2026年10月28日時点の巨人の戦力外事情は、シーズン終了後の予想段階から、実際の通告内容を整理する段階へ移っています。10月25日には湯浅大内野手への来季契約を結ばない旨の通知に加え、浅野翔吾外野手や北浦竜次投手ら6選手への自由契約通知が発表されました。10月5日の山田龍聖投手、郡拓也捕手、岡田悠希外野手への通告も含め、チーム編成の見直しが具体化しています。
一方、戦力外通告と自由契約は同じ意味ではありません。萩尾匡也外野手や松浦慶斗投手、浅野翔吾外野手らについては、育成契約を打診する見込みとの報道もあります。発表済みの選手と追加候補を区別し、一軍の出場実績、ファーム成績、故障状況、支配下登録枠の仕組みから、巨人の2026年オフを読み解きます。
【2026年最新】巨人の戦力外予想は「予想」から「発表済み」の整理へ

巨人の2026年オフは、9月30日の育成選手への通告から始まり、10月5日、9日、25日と段階的に動きが広がりました。とくに10月25日の発表は、実績のある守備要員やドラフト上位指名選手、シーズン途中に支配下登録された選手まで含まれており、ファンの関心を集めています。
日刊スポーツ、スポーツ報知、スポニチなどの報道を整理すると、今回の要点は単純な「戦力外選手の人数」だけではありません。球団が来季の契約を結ばないと通知した選手と、自由契約にしたうえで育成契約を打診する見込みの選手では、その後の進路が大きく異なります。
また、2026年は一軍の出場試合数が少なかった選手だけでなく、ファームで一定の結果を残した選手も自由契約の対象になっています。二軍での打率や登板数だけでは、来季の編成方針を読み切れないことが分かります。
この記事では、まず公表された発表を区分ごとに整理し、そのうえで個々の選手の成績と起用状況を確認します。未発表の選手については、確定情報と予想を混同せず、追加通告を判断する材料を検討します。
【巨人戦力外通告一覧】9月30日から10月25日までの発表を時系列で整理
2026年10月28日時点で報道により確認できる巨人の主な契約関連発表は、次のとおりです。ここでは、来季の契約を結ばない旨の通知と自由契約の通知を分けています。
| 発表日 | 区分 | 対象選手 |
|---|---|---|
| 9月30日 | 育成選手への戦力外通告 | 板東湧梧、富田龍、松井颯、石田隼都、吉村優聖歩、森本哲星、喜多隆介、北村流音、田上優弥 |
| 10月1日 | 育成選手への戦力外通告 | フランシス・グズマン |
| 10月5日 | 来季の契約を結ばない旨の通知 | 山田龍聖、郡拓也、岡田悠希 |
| 10月5日 | 自由契約 | 萩尾匡也 |
| 10月9日 | 自由契約 | 松浦慶斗 |
| 10月25日 | 来季の契約を結ばない旨の通知 | 湯浅大 |
| 10月25日 | 自由契約 | 北浦竜次、宇都宮葵星、浅野翔吾、鈴木大和、知念大成、三塚琉生 |
発表の区分に沿って数えると、来季の契約を結ばない旨の通知を受けた選手は14人、自由契約の通知を受けた選手は8人です。合計22人が、今オフの契約関連発表の対象になっています。これは異なる契約上の扱いを合算した数字であり、22人全員が同じ意味での戦力外通告を受けたわけではありません。
10月5日の萩尾匡也、10月9日の松浦慶斗については、自由契約の通知と育成契約の打診見込みが報じられています。両選手を山田龍聖、郡拓也、岡田悠希と一括して「来季の契約を結ばない選手」と紹介すると、球団の発表区分を正しく伝えられません。
なお、上記は契約関連発表の一覧です。自由契約となった選手の育成再契約が正式に成立したかどうかは、自由契約の発表とは別に確認する必要があります。
【選手別に検証】湯浅大・山田龍聖・郡拓也・岡田悠希の戦力外理由
戦力外通告の理由を考える際には、打率や防御率だけでなく、一軍でどの程度起用されたか、ファームでどのような役割を担ったか、チーム内に同じ役割を担う選手がいるかを合わせて見る必要があります。球団が個々の判断理由を詳細に公表したわけではありませんが、成績と起用実績からは共通する傾向が見えてきます。
