ジャルジャルと『めちゃ×2イケてるッ!』(以下、めちゃイケ)の関係は、2010年の新メンバー加入から2018年3月の番組終了まで、約7年半にわたって続きました。しかし、出演期間が長かった一方で、後藤淳平と福徳秀介は番組への適応に苦しみ、放送内容をめぐる批判や炎上も経験しています。
ORICON NEWSの2018年のインタビューや、マイナビウーマンの2020年の取材記事を読むと、当時の2人が抱えていた葛藤、加藤浩次や濱口優ら先輩から受けた助言、そして番組での経験がその後の芸人活動にどうつながったのかが見えてきます。2026年現在のジャルジャルの活動も踏まえ、加入理由から終了までの経緯、炎上の背景、評判が分かれた理由を整理します。
【加入理由】ジャルジャルはなぜめちゃイケの新メンバーに選ばれたのか

ジャルジャルが『めちゃイケ』の新メンバーに選ばれたのは、2010年10月30日。番組の特別企画で行われた「全国縦断プロアマ不問1万人オーディション」の結果が発表された日です。
当時、番組はレギュラー出演者の岡村隆史が体調不良で長期休養している状況にありました。フジテレビ系の人気番組として15年目を迎えた『めちゃイケ』は、新しいメンバーを迎えることで番組の活性化を図りました。
オーディションでは、プロ・アマを問わず幅広い応募者を対象に審査が実施され、最終的に選ばれたのは1組ではなく5組。ジャルジャルのほか、モデルの敦士、タレントの重盛さと美、女性お笑いコンビのたんぽぽ、三中元克が新メンバーとなりました。
ただし、ジャルジャルが選ばれた理由を「番組側が特定のキャラクターを期待していたから」などと断定できる公表資料はありません。確認できるのは、全国規模のオーディションを通じて正式に選出されたという事実です。
当時のジャルジャルは、すでに若手芸人として実績を積んでいました。2007年には『NHK新人演芸大賞』演芸部門で大賞を受賞し、2008年には『ABCお笑い新人グランプリ』で優秀新人賞を獲得。加えて、2009年から2010年にかけて放送されたコント番組『爆笑レッドシアター』にもレギュラー出演していました。
つまり、テレビでの経験がほとんどない新人として突然抜てきされたわけではありません。コントを武器に実績を重ねていた若手コンビが、長年続く国民的バラエティーの新メンバーに加わったのです。
一方で、ネタ番組で評価される能力と、大人数のレギュラー番組で瞬時に役割をつかむ能力は別物でした。この違いが、加入後の2人を悩ませることになります。
【出演期間と年表】2010年の加入から2018年の番組終了まで
ジャルジャルの『めちゃイケ』出演期間は、2010年10月の新メンバー選出から2018年3月31日の最終回までです。期間にすると約7年5カ月。番組の歴史全体から見れば途中加入でしたが、若手芸人から中堅へと成長する重要な時期を、番組とともに過ごしました。
主な出来事を時系列で整理すると、次のようになります。
| 時期 | 出来事 | ジャルジャルへの影響 |
|---|---|---|
| 2007年 | 『NHK新人演芸大賞』演芸部門で大賞を受賞 | 『めちゃイケ』加入前からコントの実力を評価されていた。 |
| 2009~2010年 | 『爆笑レッドシアター』にレギュラー出演 | コントを中心としたテレビ出演の経験を積む。 |
| 2010年10月30日 | 『めちゃイケ』新メンバーに選出 | 敦士、重盛さと美、たんぽぽ、三中元克らと新メンバーとして加入。 |
| 2011年 | 『FNS27時間テレビ』内のバスケットボール企画が批判を受ける | 福徳の出演場面がネット上で炎上し、本人も印象に残る苦い経験として振り返った。 |
| 2013年 | 『ABCお笑いグランプリ』で優勝 | 番組外でもコンビとしての実績を積み上げる。 |
| 2017年11月 | 番組終了を発表 | 約22年続いた番組が翌春に幕を下ろすことが明らかになる。 |
| 2018年3月31日 | 『めちゃイケ』最終回 | 約7年半にわたるレギュラー出演が終了。 |
| 2020年 | 『キングオブコント2020』で優勝 | コント師としての実力を全国に示す大きな節目となる。 |
| 2026年 | 新作コントの全国ツアーを開催 | 単独ライブを軸とする活動を継続している。 |
出典は、ORICON NEWSによる新メンバー決定時の報道と2018年のインタビュー、フジテレビの番組終了発表、吉本興業の公式プロフィール、ジャルジャルの公式サイトなどです。
