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松平健『暴れん坊将軍』2026年再放送予定と新作・全12シリーズの魅力を徹底解説

杉本 彩 杉本 彩 • 更新: • 公開: • 読了約 14 分
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松平健主演の時代劇『暴れん坊将軍』は、1978年の放送開始から長年にわたって親しまれてきたテレビ時代劇の代表作だ。八代将軍・徳川吉宗が、貧乏旗本の三男坊「徳田新之助」として江戸の町に紛れ込み、庶民を苦しめる悪人を成敗する物語は、世代を超えて支持されている。

2025年1月4日には、17年ぶりの新作となる『新・暴れん坊将軍』がテレビ朝日系で放送された。そして2026年10月現在も、テレビ朝日、BS朝日、時代劇専門チャンネルで旧作の放送が続いている。歴代12シリーズの歩みから、最新の再放送予定、北島三郎ら歴代キャスト、作品が長く愛される理由まで、公式番組情報や報道をもとに整理する。

【作品の基本】松平健が演じる徳川吉宗と徳田新之助とは?

松平健暴れん坊将軍

『暴れん坊将軍』の主人公は、江戸幕府第8代将軍・徳川吉宗。松平健が演じる吉宗は、将軍としての威厳を備える一方、町に出ると身分を隠し、貧乏旗本の三男坊「徳田新之助」、通称「新さん」として暮らす。

新之助は町火消し「め組」の人々と交流しながら、商人や役人、権力者の周辺で起こる事件に関わっていく。庶民の暮らしを脅かす不正を見つけ、調査を重ね、最後には正体を明かして悪を裁く。この一連の流れが、シリーズの基本的な魅力だ。

重要なのは、徳川吉宗と徳田新之助の二つの顔が、単なる変装の設定にとどまらない点にある。将軍の立場からは見えにくい生活の苦しさを、町人や職人との交流を通じて知ることができる。身分制度が厳しい江戸社会において、権力を持つ人物が現場に出向き、弱い立場の人々の訴えに耳を傾ける構図が物語の核になっている。

なお、「徳川新之助」ではなく、劇中の通称は徳田新之助だ。実在の徳川吉宗が史実上この名前を使って町を歩いていたという意味ではなく、作品上の設定である。歴史上の人物を題材にしながら、痛快な勧善懲悪のドラマとして再構成している点を押さえておきたい。

【歴代シリーズ一覧】1978年から全832回に至るまでの歩み

テレビ朝日の公式番組紹介によると、『暴れん坊将軍』は1978年から2003年までにシリーズ12作が制作された。加えて、2003年4月の最終回スペシャル、2004年3月の春のスペシャル、2008年12月のテレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャルを合わせると、放送回数は全832回に達する。

以下は、歴代シリーズの放送時期をまとめた一覧だ。長期シリーズのため、出演者や登場人物の構成は作品ごとに変化している。各シリーズの放送時期は、番組情報や作品データベースに記録された初回・最終回の年月を基に整理した。

シリーズ 放送時期 作品の位置づけ
吉宗評判記 暴れん坊将軍 1978年~1982年 シリーズの原点。吉宗とめ組の関係を確立
暴れん坊将軍II 1983年~1987年 主要人物の関係を引き継ぎ、人気を拡大
暴れん坊将軍III 1988年~1990年 新たな人物を迎えながら定番の世界観を継承
暴れん坊将軍IV 1991年~1992年 め組をめぐる人情劇と痛快な成敗が見どころ
暴れん坊将軍V 1993年~1994年 長寿シリーズの中盤を支えた作品
暴れん坊将軍VI 1994年~1996年 町の事件と幕府内の問題を描く
暴れん坊将軍VII 1996年~1997年 時代劇らしい人情と娯楽性を継承
暴れん坊将軍VIII 1997年~1998年 新たなレギュラー陣を交えた展開
暴れん坊将軍IX 1998年~1999年 1990年代後半のシリーズ
暴れん坊将軍X 2000年 2000年代に入ってからのシリーズ
暴れん坊将軍XI 2001年 後期シリーズの一作
暴れん坊将軍XII 2002年 レギュラーシリーズの最終作

この12シリーズの後にもスペシャル作品が制作され、2008年12月の放送を一区切りとして、新たな作品の登場まで長い時間が空いた。その後、2025年に『新・暴れん坊将軍』が放送され、シリーズの世界観が再びテレビに登場した。

全832回という数字は、レギュラーシリーズだけの合計ではない。3本のスペシャルを含む数字であり、テレビ朝日の公式紹介では、同じ俳優が演じた単一ドラマとして大川橋蔵主演の『銭形平次』の888回に次ぐ長寿番組として紹介されている。

