ビー・プレストリー(Bea Priestley)は、日本の女子プロレス団体スターダムで活躍するイングランド出身のプロレスラーです。WWEでは「ブレア・ダベンポート(Blair Davenport)」のリングネームで活動し、NXT UKからNXT、SmackDownへと舞台を広げました。2025年にはスターダムへ復帰し、2026年はヒールユニット「H.A.T.E.」の一員として新たな抗争を展開しています。
2026年10月現在、注目したいのは、かつてのリングネームへの回帰だけではありません。上谷沙弥との王座戦、羽南とのワンダー・オブ・スターダム王座戦、そしてH.A.T.E.加入によって変化した立ち位置です。本名や年齢、デビューからの経歴、得意技クイーンズ・ランディング、ウィル・オスプレイとの関係まで、公式プロフィールと試合記録をもとに整理します。
【プロフィール】ビー・プレストリーの本名・年齢・出身地は?

ビー・プレストリーの本名は、英語圏の人物紹介などでBeatrice St. Claire Priestley(ベアトリス・セント・クレア・プリーストリー)と紹介されています。リングネームの「Bea」は、Beatriceの愛称として使われる名前です。
生年月日は1996年3月22日。2026年10月28日現在は30歳です。出身はイングランドで、スターダム公式プロフィールでは出生地をヨークとしています。身長は170cm、体重は66kgと公表されています。
プロレスデビューは2012年12月21日。イギリスを拠点にキャリアを築いた後、日本、アメリカへと活動範囲を拡大しました。海外団体での経験を積みながら、日本の女子プロレス界でも主要タイトルを獲得してきた選手です。
プロフィールを理解するうえで押さえておきたいのは、ビー・プレストリーとブレア・ダベンポートが別人ではないという点です。いずれも同じ選手が使用してきたリングネームであり、活動する団体やキャラクターに応じて呼び名が変化しています。
【経歴・年表】デビューからスターダム復帰、2026年のH.A.T.E.加入まで
ビー・プレストリーのキャリアは、イギリスのインディー団体からスターダム、AEW、WWE、そして再びスターダムへと続いています。スターダム公式プロフィールと公開されている試合記録をもとに、主な転機をまとめました。
| 時期 | 主な出来事 | キャリア上の意味 |
|---|---|---|
| 2012年 | プロレスデビュー | イギリスを拠点にキャリアをスタート |
| 2017年 | スターダムに初参戦 | 日本での活動を本格化する足掛かりに |
| 2019年5月 | 花月を破り、ワールド・オブ・スターダム王座を獲得 | スターダムのトップ戦線に進出 |
| 2020年 | SWA世界女子王座を獲得。タッグ王座も経験 | シングル、タッグ双方で実績を重ねる |
| 2021年7月 | WWEと契約し、ブレア・ダベンポート名義でNXT UKに登場 | 海外大手団体で新たなキャラクターを確立 |
| 2022~2024年 | NXTを経て、2024年のドラフトでSmackDownへ | WWEの複数ブランドで活動 |
| 2025年2月 | WWEを離れ、ビー・プレストリー名義に戻る | インディー団体などで再始動 |
| 2025年7~8月 | スターダムに復帰し、専属選手として再合流 | 5★STAR GPにも参戦し、国内での活動を再開 |
| 2025年9月6日 | 上谷沙弥の赤いベルトに挑戦するも敗北 | 復帰後の王座戦線で存在感を示す |
| 2026年4月26日 | STARSを離れ、H.A.T.E.へ加入 | 羽南との関係が対立へと転換 |
| 2026年5月23日 | 羽南のワンダー・オブ・スターダム王座に挑戦し敗北 | 白いベルトをめぐる抗争が本格化 |
| 2026年9~10月 | 負傷から復帰し、シングル戦やタッグ戦に出場 | H.A.T.E.の一員として活動を継続 |
スターダムで最初に大きな実績を残したのは2019年です。5月4日、花月を破ってワールド・オブ・スターダム王座を獲得しました。その後もタッグ王座やSWA世界女子王座を手にし、海外出身選手でありながら団体の主要タイトル戦線を担う存在になりました。
2021年にはWWEへ移籍し、リングネームをブレア・ダベンポートに変更。NXT UKでの活動を経て、アメリカのNXT、さらにSmackDownへと進みました。WWEを離れた後は、2025年に再びスターダムへ戻り、かつて実績を残した日本のリングで新たなキャリアを築いています。
【リングネーム変更の理由】ビー・プレストリーとブレア・ダベンポートの違い
