するときは、集計対象や更新時期が異なるデータベースを混同しないことも重要です。
リングネームの由来も特徴的です。本人の公式プロフィールによると、2007年に本名から現在のリングネームへ変更しました。米国でトレーニングを行ったフリースタイルアカデミーの代表、デイブ・ストラッサーにちなんだ名前です。所属する総合格闘技道場コブラ会と、海外で身につけた経験がキャリアの土台になっています。
【経歴年表】スケートボードからUFC・RIZIN・DEEPへ
ストラッサー起一のキャリアを特徴づけるのは、格闘技一筋で幼少期から歩んできた選手とは異なる経歴です。本人の公式プロフィールでは、2005年にセミプロのスケーターから格闘技へ転身したと紹介されています。その後、国内団体で経験を積み、世界的な舞台へ進出しました。
| 時期 | 出来事 | キャリア上の意味 |
|---|---|---|
| 2005年 | スケートボードから格闘技へ転身 | 競技人生の大きな転換点 |
| 2006年 | PANCRASEでプロMMAの試合に出場 | プロ格闘家としての歩みを開始 |
| 2007年 | リングネームをストラッサー起一に変更 | 米国でのトレーニング経験を経て活動 |
| 2012年 | HEATウェルター級王座を獲得 | 国内でタイトルを獲得 |
| 2014年 | UFCに初参戦 | 世界最高峰の総合格闘技団体に進出 |
| 2017年 | RIZINに初参戦 | 日本の大型格闘技イベントで活動 |
| 2019年 | Bellatorに初参戦 | 米国の主要MMA団体でも試合を経験 |
| 2020年 | YouTubeチャンネル「すとちゃんねる」を開設 | 試合以外でも格闘技の魅力を発信 |
| 2025年2月 | FIRE CAGE FCに参戦 | 海外大会でタイトル決定戦に出場 |
| 2025年9月 | DEEP 127 IMPACTで佐藤洋一郎に判定勝利 | 国内で再起を印象づける勝利 |
| 2026年3月 | DEEPウェルター級王座に挑戦 | 嶋田伊吹に一本負け |
2012年にはHEATウェルター級王座を獲得し、国内で実績を積み重ねました。2014年にはUFCに参戦し、2017年にはRIZIN、2019年にはBellatorへと舞台を広げています。
こうした経歴は、単に出場団体の数が多いというだけではありません。国内でタイトルを獲得した後に世界的な団体へ挑戦し、その後もRIZINやDEEPなどで戦い続けてきた点に特徴があります。海外経験を持つベテランが国内のタイトル戦線へ戻ってくることは、キャリア後半の競技者としての立ち位置を考えるうえでも興味深い歩みです。
【最新試合結果】2025年の佐藤洋一郎戦と2026年の嶋田伊吹戦
2026年最新の戦績を把握するには、直近3試合の結果を時系列で見るのが分かりやすいでしょう。DEEP公式サイトと公開試合記録では、2025年2月の海外大会、同年9月のDEEP、2026年3月のタイトルマッチが確認できます。
2025年2月22日:ディエゴ・ヌネス戦マレーシアで開催されたFIRE CAGE FCのウェルター級王座決定戦で、ディエゴ・ヌネスと対戦しました。結果は1ラウンド1分18秒、右フックによるKO負けです。海外大会でのタイトル獲得はなりませんでした。
2025年9月15日:佐藤洋一郎戦東京・後楽園ホールで開催されたDEEP 127 IMPACTでは、佐藤洋一郎とウェルター級5分3ラウンドで対戦しました。試合は判定3対0でストラッサー起一の勝利。DEEP公式試合結果にも、この判定勝利が記録されています。
この勝利は、同年2月のKO負けから再起を図るうえで意味のある結果でした。対戦相手の佐藤洋一郎は経験豊富なウェルター級選手であり、3ラウンドを戦い抜いて判定で勝利したことは、ストラッサー起一の競技力を評価する材料の一つです。ただし、1試合の勝利だけで、その後のタイトル戦の結果まで予測できるわけではありません。
