「さいきひろと」と検索している人が知りたいのは、阪神タイガースの才木浩人投手のプロフィールだけではないはずだ。須磨翔風高校から2016年ドラフト3位でプロ入りした右腕は、右肘のトミー・ジョン手術による長期離脱を経験しながら、2025年にはセ・リーグ最優秀防御率のタイトルを獲得。2026年も先発ローテーションの一角として存在感を示している。
日本野球機構(NPB)の公式記録によると、2025年は防御率1.55でリーグトップに立ち、12勝をマーク。2026年は奪三振数を大きく伸ばし、シーズン成績は10勝5敗、防御率2.51、175奪三振となった。タイトルを獲得した前年とは異なる数字が示すのは、投手としての実力の変化だ。年齢や身長、出身高校、年俸、故障からの復帰までの経緯を整理し、才木浩人の現在地を読み解く。
【才木浩人のプロフィール】年齢・身長・出身地・背番号を整理

才木浩人(さいき・ひろと)は、阪神タイガースに所属する右投右打のプロ野球投手だ。1998年11月7日生まれで、2026年10月28日時点では27歳。11月7日に28歳の誕生日を迎える。
阪神タイガースの公式選手プロフィールとNPBの選手データでは、身長189cm、体重90kg、出身地は兵庫県とされている。大柄な体格を生かした投球を持ち味とし、プロ入り後は先発投手として着実に実績を積み重ねてきた。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 才木浩人(さいき・ひろと) |
| 生年月日 | 1998年11月7日 |
| 年齢 | 27歳(2026年10月28日時点) |
| 出身地 | 兵庫県 |
| 身長・体重 | 189cm・90kg |
| 投打 | 右投右打 |
| 所属球団 | 阪神タイガース |
| 背番号 | 35 |
| 出身高校 | 須磨翔風高校 |
| ドラフト | 2016年ドラフト3位 |
才木浩人の特徴を理解するうえで注目したいのは、身長の高さだけではない。長いイニングを投げる先発投手としてのスタミナと、打者から三振を奪う能力を併せ持っている点だ。2026年には154イニングを投げて175三振を記録し、1イニング当たりの奪三振能力も高い水準に達した。
なお、年齢は誕生日を基準に計算する必要がある。2026年という年度だけを見て28歳とするのではなく、10月28日時点では27歳、11月7日以降は28歳と区別すると正確だ。
【出身高校からドラフト3位へ】須磨翔風高校時代とプロ入り後の経歴
才木浩人の出身高校は、兵庫県立須磨翔風高校だ。2016年のドラフト会議で阪神から3位指名を受け、2017年にプロ入りした。高校卒業後に大学や社会人野球を経由せず、若くしてプロの舞台に進んだ投手である。
プロ2年目の2018年には一軍22試合に登板し、6勝10敗を記録した。高卒2年目で一軍の先発も経験した一方、防御率は4.61。将来性を示しながらも、安定した成績を残すまでには時間を要した。
その後、右肘の故障によってキャリアは大きな転換点を迎える。2020年から2021年にかけて一軍で投げられない時期が続いたが、復帰後は段階的に成績を伸ばし、2023年以降は先発ローテーションを支える存在へと成長した。
主な経歴を整理すると、次のようになる。
- 2016年:須磨翔風高校から阪神タイガースにドラフト3位で指名される。
- 2017年:プロ初登板を経験し、一軍デビューを果たす。
- 2018年:一軍22試合に登板し、6勝を挙げる。
- 2019年:右肘の違和感により離脱。一軍登板は3試合にとどまる。
- 2020年:11月に右肘の靱帯再建手術を受け、育成契約へ移行する。
- 2021年:リハビリを継続し、実戦復帰に向けた調整を進める。
- 2022年:支配下登録に復帰し、一軍でも再び登板する。
- 2023年:8勝5敗、防御率1.82を記録し、先発投手として台頭する。
- 2024年:13勝3敗、防御率1.83。自己最多の勝利数を記録する。
- 2025年:12勝6敗、防御率1.55で最優秀防御率を初受賞する。
- 2026年:10勝5敗、175奪三振を記録し、奪三振能力の高さを示す。
NPBの年度別成績を見ると、才木浩人は復帰後の2022年から防御率1点台を記録し、2023年以降は投球回数も増やしている。単に一軍へ戻っただけでなく、先発として試合を任される期間と投球量を増やしながら、結果を残してきたことが重要だ。
【トミー・ジョン手術から復帰へ】右肘の故障をどう乗り越えたのか
才木浩人のキャリアを語るうえで欠かせないのが、右肘のトミー・ジョン手術だ。2019年に右肘の違和感で離脱した後、2020年11月5日、阪神は右肘内側側副靱帯再建術と右肘関節鏡視下滑膜切除術を終えたことを公式発表した。
トミー・ジョン手術は、損傷した肘の内側側副靱帯を再建する手術として知られる。投手にとっては競技復帰まで長期間のリハビリが必要になる場合があり、手術そのものだけでなく、投球フォームや筋力、実戦感覚を段階的に取り戻す過程が重要になる。