ビー・プレストリーがWWEでブレア・ダベンポートに改名したのは、2021年のWWE契約がきっかけです。2021年7月のインタビューで、本人は新しい名前が自分の第一希望ではなかったことを明かしています。一方で、名前を変えることをキャリアの新しい段階として受け止めていました。
当時の本人の説明によれば、新しいリングネームは単に過去を消すためのものではありません。ビー・プレストリーとして積み重ねた経験を残しつつ、自分が成長した姿を新しい名前で表現するという考え方でした。インタビューでは、新しい自分を作り直す機会であり、次のレベルへ進むための変化だという趣旨を語っています。
ブレア・ダベンポート時代の特徴は、冷徹さや攻撃性を前面に出したキャラクターです。WWE公式プロフィールでも、強烈な存在感と激しいファイトスタイルが紹介されています。スターダム時代に培った実力を土台に、海外のテレビ番組に適したキャラクターを展開した時期でした。
2025年にWWEを離れた後は、再びビー・プレストリー名義で活動しています。これは別の選手への転身ではなく、以前から知られていた名前に戻ったということです。リングネームの変遷には、所属団体の違いだけでなく、選手本人がキャリアの節目をどう表現するかという意味もあります。
したがって、「ビー・プレストリーとブレア・ダベンポートは別人なのか」「本名が変わったのか」という疑問への答えは明確です。リングネームが変わったのであって、同一人物です。また、改名の理由については、本人が語った新しい段階への挑戦という説明が重要であり、単なる名前の変更だけでキャリアを評価するのは十分ではありません。
【2026年最新】スターダム復帰からH.A.T.E.加入までの経緯
ビー・プレストリーは2025年7月にスターダムへ復帰し、同年8月には専属選手として再合流しました。復帰直後の大きな目標となったのが、ワールド・オブ・スターダム王座を保持していた上谷沙弥への挑戦です。
2025年9月6日の「STARDOM TO THE WORLD」では、上谷沙弥とビー・プレストリーがワールド・オブ・スターダム王座を懸けて対戦しました。試合時間は22分34秒。最後は上谷がスタークラッシャーからのワン・スプリング・ハードで勝利し、5度目の防衛に成功しています。ビーは敗れたものの、復帰後に赤いベルトへ挑戦する立場まで戻ってきたことを示しました。
2026年の最大の転機は、4月26日の横浜アリーナ大会「ALL STAR GRAND QUEENDOM」です。羽南がコナミを破って初めてワンダー・オブ・スターダム王座を獲得し、STARSのリーダーとして歩み始めた直後、ビー・プレストリーはSTARSを離れてH.A.T.E.へ加入しました。
この展開によって、羽南とビーの関係は仲間同士からライバル同士へと変わりました。スターダム公式の5月19日の会見記事では、ビーが羽南との友情を利用していたという趣旨の発言が紹介されています。物語上は、表向きにはSTARSの仲間として行動しながら、長期的な計画のもとでH.A.T.E.への合流を進めていたという構図です。
5月23日の「STARDOM QUEENS DYNASTY 2026」では、ビーが羽南のワンダー・オブ・スターダム王座に挑戦しました。試合時間は20分2秒。羽南がバックドロップ・ホールドで勝利し、初防衛を果たしています。ビーは白いベルトの獲得には届きませんでしたが、STARSを裏切った経緯を含め、羽南との抗争は大きな注目を集めました。
その後、ビーは6月28日の富山大会で鼻を負傷し、5★STAR GPを欠場しました。9月12日の「STARDOM TO THE WORLD 2026」で復帰すると、叶谷アンとのシングルマッチに7分20秒で勝利。決め技は得意技のクイーンズ・ランディングでした。
2026年10月27日の後楽園ホール大会では、上谷沙弥と組み、安納サオリ&桜井麻衣ではなく、公式記録上の対戦相手である安納サオリ&桜井彩を相手にタッグマッチへ出場。試合は11分28秒で上谷・ビー組が勝利し、最後は上谷がスタークラッシャーからのワン・スプリング・ハードで決着をつけています。10月現在のビーは、H.A.T.E.の一員として活動しながら、コズミック・エンジェルズ勢との抗争も続けている状況です。
【得意技・タイトル歴】クイーンズ・ランディングと実績を整理
スターダム公式プロフィールで得意技として挙げられているのは「PLAN BEA」と「Queen's Landing(クイーンズ・ランディング)」です。特にクイーンズ・ランディングは、2026年9月12日の叶谷アン戦でフィニッシュとして使用されており、現在の試合を追ううえでも押さえておきたい技です。
ビーの強みは、シングルマッチだけでなく、タッグ戦やユニット抗争でも実績を積み重ねてきた点にあります。スターダム公式プロフィールや公開されているタイトル記録では、以下の主要タイトル歴が確認できます。
