『ONE PIECE』に登場する五老星は、世界政府の最高権力として君臨する5人の天竜人です。長らく政治の中枢にいる謎の老人たちとして描かれてきましたが、エッグヘッド編では人間離れした姿や驚異的な再生能力が明らかになり、その正体をめぐる物語が大きく動きました。
特に注目したいのが、第1125話「何をもって死とするか」で起きたジェイガルシア・サターン聖の粛清と、フィガーランド・ガーリング聖の五老星就任です。2026年10月28日時点で原作第1196話までの展開を踏まえ、現在のメンバー一覧、役職、能力、強さの比較、イムとの関係、歴代メンバーの交代まで整理します。原作の重要なネタバレを含みます。
【五老星とは何者?】正体は世界政府を動かす最高権力者

五老星とは、聖地マリージョアに拠点を置き、世界政府の重要政策を決定する5人の天竜人です。原作第1086話では全員の名前と担当分野が明かされ、科学、防衛、環境、法務、財務、農務という政府運営の主要領域を分担していることが判明しました。
一般の海兵や政府職員から見れば、五老星は世界政府の頂点に立つ存在です。海軍大将やCP0を含む政府組織にも大きな影響力を持ち、国家や島の存亡に関わる判断を下します。エッグヘッド編では、Dr.ベガパンクの抹殺を目的としてサターン聖が海軍大将黄猿らと島へ向かい、事態の深刻化に伴って残る4人も現地に姿を現しました。
しかし、五老星より上位にいるのが、世界の真の支配者とされるイムです。五老星はイムへの絶対的な忠誠を示しており、その指示を受けて行動します。つまり、五老星は単に独立して世界を統治する老人たちではなく、イムを頂点とする支配体制の中核を担う人物たちです。
五老星の正体を考えるうえで重要なのは、彼らが政治的な権力だけでなく、通常の人間とは異なる身体能力や再生能力を備えている点です。エッグヘッド編では、致命傷に見える攻撃を受けても肉体が回復する姿や、異形の怪物へと変身する姿が描かれました。権力者であると同時に、麦わらの一味にとって直接的な脅威となる戦闘要員でもあります。
【2026年最新】五老星のメンバー一覧と役職を比較
現在の五老星は、サターン聖の後任となったガーリング聖を含む5人です。役職名は原作第1086話で明らかになった担当分野を基礎としており、ガーリング聖は第1125話でサターン聖の科学防衛武神の地位を引き継ぎました。
| 人物名 | 役職 | 能力・戦闘面の特徴 | 2026年時点の状態 |
|---|---|---|---|
| フィガーランド・ガーリング聖 | 科学防衛武神 | 五老星としての能力の詳細は未判明。神の騎士団最高司令官を務めた経歴を持つ。 | 現メンバー。サターン聖の後任。 |
| マーカス・マーズ聖 | 環境武神 | 鳥型の異形への変身や飛行能力を思わせる戦闘描写がある。 | 現メンバー。 |
| トップマン・ウォーキュリー聖 | 法務武神 | 巨大な猪型の異形への変身、極めて高い耐久力、強烈な咆哮が特徴。 | 現メンバー。 |
| イーザンバロン・V・ナス寿郎聖 | 財務武神 | 馬骨を思わせる異形への変身と、高速移動、剣による斬撃が目立つ。 | 現メンバー。 |
| シェパード・十・ピーター聖 | 農務武神 | 巨大なミミズ型の異形への変身、地中移動や捕食を思わせる攻撃がある。 | 現メンバー。 |
| ジェイガルシア・サターン聖 | 科学防衛武神(前任) | 牛鬼を思わせる異形、毒や拘束を伴う攻撃、驚異的な再生能力を見せた。 | 第1125話でイムに粛清された。 |
マーズ聖、ウォーキュリー聖、ナス寿郎聖、十・ピーター聖の4人は、サターン聖が在任していた時代から五老星として登場しています。ガーリング聖の加入によって、五老星の枠そのものがなくなったのではなく、科学防衛武神という役職を別の人物が引き継ぐ形になりました。
なお、役職名はそれぞれの担当領域を示すものであり、戦闘力の順位を表すものではありません。また、公式のキャラクター紹介や原作の描写から分かる情報と、能力の詳細がまだ描かれていない部分は区別して捉える必要があります。
【五老星の能力と正体】異形の姿や再生能力の謎
五老星の戦闘能力が大きく注目されたのは、エッグヘッド編です。原作第1110話前後では、サターン聖だけでなく、残る4人も人間とは異なる姿で登場しました。それぞれの姿は、日本の妖怪や伝説上の怪物を連想させます。
