清原果耶のドラマ出演作を振り返ると、看護師見習いの少女を演じた『透明なゆりかご』から、気象予報士を目指すヒロインを演じた『おかえりモネ』、恋と再生を描いた『ファイトソング』、本格ミステリー『霊媒探偵・城塚翡翠』まで、作品ごとに異なる表情を見せてきたことがわかります。2024年には『マイダイアリー』、2025年には『初恋DOGs』や『俺の話は長い ~2025・春~』にも出演。若手実力派として、着実にキャリアの幅を広げています。
2026年10月28日時点で、ドラマを中心に歴代出演作、放送年、役柄、主演作の見どころを整理します。あわせて、最新の出演情報や今後の注目作、清原果耶の演技が評価される理由も解説します。
【清原果耶ドラマ一覧】歴代出演作を放送年・役柄とともに紹介

清原果耶は、2015年のNHK連続テレビ小説『あさが来た』で俳優としてデビューしました。その後、NHKのドラマや民放の連続ドラマに出演し、主演・ヒロインから物語を支える重要な役まで、多彩な役柄を経験しています。
所属事務所アミューズの公式プロフィールや各放送局の番組情報をもとに、代表的なドラマを出演順にまとめました。
| 放送年 | 作品名 | 役柄・見どころ |
|---|---|---|
| 2015年 | あさが来た | 俳優デビュー作。NHK連続テレビ小説で経験を積む。 |
| 2016~2017年 | 精霊の守り人 | NHKのファンタジー大作に出演。 |
| 2018年 | 透明なゆりかご | 青田アオイ役。看護師見習いの視点から命の現実を描く主演作。 |
| 2019年 | なつぞら | 奥原千遥役。ヒロインの妹として物語に関わる。 |
| 2019年 | 俺の話は長い | 秋葉春海役。家族の会話劇を支える姪を演じる。 |
| 2021年 | おかえりモネ | 永浦百音役。気象予報士を目指す朝ドラヒロイン。 |
| 2022年 | ファイトソング | 木皿花枝役。空手の夢を失った女性の再生と恋を描く。 |
| 2022年 | 霊媒探偵・城塚翡翠 | 城塚翡翠役。霊視と論理を組み合わせて事件に挑む探偵。 |
| 2022年 | invert 城塚翡翠 倒叙集 | 城塚翡翠役。犯人側の視点から事件を描くミステリー。 |
| 2024年 | マイダイアリー | 恩村優希役。大学時代の思い出や人間関係を振り返るヒューマンドラマ。 |
| 2025年 | 俺の話は長い ~2025・春~ | 秋葉春海役。2019年の連続ドラマから5年後を描くスペシャルドラマ。 |
| 2025年 | 初恋DOGs | 花村愛子役。恋愛に不器用な弁護士を演じる主演ドラマ。 |
このほか、清原果耶は2025年配信のNetflixシリーズ『イクサガミ』にも衣笠彩八役で出演しています。テレビドラマだけでなく、配信シリーズや舞台へと活動領域を広げている点も、現在のキャリアを理解するうえで重要です。
【主演ドラマの原点】『透明なゆりかご』が代表作とされる理由
清原果耶の演技を語るうえで、まず押さえておきたいのが2018年のNHKドラマ『透明なゆりかご』です。沖田×華の漫画を原作とする本作で、清原は産婦人科医院で看護師見習いとして働く青田アオイを演じました。
アオイは、妊娠や出産にまつわる現実を目の当たりにし、戸惑いながらも患者や家族の事情と向き合っていきます。作品が扱うのは、出産の喜びだけではありません。中絶、望まない妊娠、孤立、命をめぐる葛藤など、簡単には答えの出ない問題も描かれています。
清原の演技で印象的なのは、感情を大きな身振りや強い言葉だけで表現しない点です。相手の話を聞くときの視線や、言葉を受け止めたあとの沈黙によって、アオイの心の揺れが伝わってきます。重い題材を扱いながら、登場人物を一面的に描かない作品の姿勢ともよく調和しています。
