SOUL'd OUT(ソウルドアウト)は、2026年現在も解散したままなのか。Diggy-MO'、Bro.Hi、Shinnosukeの3人が生み出した独特のヒップホップサウンドは、解散から12年以上が経過した今も、多くのリスナーに聴き継がれている。2026年8月には公式ディスコグラフィーに入門向け作品「はじめてのSOUL'd OUT」が追加され、デビュー曲「ウェカピポ」もロッテ「クランキー」のCM起用によって再び注目を集めた。
一方、楽曲の再評価やメンバーそれぞれの活動が、グループの再結成を意味するわけではない。ソニーミュージックの公式発表、2014年の解散経緯、Diggy-MO'のプロデュース活動、Bro.Hiの現在、Shinnosukeの作曲活動を整理し、2026年10月28日時点の最新動向を追う。
【2026年最新】SOUL'd OUTは解散したまま?再結成の公式発表は

結論から言えば、SOUL'd OUTは2026年現在、解散した状態にある。ソニーミュージックの公式発表によれば、2014年7月19日に東京・新木場STUDIO COASTで開催された「SOUL'd OUT LAST LIVE " 0 "」をもって、11年間にわたる活動に終止符を打った。
同社は翌20日付のお知らせでも、ラストライブによって活動を終了したことを明らかにしている。その後、2026年8月3日には「はじめてのSOUL'd OUT」が配信限定作品としてディスコグラフィーに掲載された。しかし、これは過去の楽曲をまとめた入門向け作品であり、新曲を携えたグループ活動の再開を発表したものではない。
2026年10月28日時点で、公式に確認できる再結成や新規のグループライブの発表はない。したがって、「再結成が決定した」「復活ライブが開催される」といった情報を、公式発表なしに確定事項として扱うことはできない。
ただし、解散したことと、楽曲が聴かれなくなることは別の話だ。2026年には「ウェカピポ」がロッテ「クランキー」のCMソングとして再び注目され、公式の入門作品も登場した。グループとしての活動は終了していても、作品が新しいリスナーに届く機会は続いている。
再結成への期待を考えるうえでは、グループの公式告知と、個々のメンバーの発言、楽曲の再評価を区別することが大切だ。
【解散理由】Shinnosukeの脱退表明からラストライブまで
SOUL'd OUTの解散理由を理解するには、2014年1月30日に発表された内容を確認する必要がある。ソニーミュージックの公式告知では、同年4月9日に最後のオリジナルアルバム「To From」を発売し、その後の活動をもって解散すると発表された。
解散の経緯については、当時の公式発表文を掲載した音楽メディアBARKSが詳しく伝えている。それによると、10周年記念作品「Decade」を発表した後、メンバーのShinnosukeから私的な理由による脱退の申し出があった。メンバーとスタッフは、この問題について長い時間をかけて協議したという。
最終的には、Shinnosukeの申し出と決意を含め、3人での活動を継続できない現実を受け止め、グループの解散という結論に至った。公表された説明から読み取れるのは、単純に活動を休止したのではなく、メンバー構成の変化を受けてグループそのものを終える決断が下されたということだ。
ここで重要なのは、解散理由を安易に「メンバーの不仲」と決めつけないことだ。公式に説明された中心的な経緯は、Shinnosukeの脱退表明と、その後の話し合いである。不仲が直接の原因だったと断定できる公式発表はない。
解散発表と同時に告知された「To From」は、オリジナルアルバムとファン投票によるベスト盤を収めた2枚組。ファンに向けた最後のメッセージと、11年間の活動を振り返る作品として企画された。
解散までの主な出来事を時系列で整理すると、次のようになる。
| 時期 | 出来事 | 意味・内容 |
|---|---|---|
| 1999年 | メンバー3人が出会う | SOUL'd OUTにつながる活動の出発点。 |
| 2003年1月22日 | 「ウェカピポ」でデビュー | メジャーシーンに登場し、独自の音楽性を打ち出す。 |
| 2007年4月 | 日本武道館公演 | グループのライブ活動における大きな節目。 |
| 2010年 | 再集結 | メンバーそれぞれのソロ活動を経てグループ活動を再開。 |
| 2013年1月 | 「Decade」発表 | デビュー10周年を記念した作品をリリース。 |
| 2014年1月30日 | 解散を発表 | Shinnosukeの脱退表明を受け、協議の末に解散を決定。 |
| 2014年4月9日 | 「To From」発売 | 最後のオリジナルアルバム。ファンベストも収録。 |
| 2014年7月19日 | ラストライブ「0」 | 新木場STUDIO COAST公演をもって活動終了。 |
| 2026年8月3日 | 「はじめてのSOUL'd OUT」配信 | 過去の代表曲をまとめた入門向け作品が登場。 |
なお、2010年の再集結と2014年の解散は、同じ「再び3人で活動する」という話でも意味が異なる。2010年はソロ活動を経てグループとして再び動き出した時期であり、2026年に期待されている再結成は、2014年に終了した活動をもう一度始めることを指す。
【メンバーの現在】Diggy-MO'、Bro.Hi、Shinnosukeは何をしている?