サターン聖は牛鬼、マーズ聖は以津真天、ウォーキュリー聖は封豨、ナス寿郎聖は馬骨、十・ピーター聖はサンドワームを思わせる姿として知られています。ただし、これらの怪物のイメージと、作中で正式に説明された能力名は同じものではありません。
五老星の悪魔の実の正式名称や、5人それぞれの能力の仕組みは、原作で一括して明かされていません。動物系幻獣種の能力者ではないかという見方はありますが、変身描写だけを根拠に、悪魔の実の名称やモデルを確定情報として扱うことはできません。
もう一つの大きな謎が、異常な再生能力です。五老星は攻撃によって身体が損傷しても、短時間で回復する描写を見せています。通常の戦闘であれば決定打となる攻撃が、彼らには十分なダメージとして残らない場合があるため、単純な攻撃力だけで勝敗を判断できません。
個別の戦闘描写を整理すると、サターン聖は毒や拘束を思わせる攻撃と再生能力を持ち、マーズ聖は空中移動を含む機動力を見せました。ウォーキュリー聖は攻撃を受け止める頑強さと強烈な咆哮が際立ち、ナス寿郎聖は高速移動と剣による攻撃でパシフィスタを次々と斬り伏せています。十・ピーター聖は地中を移動する巨大な怪物のような戦い方を見せました。
このように、五老星の強さは単純な腕力だけでは測れません。再生能力、移動能力、攻撃の範囲、相手を拘束する手段など、複数の要素を組み合わせて戦う点が大きな特徴です。
【五老星の強さランキング】原作の戦闘描写から比較
五老星の強さランキングを考える際に注意したいのは、原作に公式の順位表が存在しないことです。5人が同じ条件で戦った結果も示されておらず、個々の能力が完全に解明されたわけでもありません。ガーリング聖については、五老星としての戦闘能力が詳しく描かれていないため、旧メンバーと同じ基準で評価するのは困難です。
そのうえで、エッグヘッド編での戦闘描写を基準に比較すると、次のように評価できます。
耐久力を重視するならウォーキュリー聖が注目株です。巨大な異形の姿で攻撃を受けても簡単には崩れず、咆哮によってルフィにも影響を与えました。攻撃を受け止める能力という点では、五老星の中でも印象的な描写が多い人物です。
攻撃速度や斬撃を重視するならナス寿郎聖が有力です。高速で移動しながら多数のパシフィスタを斬る描写は、単体への攻撃だけでなく、複数の敵を相手にした制圧能力の高さを示しています。
機動力と戦場への対応力ならマーズ聖にも強みがあります。飛行を思わせる姿で移動し、エッグヘッドの研究施設へ侵入するなど、広い戦場での行動能力が描かれました。
十・ピーター聖は地中移動や捕食を思わせる攻撃が特徴で、サターン聖は毒や拘束、再生能力を組み合わせた戦闘が印象に残ります。ただし、サターン聖はすでに退場しており、ガーリング聖の能力も十分に分かっていません。
したがって、現段階で「五老星の最強は誰か」と一人に決めるより、耐久力ではウォーキュリー聖、斬撃と速度ではナス寿郎聖、機動力ではマーズ聖というように、能力別に評価する方が原作の描写に忠実です。今後、ガーリング聖の能力やイムとの契約の仕組みが明かされれば、評価が変わる可能性があります。
【五老星とイムの関係】サターン聖の粛清とガーリング聖への交代
五老星とイムの関係を理解するうえで決定的だったのが、エッグヘッド編の結末です。サターン聖は麦わらの一味らの脱出を阻止できず、Dr.ベガパンクの放送も完全には封じ込められませんでした。その後、原作第1125話でイムはサターン聖を粛清します。
サターン聖の身体から黒い物質のようなものがあふれ、肉体が急速に衰えていく描写は、これまで示されてきた再生能力とは対照的でした。最後には白骨化した身体が残り、サターン聖は死亡します。長年、通常の人間とは異なる存在として描かれてきた人物が、イムの意思によって命を奪われたのです。
この展開は、五老星が強大な力を持っていても、イムに対して絶対的に独立した存在ではないことを示しています。イムは五老星を統率し、失態を犯したサターン聖を処分できる立場にあります。再生能力や不老を思わせる性質についても、イムとの関係が重要な鍵を握っている可能性があります。
