国民的アイドルグループ・嵐は、なぜ活動を終える決断をしたのでしょうか。2019年に発表された2020年末の活動休止、約4年半の休止期間、そして2025年の再始動発表を経て、2026年5月31日に迎えたグループ活動の最終日。長年にわたり多くのファンに愛されてきた5人の歩みには、一つの発言だけでは説明できない葛藤と話し合いの積み重ねがありました。
嵐の活動休止のきっかけとなったのは、リーダーの大野智が2017年6月ごろにメンバーへ伝えた「自由な生活がしてみたい」という思いです。一方、2026年の活動終了を決めた背景には、休止前とは異なる5人それぞれの環境や、ファンに直接感謝を伝えたいという共通の目的がありました。公式発表と記者会見での発言をたどりながら、嵐の解散理由とされる情報の真相、メンバーの不仲説、活動休止と解散の違いを整理します。
【結論】嵐の解散理由は何だったのか?2020年と2026年では事情が異なる

嵐の解散理由を理解するには、まず2019年に発表された「活動休止」と、2025年に発表された「活動終了」を分けて考える必要があります。両者は同じ決断ではなく、背景も目的も異なります。
2019年1月27日、当時の所属事務所は、嵐が2020年12月31日をもってグループとしての活動を休止すると発表しました。公式発表によれば、そのきっかけとなったのは大野智の思いです。2017年6月ごろ、大野がメンバー4人に対し、2020年を区切りに嵐としての活動を終え、それぞれの道を歩んでもよいのではないかと伝えたことから、話し合いが始まりました。
その後、メンバー全員での話し合いや個別の対話、事務所を交えた協議を重ね、最終的に2020年末の活動休止を決断しています。つまり、当初の活動休止は、単純にグループを解散するという決定ではなく、大野の希望を出発点として、5人がそれぞれの人生と嵐の将来を考えた結果でした。
一方、2025年5月6日の発表では、約4年半の活動休止を経て再び5人で集まり、2026年春ごろのコンサートツアーに向けて動き始めることが明らかになりました。同時に、このツアーをもって嵐としての活動を終了すると発表されています。
2026年の活動終了について、メンバーは、周囲の環境やそれぞれの状況が以前とは変わっていたこと、そして約1年半にわたり話し合いを重ねたことを説明しました。最終的に選んだのは、再始動後も継続的に活動する道ではなく、5人そろってコンサートを行い、ファンに直接感謝を伝えてグループとしての歩みを終える道でした。
したがって、嵐の活動終了を「大野智が辞めたかったから」「メンバー同士が不仲だったから」と一つの原因だけで説明するのは正確ではありません。2020年の活動休止は大野の思いを起点とする5人の合意、2026年の活動終了は休止期間を経た5人が再び話し合って選んだ最終的な区切りという違いがあります。
【発端を検証】大野智が2017年に伝えた思いと5人の話し合い
嵐の活動休止理由を考えるうえで、最も重要な一次情報は、2019年1月27日に行われた活動休止発表会見と、当時の所属事務所が公表した説明文です。
大野智は会見で、2017年6月中旬ごろにメンバー4人を集め、自分の気持ちを伝えたと説明しました。その内容は、2020年をもって嵐としての活動を終えたいというものでした。大野は、何にも縛られずに自由な生活をしてみたいという希望も伝えています。
会見では、その気持ちが生まれた具体的なきっかけについて問われた際、大野は明確な出来事を挙げていません。以前から少しずつ芽生えていた思いが、時間をかけて強くなったという趣旨の説明をしています。
この点は、活動休止理由を調べる際に見落とせません。特定の事件やメンバー間のトラブルが原因だったと断定できる公式説明はなく、大野自身の生き方に対する希望が出発点だったことが、本人の発言から確認できます。
また、大野は最初に思いを伝えたあと、メンバー一人ひとりと話し、それぞれの気持ちを聞いたうえで、5人で何度も話し合ったと説明しています。加えて、事務所を交えた協議も行われました。
大野の会見によれば、事務所側に報告したのは2018年2月ごろで、活動休止を決断したのは同年6月ごろです。2019年1月の発表までには、約1年半にわたる調整期間がありました。
当時の公式発表文も、大野の思いをきっかけに、メンバー全員、個別の対話、会社を交えた協議を幾度となく重ねたと説明しています。話し合いでは本音をぶつけ合う場面もあったとされますが、最終的にはメンバーの意思を尊重し、活動休止という結論に至りました。
