『となりのトトロ』に登場するネコバスは、猫の姿をした不思議な乗り物であり、サツキとメイの冒険を支える重要な存在です。12本の足で夜の森を駆け抜け、行き先表示を「めい」や「七国山病院」に切り替える姿は、公開から長い年月がたった今も、多くの視聴者を魅了しています。
2026年には、車内が毛に覆われているという内部設定や、姉妹を送り届けたあとの行き先表示「す」が改めて話題になりました。加えて、愛知県のジブリパーク周辺では、トヨタ自動車のモビリティ技術を活用した実車「APMネコバス」が運行しています。映画に登場するネコバスの正体から、行き先表示の一覧、宮崎駿監督の裏設定、実車の料金と乗り方まで、2026年10月28日時点の公式情報を交えて解説します。
【正体は化け猫?】ネコバスの設定と能力、誕生の経緯

ネコバスは、単に猫の形をしたバスではありません。映画本編では、意思を持ち、自ら走り、必要な相手を目的地まで運ぶ、不思議な生き物として描かれています。
ネコバスの正体は、バスをまねた化け猫ネコバスの由来については、日本テレビ系「金曜ロードショー」の公式Xが、宮崎駿監督の裏設定として紹介した内容が手がかりになります。それによると、ネコバスはもともと普通の化け猫で、バスを見て面白いと感じ、その姿をまねるようになったという設定です。
つまり、最初からバスとして生まれた機械ではなく、生き物が人間の乗り物を面白がって取り入れた存在ということになります。人間の生活を観察し、自分なりにまねをするという発想が、ネコバスのユニークさを支えています。
ただし、この由来は映画本編で詳しく説明されるものではありません。作品中の描写と、テレビ番組の公式アカウントが紹介した監督の裏設定は、区別して理解する必要があります。
12本の足と光る目。ネコバスの仕組みと能力ネコバスの外見には、猫とバスの特徴が組み合わされています。猫の顔をバスの正面に見立て、目をヘッドライトのように光らせ、ネズミを灯りとして使うなど、現実の乗り物を思わせる要素が随所に盛り込まれています。
- 12本の足:一般的な四足歩行の動物とは異なり、多数の足を使って森や野原を駆け抜ける。
- 光る目:車両のヘッドライトを連想させる表現で、夜の移動にも適した姿を演出する。
- ネズミの灯り:ネズミが光を放ち、車両の灯火を思わせる役割を担う。
- 意思を持つ移動:行き先を自ら切り替え、必要な人を目的地へ運ぶ。
- 常識を超えた走行:通常の道路や交通機関の制約に縛られず、森や草地を縦横に走る。
映画では、トトロの呼びかけに応じて駆けつけたり、迷子になったメイを探すサツキを助けたりする場面もあります。乗客を運ぶだけの道具ではなく、周囲の状況を理解して行動する生き物として描かれている点が特徴です。
ネコバスのモデルと誕生の経緯スタジオジブリの公式作品情報によると、『となりのトトロ』は宮崎駿監督が原作・脚本・監督を務め、1988年4月16日に公開された約86分のアニメーション映画です。
ネコバスは、完成した映画の中だけで生まれたアイデアではありません。「金曜ロードショー」公式Xは、宮崎監督が本作のために描きためていたスケッチの初期段階から、すでにネコバスが存在していたと紹介しています。
デザインの魅力は、猫の生き物らしさと、当時のバスを思わせる乗り物らしさが一体になっていることです。実在する特定のバスをそのまま再現するのではなく、猫の身体を交通機関の形に置き換えることで、見慣れたものと未知のものが共存するキャラクターになっています。
ネコバスの誕生に関して押さえておきたいのは、モデルとなった車両を探すこと以上に、なぜ猫がバスの形をしているのかという発想です。人間の乗り物をまねる化け猫という裏設定を知ると、そのデザインが単なる奇抜さではなく、キャラクターの性格まで表現していることが分かります。
【行き先表示を全整理】「めい」と「す」が示すもの
ネコバスの額には、路線バスの方向幕に似た行き先表示があります。ここに表示される文字は、単なる背景の小道具ではありません。物語の進行に合わせて切り替わり、ネコバスがどこへ向かおうとしているのかを伝えます。
ネコバスの行き先表示は全部で9種類劇中で確認できる主な表示は、「塚森」「長沢」「三ツ塚」「墓道」「大社」「牛沼」「めい」「七国山病院」「す」の9種類です。前半には地名を思わせる表示が並び、物語の終盤では、人物の名前や帰る場所を示す文字へと変わっていきます。
