SUPER EIGHTの横山裕が、母親への思いを込めた楽曲「オニギシ」を歌いながら号泣したエピソードは、長年にわたってファンの心を揺さぶってきました。その背景にあるのは、2010年5月16日の青森公演当日、ステージに立つ直前に母親の訃報を受けたという、横山自身の人生に深く刻まれた出来事です。
2025年には約15年ぶりのソロツアー「ROCK TO YOU LIVE TOUR」で同曲と改めて向き合い、2026年5月5日には公式アニメーションミュージックビデオも公開されました。母親との思い出、作詞に込められた意味、青森公演で涙があふれた経緯、そして2026年の最新動向まで、本人の発言や日本テレビ、音楽ナタリー、スポーツ紙などの報道をもとに整理します。
【横山裕がオニギシで号泣】2010年の青森公演で何が起きたのか

横山裕が「オニギシ」を歌えなくなるほど泣いた出来事の発端は、2010年5月16日の青森公演にさかのぼります。当時、横山はソロコンサートツアーの最中でした。公演を中止せずにステージに立ったものの、最後に予定していた母親への思いを歌った楽曲で、抑えていた感情があふれ出したのです。
2025年9月のソロツアーで横山が語った内容や、デイリースポーツ、スポニチなどの報道によると、母親の訃報を知らせたのは弟でした。電話があったのは青森公演の本番約1時間前。突然の知らせに、横山は何が起きたのか理解できないほど混乱したと振り返っています。
それでも、横山は大阪の実家へ戻るのではなく、予定どおり公演を行うことを選びました。仕事に打ち込む自分を応援してくれていた母親なら、ここで帰ることを望まないのではないかと考えたためです。
観客に母親の死を伝えずにステージを進めていた横山でしたが、最後の曲「オニギシ」に入ると涙があふれ、歌い続けることができなくなりました。公演を見ていたファンにとっては突然の出来事であり、事情が分からないまま心配を募らせることになったと、横山自身も後年のインタビューで振り返っています。
このエピソードについては、デイリースポーツが2025年9月1日付の記事で詳しく報道。横山は当時の出来事を語り直すなかで、母親への思いと、観客を不安にさせてしまったことへの申し訳なさを明かしました。
【オニギシの歌詞の意味】横山裕が作詞し、安田章大が作曲した理由
「オニギシ」は、2006年に関ジャニ∞名義で発売されたファーストアルバム『KJ1 F・T・O』に収録された楽曲です。作詞は横山裕、作曲はSUPER EIGHTのメンバーである安田章大が担当し、編曲はPeachが手がけています。2025年には横山のソロアルバム『ROCK TO YOU』でセルフカバーされました。
この曲の特徴は、母親への感謝を壮大な言葉で語るのではなく、幼い頃の言い間違いや、日常の食卓を思わせるおにぎりの記憶を通して描いていることです。子どもの頃にうまく発音できなかった言葉が曲名になっている点にも、親子の距離の近さが表れています。
横山が2025年のライブで語ったエピソードによると、母親は2010年の訃報の約1か月前、大阪城ホールで行われたソロコンサートを観に来ていました。大きな会場に一人で立つ姿を母親に見てもらえたことは、横山にとってうれしい出来事でした。しかし、面と向かって感謝を伝えるのは照れくさく、素直に喜びを表現できなかったといいます。
そのとき母親が差し入れてくれたのが、おにぎりでした。横山は、母親も「オニギシ」という曲を好きだったと振り返っています。何気ない差し入れと、照れくさくて言葉にできなかった感謝。その二つが結びつくことで、楽曲は単なる母親への賛歌を超え、失ってから気づく日常の尊さを伝えるものになっています。
歌詞の意味を読み解くうえで重要なのは、後悔だけを歌った曲ではないという点です。母親にもっと何かをしてあげたかったという思いと同時に、母親がいてくれたからこそ今の自分があり、多くの人との出会いにつながったという感謝も込められています。
なお、楽曲の作詞・作曲クレジットは、Storm Labelsの公式ディスコグラフィーでも確認できます。横山自身の体験から生まれた言葉に、安田のメロディーが重なることで、個人的な記憶が多くの人に届く作品へと昇華されています。
