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巨人・吉川尚輝の現在は?2026年成績と手術・負傷、来季の課題を徹底解説

杉本 彩 杉本 彩 • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
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2026年10月28日現在、読売ジャイアンツの吉川尚輝は、両股関節の手術から復帰したものの、左太もも裏の肉離れなどで出場機会が限られたシーズンを終えた。NPB公式記録によると、2026年の1軍成績は52試合出場、打率.241、1本塁打、11打点、6盗塁。143試合に出場し、打率.287を記録した2024年と比べると、数字の落差は大きい。

一方、2軍では打率.322を記録し、9月18日には左太もも裏の肉離れから約2カ月ぶりに1軍へ復帰した。2026年10月11日のクライマックスシリーズ敗退で巨人のシーズンが終了した今、焦点となるのは、復帰を果たした吉川が2027年に本来の守備力と打撃、走塁をどこまで取り戻せるかだ。手術からの回復過程、出場試合数の推移、若手とのポジション争いを整理する。

【巨人・吉川尚輝の現在】2026年は52試合出場でシーズン終了

巨人吉川尚輝現在

吉川尚輝は1995年2月8日生まれ、岐阜県出身の内野手。中京高、中京学院大を経て、2016年ドラフト1位で巨人に入団した。右投左打の二塁手として、広い守備範囲と俊足を生かしたプレーを持ち味としている。

2026年は、前年オフに受けた両股関節の手術からの回復が最優先課題だった。春季キャンプから通常どおりのシーズンを送るのではなく、リハビリと実戦復帰への準備を進める必要があり、開幕時点で1軍の戦力として計算できる状態ではなかった。

スポニチアネックスの報道によると、吉川は4月26日のDeNA戦で1軍に復帰し、代打で出場した後、二塁の守備にも就いた。約5カ月に及ぶリハビリを経て、ようやく1軍の試合に戻った形だ。

しかし、復帰後も出場機会は安定しなかった。打撃不振による再調整を挟み、7月には左太もも裏の肉離れで再び離脱。9月18日に1軍へ戻ったものの、長期離脱によってシーズンを通した積み上げは難しくなった。

日刊スポーツが10月12日に報じたシーズン総括では、吉川は「来年しっかりやっていきたい」と再起への意欲を示した。大きな手術を経て1軍に戻れたことを前向きに捉える一方、本人も思うような結果を残せなかったシーズンだったと振り返っている。

2026年の吉川を評価するうえでは、打率や出場試合数だけでなく、手術から実戦復帰までに必要だった時間と、復帰後に再び負傷した経緯を切り分けて考える必要がある。

【怪我の理由と経緯】両股関節の手術から左太もも裏の肉離れまで

吉川の2026年を左右したのは、シーズン前の手術と、夏場に発生した左太もも裏の肉離れという二つの大きな出来事だった。

2025年10月27日:両股関節の手術

日刊スポーツの2025年11月3日付報道によると、吉川は10月27日に都内の病院で両側関節鏡視下股関節唇形成術を受けた。両股関節の手術を終え、11月3日にはジャイアンツの秋季キャンプに姿を見せ、リハビリを開始する段階に入っていた。

股関節は、歩行や走塁だけでなく、打撃時の体重移動や守備での切り返しにも関わる部位だ。二塁手として左右に動き、捕球から送球へ素早く移る吉川にとって、下半身のコンディションを整えることは、競技復帰に向けた大きな課題だった。

ただし、手術を受けたことだけを理由に、2026年のその後の負傷すべてを説明することはできない。公表された経緯から確認できるのは、手術後にリハビリを進めて4月に1軍へ復帰したこと、そして7月に別途、左太もも裏の肉離れと診断されたことだ。

2026年4月26日:リハビリを経て1軍復帰

4月26日のDeNA戦では、4対1で巨人がリードする8回2死満塁の場面で代打として登場した。打撃結果は二ゴロだったが、その後は二塁の守備にも就き、打球を二つ処理した。

当時の報道では、ファームで8試合に出場し、打率.320、3盗塁を記録していたことも伝えられている。1軍復帰後は試合勘や打撃の状態を取り戻すことが課題となった。

2026年7月21〜22日:走塁後に左太もも裏を負傷

再び大きな転機となったのが、7月21日の広島戦だ。吉川は4回1死二塁から内野安打を放ったが、一塁を駆け抜けた後に左太もも裏の張りを訴え、途中交代した。

日刊スポーツの7月22日付報道によると、病院で検査を受けた結果、左太もも裏の肉離れと診断され、出場選手登録を抹消された。本人も左足のハムストリングに張りを感じたため申告したと説明している。