| 行き先表示 | 場面・読み取れる意味 | 確認しておきたい点 |
|---|---|---|
| 塚森 | トトロが乗る場面などで登場する地名表示 | 物語世界の地名を示す |
| 長沢 | 移動中に切り替わる地名表示 | 具体的な所在地は映画内で詳しく説明されない |
| 三ツ塚 | 移動中に登場する地名表示 | ネコバスの行き先が場面ごとに変化する |
| 墓道 | 移動中に登場する地名表示 | 物語世界の道や場所を思わせる名称 |
| 大社 | 移動中に登場する地名表示 | 実在する特定の場所との対応は確定できない |
| 牛沼 | 移動中に登場する地名表示 | 現実の路線図と同じ感覚では読み解けない |
| めい | サツキがメイを探す場面 | メイのいる場所へ向かう目的を示す |
| 七国山病院 | 姉妹がお母さんのもとへ向かう場面 | 母親が入院している病院を示す |
| す | 姉妹を自宅へ送り届けたあとの場面 | ネコバス自身の「巣」へ帰ることを示す |
なお、地名表示の順序や見え方は場面によって異なります。前半に登場する地名の実際の位置関係や、すべての表示が示す経路について、映画は詳細な路線図を提示していません。
ネコバスの「めい」は、なぜ名前なのか「めい」という表示が出るのは、メイがいなくなり、サツキが必死に妹を探している場面です。サツキはトトロの助けを借りてネコバスを呼び、ネコバスは行き先をメイの名前に切り替えます。
ここで重要なのは、目的地が地名や施設名ではなく、人の名前になっていることです。普通のバスなら、行き先は駅名や停留所名などで表されます。しかしネコバスは、サツキが会いたい相手そのものを行き先として示します。
この演出からは、ネコバスが単に決められた路線を走るのではなく、サツキの目的をくみ取って行動しているように受け取れます。「めい」は、迷子の妹を見つけたいというサツキの願いと、ネコバスの不思議な能力を短い文字で結び付けているのです。
最後の「す」は「巣」。回送表示ではないネコバスの行き先表示でも、特に見落とされやすいのが、サツキとメイを自宅へ送り届けたあとの「す」です。日本テレビ系「金曜ロードショー」の公式Xは、この文字について、ネコバスが自分の巣へ帰ることを示していると解説しています。
つまり、「す」は「巣」の意味です。姉妹を送り届けたネコバスは、仕事を終えたバスのように「回送」と表示するのではなく、自分自身の帰る場所を示しているわけです。
この一文字が印象的なのは、ネコバスが姉妹を助けるためだけに存在しているのではないと分かるからです。ネコバス自身にも生活があり、帰る場所がある。物語の主役ではない生き物にも、画面の外へ続く暮らしがあるように感じさせる演出です。
ただし、ネコバスの巣が具体的にどこにあるのか、どのような形をしているのかは、映画では詳しく描かれていません。巣の場所や家族構成まで、表示の一文字から確定することはできません。
【毛に包まれた車内】2026年に再注目された内部設定
ネコバスの魅力は、外見だけではありません。2026年8月には、日本テレビ系「金曜ロードショー」の公式Xが紹介した車内設定をORICON NEWSが報じ、天井から床、座席まで毛に覆われているという特徴が改めて注目されました。
天井・床・座席まで、すべて毛で覆われている公式アカウントが紹介した設定によれば、ネコバスの客室は天井から床、座席まで毛に覆われています。猫の身体がそのまま乗り物になっているという発想が、外装だけでなく、乗客が触れる内部にも一貫して反映されているのです。
加えて、ネコバスの身体が動くと、客室も一緒にしなるとされています。一般的なバスのように硬い車体と座席が独立しているのではなく、生き物の身体の一部として客室が動く構造です。
運転席もありません。本来ならハンドルがある場所にも客席が設けられており、乗客の座高に合わせて椅子が上下し、外の景色を見やすくする仕組みまで設定されています。
- 毛で覆われた内装:天井、床、座席に至るまで毛が広がる。
- 身体と一体の客室:ネコバスが動くと、車内も身体に合わせてしなる。
- 運転席がない:ハンドルを操作する人間の運転席という概念がない。
- 上下する座席:乗客の座高に合わせて椅子が動き、景色を見やすくする。