SOUL'd OUT解散後の3人は、それぞれ異なる道を歩んでいる。2026年の活動を追うと、メンバー全員が同じ形で音楽活動を続けているわけではない一方、音楽との関わりが途絶えたわけでもないことが分かる。
Diggy-MO':ソロ活動から楽曲プロデュースへメインMCを務めたDiggy-MO'は、グループ時代からソロ活動を並行して進めてきた。解散後も音楽制作やプロデュースを手がけており、2026年は他アーティストの作品を通じた活動が目立つ。
公式ファンクラブ「Club D」の告知によれば、2026年10月にはAve MujicaのEP「神の名を」がリリースされ、Diggy-MO'がプロデュースした「BADDY BADDY」のミュージックビデオも公開された。映画「BanG Dream! Ave Mujica prima aurora」でも、音楽・劇中歌のプロデュースを担当している。
また、2026年4月には「ウェカピポ」が使用されたロッテ「クランキー」のCMに、楽曲・歌唱監修で参加した。自身のラップを披露するだけでなく、楽曲を作り上げる側としての仕事も続けている点が、現在のDiggy-MO'を理解するうえで重要だ。
テレビなどで姿を見る機会だけを基準にすると、活動が減ったように感じるかもしれない。しかし、公式の活動履歴を追えば、音楽制作の現場で継続的に仕事をしていることが確認できる。
Bro.Hi:音楽活動と和食店の経営を両立MCとヒューマンビートボックスを担当したBro.Hiは、解散後、会社員として働いた経験を経て、飲食業の道にも進んだ。集英社オンラインが2025年に掲載したインタビューでは、東京都羽村市で和食店「四季菜」を営み、板前として働いていることが紹介されている。
同記事では、音楽活動との両立についても語られている。Bro.HiはミクスチャーバンドE.P.Oのフロントマンとしても活動しており、料理人とミュージシャンという二つの顔を持つ。
加えて、2026年6月の集英社オンラインのインタビューでは、「ウェカピポ」のCM起用によって再び注目が集まっている状況や、解散後もメンバーの活動を耳にしていることが取り上げられた。飲食店を訪れるファンとの交流も続いているという。
Bro.Hiの現在は、単純な音楽活動からの引退ではない。自分の店を運営しながら、音楽活動も継続するという独自の働き方を選んでいる。
Shinnosuke:作曲・編曲・プロデュースの現場で活動SOUL'd OUTのTrackmasterとして、作曲や編曲を担当したShinnosukeは、解散後もクリエイターとして音楽制作を続けている。TuneCore Japanのアーティスト情報では、他アーティストへの楽曲提供に加え、テレビドラマやアニメのBGM制作なども手がけていると紹介されている。
2026年には、Shinnosukeを中心とした3人組ポッププロジェクトNoIDが活動を展開。音楽メディアDIGLE MAGAZINEによると、NoIDは2026年5月7日に3rdシングル「7 -SEVEN」を配信リリースした。Shinnosukeはキーボード、シンセサイザー、プログラミングを担当している。
グループ時代のShinnosukeは、2人のMCの個性を引き立てるサウンドを構築する存在だった。現在の作曲・編曲・プロデュース活動にも、楽曲全体を設計するクリエイターとしての役割がつながっている。
3人の現在を並べると、Diggy-MO'はラップとプロデュース、Bro.Hiは音楽と飲食業、Shinnosukeは作曲・編曲やユニット活動を軸にしている。それぞれの活動が続いていることと、SOUL'd OUTとして再び集まることは、分けて考える必要がある。
【代表曲・人気曲ガイド】「ウェカピポ」から「To From」まで
SOUL'd OUTの代表曲を知るなら、まずはデビュー曲「ウェカピポ」から聴き始めるのがおすすめだ。2003年1月22日にリリースされたこの曲は、グループの個性を広く知らしめた作品であり、2026年にはCM起用によって改めて注目を集めた。
以下は、公式の入門盤「はじめてのSOUL'd OUT」の収録曲や、グループの代表性を踏まえた定番曲ガイドだ。配信再生数だけで順位を決めた公式ランキングではなく、それぞれの曲で異なる魅力を楽しむための選曲として紹介する。
1. 「ウェカピポ」SOUL'd OUTの入り口となるデビュー曲。高速ラップと印象的なフレーズ、独特のリズム感が組み合わさり、初めて聴く人にもグループの特徴が伝わりやすい。2026年のCM起用は、当時を知るファンだけでなく、新しいリスナーが曲に触れるきっかけにもなった。