この負傷は、1軍での出場機会をさらに減らす直接的な要因となった。約1カ月のファーム調整を経て7月17日に1軍へ再合流していたが、その直後に再び離脱することになった。

2026年9月18日:約2カ月ぶりに1軍再昇格

吉川は8月2日の3軍戦で実戦復帰し、段階的に試合出場を再開した。9月17日にはファーム・リーグのオイシックス戦に出場し、翌18日の中日戦で1軍に再昇格。「7番・二塁」で先発出場し、8回には犠打を決めた。

日刊スポーツは、左太もも裏の肉離れから約2カ月ぶりの復帰と報じている。9月の再昇格によってシーズン終盤の戦力に加わったものの、長期離脱による出場数の減少を取り戻すには至らなかった。

以上の経緯から、2026年の負傷と復帰は、手術後のリハビリ、打撃の再調整、夏場の肉離れ、実戦復帰という複数の段階に分けて理解できる。来季の起用を考えるうえでは、復帰できるかどうかだけでなく、復帰後に継続して出場できる状態を維持できるかが重要になる。

【2024年と2026年の成績比較】打率・本塁打・盗塁に表れた変化

吉川の2026年の成績を評価するには、自己の実績との比較が欠かせない。NPB公式の個人年度別成績を見ると、2024年は143試合に出場し、打率.287、5本塁打、46打点、12盗塁を記録していた。二塁のレギュラーとして攻守にわたって貢献したシーズンだった。

一方、2026年は52試合、打率.241、1本塁打、11打点、6盗塁にとどまった。2024年と比べて出場試合数は91試合減り、安打数も154本から42本へ減少している。

年度 出場試合 打率 本塁打 打点 盗塁 シーズンの主な特徴
2024年 143 .287 5 46 12 全試合出場を達成し、二塁手部門でゴールデングラブ賞を初受賞
2025年 107 .277 3 32 8 腰痛や右脇腹痛による離脱を経験し、シーズン終了後に両股関節を手術
2026年 52 .241 1 11 6 手術後のリハビリから復帰したが、左太もも裏の肉離れでも離脱

※成績はNPB公式の個人年度別成績に基づく。

出場試合数の推移から見えること

吉川のプロ入り後の出場試合数は、2017年が5試合、2018年が92試合、2019年が11試合、2020年が112試合、2021年が108試合、2022年と2023年がそれぞれ132試合、2024年が143試合、2025年が107試合、2026年が52試合となっている。

2022年から2024年にかけては、年間を通じて出場するレギュラーとしての地位を固めた。特に2024年は打率.287、154安打を記録し、打線でも安定した存在感を発揮した。

2025年は107試合に減り、2026年は52試合まで減少した。直近2年間の数字だけを見れば、出場機会が縮小しているように映る。しかし、2025年には腰痛や右脇腹痛による離脱があり、2026年は両股関節の手術からの復帰と左太もも裏の肉離れが重なった。単純に打撃能力の低下だけで説明できる推移ではない。

打率.241、1本塁打、6盗塁をどう評価するか

2026年の打率.241は、2024年の.287、2025年の.277を下回る。1本塁打、11打点という数字からも、打撃面で十分な貢献を残せたとは言いにくい。

ただし、打率だけで吉川の価値を判断するのも適切ではない。二塁守備の範囲、併殺を完成させる動き、走塁で次の塁を狙う能力など、打撃成績だけでは測れない要素があるからだ。

2026年は出場試合数そのものが限られ、打席数も192にとどまった。1軍で十分な出場機会を確保できなかったことは、打撃のリズムをつくるうえでも不利に働いたと考えられる。来季に向けては、打率の回復と同時に、年間を通して打席に立てるコンディションを取り戻すことが求められる。

【吉川尚輝の2軍成績】打率.322は1軍復調につながる材料か

2026年のファーム・リーグで、吉川は22試合、72打席、59打数19安打、打率.322を記録した。NPB公式のファーム個人打撃成績によると、本塁打は0、打点は6、盗塁は6。出塁率は.444、長打率は.390だった。

1軍での打率.241と比較すると、2軍では安打を重ね、出塁率も高い数字を残している。限られた試合数ながら、実戦で打撃結果を出せることを示した成績だ。

もっとも、2軍での打率.322だけをもって、1軍でも同じ水準の打撃を再現できると判断することはできない。対戦相手の投手構成や試合状況、求められる役割が異なるうえ、吉川の場合は故障からの復帰過程にあった。2軍で結果を残すことは復調の材料だが、1軍で継続的に結果を出すことが次の評価基準となる。