毛の設定は、ネコバスを猫の形をした機械ではなく、生き物そのものとして感じさせるための重要な要素です。外から見て猫に似ているだけなら、乗客が触れる部分は普通のバスの内装でも成立します。しかし、車内まで毛で覆われ、身体の動きに合わせて客室がしなることで、ネコバス全体が一つの生きた身体であるという印象が強まります。
また、乗客の座高に合わせて椅子が上下する設定には、ネコバスが乗客を運ぶだけでなく、乗っている人が外の世界を楽しめるよう配慮しているかのような面白さがあります。サツキとメイが見知らぬ森を駆け抜ける場面に、乗り物としての機能と生き物としての柔軟さが同時に表れているのです。
この内部設定は、2026年の再紹介によって広く注目されました。ORICON NEWSは、車内に乗ってみたいという反応や、窓から見える耳への関心などを報じています。単にキャラクターがかわいいというだけでなく、実際にどんな感触なのか想像をかき立てることも、ネコバスが長く愛される理由の一つです。
【映画版と実車を比較】ジブリパークのAPMネコバスとは
映画のネコバスは架空の生き物ですが、現実にもネコバスの姿をイメージした乗り物が存在します。それが、愛知県長久手市の愛・地球博記念公園内で運行されている「APMネコバス」です。
2024年3月16日に運行開始。トヨタのモビリティ技術を活用愛知県やMONET Technologiesなどの発表によると、APMネコバスは2024年3月16日に運行を開始しました。トヨタ自動車が開発した短距離・低速型の電動モビリティ「APM(Accessible People Mover)」をベースに、スタジオジブリの監修のもとでネコバスのイメージを取り入れた車両です。
車両の監修を担当したのは、スタジオジブリの宮崎吾朗監督です。丸みを帯びた外観や光沢を抑えた塗装に加え、車内のシートにも毛足の長い素材を採用。肉球を思わせる感触など、映画のネコバスらしさを実際の車両で表現しています。
映画版と実車の大きな違いは、移動の仕組みにあります。映画のネコバスは12本の足を持つ生き物で、行き先を自分で決めるように走ります。一方、APMネコバスは電動モビリティであり、決められた区間を安全に走行する現実の乗り物です。
- 映画版:意思を持つ化け猫であり、超自然的な能力によって森や野原を駆け抜ける。
- 実車版:トヨタのAPMをベースにした電動車両で、定められたルートを走る。
- 共通点:猫らしい外観、柔らかな印象の車内、乗ることそのものを楽しませるデザイン。
- 相違点:映画版は自由に動く生き物だが、実車版は運行時間や乗車ルール、安全上の制約に従う。
APMネコバスの運行ルートは、ジブリパークの「もののけの里」と「どんどこ森」を結ぶ区間です。運行事業者の公式案内によると、通常は来園者が立ち入れない森の中を走行し、片道の所要時間は約10分です。
徒歩で移動する場合とは違い、普段は通れない森の中をネコバスのイメージをまとった車両で進めることが、実車ならではの魅力です。単にエリア間を移動するだけでなく、移動時間そのものを体験として楽しめる設計になっています。
ジブリパークの公式アクセス案内では、最寄り駅は愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)の「愛・地球博記念公園」駅です。駅から「もののけの里」までは約800メートル、「どんどこ森」までは徒歩ルートによって約1,000~1,300メートルが目安となっています。
ただし、APMネコバスの運行コースは乗車以外で立ち入れません。森の中のルートを歩いてショートカットすることはできないため、移動時間を計画するときは、通常の園内徒歩ルートとAPMネコバスの運行区間を分けて考える必要があります。
【2026年最新】APMネコバスの料金・乗り方・予約方法
2026年10月28日時点で、APMネコバスの料金や購入方法は運行事業者の公式サイトで案内されています。ここで特に注意したいのは、ウェブで事前予約する方式ではなく、園内の専用券売機で時間指定の乗車券を購入する仕組みであることです。
料金は片道大人1,000円、子ども500円APMネコバスの料金は、片道大人1,000円、4歳から小学生までの子ども500円です。3歳以下は無料ですが、安全確保のため大人の膝上で乗車する必要があります。障害者手帳など所定の証明書を提示した本人と付き添い1名は、それぞれ半額になります。