2. 「To All Tha Dreamers」キャッチーなメロディーと勢いのあるラップを楽しめる代表曲の一つ。SOUL'd OUTの楽曲が、ラップの技巧だけでなく、歌としての親しみやすさも備えていたことが分かる。
3. 「TOKYO通信~Urbs Communication~」都会的なサウンドと、言葉をリズムに乗せる独特のフロウが印象的な一曲。SOUL'd OUTらしい音の重なりや、ヒップホップとポップスの接点を味わいたい人に向いている。
4. 「COZMIC TRAVEL」軽快なビートと疾走感が魅力。メロディーの高揚感とラップの細かなリズムが共存し、ライブパフォーマンスを想像しながら聴くのも楽しい。
5. 「1,000,000 MONSTERS ATTACK」グループの攻めたサウンドを体感したい人におすすめの楽曲。言葉数の多いラップと強いビートが前面に出ており、2人のMCが持つ表現力を堪能できる。
6. 「VOODOO KINGDOM」SOUL'd OUTの楽曲の中でも、独特の世界観や重厚なサウンドを楽しめる一曲。ポップな親しみやすさとは異なる側面に触れたい場合に聴いておきたい。
7. 「Starlight Destiny」メロディーの広がりと高揚感が魅力。高速ラップの技巧だけではない、SOUL'd OUTの歌としての魅力を知るうえで押さえておきたい作品だ。
これらの曲をまとめて聴くなら、2026年8月3日配信の「はじめてのSOUL'd OUT」が便利だ。全13曲を収録し、「ウェカピポ」「TOKYO通信~Urbs Communication~」「To All Tha Dreamers」「COZMIC TRAVEL」など、代表的な楽曲が並ぶ。
一方、アルバム単位でグループの歴史をたどるなら、2013年の10周年記念作品「Decade」と、2014年のラストアルバム「To From」を聴き比べたい。「Decade」は10年間の歩みを振り返る節目の作品であり、「To From」は最後のオリジナルアルバムとファンベストを組み合わせた、活動の締めくくりに当たる作品だ。
【音楽性を分析】SOUL'd OUTのヒップホップはなぜ独特なのか
SOUL'd OUTの魅力は、単にラップが速いことだけでは説明できない。ソニーミュージックの公式プロフィールでは、Diggy-MO'のメインMCとしてのカリスマ性、Bro.Hiの高速ラップとヒューマンビートボックス、Shinnosukeのメロディーラインが、3人の個性として紹介されている。
役割が明確に分かれていたことが、グループの音楽性を理解する鍵になる。
- Diggy-MO':メインMC。高速ラップと独自のフロウ、メロディーを感じさせる歌唱表現で楽曲の中心を担う。
- Bro.Hi:MC兼ヒューマンビートボクサー。ラップと声によるリズム表現を組み合わせ、楽曲やライブに独特の躍動感を加える。
- Shinnosuke:Trackmaster。作曲・編曲を通じて、2人のラップが映えるビートやメロディーを構築する。
一般的なヒップホップの枠組みを土台にしながら、SOUL'd OUTはR&Bやソウルなどのブラックミュージックに根ざしたサウンドと、ポップなメロディーを組み合わせていた。言葉の詰め込み方やアクセントの置き方には独自性があり、初めて聴く人には難解に感じられる一方、耳に残るフレーズや歌い回しも多い。
ここで見逃せないのが、3人のうち誰か一人だけを切り離しても、グループ全体の魅力をそのまま再現できるとは限らない点だ。Diggy-MO'のラップ、Bro.Hiの声によるリズム、Shinnosukeのトラックが組み合わさることで、SOUL'd OUT特有のグルーヴが成立していた。
この構造は、解散の経緯を考える際にも重要だ。2014年の公式発表では、3人での活動を続けられない現実を受け止めて解散を決めたと説明されている。メンバーがそれぞれ音楽を続けていても、3人の役割が一体となったグループを再現するには、個々の活動とは別の決断が必要になる。
【2026年の再評価】「はじめてのSOUL'd OUT」とCM起用が示すもの
2026年のSOUL'd OUTを語るうえで見逃せないのが、過去の楽曲が新しい形で紹介されていることだ。ソニーミュージックの公式ディスコグラフィーには、8月3日付で配信限定作品「はじめてのSOUL'd OUT」が掲載された。タイトルのとおり、初めてグループを知るリスナーが代表曲に触れやすい構成になっている。
加えて、デビュー曲「ウェカピポ」は2026年にロッテ「クランキー」のCMソングとして使用された。Diggy-MO'も楽曲・歌唱監修で参加しており、単に過去の音源が流れたというだけでなく、楽曲に関わったメンバーが新たな広告展開に参加したことも注目点だ。