ここで重要なのが、公式発表に記された「嵐の活動は5人でしかあり得ない」という共通認識です。誰か一人が活動を続けられなくなった場合に、残る4人で同じグループを維持するのではなく、5人全員の意思を尊重するという考え方が、活動休止という選択につながりました。
嵐の活動休止は、単なる個人の希望の実現ではありませんでした。大野の思いを出発点に、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤がそれぞれの考えを伝え、グループとして何を大切にするかを確認した末の決断だったのです。
【時系列で整理】嵐の2020年活動休止から2026年活動終了まで
嵐の歩みを正確に理解するには、2017年の最初の相談から、2026年5月31日のラストツアー最終公演までを時系列で確認するのが有効です。
| 時期 | 出来事 | 確認できる内容・意味 |
|---|---|---|
| 2017年6月ごろ | 大野智がメンバーに思いを伝える | 自由な生活を望み、2020年を区切りに嵐の活動を終えたいと提案 |
| 2018年2月ごろ | 事務所を交えた協議へ | 大野が事務所側に報告。その後も話し合いを継続 |
| 2018年6月ごろ | 活動休止を決断 | 5人での協議を経て、2020年末の活動休止を決定 |
| 2019年1月27日 | 活動休止を公式発表 | 2020年12月31日をもってグループ活動を休止すると公表 |
| 2020年12月31日 | 活動休止に入る | 約20年にわたるグループ活動をいったん休止 |
| 2025年5月6日 | 再始動と活動終了を発表 | 2026年春ごろのツアー開催と、ツアーをもっての活動終了を公表 |
| 2025年11月 | ラストツアーの日程を発表 | 5大ドームを中心とするツアー日程が明らかに |
| 2026年3月13日〜5月31日 | 「We are ARASHI」を開催 | 札幌、東京、名古屋、福岡、大阪を巡り、5月31日に東京ドームで最終公演 |
| 2026年5月31日 | グループ活動を終了 | 公式発表に基づくラストツアーを終え、嵐としての活動に区切り |
この年表から分かるのは、2020年の活動休止と2026年の活動終了が、最初から一つの計画として決まっていたわけではないということです。
2019年の発表時点では、活動休止の期間について具体的な終了日は示されていませんでした。大野自身も、休止後は自分を見つめ直す期間にしたいという趣旨の説明をしており、将来の活動再開を含めて確定していない部分がありました。
その後、約4年半の活動休止を経て、2025年5月に再始動と活動終了の方針が発表されました。2026年のラストツアーは、単なる最後の公演ではなく、活動休止前に直接届けられなかった感謝をファンへ伝えるための機会として位置づけられています。
2026年10月28日現在、ラストツアーはすでに終了しています。Storm Labelsの公式情報では、ツアーファイナルの東京ドーム公演を収録した映像作品が2026年11月3日に発売予定と案内されています。グループとしての活動は終了しましたが、最後のツアーを記録した作品を通じて、その歩みを振り返る機会は続いています。
【2026年最新】嵐が再始動から活動終了へ進んだ本当の理由
2026年の活動終了を理解するうえで欠かせないのが、2025年5月6日に発表されたメンバー5人のメッセージです。これは、2020年の活動休止を説明した2019年の発表とは異なり、再始動後の活動をどこまで続けるのかについて、5人が出した結論を示すものです。
発表文では、活動休止から約4年半が経過したことに触れ、休止前最後の1年には新型コロナウイルスの影響でファンの前でパフォーマンスを行うことができなかったと説明しました。そのうえで、支えてくれたファンに直接感謝を伝えるため、再び5人で集まり、コンサートツアーの開催に向けて動き始めるとしています。
つまり、再始動の大きな目的は、グループの活動を以前と同じ形で長期的に継続することだけではありませんでした。休止前に十分に実現できなかったファンとの直接的な交流を、最後のコンサートという形で実現することに意味があったのです。
同じ発表文では、約1年半前から折に触れて5人で集まり、嵐としてもう一度活動することについて話し合ってきたと説明しています。周囲を取り巻く環境が変化し、メンバーそれぞれの状況も以前とは異なるなかで、答えを出すのは簡単ではなかったと振り返りました。
その結果、5人はコンサートを行い、ファンに直接感謝を伝えることをもってグループ活動を終了する道を選びました。発表では、活動を再開したあと、再び休止に入るという選択肢は考えられなかったという趣旨も明らかにしています。