- 大人:片道1,000円
- 子ども(4歳~小学生):片道500円
- 3歳以下:無料。ただし大人の膝上で乗車
- 障害者割引:対象となる本人と付き添い1名は、それぞれ半額
- 往復利用:往復券はなく、片道券をそれぞれ購入する
大人が往復で利用する場合は合計2,000円、子どもが往復する場合は合計1,000円です。片道の料金だけを見て予算を組むと、帰りの乗車券の分が抜けてしまうため注意しましょう。
予約はオンラインではなく、専用券売機で購入運行事業者の公式案内によると、APMネコバスの利用券は愛・地球博記念公園内の専用券売機で販売されています。ウェブサイトなど、券売機以外での販売には対応していません。
利用券は30分単位の時間指定制です。購入時点から3時間先までの時間帯を選べますが、希望する時間帯の座席数がなくなると「完売」と表示され、購入できなくなります。1日の販売上限に達した場合も販売終了です。
券売機の場所は、出発する方向によって異なります。
- もののけの里発:猫の城遊具前にある黒い建物内。複数の券売機のうち、案内されたAPMネコバス専用機を利用する。
- どんどこ森発:「どんどこ処」の左隣にある専用の建物内。
発券開始は平日9時15分、土日祝日は8時15分です。券売機の販売終了時刻は、もののけの里側が16時30分、どんどこ森側が17時となっています。運行時間と発券時間は異なるため、夕方の利用を予定している場合は、乗りたい方向の販売終了時刻を先に確認しておくと安心です。
営業時間・定休日・乗車前の注意点2026年10月時点の公式運行案内では、営業時間は平日が9時30分~17時30分、土日祝日が8時30分~17時30分です。毎週火曜日は原則として休業日で、火曜日が祝日の場合は翌平日が休業となります。年末年始の12月29日~1月3日や、メンテナンスなどによる指定日も運休となる場合があります。
運行日や営業時間は変更されることがあるため、訪問日が決まったら公式の運行カレンダーを確認してください。とくに乗車を旅程の中心に据える場合は、休業日や販売上限、天候による運休の可能性を考慮しておくことが大切です。
また、公式案内では、小学生以下の子どもには中学生以上の大人の同伴が必要とされています。乗車中の写真・動画撮影は控えること、ペットは乗車できないこと、混雑時には相乗りや案内順の変更があることも、事前に把握しておきたいポイントです。
乗車特典として、宮崎駿監督が描いたネコバスのイラスト、鈴木敏夫プロデューサーがデザインした「APMネコバス」の題字、宮崎吾朗監督がデザインしたジブリパークの地図を組み合わせたカードが用意されています。実際に乗った記念になる特典も、ファンにとっては見逃せない魅力です。
【評判と人気の理由】映画と実車を楽しむための判断基準
ネコバスが長く愛されている理由は、猫のかわいらしさだけではありません。見た目はユーモラスでも、サツキとメイが困ったときには頼もしい存在になり、物語の緊張感をやわらげながら、姉妹を次の場面へと導いていきます。
人気の核心は「乗り物」と「生き物」が両立していることネコバスは、バスとしての機能と、生き物としての個性が同居するキャラクターです。行き先表示が変わる、乗客を運ぶ、車内が柔らかいといった乗り物らしい特徴がある一方で、自分の意思で走り、身体をしならせ、帰る場所まで持っています。
この二重性が、観客の想像力を刺激します。ネコバスに乗ったらどんな感触がするのか、窓の外からどんな景色が見えるのか、姉妹を送り届けたあとにはどこへ帰るのか。映画はすべてを説明せず、観客が思い描ける余地を残しています。
2026年8月に内部設定が再び話題になったのも、こうした想像の余地が大きいからでしょう。実際の車内がどうなっているのかを知りたいという関心は、ネコバスが単なるキャラクターではなく、実際に存在するかのように感じられる魅力につながっています。
APMネコバスはどんな人におすすめ?実車のAPMネコバスは、映画の世界観を現実の移動体験として味わいたい人や、もののけの里とどんどこ森の間を移動しながら、通常は入れない森の中を走ってみたい人に向いています。乗車特典もあるため、ジブリ作品のファンや家族旅行の思い出づくりにも適しています。