才木は手術後に育成契約となり、2021年はリハビリを中心に過ごした。阪神の公式コラムや当時の報道では、秋季練習で術後初のシート打撃に登板するなど、実戦復帰へ向けて段階を踏んだ様子が伝えられている。
転機となったのは2022年だ。5月初旬に支配下登録へ復帰し、7月には一軍へ再合流。シーズン成績は9試合で4勝1敗、防御率1.53だった。故障前の実績だけで評価される段階を終え、実際の一軍登板で戦力としての価値を示した。
さらに2023年には19試合に登板して8勝、防御率1.82。2024年は25試合で13勝、防御率1.83を記録した。手術からの復帰後、単年の好成績にとどまらず、複数年にわたって先発ローテーションを担うようになった点が、才木の復活を評価するうえで大きい。
故障からの復帰を評価するときは、「再び投げられるようになったか」だけでは不十分だ。才木の場合、復帰後に投球回数を増やし、勝利数を伸ばし、防御率1点台を複数年にわたって記録したことが、長期的な復活を裏付けている。
【2025年の最優秀防御率】防御率1.55と12勝が示した実力
2025年の才木浩人は、阪神の先発陣を支える存在としてシーズンを完走し、自身初の個人タイトルとなるセ・リーグ最優秀防御率を獲得した。NPBの公式表彰記録では、防御率1.55でリーグ1位。2位のケイ投手の1.74を上回る数字だった。
2025年の主な成績は、24試合登板、12勝6敗、157投球回、122奪三振、防御率1.55。3完投、2完封も記録している。防御率は、投手が9イニングを投げた場合に自責点を何点与えるペースだったかを示す指標であり、数字が低いほど失点を抑える能力が高いことを意味する。
特に注目したいのは、157イニングを投げながら自責点を27に抑えたことだ。先発投手には、球威や奪三振能力に加えて、走者を背負った場面で失点を防ぐ力や、試合を長く作る能力も求められる。才木の防御率1.55は、シーズンを通じた失点抑止力が高かったことを示している。
また、2024年の13勝3敗、防御率1.83に続いて、2025年も12勝を挙げた。前年に好成績を残した投手が翌年も結果を維持するのは簡単ではない。対戦相手の研究が進み、配球の傾向や得意球を分析されるなかで、再び防御率1点台を記録したことには大きな意味がある。
一方で、2025年のセ・リーグ最多奪三振は村上頌樹投手の144個だった。才木は122奪三振であり、最優秀防御率を獲得したからといって、すべての投手指標でリーグトップだったわけではない。この違いは重要だ。才木は2025年、三振の数だけで打者を圧倒するというより、安定した投球と失点の少なさでタイトルを獲得した。
最優秀防御率は、シーズンを通じて投手としてどれだけ失点を防いだかを評価するタイトルだ。才木の2025年は、勝利数だけでなく、防御率、投球回数、完投数を合わせて見ることで、その価値がより明確になる。
【2026年最新成績】175奪三振と防御率2.51をどう評価するか
2026年の才木浩人は、2025年の最優秀防御率獲得に続き、奪三振能力の高さを数字で示した。NPBの選手別年度成績では、25試合に登板し、10勝5敗、154投球回、防御率2.51、175奪三振を記録している。
2026年の主な数字を整理すると、次のとおりだ。
- 登板数:25試合
- 勝敗:10勝5敗
- 投球回:154回
- 防御率:2.51
- 奪三振:175個
- 被安打:124本
- 被本塁打:13本
- 与四球:30個
- WHIP:1.00
この成績で最も目を引くのは175奪三振だ。2025年の122個から53個増えており、投球回数が157回から154回へわずかに減った一方で、三振を奪う能力は大きく伸びた。2026年のセ・リーグ奪三振ランキングでもトップの数字となっている。
奪三振数を投球回数で割って9倍した奪三振率は、2026年には約10.23。2025年の約6.99から上昇している。打球を野手に処理してもらうだけでなく、自分の投球で打者を打ち取る能力が向上したことを読み取れる。
与四球も2025年の44個から30個へ減少した。三振を増やしながら四球を減らした点は、投球の質を評価するうえで好材料だ。WHIPは1.00で、1イニング当たりに許した安打と四球の合計が平均1人という水準に収まっている。
ただし、防御率は2025年の1.55から2026年は2.51へ上昇した。被本塁打も6本から13本へ増えている。奪三振能力が向上した一方で、本塁打による失点を抑えることが今後の課題として浮かぶ。三振が増えたからといって、投球内容のすべてが前年より良くなったと単純に判断することはできない。
2025年は「失点を抑える力」が際立ち、2026年は「三振を奪う力」が際立った。この2年間の違いを理解すると、才木浩人の現在地をより立体的に把握できる。防御率だけでなく、奪三振、四球、被本塁打、投球回数を組み合わせて評価することが大切だ。