【時系列で検証】2010年から2026年まで「オニギシ」が歩んだ道
「オニギシ」をめぐる出来事を理解するには、2010年の母親との別れだけでなく、2025年の再挑戦、そして2026年の公式映像公開までを一続きの流れとして見ることが大切です。主要な出来事を時系列で整理します。
| 時期 | 出来事 | 意味・注目点 |
|---|---|---|
| 2006年 | 『KJ1 F・T・O』に「オニギシ」を収録 | 横山裕が作詞、安田章大が作曲を担当 |
| 2010年4月ごろ | 母親が大阪城ホールのソロコンサートを観覧 | 母親にステージ上の姿を見てもらい、おにぎりの差し入れを受けた思い出が残る |
| 2010年5月16日 | 青森公演の直前に母親の訃報を受ける | 公演は実施したものの、最後の「オニギシ」で号泣し、歌えなくなった |
| 2025年8月23日 | ソロツアーで青森公演を開催 | 約15年を経て、同じ土地で母親への思いを込めた曲と再び向き合う |
| 2025年8月30~31日 | 「24時間テレビ48」でSUPER EIGHTのメンバーが歌唱 | 横山を応援するため、メンバーが「オニギシ」を届けた |
| 2025年9月16日 | 「ROCK TO YOU LIVE TOUR」東京公演 | 横山が青森公演での涙と、母親への思いを改めて語る |
| 2026年5月5日 | 公式アニメーションミュージックビデオ公開 | 漫画家・津村マミの描き下ろし映像によって楽曲の世界観を表現 |
| 2026年7~10月 | 『ROCK FOR YOU』リリースと全国ソロツアー | ソロ活動が継続し、「オニギシ」も横山の音楽活動を象徴する楽曲として位置づけられる |
この年表から分かるのは、2010年の号泣が一度きりの感情的な出来事として終わったわけではないことです。2025年に横山が同曲を再び歌うことを決めた背景には、過去の出来事を自分なりに受け止め直したいという思いがありました。
また、2026年のアニメーション映像は、ライブに足を運べない人にも楽曲の世界観を届ける新たな展開となりました。ライブでの本人の言葉、メンバーによる歌唱、アニメーションという異なる表現が加わることで、「オニギシ」は世代や鑑賞方法を超えて受け取られる作品になっています。
【2025年ROCK TO YOU】15年ぶりのソロツアーで語った母への思い
横山裕がソロ活動で「オニギシ」を再び歌う決意を固めたことは、2025年の「ROCK TO YOU」プロジェクトにおける大きな意味を持ちました。2025年9月16日の東京・Zepp Haneda公演では、約15年前の青森公演で起きたことを観客に説明し、今回のソロプロジェクトではアルバムに同曲を収録し、青森で歌うことを決めていたと明かしています。
2025年8月23日の青森公演では、再び母親への思いがこみ上げました。横山は後日のステージで、青森では泣いて歌えなかったと率直に振り返っています。一方、同公演についての報道では、涙をこらえきれない様子で歌い上げたことも伝えられました。つまり、感情があふれたことと、15年前とは違う形で楽曲に向き合ったことの両方が、この再挑戦の核心です。
2025年9月のライブレポートによると、横山は母親が亡くなった事実そのものよりも、母親が自分の人生にいてくれたことの大切さを語りました。母親がいたから自分が生まれ、弟たちが生まれ、仲間やスタッフ、ファンなど多くの人々と出会えたという趣旨の発言です。
ここで注目したいのは、横山が「泣かずに歌うこと」だけを成功の条件にしていなかった点です。母親を思い出して涙が出ることを否定せず、それも自分自身なのだと受け止めていました。2010年の公演では、訃報を受けた直後の混乱のなかで感情があふれました。2025年は、その経験を知ったうえで、自分の意志で同じ曲に向き合っています。