湯浅大:守備力を持ちながら一軍出場が減少湯浅大は2017年ドラフト8位で健大高崎高から入団した内野手です。複数の内野ポジションを守れる守備力が持ち味で、代走や守備固めでも起用されてきました。NPB公式の年度別成績によると、2022年には自己最多の63試合に出場し、プロ通算では140試合に出場しています。
しかし、2026年は一軍4試合、2打数無安打にとどまりました。10月25日、球団は湯浅に来季の選手契約を結ばない旨を通知したと発表しています。
湯浅のケースでは、守備力があることと、一軍登録枠を確保できることは別問題です。複数ポジションを守れる選手であっても、打撃や走塁を含めた総合的な起用価値を示せなければ、限られた枠の中で競争に勝ち続けるのは難しくなります。一軍出場の減少が、今回の契約判断を考えるうえで重要な材料です。
山田龍聖:ファームで投げても一軍定着には届かず山田龍聖は2021年ドラフト2位で入団した左腕です。力強い直球を武器とし、2025年には一軍でプロ初登板を経験しました。しかし、2026年は一軍登板が2試合にとどまり、10月5日に来季の契約を結ばない旨の通知を受けました。
NPB公式のファーム投手成績では、2026年は30試合に登板し、67イニングを投げて防御率4.43を記録しています。ファームで継続的に登板していた一方、一軍での出場機会を増やすまでには至りませんでした。
投手の評価では、登板数だけでなく、投球回、奪三振、四球、被本塁打、失点の傾向などを合わせて見る必要があります。山田の数字からは、ファームでの登板機会を一軍での信頼につなげることが課題だったと考えられます。
郡拓也:ユーティリティー性を一軍で生かし切れず郡拓也は日本ハムから2024年3月のトレードで巨人に加入した捕手です。捕手に加えて内外野も守れるユーティリティー性が持ち味でしたが、移籍後の一軍出場は3シーズンで計8試合にとどまり、2026年は一軍出場がありませんでした。10月5日に来季の契約を結ばない旨の通知を受けています。
複数のポジションを守れる選手は、ベンチ入りメンバーの編成において価値があります。しかし、捕手としての起用を含め、複数の役割で一軍の戦力として継続的に計算できるかどうかが問われます。郡の場合は、守備位置の幅広さを一軍での出場機会に結び付けられなかった点が、判断材料の一つと考えられます。
岡田悠希:ファームでの出場数と一軍での実績に差岡田悠希は2021年ドラフト5位で入団した外野手です。2023年にはプロ初本塁打を記録し、2026年8月9日のヤクルト戦では、一軍初昇格後の試合で決勝打を放ちました。ただし、今季の一軍出場は3試合にとどまり、10月5日に来季の契約を結ばない旨の通知を受けました。
一方、NPB公式のファーム打撃成績では、2026年は90試合に出場し、打率.251、4本塁打、23打点を記録しています。二軍で一定の出場機会を得ていたにもかかわらず、一軍で継続して起用される立場を確立できなかったことが、今回の動きを考える際のポイントです。
この4選手に共通するのは、プロとしての能力が一切なかったという話ではなく、現在のチーム編成の中で来季も一軍戦力として必要と判断されるかどうかが問われたことです。戦力外の理由を一つの数字だけで説明するのは難しく、役割、競争相手、起用機会を組み合わせて見る必要があります。
【自由契約の意味】萩尾匡也・松浦慶斗・浅野翔吾らは退団確定なのか
巨人の2026年オフを理解するうえで、最も注意したいのが「自由契約」と「戦力外通告」の違いです。自由契約は、選手が球団との契約関係から離れ、他球団との契約も可能になる状態を指します。自由契約になったからといって、現役引退や球界からの退場が決まったわけではありません。
球団が自由契約を通知した後、同じ球団が育成選手契約を打診するケースもあります。その場合、選手は支配下登録から外れた状態で再契約し、育成選手として一軍復帰を目指すことになります。
萩尾匡也:一軍7試合、ファーム打率.241萩尾匡也は2022年ドラフト2位で慶応大から入団した外野手です。2024年には一軍56試合に出場し、打率.215、2本塁打を記録しました。しかし、2026年の一軍出場は7試合、6打数無安打。ファームでは69試合、打率.241、1本塁打、18打点という成績でした。
10月5日には自由契約の通知が発表され、育成契約を打診する見込みと報じられました。ファームで出場を重ねている点は評価材料ですが、現状では一軍で打撃面の結果を残すことが課題です。育成契約となる場合は、打撃の確実性や長打力を伸ばし、支配下復帰を目指すことになります。