この説明を踏まえると、2026年の活動終了には、少なくとも次の三つの要素があったと整理できます。
- メンバーを取り巻く環境の変化:活動休止前と同じ条件でグループを継続できる状況ではなく、それぞれの環境も変化していました。
- ファンへの直接的な感謝:コロナ禍の影響で十分に実現できなかったパフォーマンスを、最後のツアーを通じて届けることが目標となりました。
- 5人で出した最終的な判断:再始動後に再び休止するのではなく、コンサートを最後の活動として区切りをつける方針が選ばれました。
ここで注意したいのは、公式発表がメンバーそれぞれの環境の具体的な内訳までは明らかにしていないことです。個人の仕事、生活上の事情、将来の希望などがどのように影響したのか、詳細な内訳を一つずつ断定することはできません。
一方で、活動終了の決断が一人の意向だけで決まったものではないことは、公式発表から読み取れます。2020年の活動休止と同様に、2026年の活動終了も、5人が時間をかけて話し合い、共通の結論を導いた結果でした。
2026年3月13日に札幌で始まった「ARASHI LIVE TOUR 2026『We are ARASHI』」は、東京、名古屋、福岡、大阪を巡り、5月31日の東京ドーム公演で最終日を迎えました。この日をもって嵐のグループ活動は終了しています。
したがって、2026年の活動終了理由を「再始動に失敗したから」と解釈するのも適切ではありません。公式発表が掲げたのは、5人で再びステージに立ち、ファンへ直接感謝を伝えたうえで活動を終えるという明確な目的でした。
【不仲説の真相】嵐はメンバー同士の不和が原因で解散したのか
嵐の活動休止や活動終了が発表されるたびに、メンバーの不仲説や対立を理由とする見方が取り上げられてきました。しかし、2019年の記者会見と公式発表を確認すると、少なくとも活動休止の公式な説明は、メンバー間の不和を原因とするものではありません。
2019年1月27日の会見では、活動休止の話し合いのなかでけんかがあったのかという質問も出ました。松本潤はけんかについて否定的に回答し、相葉雅紀も冗談を交えながら応じています。大野が休止の希望を伝えた際に、二宮和也は驚いたことを明かしつつ、何度も話し合ったと説明しました。
メンバーの考えが最初から完全に一致していたわけではありません。二宮は、話を聞いた当初、どうにか続ける方法はないかと考えたことを明かしています。櫻井も、賛成と反対に明確に分かれていたわけではないという趣旨の説明をしました。
しかし、意見の違いや迷いが存在することと、メンバーが不仲であることは別問題です。長年続けてきたグループの活動を止める決断であれば、継続したい気持ちや、それぞれの将来への考えが異なるのは自然なことです。
活動休止を発表した際の相葉のコメントでも、本人はメンバー同士の関係が悪くなったわけではないと説明し、メンバーへの信頼や絆について言及しています。大野も会見で、話し合いのなかでメンバーから最後まで一緒に走り抜こうという趣旨の言葉をかけられたことを振り返りました。
では、なぜ不仲説が繰り返し浮上するのでしょうか。活動休止期間が長かったことや、メンバーが個別に活動する時間が増えたこと、そしてグループ活動の終了が発表されたことが、ファンや視聴者にさまざまな解釈を生みやすい背景になっていると考えられます。
ただし、活動休止や終了という結果だけを根拠に、私生活での対立や決定的なトラブルがあったと結びつけることはできません。公表された事実から確認できるのは、5人が何度も話し合い、グループとしての決断を下したという経緯です。
嵐の解散理由を調べる際には、次のように情報を区別すると、噂と事実を混同しにくくなります。
- 確認できる事実:大野の提案をきっかけに、2017年から活動休止について話し合いを重ねたこと。
- 確認できる事実:2025年にも約1年半にわたり、再始動と活動終了について5人で協議したこと。
- 確認できる事実:2019年の会見でメンバーが不仲説を否定し、信頼関係について語ったこと。
- 公式発表で裏付けられていない解釈:特定のメンバー同士の対立や、決定的な不仲が活動終了の原因だったとする断定。
なお、メンバーが不仲を否定したことだけをもって、個々の関係性のすべてを外部から把握できるわけではありません。重要なのは、話し合いのなかで意見の違いがあったことを認めつつ、それを根拠のない対立説へとすり替えないことです。
【活動休止と解散の違い】なぜ嵐は「活動終了」という言葉を選んだのか
「嵐は2020年に解散したのか」「2026年5月31日に正式に解散したのか」という疑問が生まれるのは、報道や検索では「解散」という表現が使われる一方、公式発表では「活動休止」「活動終了」という言葉が使われてきたためです。