評価を裏付ける実績もあります。2019年の東京ドラマアウォードでは、清原が本作で個人賞の主演女優賞を受賞。作品も連続ドラマ部門の優秀賞に選ばれ、脚本の安達奈緒子も脚本賞を受賞しました。
この受賞歴は、清原果耶の代表作を探している人にとって、ひとつの客観的な判断材料になります。派手な展開よりも、人物の心情や社会的なテーマを丁寧に味わいたい人におすすめの作品です。
【おかえりモネ・ファイトソング】ヒロインとして見せた演技の変化
『透明なゆりかご』で繊細な感情表現を見せた清原果耶は、その後、異なるジャンルの主演作で存在感を示していきます。なかでも転機となったのが、2021年のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』と、2022年のTBS系『ファイトソング』です。
『おかえりモネ』では、永浦百音というヒロインを演じました。宮城県の気仙沼で育った百音が、気象予報士を目指しながら人々との関わりを通じて成長していく物語です。気象という専門分野を扱いながら、自然災害の記憶、地域とのつながり、家族や友人との距離といったテーマを織り込んでいます。
百音は、何でも即座に決断できるタイプの主人公ではありません。周囲の人の思いを受け止め、自分にできることを模索しながら前へ進みます。清原の抑制された表現は、迷いを抱える人物の内面を伝えるうえで効果的でした。
一方、『ファイトソング』では、空手に打ち込んできた木皿花枝を演じました。空手日本代表を目指していた花枝は、思いがけない挫折を経験し、一発屋のミュージシャン・芦田春樹や幼なじみの夏川慎吾と出会います。恋愛と人生の再出発を描くヒューマンラブコメディです。
本作は、清原にとって民放連続ドラマの初主演作でもあります。TBSの公式番組紹介では、花枝はスポーツ根性を持ち、逆境を乗り越えようとするポジティブな人物として紹介されています。『おかえりモネ』の静かな葛藤とは違い、明るさや勢いを見せながら、傷ついた心を抱える人物を表現した作品です。
この2作を続けて見ると、清原の強みが単に「透明感のある演技」にとどまらないことがわかります。内向的な人物の沈黙も、感情を表に出す人物の勢いも、作品のトーンに合わせて演じ分けているのです。
【霊媒探偵・城塚翡翠】ミステリーで際立つ表現力と役柄の振り幅
2022年の『霊媒探偵・城塚翡翠』と、その続編にあたる『invert 城塚翡翠 倒叙集』は、清原果耶の別の魅力を知りたい人におすすめです。日本テレビ系で放送された両作で、清原は主人公の城塚翡翠を演じました。
翡翠は、犯人が見えるという特殊な能力を持つ霊媒師です。しかし、霊視そのものには証拠能力がありません。推理作家の香月史郎やアシスタントの千和崎真らと関わりながら、霊視と論理を組み合わせて事件の真相に迫ります。
この役柄の難しさは、見た目や口調の印象だけで人物像を決められないことです。翡翠は独特の話し方や振る舞いを見せる一方、事件の核心に迫ると鋭い観察力を発揮します。柔らかな雰囲気と探偵としての知性、その落差が物語の魅力につながっています。
加えて、『invert 城塚翡翠 倒叙集』では、犯人側の視点から事件の過程が描かれます。犯人がわかっている状況で、翡翠がどのように真相を暴くのかが見どころです。通常の謎解きとは異なる緊張感が生まれ、主人公の推理力や心理戦に注目しながら楽しめます。
『透明なゆりかご』のアオイや『おかえりモネ』の百音と比べると、翡翠は演技のリズムや人物の見せ方が大きく異なる役です。作品ごとに雰囲気を変える力を確かめたいなら、2シリーズを続けて視聴すると違いがわかりやすいでしょう。
【マイダイアリー・初恋DOGs】2024~2025年の出演作と最新の評価