2025年のソロツアーは、単に過去の楽曲を再演する機会ではありませんでした。音楽を通じて自分の人生を語り直し、観客と感情を共有する場でもあったのです。「オニギシ」がライブの終盤に置かれたことも、曲の意味と横山の歩みを考えるうえで要点です。
【SUPER EIGHTと24時間テレビ】メンバーが「オニギシ」を歌った理由
2025年8月30~31日に放送された日本テレビ系「24時間テレビ48」でも、「オニギシ」は大きな注目を集めました。チャリティーランナーを務めた横山裕を応援するため、SUPER EIGHTの村上信五、丸山隆平、安田章大、大倉忠義が、横山の母親への思いを込めた同曲を歌唱したのです。
日本テレビの公式番組記事は、この曲について、横山が女手一つで育ててくれた母親への思いを込めて作詞した楽曲と紹介しています。幼い頃の母親との思い出や、親子の愛情、感謝が描かれていることも説明されました。
この場面が印象的なのは、横山が一人で抱えてきた母親への思いを、長年一緒に活動してきたメンバーが歌という形で受け止めた点にあります。2010年の青森公演では、横山の涙の理由が観客に十分伝わらないまま時間が過ぎました。2025年には、本人の経験が広く知られたうえで、仲間たちが同曲を歌い、横山への応援を届けました。
横山は後日のソロ公演で、テレビ放送を見直してメンバーが「オニギシ」を歌ってくれたことを知り、とてもうれしかったと感謝を表明しています。自分にとって大切な曲を仲間が歌ってくれたことを、母親への思いを届ける機会として受け止めていました。
なお、「24時間テレビ」でメンバーが歌唱したことと、2010年の青森公演で横山が号泣したことは、別々の出来事です。前者は後年の応援の場面であり、後者は母親の訃報を受けた当日の出来事です。この違いを押さえると、楽曲をめぐる経緯がより正確に理解できます。
【2026年最新】公式アニメーション映像とROCK TO YOUの現在
2026年5月5日、Storm Labelsの公式YouTubeチャンネルで、横山裕の「オニギシ」アニメーションミュージックビデオが公開されました。イラストを手がけたのは、漫画家の津村マミです。横山が主演したテレビ朝日系ドラマ「コタローは1人暮らし」の原作者でもあり、作品を通じた縁が今回の映像制作につながりました。
音楽ナタリーやTHE FIRST TIMESの報道によると、映像では大阪で育った一人の男の子と母親の物語が描かれています。社会人として歩み始めた青年の日常と、母親と過ごした幼い頃の記憶が交差し、おにぎりを握ってくれた母親の姿がよみがえる構成です。
公開に際して横山は、自身が大切にしてきた楽曲に津村が参加したことへの喜びを語り、完成した映像を見て涙がこぼれたとコメントしました。2010年の青森公演、2025年の再挑戦に続き、2026年には映像という別の表現を通して、楽曲に込めた思いが改めて形になったのです。
映像公開は、2026年5月5~6日に大阪城ホールで開催されたソロコンサート「ROCK TO YOU ーLIVE EMOTIONー」とも時期を合わせていました。横山にとって大阪城ホールは、2010年に母親が観に来てくれた思い出の会場です。約16年を経て同会場にソロアーティストとして戻ったことは、母親との思い出を重ねるうえでも象徴的な出来事となりました。
2026年の動向を追う際には、作品名の混同にも注意が必要です。『ROCK TO YOU』は2025年のソロアルバムで、「オニギシ」のセルフカバーを収録した作品です。一方、『ROCK FOR YOU』は2026年7月26日に発売されたミニアルバムで、横山のソロプロジェクトの新たな展開に当たります。
加えて、2026年8月18日に大阪で開幕した「ROCK FOR YOU LIVE TOUR」は、全国各地を巡り、10月7日の東京ガーデンシアター追加公演でファイナルを迎えました。STARTO ENTERTAINMENTの公式アーティスト情報や「ROCK TO YOU」公式サイトでも、2026年のソロ活動が確認できます。
このように、2026年の「オニギシ」は過去の号泣エピソードを振り返るだけの楽曲ではありません。本人のセルフカバー、公式アニメーション、ライブ活動を通じて、母親への思いを新たな世代や音楽ファンへ伝える作品として展開しています。