2026年3月20日:嶋田伊吹戦DEEP 130 IMPACTでは、DEEPウェルター級王者・嶋田伊吹への挑戦が実現しました。試合結果は、1ラウンド3分44秒、リアネイキッドチョークによる一本負け。嶋田が王座防衛に成功し、ストラッサー起一はタイトル獲得を逃しました。
佐藤洋一郎戦の判定勝利から約半年後のタイトルマッチで敗れたことは、直近の戦績を評価する際に欠かせないポイントです。一方で、試合後の負傷や手術について本人が発信していることも、現在の活動状況を理解するうえで重要です。
2026年10月28日時点で確認できる最新の試合結果は、この嶋田伊吹戦です。12月の復帰目標は本人の発信で確認できますが、次戦の正式な対戦カードや開催日は別途発表を待つ必要があります。
【UFC・RIZIN・Bellator戦績】海外と国内で残した実績
ストラッサー起一の名前が広く知られるようになった背景には、UFCやRIZINなどの主要団体で試合を重ねてきた実績があります。団体ごとに対戦相手や競技環境が異なるため、戦績を分けて見るとキャリアの全体像をつかみやすくなります。
UFC戦績:5戦3勝2敗UFCでは2014年に初参戦しました。公開試合記録では、ルイス・ドゥトラ戦、ダニエル・サラフィアン戦、リチャード・ウォルシュ戦で勝利を挙げ、ニール・マグニー戦とザック・オットー戦で敗れています。これらを合計すると、UFCでの戦績は5戦3勝2敗です。
サラフィアン戦ではリアネイキッドチョークで一本勝ちを収めました。ウォルシュ戦では判定勝利も記録しており、フィニッシュだけでなく判定まで戦い抜いて勝利した経験もあります。世界のトップクラスが集まる舞台で複数の勝利を得たことは、キャリアの重要な実績です。
RIZIN戦績:3勝2敗RIZINには2017年に初参戦しました。北岡悟、住村竜市朗、川中孝浩に勝利し、阿部大治、中村K太郎には敗れています。試合が成立した5戦の戦績は3勝2敗です。2024年3月に予定されていたイゴール・タナベ戦は試合中止となっており、実際に行われた試合の勝敗とは区別する必要があります。
RIZINでの印象的な勝利の一つが、住村竜市朗戦での肩固めによる一本勝ちです。川中孝浩戦でも肩固めで勝利しており、組み技や寝技を生かしたフィニッシュは、ストラッサー起一の試合を振り返る際の重要な要素です。
Bellator戦績:2戦0勝2敗2019年にはBellatorに参戦しました。エド・ルース戦では2ラウンドにTKO負け、ジェイソン・ジャクソン戦では判定負けを喫しています。Bellatorでは勝利を挙げられませんでしたが、米国の主要団体で強豪選手と対戦した経験は、その後のキャリアを構成する一部です。
団体別の勝敗だけを見ると、UFCでは勝ち越し、RIZINでも勝ち越している一方、Bellatorでは未勝利という結果になります。ただし、対戦相手や試合条件が異なるため、単純な勝率だけで選手としての実力や価値を判断することはできません。
【引退説の真相】45歳での現役続行と復帰への課題
ストラッサー起一について「引退したのではないか」と気になる人がいる背景には、2026年3月のタイトルマッチ後に試合が行われていないことや、手術・リハビリの報告が続いていることがあります。しかし、本人の公開発信には、現役引退を表明した内容ではなく、復帰に向けた準備を進めている旨が記されています。
2026年4月には、試合で負傷した左頬の骨折に対する手術を受けたことを報告。その後も両肘の手術を経て、6月には一連の手術を終えたと説明しました。7月はリハビリを兼ねて練習に復帰し、8月からは練習強度を上げる意向を示しています。
10月1日付の公式ブログでも、9月から少しずつ練習強度を上げ、12月の試合復帰を目指すと報告しています。したがって、2026年10月時点で「引退が決まった」と判断できる根拠はなく、公開情報から読み取れるのは、手術後の回復と競技復帰を目指す段階にあるということです。
もっとも、復帰を目指していることと、実際に試合へ出場できる状態にあることは同じではありません。競技復帰には、負傷部位の回復、練習強度の調整、実戦に向けたコンディション作りなど複数の条件が関わります。正式な試合日程が発表されるまでは、本人の復帰目標と確定した予定を分けて捉える必要があります。