復帰判断で重視したい三つのポイント

一つ目は、打率だけでなく出塁率も含めた打撃の安定性だ。ファームでの出塁率.444は、安打だけでなく四球なども含めて出塁できたことを示している。1軍でも出塁機会を増やせれば、上位打線や得点機での貢献につながる。

二つ目は、走塁を継続できる状態にあるかどうかだ。ファームでは6盗塁を記録しており、走力を生かすプレーも見られた。一方、7月の負傷は走塁後に発生した。盗塁数を増やすことだけでなく、走塁を含めた試合出場を継続できるかが課題となる。

三つ目は、守備を含めて連戦に対応できるかという点だ。二塁守備では左右への移動や切り返しが繰り返される。復帰直後の数試合で動けることと、シーズンを通して同じ水準を維持できることは別の評価軸になる。

したがって、2026年の2軍成績は、吉川が打撃の感覚を取り戻す力を示した材料といえる。一方で、来季のレギュラー復帰を判断するには、1軍での打撃結果、守備の安定性、そして継続出場の実績を合わせて見る必要がある。

【守備力の評判】吉川尚輝はなぜ巨人の二塁手として評価されるのか

吉川の持ち味は、打撃だけではない。二塁手としての広い守備範囲と、打球への反応、捕球から送球への滑らかな動作は、長年にわたり高く評価されてきた。

その評価を象徴するのが、2024年のゴールデングラブ賞だ。吉川は二塁手部門で初受賞し、守備率.994を記録した。143試合に出場した同年は、打率.287、154安打という打撃成績も残しており、攻守両面でレギュラーとしての存在感を示した。

週刊ベースボールONLINEなどの野球報道でも、吉川の強みとして、守備範囲の広さや球際の強さが取り上げられてきた。二塁手には、打球を捕る能力だけでなく、打球方向に応じて素早く移動し、併殺プレーを正確に完成させる能力が求められる。吉川はこうしたプレーを高い水準でこなしてきた選手だ。

2026年は守備力よりも出場継続が課題

2026年の成績だけを見て、吉川の守備力が失われたと結論づけることはできない。今季の出場試合数は52試合にとどまったが、守備評価を考えるうえでは、実際にどれだけ出場し、どのような打球処理を続けられたかを確認する必要がある。

また、守備範囲の広さは身体の状態と切り離せない。二塁手は一歩目の反応や左右への動き、低い姿勢からの送球などを繰り返すため、下半身の状態がプレーの安定性に関わる。手術後の吉川にとっては、従来の守備力を発揮できる状態を継続することが重要になる。

若手の台頭でポジション争いはどう変わるか

2026年の巨人では、若手内野手の台頭も話題になった。日刊スポーツの10月12日付報道では、36盗塁を記録した浦田俊輔ら若手の成長が取り上げられている。吉川自身も、若い選手が増え、それぞれが経験を積むことはチームが強くなるために必要だという趣旨の発言をしている。

これは、吉川の立場が単に故障から復帰すれば元に戻るわけではないことを意味する。二塁のレギュラー争いでは、守備力や経験に加え、出場可能な試合数、打撃成績、走塁での貢献も比較される。吉川が従来の実力を示すには、若手との競争の中で、年間を通してチームに貢献できることを証明する必要がある。

一方で、経験豊富な選手会長としての役割も見逃せない。吉川は、長期離脱から復帰する過程で、チームが優勝争いを続ける終盤の緊張感を経験した。若手が台頭するチームにおいて、守備の安定性と経験を備えた選手が継続して出場できることは、戦力構成のうえでも意味を持つ。

【来季の展望】2027年に吉川尚輝が取り戻すべきもの

2027年に向けた吉川の課題は、単に打率を上げることだけではない。2026年は両股関節の手術後に復帰したものの、左太もも裏の肉離れによって再び長期離脱を経験した。まずはシーズンを通して出場できる状態を整え、そのうえで本来の打撃と守備、走塁を発揮することが求められる。

課題1:年間を通したコンディションの維持

2024年の143試合出場は、吉川が年間を通してレギュラーを務められることを示した実績だ。2026年は52試合にとどまったが、その背景には手術後のリハビリと負傷による離脱があった。

来季に向けては、春季キャンプからの準備、実戦復帰後の状態管理、連戦への対応が注目点となる。特に、試合に出られることと、複数の試合を続けてプレーできることは分けて考えたい。1試合で好結果を残すことに加え、年間を通じて出場を積み重ねられるかが大きな評価基準になる。

課題2:打率.280前後を目指せる打撃の再構築

2024年の打率.287、2025年の打率.277は、吉川が安定して安打を重ねられることを示す数字だ。2026年の打率.241から再び上向かせるには、打席数を確保しながら、出塁率と長打力も含めて改善していくことが重要になる。