最初に、2020年12月31日に迎えたのは、公式発表上の活動休止です。この時点で嵐がグループとしての活動を永久に終了すると決まっていたわけではありません。活動休止後の期間や再開の具体的な時期も、当初の発表では確定していませんでした。
その後、2025年5月の発表では、再始動してコンサートツアーを開催し、そのツアーをもってグループ活動を終了する方針が示されました。ここでは、単に休止状態を継続するのではなく、5人で再び活動したうえで区切りをつけるという意思が明確になっています。
報道各社は、この活動終了を「解散」と表現することがあります。一般的な言葉の使い方として、グループとしての活動が終わることを解散と呼ぶのは不自然ではありません。しかし、嵐の公式発表で使われた言葉と、報道や検索で使われる言葉は同一ではない点に注意が必要です。
また、「活動終了」という表現を選んだ理由について、メンバーがその言葉に込めた意味をすべて詳細に説明したわけではありません。したがって、言葉の選択だけから、将来の関係性や再結成の可能性を断定することもできません。
2026年5月31日をもって終了したのは、嵐としてのグループ活動です。これを、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤、大野智の5人が、それぞれの人生や芸能活動まで一斉に終えることと同じ意味に捉えるのは誤りです。
一方で、公式発表ではラストツアーをもってグループ活動を終了する方針が示されているため、単なる一時休止と同じものとして扱うのも正確ではありません。2026年10月現在、嵐のグループ活動はすでに終了しており、今後の再結成について確定した発表があるかのように語ることはできません。
整理すると、2020年は「5人での活動をいったん休む」という決断、2026年は「5人で最後のコンサートを行い、グループ活動を終える」という決断です。この違いを押さえることが、嵐の活動休止と解散の関係を理解するうえで最も重要です。
【嵐メンバーの現在】2026年の大野智・櫻井翔・相葉雅紀・二宮和也・松本潤
2026年5月31日に嵐のグループ活動が終了したことで、5人の今後に関心が集まっています。ただし、グループ活動の終了と、メンバー個人の活動や人生の選択は区別して考える必要があります。
大野智は、2026年5月31日の嵐活動終了と同時に事務所を退所する決断をしたと、STARTO ENTERTAINMENTの公式掲載コメントで明らかにしました。大野は、活動終了後について、自分らしくマイペースにできることをやっていきたいという趣旨の考えを伝えています。これは、本人が公表した今後の希望であり、具体的な芸能活動の再開時期などを確定するものではありません。
櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤についても、嵐の活動終了とそれぞれの個人活動は別のものです。グループが終了したという事実だけから、4人が芸能活動を終えると解釈することはできません。個人の仕事については、各本人や所属先から公表される情報を基準に判断する必要があります。
また、5人の今後を考えるうえでは、グループとしての活動を終了することと、メンバー同士の人間関係がどうなるかという問題も分けるべきです。活動終了の公式発表は、グループとしての今後の活動方針を示したものですが、メンバー間の私的な関係のすべてを説明したものではありません。
ファンにとって2026年5月31日は、嵐として5人が同じステージに立つ活動に区切りがついた日です。一方で、これまでの楽曲や映像作品、各メンバーの個人活動を通じて、嵐の歩みを振り返ることはできます。
Storm Labelsの公式ディスコグラフィーでは、2026年5月31日のツアーファイナルである東京ドーム公演を収録した映像作品について、11月3日の発売予定が案内されています。ラストツアーの記録やメイキング映像なども予定されており、活動終了後も、5人が最後のツアーに向けて歩んだ過程を知る機会が用意されています。
嵐の現在を理解するうえで大切なのは、活動終了を過去の活動の否定と捉えないことです。5人が長い時間をかけて選んだ区切りを尊重しながら、グループとしての実績と個人それぞれの今後を分けて見ていくことが、2026年以降の情報を読み解く基準になります。
【嵐解散理由】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:嵐が解散する一番の理由は何ですか?