【プロの結論】ストラッサー起一の復帰をどう評価すべきか
ストラッサー起一のキャリアを評価する際には、年齢や直近の勝敗だけでなく、これまでの実績、現在の健康状態、今後の試合で何を目指すのかという3つの観点が重要です。
1. 45歳という年齢だけで競技力を決めつけない1981年5月1日生まれのストラッサー起一は、2026年に45歳となりました。総合格闘技では年齢に加え、負傷歴や回復状況、試合間隔、対戦相手との相性などがパフォーマンスに影響します。年齢だけを理由に引退を決めつけることも、反対に過去の実績だけで復帰後の活躍を保証することも適切ではありません。
2. 直近の勝敗と長期的な実績を分けて見る2025年9月には佐藤洋一郎に判定勝利を収めた一方、2026年3月には嶋田伊吹に一本負けを喫しました。両試合は相手も試合条件も異なります。直近の結果を確認しつつ、UFCでの勝利、RIZINでの実績、HEAT王座の獲得など、キャリア全体の歩みも合わせて評価が必要です。
3. 復帰戦の正式発表と試合内容に注目する今後の動向を追うなら、まずはDEEPなど大会主催者による対戦カードの正式発表と、本人の公式ブログでの近況報告を確認するのが確実です。復帰が実現した場合は、単に勝敗を見るだけでなく、試合時間、フィニッシュの有無、相手の実力、負傷からの回復状況なども含めて評価すると、競技者としての現在地をより具体的に理解できます。
ストラッサー起一は、スケーターから格闘家へ転身し、国内タイトルを獲得した後、UFC、RIZIN、Bellatorへと活動の場を広げてきました。2026年はタイトル獲得こそ逃したものの、本人は競技生活を終えるのではなく、手術後の回復と復帰を目指しています。12月という目標が実際の試合日程につながるかどうかが、今後の大きな注目点です。
【ストラッサー起一】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ストラッサー起一の現在の年齢は何歳ですか?
A1:1981年5月1日生まれで、2026年10月28日時点では45歳です。
Q2:ストラッサー起一の本名は何ですか?
A2:本名は国本起一(くにもと・きいち)です。2007年にリングネームをストラッサー起一へ変更しました。
Q3:ストラッサー起一の最新試合結果はどうなっていますか?
A3:2026年3月20日のDEEP 130 IMPACTで、DEEPウェルター級王者の嶋田伊吹と対戦し、1ラウンド3分44秒、リアネイキッドチョークによる一本負けを喫しました。
Q4:ストラッサー起一は引退したのですか?
A4:2026年10月28日時点で、本人が引退を表明したことを確認できる公開情報はありません。公式ブログでは手術後の回復と、同年12月の試合復帰を目指す意向が示されています。ただし、復帰戦の正式な日程や対戦相手は確定情報として確認できていません。
Q5:ストラッサー起一の所属ジムはどこですか?
A5:公式プロフィールでは総合格闘技道場コブラ会に所属しています。本人の公式ブログでも、同道場で練習している様子が紹介されています。
Q6:ストラッサー起一のUFC戦績とRIZIN戦績は?
A6:公開試合記録では、UFCは5戦3勝2敗、RIZINは試合成立分で5戦3勝2敗です。Bellatorでは2戦0勝2敗となっています。
ストラッサー起一は、国本起一という本名で活動する45歳の総合格闘家です。UFC、RIZIN、Bellatorなどで試合を重ね、国内ではHEATウェルター級王座も獲得してきました。
2025年9月には佐藤洋一郎に判定勝利を収めましたが、2026年3月のDEEPウェルター級タイトルマッチでは嶋田伊吹に一本負け。その後は左頬の骨折や両肘の手術を経て、復帰に向けた練習を進めています。
2026年10月時点で本人が掲げている目標は、年内12月の試合復帰です。正式な試合日程が発表されるまでは、引退説や復帰の確定情報を混同せず、本人の公式発信と大会主催者の試合結果・対戦カードを確認することが、現在のストラッサー起一を正しく理解するための判断基準になります。