ただし、イムがどのような仕組みでサターン聖を死に至らしめたのか、五老星の力が契約によって与えられたものなのかといった詳細は、原作で完全には説明されていません。サターン聖の最期は、五老星の不死性に絶対的な保証がないことを示す一方、その力の根源について新たな謎を残しました。
そして同じ第1125話で、フィガーランド・ガーリング聖が五老星の一員として登場します。ガーリング聖は、かつて神の騎士団の最高司令官を務めていた人物です。サターン聖が担っていた科学防衛武神の地位を引き継ぎ、ベガパンクの研究成果に関わる権限も受け継ぐ形となりました。
この交代は、単なる人事異動以上の意味を持ちます。ガーリング聖は天竜人社会の内部で裁きを下す立場にあり、神の騎士団を率いていた経歴もあります。その人物が世界政府の最高権力層に加わったことで、天竜人の内部統制と世界政府の科学・防衛政策が、より強く結び付く構図が生まれました。
【五老星の歴代と現在】交代の経緯とよくある誤解
五老星の歴代メンバーについて、原作で明確に確認できる大きな交代は、サターン聖からガーリング聖への交代です。第1086話で名前が明かされた当初の5人は、サターン聖、マーズ聖、ウォーキュリー聖、ナス寿郎聖、十・ピーター聖でした。その後、第1125話でサターン聖が粛清され、ガーリング聖がその席を引き継ぎました。
一方、さらに過去の五老星が誰だったのか、歴代の交代がいつ行われたのかについては、全容が公表されていません。サターン聖が約200年前の鉄の巨人エメトに関与していたことは原作で示されていますが、その事実だけで、現在の五老星全員の在任期間や不老の仕組みを断定することはできません。
2026年10月28日時点では、原作第1196話までにサターン聖が五老星へ復帰した描写や、ガーリング聖に代わる新たな交代は確認されていません。したがって、現メンバーを整理する際は、サターン聖を過去のメンバー、ガーリング聖を現メンバーとして区別が必要です。
また、五老星に関する情報では、能力名の扱いにも注意が必要です。怪物の姿を見て悪魔の実のモデルを推測することはできますが、推測された名称がそのまま原作で確定した設定になるわけではありません。同じように、戦闘描写から強さを比較することはできても、公式の強さランキングが発表されたわけではありません。
こうした点を踏まえると、五老星の現在を理解するために押さえたいのは、メンバーの名前、担当する役職、作中で確認できる能力、そしてイムとの上下関係です。特にサターン聖の退場は、五老星の権力と不死性を考えるうえで、物語の大きな転換点になりました。
【五老星】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、五老星のメンバーは誰ですか?
A1:フィガーランド・ガーリング聖、マーカス・マーズ聖、トップマン・ウォーキュリー聖、イーザンバロン・V・ナス寿郎聖、シェパード・十・ピーター聖の5人です。サターン聖は第1125話で粛清され、ガーリング聖が後任となりました。
Q2:五老星の悪魔の実の名前は判明していますか?
A2:5人それぞれの悪魔の実の正式名称やモデル名は、原作で明確に公表されていません。異形の姿は描かれていますが、変身の仕組みや能力の由来には未解明の部分が残っています。
Q3:五老星とイムはどちらが強いのですか?
A3:戦闘力を同じ条件で比較できる公式な情報はありません。ただし、イムは五老星を統率する上位の存在として描かれ、サターン聖を粛清しました。少なくとも権力関係では、五老星はイムの支配下にあります。
五老星は、世界政府の政治を担う最高権力者でありながら、通常の人間とは異なる変身能力や再生能力を持つ謎多き存在です。エッグヘッド編では5人の異形の姿と戦闘能力が描かれ、サターン聖の粛清によって、その不死性にも限界があることが示されました。
2026年10月時点の五老星は、ガーリング聖、マーズ聖、ウォーキュリー聖、ナス寿郎聖、十・ピーター聖の5人です。サターン聖からガーリング聖への交代は、五老星の役職が個人に固定されたものではなく、イムの意思によって人員が入れ替わり得ることを示しています。
今後の注目点は、ガーリング聖の戦闘能力、五老星の再生能力の根源、そしてイムが彼らをどのように支配しているのかという謎です。五老星をめぐる物語は、世界政府の権力構造だけでなく、『ONE PIECE』の世界そのものを支配する仕組みに迫る重要な手掛かりになっています。