- ワールド・オブ・スターダム王座:2019年に獲得。スターダムのシングル最高峰タイトルを経験。
- ゴッデス・オブ・スターダム王座:ジェイミー・ヘイター、コナミとの組み合わせで計2度獲得。
- アーティスト・オブ・スターダム王座:大江戸隊のメンバーと組み、トリオ王座を獲得。
- SWA世界女子王座:2020年に獲得。
- WOS女子王座:イギリスのWorld of Sport Wrestlingでも王座を獲得。
- WCPW/Defiant女子王座:イギリスの団体でもタイトル実績を残した。
WWE時代には、2023年の女子アイアン・サバイバー・チャレンジでも実績を残しています。団体ごとにルールや試合の見せ方が異なるなか、ビーはシングル、タッグ、ユニット戦という複数の形式でキャリアを築いてきました。
こうした経歴を見ると、ビーは単に海外から戻ってきた選手ではありません。スターダムの王座戦線を経験したうえで、WWEのテレビ放送を中心とする環境も経験し、再び日本のリングへ戻ってきた選手です。H.A.T.E.加入後の抗争は、その経験をどのように現在の立場へ結びつけるかという点でも見どころがあります。
【ウィル・オスプレイとの関係】過去のパートナー関係と現在の情報
ビー・プレストリーとウィル・オスプレイは、過去に交際関係が公に語られていたプロレスラー同士です。2人は新日本プロレスで「ユナイテッド・エンパイア」に関わり、リング上でも同じ陣営の選手として活動しました。
2021年3月には、オスプレイがビーにオスカッターを放つ場面が新日本プロレスのストーリーとして展開されました。この演出は、オスプレイがタイトル獲得のために手段を選ばない姿勢を示すものでした。同年5月のインタビューでオスプレイは、当時2人が交際していたことや、技を受ける演出についてビー本人との話し合いがあったことを説明しています。
ここで区別したいのは、当時の交際関係とリング上のストーリーです。プロレスでは実際の人間関係が演出に取り入れられる場合がありますが、試合で起きた裏切りや攻撃が、そのまま私生活のトラブルを意味するわけではありません。
また、2021年当時の報道を根拠に、2026年現在も同じ関係が続いていると断定することはできません。現在の関係を判断する際には、過去のインタビューやストーリー上の描写と、両者が現在公表している情報を分けて理解する必要があります。
【ビー・プレストリー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ビー・プレストリーの本名と年齢は?
A1:本名はBeatrice St. Claire Priestleyと紹介されることが多く、1996年3月22日生まれです。2026年10月現在、30歳です。
Q2:ビー・プレストリーとブレア・ダベンポートは同一人物?
A2:同一人物です。WWEと契約した2021年にブレア・ダベンポート名義へ変更し、2025年にWWEを離れた後はビー・プレストリー名義で活動しています。
Q3:ビー・プレストリーがH.A.T.E.に加入したのはいつ?
A3:2026年4月26日の横浜アリーナ大会です。羽南がコナミを破ってワンダー・オブ・スターダム王座を獲得した後、ビーがSTARSを離れてH.A.T.E.へ加入しました。
Q4:羽南とのタイトルマッチはどちらが勝った?
A4:2026年5月23日の「STARDOM QUEENS DYNASTY 2026」で羽南が勝利しました。試合時間は20分2秒で、羽南がバックドロップ・ホールドで初防衛に成功しています。
Q5:ビー・プレストリーの得意技は?
A5:スターダム公式プロフィールではPLAN BEAとクイーンズ・ランディングが挙げられています。2026年9月12日の叶谷アン戦では、クイーンズ・ランディングで勝利しました。
ビー・プレストリーは、イギリスでキャリアをスタートし、スターダムで王座を獲得した後、WWEではブレア・ダベンポート名義で活動してきました。2025年のスターダム復帰によって、再び日本の女子プロレス界の主要戦線に加わっています。
2026年の大きな転換点は、4月26日のH.A.T.E.加入です。羽南との関係が対立へと変わり、5月23日の白いベルトを懸けた試合では敗北。その後も負傷から復帰し、9月にはクイーンズ・ランディングで勝利を挙げ、10月27日には上谷沙弥とのタッグで勝利を収めました。
今後の動向を追うなら、リングネームだけで選手を判断するのではなく、所属ユニット、対戦相手、タイトル戦の結果、そして公式に発表された経歴を組み合わせて見ることが大切です。ビー・プレストリーは、ブレア・ダベンポートとしての海外経験を経て、H.A.T.E.の一員として新たな局面を迎えています。羽南との抗争が再び王座戦につながるのか、上谷沙弥ら同じユニットの選手とどのような連携を見せるのかが、今後の注目点です。