一方で、乗車時間は片道約10分で、運行区間も限定されています。映画のネコバスのように自由に森を走り回るわけではありません。また、乗車中の撮影はできず、希望する時間帯が売り切れる可能性もあります。
- おすすめできる人:ネコバスの世界観を実際の乗り物で体験したい人、子どもと一緒に特別な移動時間を楽しみたい人、ジブリパーク周辺の散策に変化をつけたい人。
- 事前の検討が必要な人:オンラインで乗車時間を確約したい人、乗車中に写真や動画を撮影したい人、決まった時刻に必ず到着する必要がある人。
- 予算面で注意したい人:往復利用を予定している人。片道券を2回購入する必要があるため、往復分で計算しておく。
ネコバスの設定を読み解くうえで重要なのは、足の本数や毛に覆われた車内といった珍しい特徴だけを追うことではありません。行き先表示が「めい」に変わり、姉妹を送り届けたあとに「す」と表示される流れを見ると、ネコバスが人間の交通機関をまねた生き物でありながら、人間とは違う価値観で動いていることが伝わってきます。
現実のバスは、路線や停留所、時刻表に従って乗客を運びます。一方、映画のネコバスは、迷子になった妹を探すという切実な目的に応じ、会いたい相手の名前を行き先に掲げます。そこには、目的地までの距離だけでなく、誰を助けるために走るのかという意味が込められているように見えます。
実車のAPMネコバスも、映画の超自然的な能力を再現したわけではありません。それでも、柔らかな内装や生き物らしい外観、森を通るルートによって、ネコバスのイメージを現実の移動体験につなげています。映画の設定を知ったうえで乗車すれば、外観や座席の素材に込められた工夫にも、より深く気付けるはずです。
【となりのトトロネコバス】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ネコバスの正体は本当に化け猫なのですか?
A1:映画本編では詳しい由来が説明されていませんが、「金曜ロードショー」の公式Xが宮崎駿監督の裏設定として、もともとは化け猫で、バスを面白いと思ってまねた存在だと紹介しています。
Q2:ネコバスの行き先表示「めい」と「す」は何を意味しますか?
A2:「めい」は、サツキが妹のメイを探す場面で、メイのもとへ向かう目的を示します。「す」は「巣」のことで、姉妹を自宅へ送り届けたネコバスが、自分の巣へ帰ることを示しています。
Q3:APMネコバスは事前予約できますか?
A3:2026年10月時点では、ウェブ予約には対応していません。愛・地球博記念公園内にある専用券売機で、30分単位の時間指定券を購入します。希望する時間帯が売り切れる場合もあるため、早めの購入がおすすめです。
Q4:APMネコバスの料金はいくらですか?
A4:片道大人1,000円、4歳から小学生まで500円です。3歳以下は無料ですが、大人の膝上で乗車する必要があります。往復券はないため、大人が往復する場合は合計2,000円です。
Q5:APMネコバスはどこを走りますか?
A5:愛知県長久手市の愛・地球博記念公園内で、「もののけの里」と「どんどこ森」を結んでいます。片道約10分で、通常は来園者が立ち入れない森の中を走行します。最寄り駅はリニモの「愛・地球博記念公園」駅です。
『となりのトトロ』のネコバスは、猫の姿をした不思議な乗り物であると同時に、サツキとメイを助ける意思を持った生き物です。12本の足や光る目、毛に覆われた車内といった特徴は、単なる奇抜なデザインではなく、乗り物と生き物の境界をなくすための工夫として機能しています。
行き先表示の「めい」は妹を探す目的を、「す」はネコバス自身の巣へ帰ることを示します。特に最後の「す」は、姉妹の冒険が終わったあとも、ネコバス自身の暮らしが続いていくことを感じさせる小さな仕掛けです。
一方、ジブリパーク周辺で運行されるAPMネコバスは、映画の世界観を現実の移動体験に取り入れた電動モビリティです。片道大人1,000円、子ども500円で、専用券売機による時間指定券の購入が必要となります。訪問日が決まったら、運行カレンダー、発券時間、希望する方向の販売状況を確認しておくと、当日の計画を立てやすくなります。
映画を見返すときは、ネコバスの行き先表示や客室の描写に注目してみてください。実車に乗る機会があれば、丸みのある車体や毛足の長いシートにも目を向けると、作品の中に込められた発想が現実のデザインへどうつながったのかを、より具体的に感じられるでしょう。