乃木坂46の2期生は、堀未央奈、山崎怜奈、鈴木絢音、北野日奈子、新内眞衣ら、個性も得意分野も異なる14名で構成された世代です。2013年に加入し、研究生制度や選抜争いを経験しながらグループを支え、2023年3月28日の鈴木絢音の卒業をもって、2期生の乃木坂46での活動は一区切りを迎えました。
一方、2期生を語る際には「不遇だった」「1期生や3期生と比べて恵まれなかった」という評価もつきまといます。なぜそう語られるのか、全14名はどのような経緯でグループを離れたのか。そして2026年現在、堀未央奈や山崎怜奈、鈴木絢音らは何をしているのでしょうか。公式発表や所属事務所の情報、当時の報道を手がかりに整理します。
【乃木坂46の2期生は誰?】全14名のメンバー一覧

乃木坂46の2期生は、2013年3月28日にグループへ合流した14名です。公式の「9th YEAR BIRTHDAY LIVE~2期生ライブ~」特設ページでも、14名が研究生として活動を開始した経緯が紹介されています。
メンバーの名前を一覧で確認すると、次のとおりです。
- 伊藤かりん
- 伊藤純奈
- 北野日奈子
- 相楽伊織
- 佐々木琴子
- 新内眞衣
- 鈴木絢音
- 寺田蘭世
- 西川七海
- 堀未央奈
- 矢田里沙子
- 山崎怜奈
- 米徳京花
- 渡辺みり愛
この14名は、活動期間やグループ内での立ち位置が一様ではありません。加入当初から注目を集めたメンバーもいれば、研究生として経験を積み、長い時間をかけて選抜入りや個人の仕事をつかんだメンバーもいました。また、学業に専念するため、早い段階で活動を辞退したメンバーもいます。
そのため、2期生を理解する際には、単純に「卒業した14名」とまとめるだけでなく、正規メンバーとして卒業した11名と、初期に活動を辞退した3名を区別する必要があります。後述するように、「2期生全員卒業」という表現は、全員が現在グループに在籍していないという意味では正しいものの、14名全員が同じ形で卒業したわけではありません。
【加入から卒業まで】研究生制度と2期生の歩み
2期生のオーディション募集は2012年12月に始まり、2013年3月に加入が発表されました。1期生がグループの基盤を築き始めた時期に加わった2期生は、乃木坂46の知名度が広がっていく過程を、先輩とは異なる立場から経験しています。
特徴的だったのは、加入した14名全員が研究生としてスタートしたことです。乃木坂46公式サイトのオーディション案内には、合格後に研究生として活動し、レッスンなどの成果を踏まえて正規メンバーへ昇格する制度が記載されていました。
2013年11月発売の7thシングル「バレッタ」では、堀未央奈が初選抜でセンターに抜擢されます。加入から間もない2期生が表題曲のセンターを務めたことは、当時のグループにとって大きな出来事でした。
ただし、堀の抜擢がそのまま2期生全体の待遇改善につながったわけではありません。選抜メンバーとして活動する堀と、研究生やアンダーメンバーとして経験を重ねる同期との間には、活動機会の差がありました。
2014年には新内眞衣や伊藤かりんらが正規メンバーへ昇格。その後も段階的に昇格が進み、2015年2月22日の「3rd YEAR BIRTHDAY LIVE」では、残る研究生の正規メンバー昇格が決まりました。全員が正規メンバーとなるまで、加入から約2年を要したことになります。
その後、2期生は選抜、アンダー、個人仕事など、それぞれの場所で活動を続けました。2020年3月に予定されていた2期生ライブは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止となり、トーク中心の配信企画へ変更されます。待望の期別ライブが実現したのは、加入から8周年を迎えた2021年3月28日でした。
同公演は堀未央奈の卒業ライブでもあり、2期生の歴史を象徴する節目となりました。加入当初の研究生制度から始まった約8年間の歩みは、同期が集まって歌うステージによって、改めてファンに共有されたのです。
【乃木坂46の2期生卒業順】全14名の活動終了時期と経緯
2期生の活動終了を時系列で見ると、初期の活動辞退が2014年に集中し、その後は2018年から2023年にかけて卒業が続いたことが分かります。以下は、公式発表や卒業関連の記録に基づいて整理した一覧です。