【オニギシ横山裕号泣の真相】誤解しやすいポイントと楽曲の本質
「オニギシ」にまつわる情報を理解する際には、2010年の出来事と2025年以降の再挑戦を混同しないことが大切です。号泣の発端は、青森公演当日に母親の訃報を受けたことでした。2025年に同じ青森で歌った際にも涙があふれましたが、こちらは15年の時を経て、自らの意志で楽曲と向き合った場面です。
また、「オニギシ」は横山裕が作詞し、安田章大が作曲した楽曲です。母親が握ってくれたおにぎりという日常的な記憶を出発点に、親への感謝や、もっと一緒に過ごしたかったという思いが描かれています。歌詞の意味を考えるときは、悲しい別れの歌という一面だけでなく、母親が生きていた時間そのものへの感謝にも目を向けたいところです。
2026年の公式アニメーション映像についても、2010年のライブ映像をそのまま再編集した作品ではありません。津村マミによる新たな描き下ろしで、母親と子どもの日常を物語として表現した映像作品です。横山の個人的な記憶をもとにしながら、家族への感謝という普遍的なテーマへ広げています。
報道を確認する際には、本人の発言が掲載されたライブレポート、日本テレビの公式番組記事、Storm Labelsの作品情報を照らし合わせると、事実関係を整理しやすくなります。SNSなどで感動的なエピソードが紹介されている場合も、発言の時期や場面が明確かどうかを見極めることが、誤解を避けるポイントです。
【オニギシ横山裕号泣】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:横山裕が「オニギシ」で号泣した理由は何ですか?
A1:2010年5月16日の青森公演の開演約1時間前に、弟から母親の訃報を受けたためです。公演は予定どおり行いましたが、最後に歌う予定だった「オニギシ」で母親への思いがあふれ、涙で歌えなくなったと本人が後年に振り返っています。
Q2:「オニギシ」の作詞・作曲は誰が担当していますか?
A2:作詞は横山裕、作曲は安田章大、編曲はPeachです。2006年発売の関ジャニ∞のアルバム『KJ1 F・T・O』に収録され、2025年には横山のソロアルバム『ROCK TO YOU』でセルフカバーされました。
Q3:横山裕の「オニギシ」公式アニメーション映像はいつ公開されましたか?
A3:2026年5月5日にStorm Labelsの公式YouTubeチャンネルで公開されました。漫画家・津村マミが描き下ろした映像で、大阪で育った男の子と母親の日常、そして母親が握ってくれたおにぎりの記憶を描いています。
【プロの結論】「オニギシ」は母親への後悔だけでなく、感謝を伝え続ける楽曲
横山裕が「オニギシ」で号泣した理由は、母親を亡くした悲しみだけでは説明できません。訃報を受けた直後の混乱、仕事を続けるという決断、母親に十分な感謝を伝えられなかったという思い、そして母親がいてくれたからこそ今の自分があるという実感が重なっています。
2010年の青森公演で歌えなかった経験は、2025年のソロツアーで再び歌う決意につながりました。そして2026年には公式アニメーション映像が公開され、個人的な思い出が、親子の時間や日常のありがたさを伝える作品として新たな形を得ました。
「オニギシ」の魅力は、誰もが共感できる特別ではない日常を、かけがえのない記憶として描いていることです。母親が握ってくれたおにぎりのような小さな出来事も、時間がたつほど大きな意味を持つことがあります。横山の涙は、その記憶が失われた後も、感謝や愛情が消えるわけではないことを伝えています。
2026年10月現在、公式アニメーション映像やソロ活動を通して、「オニギシ」は新たな形で届けられ続けています。2010年の青森公演で何が起きたのかを知ることは、単に号泣エピソードの真相を理解するだけではありません。横山裕が長い時間をかけて母親への思いと向き合い、その思いを音楽として人々に届けてきた歩みを知ることでもあるのです。