総合格闘家の平本蓮選手は、試合で見せる攻撃的なファイトスタイルだけでなく、全身に広がるタトゥーでも注目を集めています。左腕の甲本ヒロト、両太ももの『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラクター、左ふくらはぎのトラヴィス・スコットなど、彫られているモチーフには音楽や漫画、本人の競技人生とのつながりが見られます。
2026年は新たなデザインの公開が相次ぎ、9月のMMA復帰戦後には、以前と比べてタトゥーが増えたことも話題になりました。2022年の本人インタビューや2026年の公開情報をもとに、タトゥーの場所、デザイン、意味、増えた理由を整理します。
【2026年最新】平本蓮のタトゥーは増えた?全身の変化を解説

2026年9月11日付の日刊スポーツは、前日の10日に開催された「超RIZIN.5 浪速の大復活祭り」で平本選手がMMAに復帰した際、全身のタトゥーが話題になったと報じました。記事では、2024年7月の朝倉未来戦当時と比較して、タトゥーが明らかに増えていることも伝えています。
復帰戦ではカルシャガ・ダウトベック選手と対戦し、平本選手が2対1の判定で勝利。約2年ぶりのMMA復帰という競技面のニュースとともに、身体を覆うタトゥーにも視線が集まりました。
こうした反応の背景には、単純に数が増えただけでなく、顔や首、腹部、脚など、以前よりも広い範囲にデザインが広がっていることがあります。露出の多い格闘技の試合では、入場時や計量時、試合中の写真によって全身のタトゥーが目に入りやすくなります。
さらに2026年6月には、左右の太ももに『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラクター、左ふくらはぎにトラヴィス・スコットをモチーフとした新作を公開。2024年に腹部のバラのタトゥーを披露したことも含め、複数の時期にわたってデザインが追加されてきたことが分かります。
ただし、全身に何個のタトゥーがあるのかを示す公式な総数は公表されていません。2026年時点の状況を把握するには、数を推測するよりも、本人が公開したデザインと報道で確認できる部位を個別に見ていくのが確実です。
平本選手のタトゥーは、音楽関係者、漫画のキャラクター、花や文字など、ジャンルが多岐にわたります。2026年までの本人発信や報道をもとに、主なデザインを部位別にまとめました。
| 場所 | 主なデザイン | 確認できる背景・特徴 |
|---|---|---|
| 左腕 | 甲本ヒロト、蓮の花など | 幼少期から好きだったミュージシャンや本人の名前に関連するモチーフ |
| 右太もも | ジャイロ・ツェペリ | 『ジョジョの奇妙な冒険』第7部のキャラクター |
| 左太もも | DIO(ディオ) | 『ジョジョの奇妙な冒険』の人気キャラクター |
| 左ふくらはぎ内側 | トラヴィス・スコットとLMSベルト | 敬愛するラッパーと、2024年の朝倉未来戦で獲得したベルトを組み合わせたデザイン |
| 腹部 | バラ、トゲ、アオスジアゲハ | 2024年10月に本人が制作途中の様子を公開 |
| 顔 | 文字など | 「美」の文字や、サンスクリット語の「パドマ」に関する本人の説明が報じられている |
| 胸・背中・首・腕・脚など | 複数のデザイン | 広い範囲にタトゥーがあり、背中については過去のインタビューでも制作途中と語っていた |
この一覧で注目したいのは、すべてが同じ系統のデザインではないことです。音楽、漫画、文字、植物などが混在しており、ひとつの図柄で統一するというより、本人が好きなものやその時々の関心を身体に刻んできた様子がうかがえます。
なお、背中全体の完成形や、すべてのデザインの正確な配置を一括して説明した公式資料は確認できません。背中については、過去のインタビューで本人が制作途中だと話していたことと、2026年の公開写真で確認できる全身の様子を分けて考える必要があります。
【左腕のタトゥー】甲本ヒロトと蓮の花に込められた思い
平本選手のタトゥーの中でも、特に知られているのが左腕の内側に彫られた甲本ヒロトです。2022年2月27日公開のオリコンニュースのインタビューで、平本選手は、彫られている人物がザ・ブルーハーツ時代の甲本ヒロトであると説明しました。
本人によると、甲本ヒロトは小さい頃から大好きだった存在で、珍しい写真を見つけたことが彫るきっかけになったといいます。単に有名人をデザインとして選んだのではなく、長く親しんできた音楽や人物への愛着が背景にあることが分かります。
同じ左腕には、平本選手自身の名前に関連する蓮の花もあります。本人はインタビューで、名前が「蓮」なので蓮の花を選んだと話しています。