2軍で打率.322、出塁率.444を記録したことは前向きな材料だ。ただし、1軍での打率や出塁率がどこまで回復するかは、来季の実戦で判断する必要がある。数字を一時的に上げることではなく、安定した打撃を長期間維持できるかが問われる。

課題3:二塁のレギュラーとして競争に勝つ

吉川の守備力は大きな武器だが、若手内野手が経験を積む中では、過去の実績だけで出場機会が保証されるわけではない。二塁を中心とした起用が続くとしても、打撃の状態や身体のコンディションによって出場機会は変わり得る。

来季は、守備で失点を防ぐ能力に加え、打撃で出塁し、走塁で得点機を広げる総合力が問われる。2024年のように年間を通じて出場できれば、吉川の強みをチームに還元できる機会も増える。

【プロの結論】来季の評価は「復帰できたか」ではなく「出場し続けられるか」

2026年の吉川は、両股関節の手術から1軍復帰を果たし、ファームでは打率.322を記録した。一方、1軍では52試合、打率.241にとどまり、左太もも裏の肉離れによる離脱も経験した。来季に向けては、復帰そのものを評価する段階から、年間を通して戦力になれるかを見極める段階へ移る。

吉川を評価する際は、次の三つを基準にすると状況を把握しやすい。

  • 出場試合数:手術前のように年間100試合以上、安定して出場できるか。
  • 打撃成績:打率だけでなく、出塁率や長打力を含めて1軍で改善が見られるか。
  • 守備と走塁:二塁での守備力を維持し、走塁を含むプレーを継続できるか。

この三つがそろえば、吉川が再び巨人の二塁の中心選手として活躍する可能性は高まる。反対に、出場機会が限られたままであれば、打撃成績だけでなくチーム内での起用にも影響が及ぶ。2027年の吉川にとって、コンディションの維持と継続出場は、打率の回復と同じくらい重要なテーマになる。

【巨人吉川尚輝現在】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:吉川尚輝の2026年の1軍成績は?
A1:NPB公式記録では、52試合出場、打率.241、1本塁打、11打点、6盗塁。手術後の復帰と左太もも裏の肉離れによる離脱があり、出場試合数は7年ぶりに100試合を下回りました。

Q2:吉川尚輝はいつ1軍に復帰しましたか?
A2:両股関節の手術後、2026年4月26日のDeNA戦で1軍復帰しました。その後、7月の左太もも裏の肉離れで離脱し、9月18日の中日戦で約2カ月ぶりに再昇格しました。

Q3:吉川尚輝の2026年の2軍成績は?
A3:NPB公式のファーム成績では、22試合、打率.322、19安打、0本塁打、6打点、6盗塁でした。出塁率は.444で、打撃の状態を取り戻す材料となりました。

Q4:吉川尚輝の守備力は現在も高く評価されていますか?
A4:吉川は2024年に二塁手部門で初のゴールデングラブ賞を受賞し、守備率.994を記録しました。2026年は出場機会が限られたため、来季は従来の守備力を継続して発揮できるかが注目されます。

Q5:吉川尚輝の2027年の1軍復帰時期は決まっていますか?
A5:2026年10月28日時点で、2027年の具体的な復帰時期は公表されていません。2026年はすでに9月に1軍へ復帰しているため、来季は春季キャンプからの調整状況と実戦でのコンディションが判断材料になります。

巨人の吉川尚輝は、2026年に両股関節の手術から復帰したものの、左太もも裏の肉離れなどで出場機会が限られ、52試合、打率.241、1本塁打、6盗塁でシーズンを終えた。2024年に143試合、打率.287を記録した実績と比べると数字の差は大きいが、その背景には手術後のリハビリと負傷による離脱があった。

一方、2軍では打率.322を記録し、1軍復帰後もシーズン終盤のチームに加わった。2027年に向けては、打撃成績の回復だけでなく、下半身のコンディションを整え、二塁守備と走塁を継続して発揮できる状態を維持することが重要になる。

2024年のゴールデングラブ賞に象徴される守備力と、年間143試合に出場した経験は、吉川の大きな強みだ。来季の評価を左右するのは、過去の実績だけでも、復帰直後の一時的な好成績だけでもない。1軍で出場を積み重ね、攻守にわたってチームへ貢献できるか。その点に注目することが、吉川尚輝の現在と今後を正しく見極める判断基準となる。

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杉本 彩
コンテンツディレクター 杉本 彩
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映画と連続ドラマを9年取材。公開日・放送日は公式サイトで確認し、あらすじは結末を伏せた範囲で構成しています。

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