【才木浩人の年俸】2億5000万円への上昇と今後の評価軸
才木浩人の年俸は、故障前後のキャリアを理解するうえでも興味深い数字だ。日刊スポーツやスポニチアネックスなどの2025年12月26日の契約更改報道によると、才木は2026年シーズンの推定年俸2億5000万円で契約を更改した。前年の1億2000万円から1億3000万円増となり、倍増以上の大幅な上昇だった。
プロ入り当初の年俸は600万円と報じられている。2019年の右肘故障と2020年の手術を経て、育成契約も経験した投手が、復帰後の実績を積み上げて2億円を超える評価を受けたことになる。
この年俸上昇を支えた要素は、2025年の最優秀防御率だけではない。2024年の13勝と防御率1.83、2025年の12勝と防御率1.55、そして規定投球回を2年連続でクリアしたことが、先発投手としての安定性を裏付けている。
契約更改時の報道では、才木自身も投球回数や防御率を評価されたと説明している。また、日刊スポーツが伝えた会見では、本人は「野球がうまくなることが一番のごほうび」と語り、さらなる成長を目指す姿勢を示した。
年俸は球団が選手の価値を判断する一つの目安だが、翌年の成績を保証するものではない。才木の場合、今後の評価を左右する要点は大きく三つある。
- 投球回数の維持:シーズンを通じて先発ローテーションを守り、安定してイニングを消化できるか。
- 失点抑止力の回復:2025年の防御率1.55に近い水準を再び目指せるか。特に被本塁打の増加をどう抑えるか。
- 奪三振能力の継続:2026年の175奪三振という数字を一時的な伸びに終わらせず、制球力と両立できるか。
2026年の成績は、2025年より防御率が上がった一方で、奪三振数が増え、四球も減った。年俸2億5000万円という評価に見合う投手かどうかは、タイトルの有無だけでなく、こうした複数の指標と長期的な安定性を合わせて判断すべきだろう。
【さいきひろと】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:さいきひろとは誰ですか?
A1:阪神タイガースに所属する才木浩人投手です。1998年11月7日生まれの右投右打で、兵庫県立須磨翔風高校から2016年ドラフト3位で入団しました。
Q2:才木浩人は何歳で、身長は何cmですか?
A2:2026年10月28日時点では27歳で、11月7日に28歳になります。身長は189cm、体重は90kgです。
Q3:才木浩人の2025年の成績と獲得タイトルは?
A3:2025年は24試合に登板して12勝6敗、防御率1.55、157投球回、122奪三振を記録し、セ・リーグ最優秀防御率を初受賞しました。
Q4:才木浩人の2026年の最新成績は?
A4:NPBの2026年度成績では、25試合、10勝5敗、防御率2.51、154投球回、175奪三振です。前年と比べて奪三振数が大幅に増えた一方、防御率と被本塁打には改善の余地があります。
Q5:才木浩人の年俸はいくらですか?
A5:2025年12月26日の契約更改報道によると、2026年の推定年俸は2億5000万円です。前年の1億2000万円から1億3000万円増となりました。
Q6:才木浩人はトミー・ジョン手術からいつ復帰しましたか?
A6:2020年11月に右肘の靱帯再建手術を受け、リハビリを経て2022年5月初旬に支配下登録へ復帰。同年7月に一軍へ再合流し、復帰シーズンは9試合で4勝1敗、防御率1.53を記録しました。
【プロの結論】才木浩人の現在地と今後の動向を見極めるポイント
才木浩人は、須磨翔風高校から阪神に入団し、右肘のトミー・ジョン手術という大きな壁を乗り越えて、リーグを代表する先発投手へと成長してきた。2025年の最優秀防御率は、復帰後に積み上げた実績がタイトルという形で結実したシーズンだった。
2026年は10勝5敗、防御率2.51、175奪三振。前年の防御率1.55には及ばなかったものの、三振を奪う力は大幅に向上している。数字を一つだけ取り出して好不調を判断するのではなく、奪三振、与四球、被本塁打、投球回数を総合的に見ることが、現在の実力を正しく評価する近道だ。
今後の注目点は、2026年に見せた奪三振能力を維持しながら、被本塁打を抑えて防御率を再び引き下げられるかどうか。そして、故障から復帰した投手としてではなく、毎年安定して先発ローテーションを担う投手として実績を積み重ねられるかだ。
「さいきひろと」という検索キーワードから知っておきたい核心は、単なるプロフィールや年俸ではない。手術と長期離脱を経験した右腕が、2025年には防御率のタイトルを獲得し、2026年には奪三振能力をさらに伸ばしたという成長の軌跡にある。阪神の先発陣を支える存在として、次のシーズンにどのような投球を見せるかが注目される。