また、2023年12月には、顔に入れた文字について本人がSNSで説明したことが報じられました。サンスクリット語の「パドマ」は蓮の花を意味し、平本選手は泥沼の上に蓮のようなきれいな花を咲かせるという趣旨の言葉を添えていました。
この説明からは、蓮という名前が単なる文字情報にとどまらず、本人の自己表現にもつながっていることが読み取れます。ただし、蓮の花に関する説明と、すべてのタトゥーに共通する意味は別です。本人は2022年のインタビューで、各デザインに必ずしも深い意味を持たせているわけではないと説明しています。
【太もものタトゥー】『ジョジョ』のジャイロ・ツェペリとDIO
2026年6月3日、オリコンニュースは平本選手が左右の太ももに『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラクターを彫ったことを報じました。本人はSNSで新しいタトゥーを公開し、「二人の精神が宿ったわ」とコメントしたと伝えられています。
右太ももに入れたのは、第7部『スティール・ボール・ラン』の主要キャラクターであるジャイロ・ツェペリです。報道されたデザインでは、唇や眼球、鉄球などの細部が黄緑色で表現されています。
一方、左太ももにはDIO(ディオ)が選ばれました。『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズで強い存在感を放つキャラクターで、今回のデザインは第3部『スターダストクルセイダース』でDIOの顔が初めて明らかになる場面をモチーフにしたものです。作中の効果音「ドドドド」も紫色で描かれていると報じられています。
この組み合わせで興味深いのは、左右の太ももに別々のキャラクターを配置している点です。どちらも平本選手が愛読する漫画の登場人物であり、2026年の新作は、好きな作品を身体表現に取り入れた具体例といえます。
ただし、キャラクターの選択から、平本選手が作中の思想や行動をすべて支持していると判断することはできません。本人のコメントから直接確認できるのは、二人のキャラクターを選び、その精神性に言及したことまでです。作品の設定と本人の思想を同一視しないことが、意味を読み解くうえで大切です。
【左ふくらはぎ・腹・背中】トラヴィス・スコットやバラのデザイン
2026年6月18日、オリコンニュースは平本選手が左ふくらはぎの内側に新しいタトゥーを公開したと報じました。モチーフとなったのは、アメリカのラッパー、トラヴィス・スコットです。
このデザインは、トラヴィス・スコットが平本選手のRIZIN LMS(LASTMAN STANDING)ベルトを肩にかけているというオリジナルの構図です。平本選手は以前からトラヴィス・スコットへの愛着を公言し、海外公演を訪れたり、自身の試合の入場曲に楽曲を使用したりしてきたと同紙は伝えています。
ベルトは、2024年7月の「超RIZIN.3」で朝倉未来選手に勝利した際に獲得したものです。そのため、このタトゥーは好きなアーティストへの敬意に加え、自身の競技人生における印象的な出来事を組み合わせたデザインとして捉えられます。
腹部のバラのタトゥーも、制作過程が公開されたデザインのひとつです。2024年10月3日、平本選手はバラとトゲをモチーフにしたデザインをSNSに投稿し、施術中の写真とともに痛みを訴える言葉を添えました。
さらに10月9日には、腹部のタトゥーが進んだ様子を公開。報道によると、本人はデザインに含まれる蝶について「アオスジアゲハ」と説明しています。バラだけでなく昆虫も含む構成で、公開された写真からは腹部から脇腹にかけてデザインが広がっていることが確認されました。
背中については、2022年のオリコンニュースのインタビューで、平本選手が「背中の絵が途中」と話しています。もともとは背中から彫り始めたかったものの、まず腕からにしたという経緯も語られていました。
ただし、当時の発言だけで2026年の背中の完成状態まで判断することはできません。背中のデザインは、左腕の甲本ヒロトや太ももの『ジョジョ』のキャラクターのように、本人の説明と報道によって細部まで把握できるモチーフとは情報量が異なります。
【本人発言を検証】平本蓮がタトゥーを入れる理由と意味
平本選手のタトゥーを理解するうえで、最も重要な手がかりは2022年2月のオリコンニュースのインタビューです。タトゥーの意味について質問された本人は、自分にまつわるものを選んでいるものの、深い意味を必ずしも持たせているわけではないと説明しました。
加えて、タトゥーに固定的な意味を与えると、将来考え方が変わったときに、その意味に自分が縛られてしまう可能性があるという趣旨の考えも述べています。人は日々変化するため、タトゥーによって自分の考えを曲げたくないという姿勢です。
そのうえで本人は、タトゥーを入れた当時の考えや状況を思い出させてくれる「日記帳」のようなものだと表現しました。この説明は、タトゥーの意味を考えるうえで重要です。