| 時期 | メンバー | 活動終了の区分・経緯 |
|---|---|---|
| 2014年3月22日 | 西川七海 | 本人の申し出による活動辞退 |
| 2014年10月18日 | 矢田里沙子 | 学業専念のため活動辞退 |
| 2014年10月18日 | 米徳京花 | 学業専念のため活動辞退 |
| 2018年7月16日 | 相楽伊織 | グループ卒業 |
| 2019年5月24日 | 伊藤かりん | グループ卒業 |
| 2020年3月31日 | 佐々木琴子 | グループ卒業 |
| 2021年3月28日 | 堀未央奈 | 2期生ライブをもって卒業 |
| 2021年8月31日 | 伊藤純奈・渡辺みり愛 | 同年8月に卒業 |
| 2021年12月12日 | 寺田蘭世 | グループ卒業 |
| 2022年2月10日 | 新内眞衣 | グループ卒業 |
| 2022年4月30日 | 北野日奈子 | グループ卒業 |
| 2022年7月17日 | 山崎怜奈 | グループ卒業 |
| 2023年3月28日 | 鈴木絢音 | 卒業セレモニーをもって卒業。2期生最後の在籍メンバー |
※伊藤純奈と渡辺みり愛は、2021年8月に卒業したメンバーです。卒業日については、卒業発表日、最終活動日、卒業セレモニーの日付を区別して扱う必要があります。
2014年の3名については、乃木坂46公式サイトが活動辞退を発表しています。特に矢田里沙子と米徳京花については、学業に専念するため本人から申し出があったと説明されました。一方、西川七海について、公式発表は本人の申し出による活動辞退という内容で、詳細な事情までは示していません。
その後の卒業についても、すべてを同じ理由で説明することはできません。個々の卒業発表や本人の活動方針は異なり、グループでの活動を終えた後に俳優、タレント、ラジオパーソナリティーなどへ進んだメンバーもいます。
2期生最後の在籍メンバーとなった鈴木絢音は、2023年3月28日に卒業セレモニーを開催しました。乃木坂46公式サイトは2026年4月の配信告知でも、同公演を「2期生“最後のひとり”」のラストステージとして紹介しています。これにより、2期生14名全員が乃木坂46での活動を終えました。
【不遇説の真相】2期生はなぜ恵まれなかったと言われるのか
乃木坂46の2期生が「不遇」と呼ばれる背景には、単なる印象論ではなく、加入時の制度、選抜の仕組み、期別の活動機会という複数の要因があります。ただし、不遇説は2期生全員の活動が不成功だったという意味ではありません。個人の活躍と、期全体に与えられた機会を分けて考える必要があります。
1.全員が研究生としてスタートした最も大きな違いは、加入時の立場です。2期生は全員が研究生から始まり、正規メンバーへの昇格が一度に行われたわけではありません。昇格までの期間には個人差があり、研究生として活動する期間が長いメンバーもいました。
1期生はグループの立ち上げから参加した一方、2期生は先輩たちがすでに活動している環境へ後から加わりました。先輩が築いた人気や認知度があることはグループにとって強みですが、後輩にとっては選抜やメディア出演の機会を得るうえで競争が生じる構造でもありました。
2.堀未央奈のセンター抜擢は、期全体の成功を意味しなかった堀未央奈は「バレッタ」でセンターに抜擢されたものの、その後も選抜とアンダーを経験しました。ENCOUNTが2021年の卒業ライブを報じた記事では、堀がアンダーセンターを務めた時期の葛藤や、同期と一緒に活動できた喜びを振り返る姿が紹介されています。
また、Real Soundの2019年の記事では、堀未央奈と北野日奈子が同期を支えながら活動してきた経緯や、2期生が長く「不遇」と称されてきた状況が取り上げられました。センター経験者がいることと、期全体に十分な活動機会が与えられていたことは、別の問題だったのです。
堀の抜擢は2期生の存在を強く印象づける出来事でした。しかし、個人に大きな役割が与えられることと、同期全員が同じように活躍できることは同義ではありません。むしろ堀が経験した選抜とアンダーの両方の立場が、2期生の複雑な状況を象徴しています。
3.期別ライブの実現が遅かった3期生や4期生が期別のライブを経験していく一方で、2期生は同期だけで立つ単独ライブの実現に時間がかかりました。2020年に予定されていた公演も感染症対策のため中止となり、2021年3月にようやく2期生だけのライブが開催されています。