特に押さえておきたいのは、番組加入が芸人としてのキャリアの出発点ではなかったことです。ジャルジャルは加入前からコントで評価されており、加入後も2013年の『ABCお笑いグランプリ』優勝など、独自の実績を積み重ねていました。
『めちゃイケ』への出演は長期にわたりましたが、その期間を単純に「番組のおかげで売れた」と評価するのも、「番組で活躍できなかった」と切り捨てるのも適切ではありません。番組内での苦戦と、コンビとしての成長は並行して進んでいました。
【葛藤と先輩の助言】後藤淳平・福徳秀介が語った苦悩とは
ジャルジャルの出演実態を理解するうえで重要なのが、番組終了直前の2018年3月にORICON NEWSが掲載したインタビューです。2人は、新メンバーとして加入した当時、思うように個性を出せなかったことを率直に振り返っています。
後藤淳平が直面した「目立ちたい」という気持ち後藤が語った悩みの一つは、番組内で何をしてもうまくいかず、手応えを得られない状態が続いたことでした。
当時の後藤には、『めちゃイケ』で目立ち、その知名度をコンビのブレークにつなげたいという思いがあったといいます。しかし、番組を盛り上げることと、自分自身が目立つことは必ずしも一致しません。
そのとき後藤に助言したのが、先輩メンバーの加藤浩次でした。ORICON NEWSのインタビューによると、加藤は、若手として目立ちたい気持ちは理解しつつも、まずは『めちゃイケ』の放送そのものを面白くすることを優先して考えるべきだ、という趣旨の話をしたといいます。
後藤は、その考え方に目からうろこが落ちる思いをしたと振り返っています。自分の出番を増やすことだけでなく、番組全体にとって何が面白いかを考える。長寿番組の一員として求められる視点を学んだ経験でした。
福徳秀介が苦しんだ、番組内の役割と私生活の扱い福徳もまた、加入当初は番組でどう振る舞えばいいのか分からず、戸惑いを抱えていました。
ORICON NEWSのインタビューでは、彼女がいるかと尋ねられ、いると答えたところ、交際相手の名前まで聞かれたエピソードを披露しています。本人は当時、どこまで私生活を明かす必要があるのか疑問を感じたと振り返りました。
こうした経験は、芸人としての仕事と個人のプライバシーをどう切り分けるかという問題でもあります。『めちゃイケ』は出演者の素顔や私生活に踏み込む企画を笑いにつなげてきた番組でしたが、途中加入した若手にとっては、その独特のルールを理解するまでに時間が必要だったのでしょう。
福徳の苦悩は、コントの実力が足りなかったという単純な話ではありません。自分たちの持ち味をどのように番組の文脈へ落とし込むか、そして何を求められているのかを探り続ける難しさがありました。
濱口優の言葉と、岡村隆史との関係福徳を支えた先輩の一人が、よゐこの濱口優です。福徳によると、濱口は、企画上、誰かを傷つけるような立場になったとしても、相手を面白く見せようと考えながら心を痛めていじっている、という趣旨の説明をしたそうです。
福徳はその話を聞いて、企画上の役割と相手への気遣いが必ずしも対立するわけではないと理解できたと振り返っています。番組内で強い言動を取ることの意味を、出演者同士の関係性や企画全体から考えるきっかけになったようです。
岡村隆史との関係についても、単に炎上の当事者と批判された側という見方では捉えきれません。後藤は、2013年にジャルジャルが『ABCお笑いグランプリ』で優勝した際、岡村から「おめでとう」と連絡をもらったことを明かしています。
また、福徳は、ネタ番組に出演した後、矢部浩之から面白かったと声をかけられた経験も語っています。こうしたエピソードは、番組内で苦戦していた時期にも、先輩たちがコンビのネタや成長を見ていたことを示しています。
番組の内側では、厳しい企画や難しい立ち回りがある一方、出演者同士の関係が少しずつ築かれていました。ジャルジャルの『めちゃイケ』時代を振り返る際には、失敗や批判だけでなく、こうした支え合いにも目を向ける必要があります。
【炎上の真相】福徳のバスケ企画と後藤の新居ロケで何が起きたのか
ジャルジャルと『めちゃイケ』を検索すると、「炎上」「いじめ」といった言葉が関連して表示されることがあります。その背景には、主に2011年の福徳のバスケットボール企画と、後藤の新居を舞台にしたロケがあります。