たとえば、左腕の甲本ヒロトには子どもの頃からの音楽的な憧れがあり、トラヴィス・スコットのデザインには好きなアーティストと競技上の実績が結びついています。一方、太ももの『ジョジョ』のキャラクターには、愛読作品への関心が表れています。
これらをすべて「勝利への決意」や「反骨精神」といった一つの言葉に本人の発言に沿って考えるなら、タトゥーは一つひとつの意味が永遠に固定された記号というより、その時点で好きだったものや心に残った出来事を刻み、後から振り返るための記録に近いものです。
タトゥーを入れる理由についても、本人が説明した内容と、外部からの推測は分けて考える必要があります。本人は2022年のインタビューで、これからも思ったことがあれば入れたいという意向を語っていました。2024年の腹部のデザイン公開や2026年の『ジョジョ』、トラヴィス・スコットの新作は、そうした自己表現がその後も続いていることを示しています。
なお、タトゥーの痛みについても同じインタビューで触れられており、本人は施術には痛みがあるものの、スパーリングのほうがよほど痛いという趣旨の発言をしています。2024年の腹部の施術時にも痛みについて投稿しており、部位や施術内容によって負担があることがうかがえます。
【平本蓮タトゥー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:平本蓮のタトゥーは全身のどこに入っていますか?
A1:顔、首、胸、背中、腕、手、腹部、太もも、ふくらはぎなど、広い範囲に入っています。公開情報では、左腕の甲本ヒロト、左右の太ももの『ジョジョ』のキャラクター、左ふくらはぎのトラヴィス・スコット、腹部のバラなどが確認できます。
Q2:平本蓮のタトゥーで有名な甲本ヒロトはどこにありますか?
A2:左腕の内側です。2022年のオリコンニュースのインタビューで、本人はザ・ブルーハーツ時代の甲本ヒロトを彫ったと説明しています。小さい頃から好きだったことと、珍しい写真を見つけたことが選んだ理由として語られています。
Q3:平本蓮の『ジョジョ』のタトゥーは左右どちらの太ももですか?
A3:2026年6月の報道によると、右太ももがジャイロ・ツェペリ、左太ももがDIOです。いずれも『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラクターで、本人は新作公開時に「二人の精神が宿ったわ」とコメントしたと報じられています。
Q4:左ふくらはぎのトラヴィス・スコットのタトゥーにはどんな意味がありますか?
A4:トラヴィス・スコットが平本選手のRIZIN LMSベルトを肩にかけるオリジナルデザインです。本人が敬愛するアーティストと、2024年の朝倉未来戦で獲得したベルトが組み合わされています。本人がこの図柄について詳しい意味を説明したという情報と、報道で確認できるデザインの背景は区別して考える必要があります。
Q5:平本蓮はなぜタトゥーを増やしているのですか?
A5:本人は2022年のインタビューで、自分にまつわるモチーフを選び、タトゥーを当時の自分を思い出す「日記帳」のようなものと説明しています。好きな音楽や漫画、競技上の出来事などを取り入れていることは確認できますが、すべてのデザインに共通する一つの理由があると本人が説明したわけではありません。
Q6:2026年現在、平本蓮の背中のタトゥーは完成していますか?
A6:2022年のインタビューでは、本人が背中の絵は途中だと話していました。一方、その発言だけでは2026年時点の完成状況までは分かりません。最新の状態を判断するには、その後の本人発信や公開写真を確認する必要があります。
2026年の公開情報を整理すると、平本選手のタトゥーは、左腕の甲本ヒロト、右太もものジャイロ・ツェペリ、左太もものDIO、左ふくらはぎのトラヴィス・スコット、腹部のバラなど、多彩なモチーフで構成されています。2026年6月には『ジョジョ』とトラヴィス・スコットの新作が公開され、9月のMMA復帰戦後には全身のタトゥーが改めて注目されました。
タトゥーの意味を考える際に見落とせないのは、本人が過去のインタビューで語った「日記帳」という考え方です。好きな人物や作品、名前にまつわるモチーフ、競技人生の節目など、それぞれのデザインには異なる背景があります。しかし、すべてを一つの思想や信念に結びつける必要はありません。
今後、新しいタトゥーが公開されれば、場所やモチーフがさらに変化する可能性があります。デザインの意味を知りたいときは、写真だけから心理や思想を推測するのではなく、本人の説明と、オリコンニュースや日刊スポーツなどの報道で確認できる情報を照らし合わせることが、平本蓮というファイターの自己表現を理解する近道です。