松浦慶斗:一軍登板なし、ファーム防御率4.57松浦慶斗は日本ハムから現役ドラフトを経て巨人に加入した左腕です。2026年は一軍登板がなく、ファームでは39試合に登板して防御率4.57でした。10月9日に自由契約の通知を受け、育成契約を打診される見込みと報じられています。
一軍での登板がないことは厳しい材料ですが、39試合に登板していることから、ファームで投球機会を得ていたことも分かります。今後は制球力や失点を抑える能力を改善し、一軍で通用する投球を示せるかが焦点になります。自由契約後の再契約については、球団の正式発表を確認する必要があります。
浅野翔吾:故障からの復帰と育成契約の行方浅野翔吾は2022年ドラフト1位で高松商高から入団した外野手です。2024年には一軍40試合に出場し、打率.240、3本塁打、18打点を記録しました。2026年は一軍9試合、打率.185、1本塁打にとどまり、8月には右膝内側半月板縫合術を受けています。
一方、ファームでは62試合で打率.322、6本塁打、33打点を記録したと報じられています。打撃成績だけを見ると、伸びしろを感じさせる材料は残っています。今回の自由契約を、打撃能力だけを理由にした判断と捉えるのは適切ではありません。故障からの復帰時期や、来季の支配下登録枠をどう使うかという編成上の判断も関係すると考えられます。
10月25日、球団は浅野への自由契約通知を発表しました。報道では育成契約を打診する見込みとされていますが、育成契約の締結が正式に発表されたこととは区別しなければなりません。今後はリハビリの進捗と球団の契約発表が重要になります。
北浦竜次ら4選手も自由契約に10月25日に自由契約が発表された残る選手は、北浦竜次、宇都宮葵星、鈴木大和、知念大成、三塚琉生です。報道によると、北浦は2026年に一軍13試合に登板し、2ホールド、防御率8.03。日本ハムから移籍した1年目に開幕一軍入りを果たしたものの、安定した結果を残せませんでした。
宇都宮、知念、鈴木大和は今季、育成から支配下登録へ昇格した選手です。宇都宮はプロ初出場を経験し、知念は入団1年目に一軍15試合へ出場。鈴木は7月に支配下登録へ復帰しましたが、昨オフに続いて自由契約の通知を受けています。三塚は前年に育成から支配下へ昇格したものの、2026年の一軍出場はありませんでした。
このように、支配下登録への昇格はゴールではありません。一軍で役割を確立し、翌年以降も登録枠を確保できるかどうかが問われます。自由契約の通知を受けた選手については、育成再契約の打診見込みと正式な契約成立を分けて追うことが重要です。
【第2次戦力外通告】10月30日までの焦点と未確定候補の見方
2026年のプロ野球における第2次戦力外通告期間は、クライマックスシリーズ全日程終了翌日から10月30日までとされています。巨人では10月25日に湯浅大への契約終了通知と、6選手への自由契約通知が発表されました。10月28日時点では、この発表分が直近の大きな動きです。
第2次通告の時期は、シーズン中の成績だけでなく、秋季練習や来季のチーム構成を踏まえた判断が進むタイミングです。10月23日には松井秀喜氏の一軍監督就任も発表されており、新体制でどのような選手構成を目指すのかも注目点になります。ただし、監督交代だけを理由に、特定の選手が戦力外になると断定することはできません。
追加候補を考える際の4つの判断材料1. 一軍での出場機会:一軍出場が少ない選手は、編成上の見直し対象になり得ます。ただし、守備固め、代走、控え捕手、故障からの復帰途上など、出場数だけでは評価できない役割があります。
2. ファームでの成績と起用状況:二軍で試合に出ているか、打率や長打力が改善しているか、投手なら投球回や防御率、制球面に進歩があるかが材料です。ファームでの成績が良くても一軍での競争に勝てるとは限らず、反対に数字が低くても将来性や故障の影響が考慮される場合があります。
3. ポジションの重複と支配下登録枠:同じ守備位置に複数の選手がいる場合、球団は役割の違いや将来性を比較します。支配下登録選手は原則70人の登録枠内で編成する必要があり、新戦力の獲得や若手の昇格を見据えた枠の調整も起こります。