2011年の『FNS27時間テレビ』で批判された福徳の行動2011年に放送された『FNS27時間テレビ めちゃ×2デジッてるッ! 笑顔になれなきゃテレビじゃないじゃ~ん!!』内の「すぽると!美女アスリート合コンSP」では、岡村隆史、中居正広、福徳のチームと、女性アスリートのチームによる3対3のバスケットボール企画が行われました。
ORICON NEWSの報道によると、企画では岡村にボールを回さないというコント的なやり取りがあり、その中で福徳が岡村にボールをぶつける場面が放送されました。しかし、演出上のやり取りを知らない視聴者などから、本気でいじめているように見えるという批判が集まり、ネット上を中心に炎上しました。
重要なのは、企画の意図と映像を見た視聴者の受け止め方が一致しなかった点です。出演者側では笑いを成立させるためのやり取りでも、映像だけを見れば一方的な攻撃に映る可能性があります。
一方で、演出があったことだけを理由に、視聴者の批判をすべて誤解として片づけることもできません。テレビ番組では、出演者の意図だけでなく、放送された映像がどのように受け取られるかも重要です。この一件は、その難しさが表面化した出来事でした。
後藤の新居で起きたカレー企画への批判もう一つ、後藤が2018年のインタビューで苦い経験として挙げたのが、新居を舞台にしたロケです。
2017年9月2日放送の企画では、番組メンバーが後藤の新居をサプライズ訪問し、居間でチョコレートファウンテンのカレー版のような企画を実施。大騒ぎする中でカレーのルーが室内のあちこちにこぼれ、番組に対して「いじめではないか」という批判が寄せられました。
後藤は、批判を受けて自分のツッコミが甘かったのではないかと反省するなど、さまざまなことを考えたと振り返っています。また、ロケ後によゐこの有野晋哉と濱口優から、それぞれ個別に謝罪の連絡が届いたことも明かしています。
このエピソードから見えるのは、出演者が企画に参加しているからといって、視聴者がその演出を必ずしも受け入れるわけではないという現実です。本人が笑いとして成立させようとする姿勢と、放送後の批判は別の問題として存在します。
炎上の「真相」をどう捉えるべきか2つの出来事に共通するのは、番組が狙った笑いと、視聴者が映像から受け取った印象にずれが生じたことです。ただし、これらの事例だけを根拠に、ジャルジャルが意図的に誰かを傷つけていたと断定することはできません。
一方で、コント的な演出だったという説明だけで、批判の原因が消えるわけでもありません。とりわけ長時間の特番や、出演者同士の関係を知らない視聴者も見る地上波放送では、前後の文脈が伝わらず、場面の一部だけが強い印象を残すことがあります。
福徳も後藤も、当時の出来事を単純に笑い話として処理するのではなく、苦い経験として振り返っています。炎上を考えるうえでは、本人たちの回顧、番組の演出、視聴者の反応を区別して理解することが大切です。
【不遇と言われる理由】ジャルジャルの評判が分かれた背景
ジャルジャルが『めちゃイケ』で「不遇だった」と言われる理由は、出演期間が短かったからではありません。約7年半にわたってレギュラーを務めたものの、番組内でコンビ本来の持ち味を十分に発揮できないと感じる時期があったことが大きな要因です。
ネタ職人と長寿バラエティーの相性ジャルジャルの強みは、独自の設定や人物像を積み重ねて笑いを生むコントにあります。一方、『めちゃイケ』は、多人数の出演者が参加し、企画ごとに役割を変えながら番組全体の笑いを作るバラエティーでした。
コントであれば、設定や展開を組み立て、一定の時間を使って笑いを回収できます。しかし、スタジオでのコメントやロケ、先輩との掛け合いでは、短い時間で反応し、相手の個性を生かしながら自分の存在感も示さなければなりません。
マイナビウーマンの2020年のインタビューで、2人はトーク番組やロケで空回りすることがあり、映像を見てコメントする仕事にも難しさを感じていたと語っています。得意分野と異なる仕事で力不足を痛感したことが、番組への適応を難しくした一因だったと考えられます。
番組スタッフからも指摘された「ハマらなさ」同インタビューでは、福徳が番組スタッフから、ジャルジャルは当時の『めちゃイケ』にあまりハマっていないという趣旨の言葉をかけられたことも明かしています。
この証言は、「不遇」という評価が単に視聴者の印象だけから生まれたものではなく、本人たちも番組との相性に悩んでいたことを示しています。ただし、スタッフの指摘は当時の番組との適合性についての話であり、コンビの芸そのものが評価されていなかったことを意味するわけではありません。