2024年の『マイダイアリー』は、大学時代の人間関係や何気ない日常を振り返りながら、自分自身の変化を見つめるヒューマンドラマです。清原が演じたのは、教育学部に通う恩村優希。大学3年生の春に出会った仲間との日々が、社会人になった優希の視点から描かれます。
優希は、誰かに優しくありたいと願う一方、その優しさが相手を苦しめる場合もあると知り、葛藤する人物です。大きな事件よりも、友人との会話や過去の記憶から浮かび上がる感情が物語の中心になります。『透明なゆりかご』や『おかえりモネ』で見られた、言葉にならない思いをすくい取る演技が好きな人に向いています。
2025年には、2019年の連続ドラマ『俺の話は長い』の続編となる『俺の話は長い ~2025・春~』に秋葉春海役で出演しました。日本テレビの公式発表によると、スペシャルドラマは3月30日と4月6日の2週連続で放送され、連続ドラマから5年後の家族の姿が描かれました。過去作を見ている人にとっては、春海がどのように成長したかを確かめられる作品です。
そして、2025年7月期のTBS系『初恋DOGs』では主演を務め、離婚訴訟を専門とするクールな弁護士・花村愛子を演じました。成田凌演じる獣医の白崎快と、ナ・イヌ演じる韓国人御曹司のウ・ソハが物語に加わり、愛犬同士の一目ぼれをきっかけに、3人の関係が動き始めます。
TBSの番組紹介では、愛子は「愛を信じない」人物として描かれています。弁護士という職業上の冷静さと、恋愛に対する不器用さをどう両立させるかが役柄のポイントです。これまでの内面描写を生かしながら、ラブストーリーならではのテンポや相手役との掛け合いにも対応する作品となりました。
最新出演作の評判を判断する際は、作品の話題性と俳優個人への評価を分けて考えることが大切です。『透明なゆりかご』には東京ドラマアウォードの主演女優賞という明確な受賞実績があります。一方、『初恋DOGs』のような恋愛ドラマは、人物の関係性や物語の好みによって視聴者の受け止め方が変わります。単一の感想やランキングだけで演技力全体を判断するより、異なるジャンルの作品を比較するほうが、清原の持ち味をつかみやすくなります。
【2026年最新出演情報】新作ドラマの発表状況と今後の注目作
2026年10月28日時点で、所属事務所アミューズの公開情報から確認できる2026年の主な出演情報には、舞台『レディエント・バーミン』があります。公演は6月8日から7月5日まで、東京・シアタートラムで行われました。映像作品だけでなく、舞台にも活動の場を広げている点は、近年のキャリアを考えるうえで注目されます。
ドラマについては、2026年放送の新作連続ドラマへの出演は、確認できる公式発表では未発表です。直近のテレビドラマとして押さえておきたい作品は、2025年の『初恋DOGs』。また、同年にはNetflixシリーズ『イクサガミ』にも出演しています。
『イクサガミ』では衣笠彩八を演じています。Netflixは2025年12月19日、シリーズのシーズン2制作決定を発表し、清原も彩八役で再び作品に参加する意向を公式コメントで示しました。ただし、2026年10月28日時点で、シーズン2の具体的な配信日は発表されていません。
この続編は、清原果耶の次の映像作品を待つファンにとって重要な情報です。『イクサガミ』は現代劇の恋愛ドラマとは異なる時代アクション作品であり、彩八という人物を通じて、これまでとは違った役柄を見られる可能性があります。
なお、「2026年の最新出演作」を調べるときは、テレビドラマ、映画、配信シリーズ、舞台を区別することが大切です。舞台の公演情報が発表されていても、それが新作ドラマの放送決定を意味するわけではありません。新しいドラマを探している場合は、所属事務所の出演情報と放送局の番組発表を基準にすると、予定と確定情報を混同せずに済みます。
【プロの結論】清原果耶のドラマはどれから見るべき?