期別ライブは、メンバーが同期の物語を共有し、ファンがその世代をまとまった形で応援する機会です。ライブの実現が遅れたことは、2期生がグループの中で一つの世代として注目される機会が限られていた、という評価につながりました。
4.それでも「不遇だっただけ」と評価するのは不十分一方で、2期生には堀未央奈のセンター経験、新内眞衣のラジオやタレント活動、山崎怜奈の知識を生かしたテレビ出演、伊藤かりんの将棋関連の仕事など、個人の強みを生かした実績があります。
不遇説を検証する際に重要なのは、人気や選抜回数だけを評価基準にしないことです。グループ全体への貢献、アンダーライブでの役割、ラジオや舞台で培った経験、卒業後につながる専門性などを合わせて見ることで、2期生の活動実態がより立体的に見えてきます。
つまり、2期生が置かれた環境には確かに厳しい側面がありました。しかし、その経験をどう生かしたかはメンバーごとに異なり、世代全体を一つの評価だけで語ることはできません。
【2026年現在】堀未央奈・山崎怜奈・鈴木絢音ら卒業後の活動
2期生は全員がグループを離れていますが、卒業後の活動は多岐にわたります。2026年10月時点の公式サイトや所属事務所のプロフィールを見ると、アイドル時代に培った知名度を生かすだけでなく、それぞれが得意分野を軸に仕事を広げていることが分かります。
堀未央奈:俳優・モデルとして活動を継続堀未央奈は2021年3月28日に乃木坂46を卒業。7thシングル「バレッタ」で初選抜にして初センターを務めたメンバーであり、卒業後は俳優として映画やドラマへの出演を重ねてきました。
堀未央奈の公式プロフィールでは、映画「ホットギミック ガールミーツボーイ」で主演を務めた経歴や、卒業後のドラマ出演が紹介されています。2025年には映画「遺書、公開。」「死に損なった男」、FODドラマ「女優めし」などに出演。2026年10月の公式サイトでもテレビ出演やモデル関連の活動が案内され、2027年公開予定の映画「殺人の門」への出演も告知されています。
堀のキャリアで注目したいのは、アイドル時代のセンター経験にとどまらず、卒業後に俳優として新しい評価軸を築いていることです。2026年10月のインタビューでも、役に向き合う経験を通じて自信を持てるようになったと語っています。乃木坂46の元センターという肩書きを持ちながら、演技の仕事でキャリアを積み重ねている点が現在の特徴です。
山崎怜奈:テレビ・ラジオで知識と発信力を生かす山崎怜奈は2022年7月17日に卒業しました。歴史や社会への関心、情報を整理して伝える力を生かし、テレビやラジオを中心に活動しています。
山崎怜奈の公式サイトでは、2026年10月28日のNHK Eテレ「NHK高校講座 世界史探究」への出演や、10月30日のABCラジオ「今村翔吾×山崎怜奈の言って聞かせて」への出演予定が案内されています。アイドルとしての経験を土台にしながら、知識や対話力を求められる仕事へ活動領域を広げていることが分かります。
山崎の歩みは、グループ内での選抜ポジションだけでは個人の能力を測れないことを示す例です。乃木坂46卒業後に専門性を磨き、テレビやラジオで継続的に発信する仕事を確立している点は、2期生のキャリアを考えるうえで重要です。
鈴木絢音:ラジオ・文学関連の仕事へ鈴木絢音は2023年3月28日の卒業セレモニーをもって乃木坂46を卒業しました。2期生として最後まで在籍したメンバーであり、グループ加入からちょうど10年となる日にラストステージを迎えたことでも知られています。
所属事務所A.M.Entertainmentの公式プロフィールでは、俳優業や文学関連の仕事を中心に活動する方針が紹介されています。2026年時点では、CBCラジオ「大津功と鈴木絢音の通になりた~い!」や、ニコニコチャンネルプラス「鈴木絢音の偏愛至上主義」などに出演しています。
鈴木の活動は、本人の関心や知識を仕事へ結びつけるキャリアの一例です。グループ在籍時から培ってきた読書や言葉への関心を、ラジオや書籍関連の仕事へとつなげています。