実際、ジャルジャルは2013年に『ABCお笑いグランプリ』で優勝。2015年には『M-1グランプリ』決勝で3位に入り、コントと漫才の双方で結果を残しています。『めちゃイケ』での立ち回りと、賞レースでの実績は、分けて評価する必要があります。
「不遇」と「失敗」を同じ意味にしない番組内で目立てなかった時期があったことは、本人たちの証言からも明らかです。しかし、出演期間全体を失敗だったと評価するのは早計です。
ジャルジャルは、番組内でうまくいかない経験をしながら、自分たちがどのような仕事を得意とし、どの方向に力を注ぐべきかを学んでいきました。マイナビウーマンのインタビューでは、後藤が得意なことも苦手なことも実際に取り組んでみなければ分からず、向いていない仕事を見極めてきたことが現在につながっているという趣旨を語っています。
番組との相性に悩んだ経験は、遠回りに見えても、コンビとしての軸を明確にする過程の一部だったのでしょう。後年の活躍を踏まえると、「めちゃイケで不遇だったから成功できなかった」という説明よりも、「多様な仕事を経験した結果、自分たちの強みを選び取った」と見る方が実態に近いといえます。
【終了までの経緯と2026年の現在】めちゃイケでの経験は何を残したのか
『めちゃイケ』の終了が発表されたのは2017年11月4日の放送です。フジテレビの番組情報によると、1996年10月19日に始まった番組は、22年目の春に歴史に幕を下ろすことになりました。
2018年3月31日には最終回が放送され、番組は正式に終了しました。最終回は長時間の特別番組として編成され、岡村隆史ら主要メンバーとともに、ジャルジャルも最後まで出演者として番組を締めくくりました。
この終了は、ジャルジャルだけを対象にしたものではありません。番組全体の改編によってレギュラー出演の場がなくなったのであり、2人が番組を降板させられたこととは異なります。
終了後、ジャルジャルはネタ中心の活動へ番組終了を控えた2018年のORICON NEWSのインタビューでは、後藤は、番組終了後に別のレギュラー番組も終わり、新居を買ったばかりのタイミングだったと語っています。その際、加藤浩次から芸人は「腐りかけが一番面白い」という趣旨の励ましを受けたことも明かしました。
福徳は、番組での経験を将来の成功までのドキュメンタリーのように捉えるという、プロデューサーからの言葉に救われたと2020年のインタビューで振り返っています。苦しい時期を、ただの失敗ではなく、後から振り返るキャリアの一部として考えられるようになったのです。
その後、ジャルジャルはネタを活動の中心に据える方向を明確にしていきました。2015年の『M-1グランプリ』3位に続き、2020年には『キングオブコント』で優勝。コント師としての実力を示す大きな結果を残しました。
もちろん、これらの実績を『めちゃイケ』での苦悩だけが生み出したと説明することはできません。長年にわたるネタ作りや賞レースへの挑戦、仕事の選択など、複数の要素が重なって現在の活動につながっています。
2026年最新:全国9カ所・31公演のコントツアー2026年10月現在、ジャルジャルは単独ライブを中心とする活動を続けています。公式サイトおよび吉本興業の告知によると、2026年秋のツアー「マルゲリータ男とキャンパスガール ~JARUJARU CONTE TOUR 2026AW~」は、全国9カ所・全31公演の規模で開催されています。
このツアーの特徴は、全編を新作コントで構成していることです。単に過去の人気ネタを披露するのではなく、新しい設定や人物像を生み出し続けるという、ジャルジャル本来の強みを前面に出した内容になっています。
2026年の活動を考えるうえで重要なのは、テレビの大型バラエティーで目立つことだけを成功の基準にしていない点です。単独ライブを継続的に開催し、自分たちのネタを直接観客に届けることも、コンビの活動を支える重要な柱になっています。
『めちゃイケ』時代の経験が、そのまま現在の成功を保証したわけではありません。しかし、トークやロケでの苦戦を経て、自分たちに向いている仕事を見極めたという本人たちの振り返りは、現在のネタ中心の活動を理解する手がかりになります。
【ジャルジャルめちゃイケ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ジャルジャルのめちゃイケ出演期間はいつからいつまでですか?