集英社オンラインの2026年6月のインタビューでは、Bro.HiがCM起用への喜びや、昔からのファンが楽曲を思い出してくれることへの思いを語っている。解散後もファンがメンバーの活動を応援し、楽曲を通じてつながりが続いている様子が伝わる。
一方、再結成への期待については、Bro.Hiが2025年のインタビューで、可能性は「50%じゃない?」と答えている。ただし、これは本人の個人的な見方を示す発言であり、再結成の確率を算出したものでも、3人の合意や具体的な計画を発表したものでもない。同インタビューでは、3人それぞれの事情やタイミングがあることにも触れていた。
また、2026年6月の集英社オンラインの記事では、Bro.HiがShinnosukeの誕生日ライブに花を贈ったことも紹介された。メンバー同士の交流をうかがわせるエピソードではあるが、それ自体がグループ活動の再開を示すものではない。
再結成の可能性を判断するなら、期待を集める発言や交流の話だけでなく、公式サイトでの発表、ライブの正式告知、新たなグループ作品のリリース情報などを確認したい。2026年10月28日時点では、過去の楽曲の再評価と、SOUL'd OUTとしての活動再開は明確に分けて考える必要がある。
【soul d out】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:SOUL'd OUTはなぜ解散したのですか? A1:2014年1月30日の解散発表に先立ち、Shinnosukeから私的な理由による脱退の申し出がありました。メンバーとスタッフが協議を重ねた結果、3人で活動を続けることは難しいとして解散が決まりました。
Q2:SOUL'd OUTは2026年に再結成しましたか? A2:2026年10月28日時点で、公式な再結成の発表はありません。8月に配信された「はじめてのSOUL'd OUT」は過去の楽曲をまとめた作品であり、グループの活動再開を意味するものではありません。
Q3:Diggy-MO'は現在も音楽活動をしていますか? A3:はい。Diggy-MO'は楽曲制作やプロデュース活動を続けています。2026年10月にはAve Mujica関連作品のプロデュース情報が公式ファンクラブ「Club D」で告知されました。
Q4:Bro.Hiは現在何をしていますか? A4:Bro.Hiは音楽活動を続けながら、東京都羽村市の和食店「四季菜」を営み、板前としても働いています。ミクスチャーバンドE.P.Oのフロントマンとしての活動も紹介されています。
Q5:Shinnosukeは現在も作曲をしていますか? A5:はい。作曲・編曲・プロデュースや、ドラマ・アニメのBGM制作などに携わっています。2026年には、自身を中心としたユニットNoIDが「7 -SEVEN」を配信リリースしました。
Q6:SOUL'd OUTを初めて聴くなら、どの作品がおすすめですか? A6:まずは2026年8月3日配信の「はじめてのSOUL'd OUT」がおすすめです。「ウェカピポ」「To All Tha Dreamers」「TOKYO通信~Urbs Communication~」などの代表曲をまとめて聴けます。アルバム単位で歴史をたどりたい人には、10周年記念作品「Decade」とラストアルバム「To From」も適しています。
SOUL'd OUTは、2014年7月19日のラストライブをもって活動を終了した。解散の経緯は、Shinnosukeの脱退表明を受け、メンバーとスタッフが話し合い、3人での活動継続が難しいと判断したことにある。2026年10月28日時点で、公式な再結成の発表はない。
一方、Diggy-MO'は楽曲プロデュース、Bro.Hiは音楽活動と飲食店経営、Shinnosukeは作曲・編曲やNoIDでの活動など、それぞれの道を歩んでいる。「ウェカピポ」のCM起用や「はじめてのSOUL'd OUT」の配信は、解散後も楽曲が新たなリスナーに届いていることを示す動きだ。
再結成のニュースを見極める際は、本人の発言、ファンの期待、過去曲の再リリース、公式な活動再開の告知を混同しないことが大切になる。現時点で確かなのは、SOUL'd OUTとしての活動は終了している一方、3人それぞれの音楽活動と、グループが残した作品は今も続いているということだ。
まずは「ウェカピポ」でSOUL'd OUTの世界に触れ、「To All Tha Dreamers」「TOKYO通信~Urbs Communication~」へと聴き進めてみたい。再結成の有無だけに注目するのではなく、3人が残した音楽と、それぞれが選んだ現在の活動を追うことが、SOUL'd OUTを2026年に楽しむための確かな入り口になる。