4. 年齢、在籍年数、故障からの復帰見込み:プロでの経験年数や故障の状況も判断材料になります。特に浅野のようにファームで結果を残していても手術後のリハビリが続く選手は、現在の成績だけでなく、来季にどの段階まで復帰できるかという見通しも重要です。
これらの条件から追加候補を考えることはできますが、10月28日時点で、未発表の選手を具体名で「戦力外濃厚」と断定できる公表材料は限られています。すでに発表済みの選手を候補として再び挙げたり、出場数の少なさだけで新たな候補を決めつけたりするのは、実際の編成判断を正確に捉える方法とはいえません。
第2次通告期間の残りでは、新たな契約終了通知の有無に加え、自由契約となった選手の育成再契約、他球団への移籍、現役続行の意向などを追うことが、今後の見通しを判断するうえで重要になります。
【プロの結論】巨人の戦力外予想を見誤らないための判断基準
巨人の2026年オフから読み取れるのは、戦力外予想を単純な成績ランキングとして扱うと、実際の球団判断を見誤りやすいということです。湯浅大は守備力を評価されてきた一方で一軍出場が減少し、山田龍聖はファームで登板機会を得ながら一軍定着には至りませんでした。岡田悠希や郡拓也も、それぞれ一軍での起用機会が限られていました。
一方、浅野翔吾はファームで打率.322を記録しながら、故障による離脱を経験しています。萩尾匡也もファームで69試合に出場しており、単純に二軍成績が悪いから自由契約になったという説明では不十分です。選手の能力、故障、ポジションの競争、支配下登録枠、球団が期待する役割を合わせて見る必要があります。
もう一つの重要な視点は、自由契約が必ずしも完全な退団を意味しないことです。萩尾、松浦、浅野らは育成契約を打診される見込みと報じられています。育成契約が成立すれば、支配下登録からはいったん外れるものの、同じ球団でプレーを続け、再び支配下登録を目指す道が残ります。
ファンが情報を追う際は、球団の公式発表を基準に、報道で伝えられる育成契約の打診見込みや選手本人の意向を区別することが大切です。通告の有無、契約区分、再契約の成立は、それぞれ別の情報として扱う必要があります。
【巨人戦力外予想】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の巨人で戦力外通告が発表された選手は誰ですか?
A1:10月25日時点では、育成選手の板東湧梧、富田龍、松井颯、石田隼都、吉村優聖歩、森本哲星、喜多隆介、北村流音、田上優弥、フランシス・グズマンに加え、支配下選手の山田龍聖、郡拓也、岡田悠希、湯浅大に来季の契約を結ばない旨の通知が発表されています。萩尾匡也、松浦慶斗、浅野翔吾らは自由契約の通知であり、区分を分けて確認する必要があります。
Q2:浅野翔吾や萩尾匡也は巨人を退団することが決まったのですか?
A2:自由契約の通知は発表されていますが、報道では育成契約を打診する見込みとされています。育成契約の正式な成立や他球団への移籍については、別途発表を確認する必要があります。
Q3:巨人の第2次戦力外通告はいつまでですか?
A3:2026年の第2次通告期間は10月30日までとされています。10月28日時点では10月25日の発表が直近の大きな動きで、残る期間は追加通告の有無や自由契約選手の再契約などが注目点です。
2026年10月28日時点の巨人では、湯浅大への来季契約終了通知と、浅野翔吾、北浦竜次ら6選手への自由契約通知が発表され、オフの編成が本格化しています。山田龍聖、郡拓也、岡田悠希の通告も含め、一軍での出場機会や役割が重要な判断材料になっていることがうかがえます。
ただし、自由契約と戦力外通告は同じ意味ではなく、育成契約の打診が報じられた選手についても、正式な再契約が成立したかどうかは別問題です。浅野のようにファームで結果を残しながら故障に苦しむ選手もいるため、一軍の出場数や二軍の成績だけで判断するのは避けたいところです。
第2次通告期間の期限は10月30日。今後は追加発表の有無に加え、自由契約選手の再契約、移籍先、現役続行の動向を確認が必要です。巨人の戦力外予想を正確に追うには、選手の成績だけでなく、契約区分、起用状況、故障、チーム編成の4点を組み合わせて見る必要があります。