清原果耶の出演作を選ぶなら、作品のジャンルと、俳優としてのどの魅力を知りたいかを基準にするのがおすすめです。
- 演技力をじっくり味わいたい人:『透明なゆりかご』。命をめぐる難しいテーマに向き合う人物の心情と、受賞実績のある主演演技を楽しめます。
- 成長物語が好きな人:『おかえりモネ』。主人公が仕事や人間関係を通じて変化していく姿を追えます。
- 恋愛ドラマを楽しみたい人:『ファイトソング』『初恋DOGs』。前者は挫折からの再生、後者は愛に不器用な大人たちの関係性が軸です。
- 謎解きや心理戦が好きな人:『霊媒探偵・城塚翡翠』『invert 城塚翡翠 倒叙集』。同じ主人公が異なる構造のミステリーで活躍します。
- 穏やかな日常や人間関係を描く作品が好きな人:『マイダイアリー』。過去の記憶と現在の気持ちを重ねる物語が楽しめます。
- シリーズの続きや成長した人物を見たい人:『俺の話は長い』と『俺の話は長い ~2025・春~』を順番に見ると、春海の変化を追えます。
一方、展開の速いアクションや刺激的な謎解きだけを求める人には、静かな心理描写を中心とする『透明なゆりかご』や『マイダイアリー』は、少しゆっくり感じられる可能性があります。作品選びでは、話題性やランキングだけでなく、物語のテンポやテーマが自分の好みに合うかどうかも判断材料になります。
清原果耶のキャリアを通して見えてくるのは、特定のイメージにとどまらず、役柄に応じて表現を変えてきたことです。繊細なヒューマンドラマ、朝ドラのヒロイン、ラブコメディ、ミステリーと、出演作を年代順にたどることで、その変化をより立体的に楽しめます。
【清原果耶ドラマ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:清原果耶の代表的な主演ドラマは何ですか?
A1:『透明なゆりかご』『おかえりモネ』『ファイトソング』『マイダイアリー』『初恋DOGs』が代表的な作品です。医療を題材にしたヒューマンドラマから恋愛作品まで、幅広い役柄を演じています。
Q2:清原果耶の2026年最新ドラマは何ですか?
A2:2026年10月28日時点で、新作連続ドラマの放送決定は公式発表で確認できません。直近のテレビドラマは2025年の『初恋DOGs』で、Netflixシリーズ『イクサガミ』シーズン2への続投も発表されていますが、配信日は未発表です。
Q3:『霊媒探偵・城塚翡翠』と『invert 城塚翡翠 倒叙集』は別のドラマですか?
A3:同じ城塚翡翠を主人公とする関連シリーズです。『霊媒探偵・城塚翡翠』では霊視と推理を組み合わせた事件解決が描かれ、『invert 城塚翡翠 倒叙集』では犯人側の視点から事件の真相に迫ります。
清原果耶のドラマ出演歴は、『透明なゆりかご』での主演女優としての評価、『おかえりモネ』での朝ドラヒロイン、『ファイトソング』での民放連続ドラマ初主演、『霊媒探偵・城塚翡翠』でのミステリーへの挑戦へと続いてきました。2024年の『マイダイアリー』、2025年の『初恋DOGs』や『俺の話は長い ~2025・春~』も、近年の出演作を知るうえで重要です。
2026年は舞台『レディエント・バーミン』への出演があり、映像作品では『イクサガミ』シーズン2への続投が発表されています。新作ドラマの放送予定と配信シリーズの続報を分けて追うことで、最新情報を整理しやすくなります。
まず1作見るなら、演技の原点と受賞実績を知ることができる『透明なゆりかご』がおすすめです。その後、『おかえりモネ』『ファイトソング』『城塚翡翠』シリーズへと進めば、清原果耶が作品ごとに見せる表現の違いを楽しめます。これまでの出演作を振り返ることは、今後の新しい役柄への期待を深める手がかりにもなるでしょう。
主な確認資料:アミューズ公式プロフィール、NHKオンデマンド『透明なゆりかご』番組情報、TBS『ファイトソング』『初恋DOGs』公式番組情報、日本テレビ『城塚翡翠』シリーズおよび『俺の話は長い ~2025・春~』公式情報、ABCテレビ『マイダイアリー』公式情報、Netflixの『イクサガミ』シーズン2制作発表、ORICON NEWSの東京ドラマアウォード2019受賞報道。