【2026年最新】テレビ朝日・BS朝日・時代劇専門チャンネルの再放送予定

2026年10月28日時点で、公式番組表から確認できる主な放送情報をまとめた。特に、テレビ朝日とBS朝日では放送時間帯が異なるため、視聴したいシリーズに合わせて確認したい。

テレビ朝日:平日早朝の「おはよう!時代劇」枠で『暴れん坊将軍』を放送している。2026年10月28日(水)は、第11シリーズ第8話「お杏の悲痛な叫び!夫はなぜ殺された!?」が午前4時から4時55分まで放送予定として掲載されている。早朝の放送なので、録画予約を活用するのも方法の一つだ。

BS朝日:平日午前8時から再放送中。2026年10月28日は第5シリーズの第39話「対決!みちのく恋風剣法」、10月29日は第40話、10月30日は第41話が番組表に掲載されている。加えて、11月2日には第5シリーズの最終話、11月3日には第1シリーズ『吉宗評判記 暴れん坊将軍』の第1話が予定されている。シリーズの終盤から原点へ戻る編成は、初期作品を見直したい人にも注目だ。

時代劇専門チャンネル:公式番組情報では、2026年10月に『暴れん坊将軍IV』を平日午後6時の枠で放送している。また、『暴れん坊将軍IVスペシャル ご生母、謎の失踪!吉宗、江戸城決戦春一番!!』は11月29日(日)午後7時の放送予定が掲載されている。

放送予定は番組編成によって変更される場合がある。特定の話数を見たい場合は、視聴当日に各局の公式番組表で作品名・話数・放送時間を確認するのが確実だ。

なお、2026年の新作放送については、今回確認できた公式番組情報に新たな放送日の告知は見当たらない。2026年に視聴できる作品としては、現時点では旧シリーズの再放送と、2025年の『新・暴れん坊将軍』が中心となる。

【歴代キャスト】北島三郎とめ組、そして主題歌の魅力

『暴れん坊将軍』を支えてきたのは、松平健の存在感だけではない。江戸の町に根を張る「め組」の人々や、吉宗の正体を知る側近たちが、物語に人情味を加えてきた。

代表的な出演者として挙げられるのが、町火消し「め組」の頭・辰五郎を演じた北島三郎だ。吉宗が町で出会う人々との関係を描くうえで、辰五郎は欠かせない存在となった。北島三郎のほか、初期シリーズでは横内正や有島一郎、シリーズ中盤では船越英二らも主要人物として登場し、作品ごとにレギュラー陣の顔ぶれが変化している。

『暴れん坊将軍』の音楽も、作品の印象を決定づける要素だ。白馬に乗った吉宗が疾走する映像と結びついたオープニングのテーマ音楽は、シリーズを象徴する存在として知られる。音楽を担当した菊池俊輔の仕事も、長年にわたる作品の統一感を支えてきた。

「北島三郎が主題歌を歌っていたのか」という疑問については、出演者としての役割と歌唱曲を分けて考える必要がある。北島は辰五郎役で出演した一方、作品データでは第VIIIシリーズのエンディング曲「陽だまり人情」を歌唱した記録もある。オープニングで知られるテーマ音楽と、歌詞のあるエンディング曲は同じものではない。

歴代キャストを追う楽しみは、出演者の変化だけにとどまらない。お庭番や奉行、め組の仲間たちが入れ替わることで、同じ基本設定でも人間関係や事件の見え方が変わる。長く続いた作品だからこそ、シリーズごとの違いを比べる楽しみも生まれている。

【新・暴れん坊将軍2025】17年ぶりの復活で何が変わった?

2025年1月4日、テレビ朝日系で放送された『新・暴れん坊将軍』は、2008年12月のスペシャル以来、約17年ぶりとなる新作だった。主演はもちろん松平健。監督を三池崇史、脚本を大森美香が担当し、従来の時代劇の魅力を保ちながら、新しい人物関係とドラマを加えた。

物語の舞台は、吉宗が将軍に就任してから二十有余年が経過した江戸。還暦を控えた吉宗は、幕府の後継者問題に直面する。嫡男・徳川家重を西畑大吾、尾張藩主・徳川宗春をGACKTが演じるなど、若い世代にも知られる俳優が加わった点が大きな特徴だ。

ほかにも、小澤征悦、藤間爽子、駒木根葵汰、勝村政信、高島礼子、生瀬勝久らが出演。従来の町の事件に加え、将軍家の後継問題や親子関係を物語の軸に据えたことで、長年のファンが知る世界観と、新作ならではのドラマを組み合わせている。

放送後、日刊スポーツはビデオリサーチ調べの関東地区の数字として、平均世帯視聴率8.3%、平均個人視聴率4.6%を報じた。単発の特別番組として一定の視聴を集めたことは、シリーズの知名度が現在も残っていることを示す材料の一つだ。