新内眞衣・北野日奈子・相楽伊織らもそれぞれの道へ新内眞衣は2022年2月に卒業。所属事務所セント・フォースの公式プロフィールでは、ラジオ「土田晃之 日曜のへそ」や「SDGs MAGAZINE」、ポッドキャスト「新内眞衣のまいどあり」などの活動が紹介されています。乃木坂46在籍時に経験したラジオの仕事を、卒業後のキャリアへとつなげている点が特徴です。
北野日奈子は2022年4月に卒業し、舞台やドラマで俳優として活動しています。公式プロフィールによると、2025年3月からはJRAの年間WEBプロモーションを担当し、競馬の魅力を発信する仕事にも携わっています。
相楽伊織は2018年7月に卒業し、モデルや俳優として活動。2026年にはテレビ出演やデジタル写真集の発売などが確認できます。卒業後にグラビアなど新たな分野にも挑戦しており、アイドル時代とは異なる形で活動の幅を広げています。
このほか、伊藤純奈は舞台などの俳優活動、佐々木琴子は声優としての活動、伊藤かりんは将棋関連の仕事など、それぞれの進路を歩んできました。すべてのメンバーが同じ芸能活動を続けているわけではありませんが、2期生の経験が卒業後のキャリアに生かされている点は共通しています。
【プロの結論】乃木坂46の2期生が残したものとは
2期生の歴史を振り返ると、研究生制度や選抜の競争、期別ライブの遅れといった厳しい環境があった一方で、グループに多様な個性と専門性をもたらした世代だったことが見えてきます。
1期生がグループの基礎を築いた世代だとすれば、2期生は、すでに形成されつつあったグループの中で自分の居場所を探し、選抜やアンダー、個人仕事を通じて存在感を示した世代です。後輩の3期生や4期生と比較する場合も、加入時の制度やライブ機会の違いを考慮しなければ、公平な評価にはなりません。
また、2期生の評価を「不遇だったかどうか」だけに限定すると、メンバーが個別に築いてきた実績を見落とします。堀未央奈の俳優業、山崎怜奈のテレビ・ラジオでの発信、鈴木絢音の文学関連の活動、新内眞衣のラジオ出演など、卒業後の姿は実に多様です。
2期生を振り返る際に見るべきなのは、選抜入りの回数やセンター経験の有無だけではありません。グループにどのような価値を残したか、どんな分野で強みを発揮したか、卒業後にどのような仕事へつなげたかという視点が必要です。その観点に立てば、2期生は単に「不遇だった世代」ではなく、限られた機会の中で多彩なキャリアを切り開いた世代として評価できます。
【乃木坂46の2期生】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:乃木坂46の2期生は全部で何人ですか? A1:2期生は全部で14名です。伊藤かりん、伊藤純奈、北野日奈子、相楽伊織、佐々木琴子、新内眞衣、鈴木絢音、寺田蘭世、西川七海、堀未央奈、矢田里沙子、山崎怜奈、米徳京花、渡辺みり愛が該当します。
Q2:乃木坂46の2期生は全員卒業していますか? A2:はい。2023年3月28日に鈴木絢音が卒業したことで、2期生は全員が乃木坂46での活動を終えています。ただし、14名全員が正式に卒業したわけではなく、西川七海、矢田里沙子、米徳京花の3名は初期に活動を辞退しています。
Q3:乃木坂46の2期生が不遇と言われるのはなぜですか? A3:主な理由は、全員が研究生からスタートしたこと、正規メンバーへの昇格に約2年を要したこと、期別ライブの実現が遅かったことです。ただし、堀未央奈のセンター経験や山崎怜奈、新内眞衣らの個人活動など、実績も多くあります。世代全体の環境と、個々のメンバーの活躍を分けて評価することが大切です。
乃木坂46の2期生は、2013年に加入した全14名の世代です。研究生制度からスタートし、選抜とアンダーの両方を経験しながら活動を続け、2023年3月28日の鈴木絢音の卒業によって、全員がグループを離れました。
「不遇」と呼ばれる背景には、昇格制度や活動機会の差、期別ライブの実現が遅れたことなど、具体的な事情があります。しかし、それだけで2期生の歴史を語ることはできません。堀未央奈、山崎怜奈、鈴木絢音、新内眞衣らは、卒業後もそれぞれの専門性を生かして活動しています。
2026年現在、2期生は乃木坂46の現役メンバーではありません。それでも、グループの歴史を振り返るうえで欠かせない存在です。加入時の制度、選抜やアンダーでの経験、卒業後のキャリアまでを通して見ることで、2期生が乃木坂46に残したものをより深く理解できます。