A1:2010年10月30日に新メンバーとして選出され、2018年3月31日の最終回まで出演しました。期間は約7年5カ月です。
Q2:ジャルジャルがめちゃイケの新メンバーに選ばれた理由は何ですか?
A2:全国規模の「プロアマ不問1万人オーディション」を勝ち抜いたことが、選出について確認できる事実です。当時は『NHK新人演芸大賞』の大賞受賞や『爆笑レッドシアター』への出演など、若手芸人としての実績もありました。ただし、選考における個別の決め手は公表資料からは特定できません。
Q3:ジャルジャルのめちゃイケでの炎上は何が原因だったのですか?
A3:2011年の『FNS27時間テレビ』内のバスケットボール企画で、福徳が岡村にボールをぶつけた場面が、本気のいじめのように見えるとして批判を受けました。また、後藤の新居でカレーを使った企画を行った際にも、番組の演出に批判が集まりました。
Q4:加藤浩次はジャルジャルにどのような助言をしたのですか?
A4:後藤の回顧によると、自分が目立つことだけでなく、『めちゃイケ』の放送そのものを面白くすることを優先して考えるべきだ、という趣旨の助言をしました。後藤は、その考え方に大きな気づきを得たと語っています。
Q5:ジャルジャルは現在、何を中心に活動していますか?
A5:2026年現在もコントを中心に活動しています。公式発表では、全編新作ネタによる全国9カ所・全31公演のコントツアーが開催されています。また、2020年には『キングオブコント』で優勝しています。
ジャルジャルと『めちゃイケ』の関係は、2010年の新メンバー加入から2018年の番組終了まで、約7年半にわたるものでした。2人は番組内で個性を出すことに苦しみ、炎上や批判も経験しましたが、加藤浩次や濱口優ら先輩からの助言、番組スタッフとの関わりを通じて、多くの経験を積んでいきました。
「不遇だった」という評価には、本人たちが番組との相性に悩んでいた事実が反映されています。しかし、それをコンビとしての失敗と同一視するのは適切ではありません。『ABCお笑いグランプリ』優勝、『M-1グランプリ』での上位進出、そして2020年の『キングオブコント』優勝という実績は、番組内での評価とは別の軸で、ジャルジャルが実力を積み上げてきたことを示しています。
2026年の現在、ジャルジャルは全国規模の新作コントツアーを開催し、自分たちの強みを生かした活動を続けています。『めちゃイケ』での経験を振り返る際には、炎上した場面や苦悩だけでなく、試行錯誤を通じて仕事の適性を見極め、独自のスタイルを磨いてきた過程にも注目したいところです。
ジャルジャルの歩みが示しているのは、テレビ番組で目立つことと、芸人として長く活躍することは必ずしも同じではないということです。『めちゃイケ』は2人にとって簡単な舞台ではありませんでしたが、その経験もまた、現在のコント師としての活動につながるキャリアの一部になっています。