A1:2020年の活動休止は、大野智が2017年に伝えた「自由な生活をしてみたい」という思いがきっかけです。2026年の活動終了は、メンバーを取り巻く環境の変化や、ファンに直接感謝を伝えたいという目的を踏まえ、5人で話し合った末に決まったものです。二つの決断は背景が異なります。
Q2:嵐は2020年に解散したのですか?
A2:いいえ。2019年の公式発表で決まったのは、2020年12月31日をもっての活動休止です。その後、2025年に再始動とラストツアーの開催が発表され、2026年5月31日にグループ活動が終了しました。
Q3:嵐の活動終了はメンバーの不仲が原因ですか?
A3:不仲が原因だったと裏付ける公式発表はありません。2019年の会見では、メンバーが不仲説を否定し、話し合いを重ねた経緯を説明しています。2025年の活動終了発表でも、5人で約1年半にわたり協議したことが明らかにされています。
Q4:嵐は2026年5月31日に何をもって活動終了したのですか?
A4:ラストツアー「ARASHI LIVE TOUR 2026『We are ARASHI』」の最終公演を東京ドームで開催し、このツアーをもって嵐としてのグループ活動を終了しました。2025年の公式発表では、ファンに直接感謝を伝えることが最後の活動の目的として示されていました。
Q5:大野智は嵐の活動終了後、芸能界を引退したのですか?
A5:大野智は2026年5月31日付で事務所を退所する決断を公表しましたが、活動終了後については、自分らしくマイペースにできることをやっていきたいという趣旨のコメントをしています。事務所の退所と芸能界からの完全な引退は同じ意味ではなく、今後の具体的な活動については本人の発表を確認する必要があります。
嵐の解散理由を公式発表とメンバーの発言から整理すると、2020年の活動休止と2026年の活動終了は、別々の時点で下された二つの決断だったことが分かります。
第一に、2017年6月ごろ、大野智が自由な生活を望む気持ちをメンバーへ伝えたことが、2020年末の活動休止につながりました。ただし、その提案をそのまま一人の希望として実行したのではなく、5人で何度も話し合い、事務所を交えて協議した末に結論を出しています。
第二に、2025年5月の再始動発表では、休止前にファンの前で十分にパフォーマンスできなかったことを踏まえ、最後のコンサートツアーを通じて感謝を直接伝える方針が示されました。環境の変化やメンバーそれぞれの状況も踏まえた話し合いの結果、2026年5月31日をもってグループ活動を終了しています。
第三に、不仲説や特定のトラブルを活動終了の決定的な原因とする説明は、公式発表からは確認できません。意見の違いや葛藤があったことと、不仲が原因でグループが終わったと断定することは別です。
嵐の活動終了は、20年以上にわたって活動してきた5人が、休止と再始動を経て選んだ一つの区切りです。2020年の活動休止を「解散」と同一視せず、2026年5月31日の活動終了を単なる一時休止と混同しないこと。そして、公式発表で示された理由と、根拠が明らかでない噂を区別することが、嵐の歩みを正確に理解するための判断基準になります。
嵐としてのグループ活動は終了しましたが、5人が築いてきた音楽や映像作品、個々の活動まで消えるわけではありません。最後のツアーを通じてファンへ感謝を伝えるという5人の決断は、嵐の歴史を振り返るうえでも重要な意味を持っています。