復活作の意義は、昔の作品をそのまま再現することだけではない。長年親しまれた主人公を中心に据えつつ、後継者問題や親子の葛藤を加えることで、過去の視聴者には懐かしさを、新しい視聴者には独立したドラマとして楽しめる入口を用意した。松平健にとっても、長く演じてきた代表作の世界を新たな形で見せる機会になった。

【人気の理由と評判】なぜ『暴れん坊将軍』は何度見ても面白いのか

長寿シリーズの強みは、物語の基本構造が明快でありながら、毎回異なる人間ドラマを描けることにある。悪事を働く者がいて、被害を受ける庶民がいて、吉宗が事件を調べ、最後に正体を明かして裁く。視聴者は展開を理解しやすく、途中から見ても物語に入りやすい。

この構造は、複雑な伏線を何話も追う必要がないという点で、再放送との相性がいい。忙しい生活の中でテレビをつけたときに、ひとつの事件が始まり、ひとつの決着を迎える。連続ドラマでありながら、各話単位でも楽しめることが、繰り返し放送される理由の一つと考えられる。

もう一つの魅力は、吉宗が権力者でありながら、物語の前半では身分を隠して町の人々と接する点だ。身分や立場によって意見が届きにくい社会で、現場の声を知ったうえで不正を正す姿は、時代劇ならではの爽快感を生み出す。権力を持つ人物が自ら動くという物語の構造が、勧善懲悪の説得力につながっている。

加えて、め組の仲間たちが登場することで、事件の解決だけでなく、日常の笑いや人情も描かれる。厳格な将軍としての顔と、町で気さくに振る舞う新之助の顔。この対比を松平健が演じ分けることによって、主人公は単なる強い剣士ではなく、親しみやすさを持った人物として定着した。

もちろん、作品は史実をそのまま映像化した歴史ドキュメンタリーではない。徳川吉宗という実在の人物を題材にしながら、身分を隠して町で事件を解決する設定や、毎回の成敗劇を娯楽として構成している。歴史上の吉宗について詳しく知りたい人は、史料や歴史書と併せて見ることで、史実と創作の違いも楽しめる。

初めて見る人には、まず再放送の1話を見て、吉宗が町で情報を集め、事件を解決するまでの定番の流れを味わう方法がおすすめだ。歴代シリーズの変化を楽しみたい人は、初期の『吉宗評判記』と、レギュラー陣が変化した中盤以降の作品を見比べると、作品が長く続いた理由をより具体的に感じられるだろう。

【松平健暴れん坊将軍】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:『暴れん坊将軍』は全部で何シリーズ、何話ありますか?
A1:レギュラーシリーズは全12作です。テレビ朝日の公式番組紹介によると、2003年・2004年・2008年の3本のスペシャルを含めた放送回数は全832回です。

Q2:2026年の『暴れん坊将軍』の再放送は何時ですか?
A2:2026年10月28日時点では、テレビ朝日の「おはよう!時代劇」が平日午前4時、BS朝日が平日午前8時に放送しています。時代劇専門チャンネルでも旧作やスペシャルが編成されています。放送日や話数は変更される場合があるため、各局の最新番組表を確認してください。

Q3:2025年の『新・暴れん坊将軍』はどんな作品ですか?
A3:2025年1月4日にテレビ朝日系で放送された約17年ぶりの新作です。松平健が徳川吉宗を演じ、監督は三池崇史、脚本は大森美香。将軍家の後継者問題や親子の葛藤を描きながら、従来の痛快な時代劇の魅力を引き継いでいます。

松平健主演の『暴れん坊将軍』は、1978年の放送開始から全12シリーズ、スペシャルを含む全832回へと広がった長寿時代劇だ。徳川吉宗が徳田新之助として町に紛れ、庶民の苦しみを知り、最後に悪を成敗する基本構造は、時代を超えて楽しめる分かりやすさと爽快感を備えている。

2025年の『新・暴れん坊将軍』は、17年ぶりの復活作として後継者問題など新たなテーマを取り入れた。2026年10月現在も、テレビ朝日、BS朝日、時代劇専門チャンネルで旧作の放送が続いており、初めて作品に触れる人も、過去のシリーズを振り返りたい人も視聴する機会がある。

再放送を探す際は、放送局だけでなく、時間帯とシリーズ名、話数を合わせて確認することが大切だ。まずは見やすい時間帯の1話から入り、松平健の二つの顔、め組の人情劇、歴代キャストの変化を楽しみながら、自分にとっての名作回を見つけてほしい。

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コンテンツディレクター 杉本 彩
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映画と連続ドラマを9年取材。公開日・放送日は公式サイトで確認し、あらすじは結末を伏せた範囲で構成しています。

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